私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

カマツカ(グループ1):移送中の授かり物  釣査152種目

2018-04-21 21:46:41 | 純淡水魚
2018年4月21日(土)

カマツカ(おそらくグループ1の)である。


カマツカには3つの型があり、そのうち別種に分けられるみたいだ。

たまたまいくつかの偶然が重なって授かった152種目の初物なのである。

(ま、このブログを立ち上げる2年前にはかみさんも釣ってるケドね)

さて、今日は寄り合いがあって午後の半日がつぶれる。

ならば午前中は近くの川へ様子を見に行こうではないか。

あらま!
同年輩らしきオッサンが1人、ラジコンボート走らせて遊んどる。
釣りどころか魚の姿を観察することもできんやんか。

やむなくこんなタマリへ。


本流とまったくつながらないまま赤茶けた水面には油膜も浮いている。
このままいい陽気が続くと干上がっていくやろ。
こんな劣悪そうな所に魚はおるまいな、と思いつつ・・・
つい、習性でタナゴ竿を出してみる。

黄色い道糸が、すぐに黒くなる。
「やめときゃよかったなあ」と思ってたら、アタリ。

タモロコだ。


「おいおいっ! こんなトコで生きとんかいっ!」

大雨で増水したとき侵入し、閉じ込められたんやね、きっと。

3匹釣って、撮影後すぐに本流へと移してやることにした。


続いてゴクラクハゼ。




いろんなサイズのゴクラクハゼが次々と釣れる。


幼魚の時に海から遡上するコイツらがいるということは、間違いなく閉じ込められとる。

「本流へ放してやらんとあかん。何匹でも釣らなあかんで」
いつもはツ抜け(同じ魚を10匹以上釣ること)禁止にしているのだが・・・
目一杯釣りをするいい口実が・・・
もといっ!・・・生命を慈しむ無償の保護活動が営々と続けられていくのであった。

バケツに数匹たまるごとに本流へ。

小さなオスのシマヒレヨシノボリも釣れた。


ブルーギルも釣れた。


特定外来種につき、在来種への影響と法律を考慮して・・・

と、その後
「コツン! フルフル・・・ス~ッ」と、お手製最小タナゴウキモドキが・・・

それが、このカマツカだった!




「お前もおったんかいっ! 本流や用水路では全然顔を見せんくせにっ!」

きっと極楽(ゴクラク)からの授かり物なのである。
らっき~っ!

これで寄り合いがなかったらずっと釣り続けて熱中症やろな、今頃は。








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合点! 腑に落ちたぞっ!

2018-04-21 07:51:18 | 海釣り
2018年4月19日(木)

目を塞ぎたくなるほど地元の川から魚が消えた。
過去の記録を引きずり出して比べるとよく分かる。

じゃあ、近くの漁港はどうだ?
昨年、仕事帰りにちょくちょく寄った漁港だ。

昨年の記録ではちょうどこの時期に
手のひらアイナメ・アカオビシマハゼがポンポン釣れ、
イソギンポ・タケノコメバルもチラホラと。

所用を済ませ、午後から出かけた。

かみさんに絶好ポイントをゆずる。


ジェントルマンだからね。

アカオビシマハゼに混じってイソギンポが釣れた。


あまりにかわいいのでパチリ。


それにしてもギンポの仲間は不思議だ。


イダテンギンポばかり釣れる漁港
イソギンポしかいない漁港
ダイナンギンポとナベカが釣れる波止と分かれてるのだ。
何らかのファクターですみわけてるのか? なんて思ってしまう。

少ないながらアイナメとタケノコメバルも釣れた。


思えば、干潟でのガサに夢中になった5年前。
こんなのを採って名前が分からなくて・・・


時々寄り合いで会う魚の研究者さんに聞いたりもしたのだが・・・
「さあ? 幼魚ですからねえ・・・ちょっと・・・」のまま
タケノコメバルなのかムラソイなのか悩んだ挙句
ムラソイと記録していたのだが・・・(間違いなくタケノコメバルやね)

あれから5年。
やっと合点がいった! 腑に落ちた! スッキリしたあ!

ほれっ!


この2種の幼魚、見た目全然違うじゃんっ!

それもこれも同じ場所で同じ日にこの2種の幼魚を釣ったことがなくて
記憶はすぐぼんやりしてしまうし
見比べることができなかったせいでもある。

観察ケースに入れてみる。
タケノコメバル幼魚は above the stone
ムラソイ幼魚は  on the stone


ほれっ! 生活形も違うじゃん!

一緒に入れてみても両者バタバタしたあげく定位置に。


どうでもいいことなのだろうケド
分かると楽しい、知ることで胸がポワンとあたたかくなる。

だからこの日
かみさんがアカオビシマハゼとイソギンポの2種類だけで
私はここに書いてきた全5種類を釣って大勝利だったなんてことはどうでもいいということにしてあげよう。
ワハハ ワハハハハハハ・・・・・・
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ゴビウスの在庫バーゲンに : 島根行脚⑤

2018-04-20 09:27:47 | 各地ローカル図鑑
2018年4月20日(金)

島根行脚の続きである。

ゴビウスに立ち寄った。
正式名は島根県立宍道湖自然館ゴビウス。

新しい特別展の展示解説書が刊行されていないかと、友が楽しみにしてたのである。

出てなかった。
出てなかったが、昔の特別展解説書の在庫が並べられていた。
元々A4カラー版50~70ページくらいで1冊500円。

見たことのある表紙が並んでいる中、とりあえず5冊ほど

「ま、持っててもいいや」と手に取ってみる。

陳列棚をも一度確かめみる。
「ん? 100円? えっ? 250円?」

なんてこった!
在庫処分のバーゲン価格だったのである。

5冊を胸に抱きしめて売店へ。
計650円なり。

今回特に気に入った3冊。 

内容が濃いんじゃ。

まあまあ気に入った2冊。

ナマズームだけ少し新しく250円。

地域の自然をこうして書籍に残し、紹介してくれるミニ図鑑と解説。
こういう文化活動はとっても大切なのだ。

金を惜しんではならないのである。 (オッサン 5冊650円でいばっとるで!)
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カジカ類を釣って・・・ : 島根行脚④

2018-04-19 06:49:15 | 淡水釣り
した。  (オッサン 前回のブログ 書きかけのまま釣り行くか?)

釣り上げたうす茶色の魚が私の手元に・・・


「わちゃあっ! チチブやあっ!」
老眼に加え、最近黒いチチブばかり釣ってたためなのである。

大いなる勘違いなのである。
歓喜と落胆なのである。

友はたたらを踏み、無言のままきびすを返す。

「このことはブログに書き残しておいてもらわんといけんなっ!」 車中で友が言う。
「いやや。こんなん恥ずかしわ。お嫁にいけんよになる」

ま、そもそもお嫁にはいけない。

「ここ、カジカ少ないけんな。幼魚が遡上する頃にまた来よか」 と優しい友なのであった。


ここで読んでくださった読者の皆さまへ
おふざけのお詫びとして、昨日釣った中からムラソイ類をお楽しみくだされ。


横幅15cmの撮影ケースを悠々と泳ぐムラソイちゃん。

しっかりゴカイを食べれるようになったぞ。

幼魚と比べ、大きく成長し抱卵(抱精)した個体を釣り、持ち帰る方がかわいそうだと思うぞ。



友は、ガサでちゃんとカジカ・シロウオを採集していた。
もちろん撮影後に放流。
後日画像はいただくことにして・・・

「さ、次はシラウオ見に行こか」




 
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カジカ類を釣るために・・・ : 島根行脚③

2018-04-18 10:08:38 | 淡水釣り
2018年4月18日(水)

前回の島根行脚の続きというか、それより前に

「シラウオ見に行く? シロウオやカジカ採ってみる? シマドジョウ類にする?」 友から誘いの電話に

「じぇ~んぶぢゃ、じぇ~んぶ」 と答えておいたのだ。

さっそく試したことのないカジカ釣りの道具作り。
硬調子で使い心地が気に入らんため、放置しとった120cmタナゴ竿の


穂先に5cmほどハリスを、さらに重めのガン玉をつける。


ミミズをつけ、早瀬のゴロタ石の下を丹念に探ろうという計画である。

現地に詳しい友がポイントへと。


全然アタリなし。
この仕掛け全然ダメ。

水も田植えのためか濁ってる。

少し上流の堰止めの淵へ。


底に積まれた岩のすき間をねらって、いつもの仕掛けでチャレンジ!

「き、き、きたあ~っ! カジカじゃあ!」

すでに橋の上でガサの成果を撮影中だった友があわてて駆け寄ろうと
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