イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

ピースなイヤーでありますように

2013-01-16 01:18:03 | 音楽

『八重の桜』のサウンドトラックが楽しみだけれど、OPテーマ(だけ)がいまや反原発・自然保護アーティストの旗手みたいになった坂本龍一さんなので、また『不毛地帯』サントラのようなエコジャケになるのかしらん、アレCD出しにくいし、入れ戻しにくいし、そのくせ戻してもともすれば外れてくるんで、棚から抜いた途端ハダカのCDがバラッと落ちて、つけなくてもいい傷が盤面についたりしてえっれー勝手が悪いんだよねぇ、という話を書こうと思っていたのですが(あらかた書いてしまいましたが)、そんなことを考えている一週間ほどの間に我がオーディオライフに一大事件が。

 デジタルオーディオ、ラジオ、PCぜんぶに適応して大活躍中だった密閉型イヤホンのイヤーピースが、突然片方、行方不明になってしまいました。

 ……一大事件っつったって何度めだ。イヤーピース脱落行方不明事件。しかし現行使用中のコレは、イヤーピースとその付け根(ハウスって言う?)部分が“ライムグリーン”なる結構個性的な色。バッグに入れて持ち歩く小さいグッズ、パーツは、なるべく自分的に突飛な、ほかの持ち物と紛れない目立つ色を選ぶほうがゴソゴソ探さずにすむと思って選んだ次第です。“ライム”グリーンと銘打ってはいるものの、果物などの植物系よりはむしろパワーストーンのプレナイト(=ぶどう石)かネフライト(=軟玉)を思い出させる、翡翠っぽい、鉱物っぽい黄緑色で気に入っていたのです。

 バッグの中、コートのポケットの中、家の中で外れたとしたらありそうなところはぜんぶガサ入れました。目立つ色だから床の上に落ちていたら、狭い家だしラクに見つかるはず。無いということは、外で落としたか?だったら99パーセントもう諦めるしかない。

それにしても片方外れるだけで非常に困ったもので、買ったときに付いていたスペアは皆サイズが違うのです。この前、この前の前、この前の前の前に使っていたイヤホンのときも思ったのだけれど、あの、イヤホンのスペアイヤーピースって、人によってLであれMであれSSSであれ、“当たり”は1サイズなわけだから、当たりじゃないサイズが何種類スペアとして付属していても全然親切じゃなく余計なお世話、無駄骨なわけですよ。「どれでも好きなサイズから試し装着してみて、いまいちだったら違うサイズにつけ替えて、いちばんフィットするサイズを見つけて下さいね」ってことで複数サイズ付属してくれてるんでしょうけど、どのメーカーのどの品番の機種でも「密閉型カナルタイプならL」と結論の出ている月河には、M以下のサイズのスペアは無用の長物、ありがた迷惑です。

イヤーピース無しよりちょっとましかなと思ってMをつけてみましたが、まー面白いように耳穴からスポスポ抜けてくる。

 おまけに音の聴こえまでLサイズからMサイズに縮小。ていうか矮小化。耳穴にしっくりみっちりフィットしてなくて隙間が有り有りだから、そうなる道理です。

 こういうときのために、イヤーピースは複数サイズ付属じゃなくて、サイズごと1コずつバラ売りしてくれたほうがユーザーにフレンドリーってもんだよねえ…等とぶちぶち言いながら過ぎること数日。厳寒の本日、はちみつにんにく生姜湯を作ろうと思って生姜生姜…と冷蔵庫下段の野菜室を漁っていたら、野菜室の底に小さな野菜くずらしきものが。「あらら、悪臭とカビのもと、いかんいかん」とつまんで拾ったところ、イヤーピースそのものだったの巻。

 ライムグリーン。なるほどねー。さすがに野菜室に落ちていても違和感がない。感心してる場合か。

いつからここにいたのだろう。て言うか、どういう外れ方をしてここに落ちるに至ったのだろう。台所。冷蔵庫。野菜室。探し物が見つかるといつも不思議に思うのですが、まぁ、“ライム”だけに野菜たちが呼んだのかもしれません。めでたくL復活。矮小でない音。

元に戻っただけで何もトクはしてませんが、ちょっとラッキーな気分になりました。

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