私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ!野遊びだ!タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!地元の生き物探しへ!

オオエグリシャチホコ:広島西支部報告

2020-06-09 11:22:51 | チョウ・ガの仲間
2020年6月8日(火)

オオエグリシャチホコ


今朝届いたばかりの蛾の画像。

毎日のように三兄弟でラインをする。
私魚人広島西支部長の兄貴
私魚人関東支部長の弟。
2人とも生き物や自然好き。
よく干潟や鳥・花・虫などなど、画像を送ってくれる。
本当に優しい兄弟たちだ。

この画像は、兄貴の家の壁におったという。

名の知らぬ蛾、さっそく名前調べ。
このえぐれるようなフォルム、太く前に2本突き出た触角、特徴的だ。
割と簡単にオオエグリシャチホコと判明。
シャチホコガの中でも広く多く分布する普通種とのこと。

その間に兄貴、あらためてデジカメで撮影し直し、画像添付してPCにメール配信。
「名前調べに必要な角度があれば言ってね!」と。

その画像たちの方がなぜか手ブレ?


画素数の小さいスマホの方が撮り慣れてるとすればすごい!
正面顔はピントどんぴしゃ!


こういう一見変わった形の一般に広く知られていそうにない生き物に興味、惹かれるんだよな。

も一つ、気になることも脳の中で生まれちゃって・・・

それは、先日公園で小さい女の子に、怪しいおじさんに間違われそうになりながら
辛抱して(どっちがぢゃ!)撮影したミノムシ(ミノガのメス)。


これ、よく似てないかな?

オオエグリシャチホコ、ひょっとしたらミノムシに擬態しとるんとちゃうか?

そう思ったからなのだ。

この2種のガについての関連性はわからんままやったけど・・・

というわけで、例えばナミアゲハなんかはよく知られてるので、いい子してる画像などなど


兄弟たちの日頃の親切な報告は、記録も残さず闇に葬っているのである。

この記録も残さず、という方策、今の内閣からしっかり学ばせていただいた。

また、今日早めにアップしたのは、カープvsタイガースの練習試合のTV中継を見んといけんからな。
極めてご都合主義に生きているのである。
ワハハハハハ・・・
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スナヤツメ成体とアユカケ若魚に会う

2020-06-09 08:08:07 | 純淡水魚
2020年6月8日(月)

まだ、外出自粛もまるでない3月半ば、友とガサに出かけてた話。

その後、そのうち書こうと思ってたら緊急事態宣言、流石に書けずにいた。

そりゃそうじゃろ?
子どもたちは学校に行けず、悶々と家で過ごしてる中
昔の話とはいえ、大の大人が出かけ、「魚採り」して遊んでるなんてな。
みっともないったらありゃしない。

ひとまず落ち着いた今のうちに、コソコソッと書いておくのである。

魚の話を書いとかんと、虫や俳句のブログだと思われかねないもん!
メインは魚、それもメジャーじゃない魚。

スナヤツメの成体を友が採った。




産卵を終え、弱りきって川を流れ下ってる最中だったようだ。

数年前、友とアンモシーテス幼生段階のスナヤツメを採集したことがある。
スナヤツメとの出会いの奇跡! 

私は、その時が最初で最後、まして成体に会ったことはない。
友も興奮して大はしゃぎ。

友の撮影を待って、私も撮影。

撮影ケースに吸い付くやんっ!


とりあえず、口元しっかりとっとこ!


反対側からも


「逃がすよ~っ!」「了解!」
互いに心得たもの同士、やらせ生態写真を撮りあって


「ま、産卵後やから、このまま流されていって、他の生き物のエサになるなあ」

という生活環をたどるのがスナヤツメくんなのである。


続いて、アユカケ若魚も友のタモに。


この日の友は絶好調だったなあ。


私は、ボウズハゼを採ったせいか、成果はボウズに近い。

アユカケは若かりし頃、どでかいのを採って食べたことがある。
白身の上品な味わいのある魚だった。

幼魚の遡上も2年前に体験した。
カマキリ(アユカケ)遡上

若魚の生息を見たことで、コイツの生活環も少し頭の中でまとまった。


これまた放流して、やらせ生態写真。


※ 訂正6/9 『どぶがいの屋外アクア』という主に淡水二枚貝・タナゴ類・サンショウウオ類など、陸水生物に深い情熱を注ぎ、飼育や保全にも真面目に取り組んでおられるgai6969さんから
「スナヤツメは一生川で過ごします。通し回遊魚と書かれているのはカワヤツメでは?」とのご指摘をいただきました。

わっちゃ~っ!
おっしゃられる通りです。
完全な間違いであります。
以下のように、訂正させていただきます。
gai6969さん、ありがとうございました。

どちらもアユカケは産卵と成長のために、海と川を行き来して人(魚)生を終える通し回遊魚。
スナヤツメは、一生を淡水でくらす純淡水魚だが、産卵のために川の上流域へと遡る。

コイツらが遡上するのに、今の世には大きな障壁があることを
興味が湧いた方は、ぜひ自分で調べてみてほしい。

自ら調べたことは身につくんぞ、んで、書かんで済むから楽なんぞ!
コメント (6)
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