私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

日本海側でのクロヨシノボリ

2020-09-18 17:17:30 | 通し回遊魚
2020年9月18日(金)

クロヨシノボリのメス


7月23日、友と日本海へ出かけたときの話のフィナーレ。
今頃になって書いちょるのである。

キヌバリ日本海型(釣査256種目)をたった1匹

日本海の小さな漁港:釣果まとめ

上の2つの話と並行して、友とTさんは、アユカケを見に小河川へと出かけてたのだ。

なかなか帰らないまま日が落ちかけた頃、2人は漁港へと戻ってきた。
私は、少し頭にきてたのだ。
すぐ戻ると言ってたではないか!
その後、磯場でのガサをすると言ってたではないか!
キヌバリ、初め頃の1匹しか釣れんまま、バケツの水替えもめんどいではないか!

聞けば、水量が多く、アユカケの生息を確認できないままガサを続けてたと
友にとっては初めて、日本海側でのクロヨシノボリを採集して撮影してたと

ま、地獄と天国が一気に訪れてたみたいなのだ。

私が、友にキヌバリとオハグロベラを見せようとバケツの水替えをしてきたように
友も、私に日本海側のクロヨシノボリを見せようとバケツに入れ運んで戻ってくれたのである。

幼魚も採れたと


残念ながら、オスは採れなかったという。

日がほぼ落ちた頃、みんなで元の川の採集ポイントまで戻しに行ったことは言うまでもない。
決して、疲れてた友が「ほぼ同じ内湾の小河川だから、すぐそこの川でええんとちゃうか?」などと言って
Tさんに「それはいけません! ちゃんと戻しましょう!」と、叱られてた、なんてなことはない。

後日、友から
クロヨシノボリのオスと


メスと


同じ河川へ再び出かけたときの画像が送られてきた。

比べてくれれば、撮影のための光量が違うことははっきりしとるもんな。

さてさて、国外も含め100種以上もの種に分化したヨシノボリ属。

まさに進化の途上にあって、国内のヨシノボリの分類さえまだまだ曖昧だ。

海水魚であるキヌバリでさえ、太平洋と日本海で異なる形態的特徴を示すのならば
通し回遊魚であり、仔魚期を湾の周辺で過ごすクロヨシノボリも違いが出てるかも?

と、太平洋側でのクロヨシノボリと比べてみた。
クロヨシノボリ!40年ぶりの再会!:東海道中ガサ釣り記⑧

なんちゃわからん!

と、後日送られてきた画像が、クロヨシノボリだけならこの話は終わってたんだケド・・・
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10年目の僥倖:連続当選!

2020-09-15 10:39:07 | 日常
2020年9月15日(火)

ここ10年ほどになるかなあ?
夏のアウトドアに欠かさなかったアイテムがある。

それは、ぬれタオルとガリガリ君

水分のガブ飲みも過剰補給となって、体液塩分濃度を下げるし、飯がのどを通らなくなる。
体温を下げる効果もあまりないかと思うんだな。

その点、ガリガリ君、かなりうす味のかき氷のようなもん、のどの渇きも癒え、体がすぐ冷える。

真夏の台湾のコンビニで、150円以上の価格で見つけたとき、ちょっぴりためらった。(買ったけど)
だって、いつも40円ほど。
サイダー味・コーラ味・梨味など、スーパーで買い込んで、冷凍庫に貯めこんでる。

さて、昨日のこと。
山間のため池を見に行って、周りを散策。
「釣り禁止・見つけたら通報します」の看板を無視した釣り人の車発見!

「池の方から声聞こえたよ」とかみさん。
「どれどれ・・・・・・シーン」どうやら、私らの声に気付いて、息をひそめているようだ。
どうせバス釣りの兄ちゃんたちや。

「ここ、釣り禁止なんじゃ! せっかく来たのに残念じゃあ!」とわざとらしく声上げて、辺りを散策。

昼過ぎには帰宅して、さあっ!ガリガリ君だ!

10年以上も買い続け、当たったことのないガリガリ君だ!

ちなみに、かみさん、ちょうど一年前の9月14日「ガリガリ君プレミアム」で当たってる👇
つきがないから月をとるの巻

と、袋を開けようとしてポロッと折れ、仕方ないので皿へ・・・
「なんじゃあ、こりゃあ~っ!」と松田優作ばりの声とともに現れた棒には


当たりがひょっこりはん!


苦節10年、思いもよらぬ僥倖なのである。
安売りスーパーのガリガリ君に当たりはないと、未来はないと思い込んでたからなあ。

その夜の風呂上り、今度は梨味を開ける。


風呂上がりに、このうすいうすい梨味がいいのよね。

と、またまた印刷らしき黒ワクが・・・・・・
「母さ~ん! 連続で当たったよお~っ!」


10年当たらなかったのにね。

ただ、私、子どもの頃のイメージで、当たり棒には
「焼き印があって、そこは凹んでる」と思ってたからね。

気付かず捨ててただけなのかもしれない。

また、今交換に行くのは、このコロナ禍の状況。
いくら洗ってジップロックしたとしても、店員さんも嫌だろうから、記念にとっとこ!

安売り40円で、ずいぶんお世話になったし、意地にもなってたし・・・

そうだ!
次からは「爽」だ!

というくだらないお話。
コメント (2)
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コガネの一掃セール

2020-09-14 15:50:10 | クワガタ・コガネムシ・ドロムシの仲間
2020年9月14日(月)

昨日は一日、NO PC DAY !
たまには触らない日をつくらないと・・・

さて、世の中には日々、「私産から10万円を100人に配る」なんて人もおられる。

私も見習って、見てくださってる方々に、私財から「コガネ」を一掃配布することに。
何せハムシにかまけて、「コガネ」が貯まってしまってるのだ!

ヒメトラハナムグリ 20200607


近くの山頂近くの公園で。

花蔭にすぐ隠れるから、ちょっと降りてもらって



コアオハナムグリかな? 20200607


いつも撮影してるコアオハナムグリより細く青みも強くて
ナミハナムグリか? アオハナムグリか? 
と思って、撮影しておいたんだケド、どうやらいつものコアオハナムグリみたい。


セマダラコガネ黒化型 20200617


ゴミ捨て係の帰り道、見つけて「やった! 新たなコガネムシ!」と
ついさっきまでワクワクしながら調べたのに・・・

セマダラコガネの体色変異型だったとは!


コガネムシ 20200619


緑色がとても美しいから、ついつい撮ってしまう。
できれば「オオガネムシ?」なんてのもおらんかな?
なんなら「オオガネモチ」と出会ってあげてもいいぞ!


マメコガネ 茶型 20200619


前翅が緑色なのが多い中、1匹いたよ。


ドウガネブイブイかな? 20200619


どうかね?
とりあえず違っててもいいや!
間違えてたら、ブイブイ言わしたってや!


クロコガネの死がい 20200626



以上、一掃セールといいつつ、とりあえず6月分なのである。
ま、近くの洋服屋さんなんかも毎月、一掃大処分なんてやってるからいいのだ!

この調子で、カメムシたちやチョウ・トンボなんて、いつになるやら・・・

で、一掃セールには目玉商品がいる。

あるぞ!

オオセンチコガネでどうだ! 20200904


前からずっと会いたかったのだ!
ひっくり返した姿がこれ


この黄金に光り輝く体色は、個体によってさまざま。
青やら赤やらと、7色そろうのである。
胸部中央の凹んだ線が長くのびてるからセンチコガネではないな。

少し体色の地味なセンチコガネなら、何度となく見てきたんだけどなあ。

コイツ、私魚人広島西支部の統括管理をしている姉貴が見つけたのだが・・・

スマホで撮影した支部長の兄貴
「こんなんおったよ~っ!」と、ラインで伝えてくれた後・・・

「ちょ、ちょ、ちょっと! オオセンチコガネやん! ちゃんとデジカメで撮影して送って!」

という返事も見んまま逃がしやがってからに・・・
コメント (4)
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ええいっ!テントウぢゃっ!

2020-09-12 18:11:33 | テントウムシ・キノコムシ・ケシキスイの仲間
2020年9月12日(土)

今日は、書き残してたテントウムシと仲間たち。

ナナホシテントウ 20200615



マメチビタマムシ 20200615


大きさ3mmほどの小さなタマムシ
葉の食べ方が何ともかわいい。


産卵中のナミテントウ 20200625


コイツもナミテントウ 20200719


斑紋はいろいろ。
写真で集めてみるのもおもしろそう。


アカホシテントウ 20200625


葉陰にいて、撮影が・・・・・・


たぶんニジュウヤホシテントウ 20200626


東日本に多いらしいオオニジュウヤホシテントウとの区別は素人の私には少々難しい。

以上、テントウムシたちとタマムシのデータ。


急きょ、書くことを変えたのである。

半世紀以上も前から私の分身である広島カープが敗けてばかりいるからである。
そりゃ、プロ野球、相手球団もあるし、互いに勝ったり敗けたりするけどね。

今年のカープ、序盤で『転倒(テントウ)』したまま、逆転どころか・・・
まるで、赤いテントウムシだあっ!

タマに勝つのもやっとこさ。
まるで、小さなチビタマムシだあっ!
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『野分』 俳句ポスト365 :連続入選継続中!

2020-09-11 17:07:18 | 俳句
2020年9月11日(金)

昨日は、愛媛県松山市主催、夏井いつき選者「俳句ポスト365」の「人・並」入選発表日。

気楽にネット投句して、夏井いつきさんに選句してもらえて、無料。
こんな楽しい話をほっとくことはない。

「俳句の種を捲く」ことに人生をかけてる夏井いつきさんを、粋にも意気にも感じるしね。

今回の兼題は『野分(のわき)』(投句した人数1752名:投句数9180句)

いつもは数句投句するけど、今回は一首入魂!

葉虫なぞ木っ端微塵ぞ夕野分


一見、滑稽句と思われても仕方がないのだが・・・・・・

7月14日のこと、梅雨前線を北上中の台風5号が刺激して
私の町は夕方から強風と雨。
すっかり晴れた翌朝、隣の空き地でイネ科の葉に1匹のハムシを見つけた。

ウリハムシモドキ半黒色型のメス


このウリハムシモドキ、我が家周辺では後にも先にもこの1匹しか見つけていない。
いたら気付くはず、強風にとばされてやってきたのに違いない。

よく見ると右上翅がこわれてる。
鳥につつかれたのか、強風でどこかにぶつかったのかはわからない。

もはや生態系のサイクルの中で被食者になるしかないよなあ。
あっけないもんだ。

でもね、私は単にハムシというちっぽけな虫のことを笑いたいんじゃなくて
時に、猛威をふるう自然現象に対し、人間だってハムシと同じ様になす術もないほどちっぽけな存在だよと。

西日本豪雨災害の被災地も、復旧されぬまま放置され分断されてる道路もまだたくさんあるしね。

「野分」が秋の強風であることより
自分の目で見た被災地とちっぽけ虫のケガが重なり、鮮烈な記憶になったもんな。
新型コロナウィルスなんてな見えない脅威なども、今はなす術もなく。

だから、兼題からはずれてもいいかなと、私的には言いたいこと言えた俳句だから満足なのである。

結果は『並』。
『人』は2回連続でとまったけど、初投句からずっと入選はしてるし十分ぢゃ!

ちなみに、私にも俳句仲間がいて、お互いの俳句をラインで見せあったり、結果をたたえあったりしてる。
ほめることはあっても、決して、人の句をいじったり、ダメだししたりしない。
それは、時に不愉快な思いをさせたりしたりするからね。
何せ、つくったときは良い句だとそれぞれ思ってるに違いないし、受け取り方もそれぞれだもん。

夏井いつきさんのようにきちんと俳句に向き合ってる方ならともかく
俳句のすそ野を「並」「人」「並」「人」と這いずり回ってる私には
とてもじゃないが、そんなことできる立場じゃありゃしまへん。

ただ、今回、かみさんだけ『人』に選ばれてたことだけは腹立つなあ~!
よく勉強してるからなあ。
※ 人の句はたとえかみさんでも気の置けない仲間でも披露しないからね、ご理解のほど!
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