私魚人(あいうおんちゅ)~定年親父の魚三昧:タナゴ仕掛けとガサで出会った魚たち~

50年続けた魚遊び。胴長ガサガサもしんどい。ならば釣りだ。タナゴから珍魚・駄魚釣りへ!さらに地元の生き物探しへ!

真白きセキレイ:苦難の先にきっと春

2020-03-11 17:54:22 | 鳥類
2020年3月11日(水)

真っ白なセキレイ


たぶんハクセキレイだ。
調べたら、ハクセキレイには背の冬毛がうす灰色っぽくなるやつもいるらしく
コイツは、その極端なパターンなのかもしれない。
黒眼だから少なくともアルビノではなさそうだ。

一昨日、かみさんと散策に出かけ
「ひょっとしたら正月に見た白いセキレイに会えるかなあ」なんて言ってたら
ホンマにまた会えたのである。
今度は、間違いない!
じっくり見たぞ!
100%の確信でハクセキレイかセグロセキレイのどっちかだ!
(そういうの100%と言わんぞ!)

この池周りに居ついてるのかもしれん。
周りの人が誰一人見向きもしない中、そっとそっと追いかけっこ。
はたから見れば変人に見えるんだろうなあ。

でも、私にとっては『幸せの白い鳥』との再会なのである。

その後、山あいも散策。
江戸時代の砂留跡の泥地で小さな気付きがあった。

それは、イノシシがヌタ場にしてできた水たまりに


ヤマアカガエルが3つの卵塊を産んでいたこと。


水路は広がり、流れもいろいろ、独立した小さく浅いタマリもアチコチある中
いくら探しても、ここ以外産卵していないのである。


イノシシがヌタ場として掘れた穴の深さが、カエルの産卵にちょうど適してたんじゃないか?
ふと、そう思ったのである。

昨年、セトウチサンショウウオの幼生たちの生息地をイノシシがくちゃくちゃにした。
イノシシのバカ野郎!とずっと思ってた。
ケド、ひょっとしたら長い長いつきあいの中で
持ちつ持たれつ、利用したり迷惑かけたりしあいながら
お互い命をつないできてたんじゃないか?

毎年毎年セトウチサンショウウオが産卵できるようなほどほどの深さのタマリ。
それはイノシシがつくってきてたのかもしれんじゃんか。

だったら、イノシシの被害からサンショウウオ幼生を守ろうだなんて、おこがましいのかもしれんな。
ふと、そう思ったりもした。

東日本大震災からまだ9年。
たったの9年。

春は繰り返し、必ずやってくる。


この真白き鳥が、ともあれ幸せな気分だけでも届けますように!








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