イエローフローライトを探して

何度も言うけど、
本当にブログなんかはじめるつもりじゃなかった。

インフル予防接種2018 ~金で贖えるすべての苦痛~

2018-10-30 20:51:27 | 健康・病気

 今年も例年通り10月下旬に接種しておこうと思い、年に2回は扁桃腺炎でお世話になる耳鼻咽喉科クリニックに電話したのが月はじめの第一週。

 「ワクチンが入ってきて接種を実施できるのは今月半ばからになります」とのこと。

 半ばということは、えーと、15日(月曜)からの週からぐらいですか?と訊くと「そうですね、それ“くらい”です」とソフトでファジーなお返事。

 高齢家族がお世話になっている公的機関の大病院では3日(水)からすでに接種を始めていると聞きました。2回接種推奨の幼小児も多いからでしょう。大人としては、“流行に火がついた頃にちょうど免疫ができている”ぐらいのタイミングで接種するのが賢明なので、あまり急ぎたくはありません。

 んじゃ下旬にうかがいます、と言って、名前と診察券番号を告げてその場は切り、先週24日(水曜)に再度電話してみました。

 ・・インフル予防接種、もう15年以上毎年欠かさず接種していますが、その年によって抗体の構成が違いますから、3年に一度くらい副反応が半端ないことがあります。おおむね接種翌日と翌々日の前半ぐらいにはおさまるのですが、稀に、「本当に副反応か?新手の別の感染症じゃないのかオイ」と疑心暗鬼になるようなヘンな熱が出ることもあるので、できれば接種の翌日は接種元のクリニックなりが休診じゃないほうが安心です。金曜日や、祝日の前日は避けたい。

 「明日=25日(木曜)か、来週の月曜(=29日)に接種してほしいと思うんですがどうでしょう」と訊くと「すみません、今月の分はもう“完売”になりました・・」

 ・・蛭子能収さんの漫画みたいに“ガーン!”と額にスダレが下りました。

 完売って。カンバイって。Can Buy。All The Pain Money can buy.  ファストボール。20年ぐらい前自分内ヘビーローテーションアルバム。リードチューン『The Way』が邦題『哀愁のフリーウェイ』。なんでも“哀愁”付けりゃいいってもんじゃないだろうと当時思ったが、それはともかく。

 下旬にうかがいますと言った時にはそんなに早く完売するとは・・とちょっと泣き入れてみると、「スミマセン、予約するかお尋ねすれば良かったですね、申し訳ありません」・・予約制になってたのかよ!だったら速攻言っとけよ!と怒ろうかと思ったら「11月の分が、2日(金曜)か、遅くとも5日(月曜)には入りますので、いまから予約入れましょうか」と来たので、それじゃお願いします、と一応引き下がりました。

 2日は連休前になるから5日かぁ、予定より10日ぐらい遅くなるけどまあいいか、それまで風邪ひいたり扁桃腺腫らしたりしないようにしないと・・と思っていたら、1時間後に当のクリニックから電話が。「今日接種予定の患者さんから一件キャンセルが出たので、今日中に来られれば(接種)できますが来れますか?」だって。

 他の患者さんの分を打って合わないことないですか?年齢とか性別とか?と余計なこと訊いたら「成人一回接種分は内容同じですから大丈夫ですよ」とまじめに答えてくれたので、夕方、暗くなってから走って行きました。羽鳥アナの『スーパーモーニング』でちょっと前“身体の免疫力は午前中のほうが高いから、ワクチンで確実に免疫を作りたければ接種は午前がお勧めと言っていたので、明日午前中に行こうと思っていたけど、この際「有る時のコメのメシ」。意味が違うか。

 体温測定のあとルーティンの問診で診察室の先生(女性。総合病院勤務からのお付き合い)に、いやもう小さめのキリキリ舞いでしたよ、ナニユエ今年から予約制に?と訊いたら「ごめんなさいねぇ」・・今年は10月前半が思いのほか気候温暖だったため接種の動きが鈍く、いざ流行期に入って瀬戸際に殺到されると困るので予約を“お願いしている”とのこと。

 処置室の看護師さんも謝ってくれましたが、キャンセルをいち早く知らせてくれた機転に免じてお許し申し上げることにしました。

 副反応は、翌日だけうっすら赤くなってかすかーにモワッとした程度で、熱は出ませんでした。今年のワクチンは4種複合だそうですよ。現在体内で免疫体制着々構築中(と思われ)。

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タイム麻疹にお願い

2018-05-12 19:04:07 | 健康・病気

 「年度替わりが近づいて世の中皆が身辺慌ただしくなる時期にもうひとヤマあるから油断禁物」と、毎年言われるのがインフルエンザですが、4月に入ってさすがにもう今年はセーフだろうと思ったら、今度ははしか(麻疹)大流行かという話題になっていますね。大型連休で人の大量移動、海外渡航と帰国が増加する時期なのも関係している。人間の世の中は落ち着かないこと。

 感染症とか台風など、移動・推移を伴う話は、なんでも東京、乃至首都圏に到達してからマスコミがにわかに騒ぎ出すので、今回も町田市在住の女性が7日に医療機関に受診に行って発覚、症状は6日に出ているから「その一日前の5日から周囲への感染が始まっている可能性が高い」「5日にはどっち方面のバスに乗ってどこへ行った」「何時台のバスで何人くらい乗客が乗っていた」とか、ほとんどホラそこのアナタも感染してるかも!?みたいな文脈になってます。

 幼少期にかかると熱が上がって下がってポツポツが出て消えて、何てことなく終わって一生免疫ができるけど、年いってからかかると寝込むぞとか、ポツポツの痕が残るぞとか、ヘタすりゃ合併症で命が危ないぞとか、みんな“物心つかない頃の遠い記憶”なので適当な事を言って、ほとんど都市伝説みたいになっている、ある意味マボロシの病気“はしか”。

 当地は冬が長いので、遅めの冬休みが取れると特にゴルフ好きは沖縄に行く人が多いのですが、幸いにして月河周辺では感染アヤシイのはまだ現れていません。何しろ接触感染、飛沫感染もするけど空気感染もあるから、インフル用のマスクなどつけて手洗い励行していても、同じ部屋や乗り物の同じハコに感染者(本人に自覚症状のない潜伏期間中でも)が居たら、息しただけで感染するリスク大なわけで、もうお手上げです。

 感染を避けられる唯一の防御手段がワクチンだそうですが、昭和30年代~40年代初期、月河の幼少時は当然、はしか単独の予防接種は義務化されていませんでした。同年代の数人に訊いてみましたが、はしかのヨボーチューシャなんてされた記憶がないという人ばかりでした。

 それじゃ頼みの綱は“一回ちゃんと罹患して、自然免疫ができているかどうか”なのですが、これがまた個人的にすこぶる頼りない。月河は25歳で水疱瘡(=水痘)ってやつに初めてかかり、なんとかめでたく全快して職場復帰したとき「子供か」と非情にも笑いものにされた苦い経験がありまして、その時に実家母に「水疱瘡はまだヤッテなかった、はしかは?風疹は?おたふくかぜは?」とたたみかけて聴取したところ、はしかだけは満1歳のときに、軽~く、まったくこじらせることなくスッとかかってスッと終わったから無事免疫ができてるはずだ、という話ではありました。

 しかし、いまや天下の東大卒エリート経産省官僚だって自由自在に記憶が怪しくなるご時世です。満1歳じゃ本人の記憶はあるわきゃないので、実家母の記憶違いだったらえらいことじゃありませんか。

 かりに百歩譲って(百歩もか)実家母の記憶が正しかったとしても、もう半世紀以上が経過しているわけです。高度経済成長もあった、大阪万博もあったオイルショックもあった、東京メキシコミュンヘンモントリオール・・・あと忘れたけど北京ロンドンリオデジャネイロ、夏だけでもオリンピックが何回、開催されたことか。バブルが勃興しぶっぱじけ、失われた10年20年。月河満1歳で獲得した免疫が、風雪に耐え波濤を越えて2018年、平成の世もあと一年という今日まで、果たして盤石でいられるものでしょうか。

 確か羽鳥アナの『スーパーモーニング』だったと思いますが、感染症の専門家によれば“自分に免疫があるかどうか”を調べる検査(抗体価検査というそうです)も、民間の医療機関で可能らしいので、「ワクチン接種が義務付けられていなかった世代の人、罹患歴が定かでない人は、まず免疫があるかどうかを調べて、ないとわかったら今からでも接種を」「2回接種すればもっともリスク低減に効果大ですが、1回の接種でも95%の人に免疫ができます」と呼びかけていました。・・ただ、この後、メモしないで聞き逃したんですがこのワクチン、1回でも結構な値段なんですよ。毎年仕方なく行くインフルエンザの予防接種より、顕著に高額でした。

 ・・ここまで書いてきて、すでに「ビクビク検査に行って高い接種受けずとも、堂々と生活して万一感染したらその時はその時、家で治るまで寝て居りゃいいじゃないか」という超・楽観的な開き直りがある自分に気づく。「はしかくらい何だ、1歳の幼児だってスッと罹ってスッと治るのに」と。

 ・・一方で、“年いってからのはしかは大ごとになる”という都市伝説。これはどうしたものでしょう。罹らなきゃどうということはないんですが。やはり免疫力か。睡眠と食事バランスか。ビタミンCか。

 結局、インフルエンザと同じ心得しかないということか。空気感染ゆえ、うがい・手洗い・マスクが無駄とわかっている分、対策はいっそラクなのかな。

 ちなみに、実家母から当時、ついでに聴取した四方山話です。母の生家の近くには通称“はしか神社”というお宮があって、稲わらか、何かの草の葉状の物で、サーカスでライオンが潜り抜けるやつをちょっと小さめにしたような輪っかを編んで、「これをくぐって参拝するとはしかにかからない」という言い伝えがあり、おみくじや御札の様にその輪っかをミニサイズにした物を社務所で販売していて、家にはしかの子供が出たときに枕頭や寝室の窓先に吊るすと「これをくぐってはしかの神様が出て行くから、早く治るし、家内に感染者も出ない」と言っていたそうです。はしかにも神様がいたとは驚きですが、“くぐる”ことで厄除け、厄払いになると昔の人も信じていたんだから、今回の騒ぎも“一過性”で終わってほしいものです。とりあえず当分大型連休はないし。

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酒皶(←知ってた?)初体験

2018-02-01 15:53:29 | 健康・病気

 昨年の暮れから顔の、特に頬骨の、高くなっている(それほどじゃないけど。彫りの浅い顔なもんで)辺りに、蕁麻疹風な(あくまで“風”な。痒みがないので)かなり目立つ赤みが出てきました。

 指で触れると妙なガサガサ感があり、表皮が別珍みたいにミクロに毛羽立っている感じです。

 滅多にないけど化粧品か化粧ブラシでかぶれたかな?そういえばこの前チークをシュシュッとのせたときにかすかに逆撫で感があったっけ・・と自己判断、怪しい(←いつものじゃない)パウダーチークとパウダーブラシを含めてスキンケアと眉ペンシルとマスカラ以外の“塗り物”を肌から追放、昼間のマスクと夜のアイマスクもお休みして、顔に触れる枕カバーと布団の襟布も交換して、関係ないと思うけどコーヒーもお休みして、チョコレートも減らして2週間観察してたんですが消えないので、皮膚科に行ってきました。

 4年前に手の親指の爪の内側に地割れの様なでっかいヒビが切れて何を塗っても、防水絆創膏を貼っても治らなかったとき以来の皮膚科です。

 やっぱり蕁麻疹ではなく、酒皶(しゅさ)というそうです。お酒が入って顔が紅潮したような赤みがあらわれるのでこう呼びますが、酒は発症にまったく関係なし。毛細血管が部分的に拡張して、寒さ熱さや石鹸洗顔、化粧品などの皮膚への接触刺激、あるいは運動や長時間の入浴、香辛料・カフェインなど体の内側からの興奮作用で甚だしくなり灼熱感を伴ったりする。

 月河の場合はまだ灼熱まではいかず、洗顔のあとタオルを当てるとザラ、ヒリ感があったぐらいですが。

 んで原因は?赤いと気づいた時点で化粧はやめたしコーヒーもやめたし、仕事後の一杯もここのところオールフリーかドライゼロだけだし、チョコレートは・・いつもの半分ぐらいしか食べてないし?と先生に訊くと「アルコールやコーヒーは悪化要因になるといわれていますが、それだけでは原因になりません。一日一杯くらいならいいですよ」「いちばん多い原因は精神的なストレスです」。

・・・嗚呼。いちばん厄介なところに着地。

 肌にかかるストレス限定なら、コレ出る前の9月10月ぐらいのほうが毎日、化粧して、直射日光にも当たって崩れるから塗り重ねたりして、夜帰宅するまで塗りっぱなしでよっぽど負担かけていたけど何事もなかったですよ?むしろ化粧の頻度もアイテムも減ってラクになってきてた年末になって何故?と訊くと「ストレスってのは、蓄積性なんです。あるところまでは体が我慢してくれるけれど、積み重なって貯まって貯まってあるところを超えるとポンとスイッチが入ったように症状が噴出する」「だから、貯まらないうちに日々解消していく努力も必要なんです」・・・

 先生によれば、北国の気候風土、特に都会生活の“真冬の暖房のきいた屋内/屋外、日中/朝晩の寒暖差”も発症の強力な誘因になるのだそう。逆に、春から初夏の、急激に紫外線量が増える時期に駆け込んでくる患者さんも多いそうです、酒皶(しゅさ)。

 ガサガサ毛羽立ったようになっているのは接触性の炎症ということで、軟膏と抗ヒスタミン薬の錠剤の処方、それから低刺激性の洗顔石鹸のサンプルも出してくれましたが、抗ヒスタミン薬ですからねぇ。鼻炎薬と成分一緒ですよね?眠くなりませんか?・・とおそるおそる訊いたら、「なる人もいるけど少ないよ。12人に2人ぐらい」・・なんと微妙な。10人に2人なら「20パーセントね」ってすぐわかるけど、12人に2人って。宝くじ並みに稀ではなく、ドラフト1位よりは高確率で“当たり”なような。

 タリオン錠10㎎。おそるおそる処方通り一日二回内服してみましたが、同じ抗ヒスタミン薬のザジテン、アレロックよりは激しく眠くなりませんでした。少なくとも、朝のんで昼間使いものにならなくなるまでにはなりません。ただ、夜、就寝前にのんだ分は翌朝起きるときになんとなくだるい。二日まじめにのんで、翌日は朝だけにして夜はやめました。

 軟膏も、薬局から持ち帰って調べると合成ステロイド製剤ということがわかったので、二日間一応処方にしたがって朝・夕と塗って、ガサガサ感が減ってきたところで打ち切って、例の、親指爪内側の巨大ヒビ割れ時から保湿用に使っている馬油(ばあゆ)に切り替えてみました。顔に塗るのは初めてですが、軟膏より浸透がいいので、効いてきた感はあります。

 精神的なストレスに関しては打つ手なし。昨年のバイオリズムを振り返ると、確かに“峠を越えた”と自分で思ったのが12月くらいでもあり、先生の言う通り「蓄積した結果が、一段落してから出た」と解釈すればその通りかもしれないし。

 ひさびさの“ファンデなしメイクなし、洗ってスキンケアと馬油だけ”生活は、なんとなく気分が健康的です。フランスの女優みたいじゃないですか。知らないけど。なんでフランスなんだ。

 指のために入手したときから聞いていた話ですが馬油はシミにも効くそうなので、赤みが治る頃についでにシミも薄くなっていたら話がウマすぎますね。だけに。オチがついてしまった。

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耳垢自得

2014-08-25 01:48:53 | 健康・病気

 腰椎脊椎に問題を抱えていると、日常生活のあらゆる場面で“バランスの取れた正しい姿勢”がむずかしくなります。

 気をつけていても思わず知らず“庇い曲がり”になっている。

 先日もそれで、普通にバスタブ内に前屈してシャワー洗顔していたら、首から上の角度が悪くて思いっきり右耳の中にシャワーを注ぎ込んでしまいました。

 うわー。頭を傾けてトントンして、その後ついタオルのカドや乾いた綿棒で耳穴をシュコシュコホジホジしたくなるのですが、数年前入浴上がりに同じことをして、片耳突発難聴状態になり、翌日慌てて耳鼻科に駆け込んだら“耳垢塞栓(じこうそくせん)”と一発診断され、結果、日なたで乾いたしょうゆの塊りみたいなブツを耳穴から吸い出されて、えらい恥かいた顛末があるので、ここはじっと手を出さず我慢ガマン。ホジホジすると、きれいになるどころか、逆に水でウルケて膨張した古い耳垢を、無駄に奥へ押し込んでしまうことが多いそうなのです。

 じっと我慢していたら、午後になって、耳の中を小っさい刑事さんたちにがさ入れされているような、ガサゴソ、ボソモソ、カスカスシャッシャ、ズォッズォいう耳鳴りがうるさいのなんの。「あんたら令状は持ってるんだろうね!」と開き直りたくなるしつこさ。

 ひょっとしてシャワーの水じゃなく、洗顔石鹸水が流れ込んだのかしらん、だったら前回より厄介かな、しかし土曜の午後で病院はどこもやってないし・・と暗澹となりかかっていたら、高齢組が「耳鳴りはどうせ病院では治らない。むしろ、耳鳴りよりにぎやかな音をたてて聴いてた方が気にならなくていい」と、当方の耳鳴りの今般の原因であるところの“シャワー水注入”を見事に無視した、ある意味実に吹っ切れたアドヴァイスをくれました。

 ままよといつものマクセル製カナル型イヤホンをぐいいと耳穴に突っ込み、最近ヘビロテしている『軍師官兵衛』『同2』『花子とアン』等のOSTを聴き倒しつつ家事にいそしみ、そのまま就眠したら、がさ入れがまったく気にならないどころか、翌朝あっさり元に戻っていました。小っさい刑事さんたちも撤収して、いまごろは所轄で報告書作成でもしているかのよう。

 

 でも考えてみれば、注ぎ込んだ水けが乾いてひいたから耳鳴りが止んだだけであって、もし前回の様な、たまり醤油の天日干しみたいな耳垢が人知れず存在していたら、何の解決にも前進にもなっていないのですよね。なんかムズガユイような。とりあえず「お小さいかたがた(@『花アン』)」はマネをしないように。水注入も、イヤホンぐいいも。

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イタチ立ちたい

2014-08-16 23:18:26 | 健康・病気

 腰痛背痛、足指痛その他もろもろ痛が引かないにもほどがあるばかりか、「ときどき肩痛、頸痛も」と攻勢を強めてきたので、先月から経験者(←高齢)(←当然)のお薦めにしたがって低周波温熱療法とかいうやつに挑戦してきました。

 腰椎の、今回の異常を惹き起こしたもともとの原因箇所(←根治ほぼ不可能)をメインに、その他「今日、いま痛いところ」3ヶ所に電極を当ててズォォォン・・・と5分1セット×2=10分間加熱(?)されるのですが、コレが効いてるんだか効いてないんだか。

 後半セットの終盤2分ぐらいで爆睡してしまうので、どうも検証できない。

 しかも、治療の都度、「いまそこにある痛み」の在り処が違い、ほとんど毎日逃げ水のように動くので、“或る部位の痛みに対し、集中的に叩いて鎮める”っちゅうことができないんです。まさに、イタチごっこの対症療法そのもの。キング・オブ・対症療法。

 でもま、終盤に爆睡してしまうということは、少なくとも末梢の血管が拡張して、筋肉がほぐれ、ゆるみ、「副交感神経の出番」状態になっているのだけは確かなようです。イタチごっこといえどもこうやって拡張させてほぐらせまくっていけば光が見えてくるかしれません。

 あと、ズォォォォン・・がお終いに近づくと、「もうすぐ止まりますよメロディー」が流れて、これがブースごとに違うのですが、だいたいジョージ・ガーシュウィン『ラプソディ・イン・ブルー』かスメタナ『わが祖国~モルダウ』か、シューベルト『鱒』。

 ・・・まちまち過ぎ。

 数秒、十数秒の時間差で複数のブースが次々に「もうすぐ止まりますよ」体制に入ると、「モルダウ河で鱒が釣り上がったと思ったら鯖(=魚偏にブルー)だった」みたいなことになり、絶対音感持ちの患者さんだったら治療以前に、それこそ自律神経がどうかなるに違いありません。せめてアーティストぐらいは統一してくれないものか。

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