漁業経済学者のひとりごと in 小浜

東村玲子のWebsiteはこちら → http://www.s.fpu.ac.jp/reiko/

久しぶりの大学

2013年09月28日 18時50分16秒 | Weblog
1時間位前に大学に戻って来ました。

もう体力の限界です。
月曜日は代休を取ることにしました。

すると10月1日に講義開始なので,
これから講義の準備をして帰ります。

3週間ぶりに研究室に来ました。

なんか,あちこち体の調子が悪いです。

実は24日の夜にわきばらにやけどをして
(インスタントラーメンを作っていて
 熱湯をこぼしました)
かなーりやばい状態になっているのですが
皮膚科に行く時間がなくて…

疲労していると,色々とミスをしたり迷惑をかけるので
早く復帰します。

神戸にいます

2013年09月27日 16時55分31秒 | Weblog
カナダの出張から小浜に戻った翌日から
学生実習の引率でさらに出張。

今は神戸にいます。

今日は朝の3時に起きて
大阪市中央卸売市場を見学しました。
昨夜は「明日早く起きねば」の
プレッシャーであまりよく寝ていません。

明日で出張が終わるので
2日間休んで,火曜日から講義開始。

ちょっと疲れがたまっているのか,
ミスを犯したり,
忘れ物をしたりと
頭がぼーっとしています。

いつもカナダの出張の後は
2週間くらい,疲れが取れません。

カナダにいる時は気を張っていたけど,
日本にいるってだけで
気持ちがだれているのかなぁ。

私がいない間に夏が終わって,
もう,ずっと長袖の上着着用です。

最終日はのんびり

2013年09月23日 04時35分54秒 | Weblog
今日は,St. John'sの最終日でした。
明日の朝5時にホテル発です。

St. AnthonyからSt. John'Sの飛行機が
キャンセルになると
航空会社が違うために
乗り継げないと帰れなくなることから
2泊1日半分を予備日としていました。

最後の最後にやっと
ダウンタウンをうろうろして来ましたが,
2時間で飽きてしまいました。
もう,目新しいお土産品もないしなぁ。

前回来たのが2010年なので
3年しかたっていないのですが,
2002年から2010年の間,ほとんど変わらなかった
ダウンタウンが随分変わっていました。

色々なお店のオーナーが変わったり,
店自体が違うものになったりしていました。

特にお土産屋さんは
いつも,うろうろするので,
「ここに,こんな店があった」というのを
覚えていたのですが,
結構なくなっていて,
地元の人向けのお店になったり,
観光客向けでも内容が変わっていたり。
(St. John'sは,7回目か8回目)

大学に勤める前に2回来ているはずなので,
1990年代の終わりにも来ています。

その時は,大学の先生に会うのが主目的でした。
まず,研究者に会って色々研究方法を相談しようと
思ったのですが,
あまりの手法の違いに「話が合わなさすぎる」
と思って,大学の先生に会ったのはそれきりです。

ただ「話が違う」と思ったことだけが
大学の先生に会うのをやめた理由ではありません。

その時は,2月の半ばに滞在していたのですが,
丁度,漁獲物の最低価格を
漁業者団体と加工業者団体が交渉している
真っ最中で,
私は2週間のほとんどをホテルで
会ってくれる日の連絡の電話を待って過ごしました。

そんな時期を「外した方が良い」という
アドバイスをしてくれないというか,
交渉中ってことを知らなかったということに
愕然としたからです。

そんな訳で,あの2週間はなんだったんだと思います。
最終日にユニオンの代表として
名高い人が30分くらい会ってくれました。
でも,会議の前だから
彼が一方的に話しながら,
会議の準備のために机の引き出しを開けたり閉めたり,
棚から資料を出してカバンに入れたりしていました。

私としては,忙しい中,わざわざ会ってくれて
(自宅に電話してと言われても21時でも不在だったりしました)
しかも,それが有名な人だったので,
何となく「会ってくれて良かった」と印象的でした。

その時,壁にカナダが拿捕したスペイン船に向かって
漁業者がデモをしている写真が飾ってありましたね。
1995年の「カラスガレイ戦争」の時のものです。

「カラスガレイ戦争」から研究を始めた私としては
感慨深い写真でした。

もう1つ,今日思い出したのは,
1998年にポルトガルのリスボンに
国際会議のオブザーバーとして参加するために
行ったのですが,
その時に「是非,大西洋を見たい」と思って
ロカ岬というユーラシア大陸の東端に行きました。

その後,反対側から大西洋岸の研究をすることに
なるとは…
と,前も書いた気がしますが,
ダウンタウンを歩きながら思い出していました。

カナダの遊漁

2013年09月22日 11時33分19秒 | Weblog
今日,St. John'sに戻りました。

空港からホテルまでのタクシーの運転手に
何しにSt. Anthonyまで行って来たか
聞かれたので,漁業の調査と答えました。

すると,この辺りでは今日からタラの遊漁が
1週間(21日~28)解禁だそうです。

さらに食いついて色々聞くと
ライセンス等は必要なし。
但し,1日16尾のみ。

釣果は報告しなくても良いけど
コーストガードがうろうろしているし
1日16尾で十分なので,それ以上欲しいとも思わない。

自分の船のない人は
漁村に行って漁業者に50ドル払うと
船に乗せてくれる。
釣り具も貸してくれる。
(タラはジギングなので餌はなし)

ドライバーによればカナダ人に限らず
私でも可って言っていたけど,
それは未確定情報。

明日は最終日ですが,
終バスが早いので,ちょっとダウンタウンを
うろうろするだけかな。

色々な変化

2013年09月20日 20時30分17秒 | Weblog
3年ぶりにカナダに来たら
色々変わっていました。

まず,1セント硬貨が使われなくなっていました。
5セント未満は,だいたい適当に処理されています。
もう,1セント硬貨は作っていないらしい。

それから消費税率が15%から13%に。
ニューファンドランドは国税だけですが,
(大西洋岸全部のはず)
他の州は,国税+州税です。

ちなみに今日初めて気がついたのですが
お酒だけは税込み表示なんですね。
それとも今日買ったワインがたまたま?

それからニューファンドランド島の近くで
石油が掘れる様になったとかで
今,St. John'sはバブルだそうです。
と,コーストガードの人に聞きました。

それでホテル代が値上がりしてたのね。

ちょっとダウンタウンに行きましたが,
2000年代半ばは,不景気感が漂っていたのが
随分,景気が良さそうでした。

St. Anthonyでは,
Subway(サンドイッチの)が出来ていました。

聞き取り調査

2013年09月20日 07時47分53秒 | Weblog
やっとネットにつなげるので
この間のことを少し。

聞き取り調査が上手く行っていません。
というか,今日で終了したのですが…

日本で聞き取り項目を作って来たのですが
なんか日本で想定していたのと
事情が違うからというのもあるし
やっぱり,みんな本音でなくて
「こう言うべき」という回答をするので
あんまり意味がないというか。

本当によく分からないのは,
政府の作る漁業管理規則には満足していない
と,これはみんなそう言います。

でも,政府が作らないと自分たちでは
作れないとも言うのです。

まあ,両立しない話ではなくて,
要するに
「政府にもっと良い管理規則を作って欲しい」
ということなのでしょうが。

漁業者同士では,話がまとまらないというのは
よく聞きますが,
業界団体が州で1つってのがネックなのかなぁ。

で,大きい船も小さい船もズワイガニを獲っているから
確かにまとまらないかもね。

何となく釈然としない感じで
かと言って,良い調査方法も思いつきません。

帰って色々考え直した方が良いかも。

まあ,今日の乗船調査で珍しいものを見られたので
良しとするかねぇ。
やっぱり人間相手の調査は色々と難しいなぁ。

乗船調査

2013年09月20日 02時44分24秒 | Weblog
今日の午前中に乗船調査に行って来ました。

「タラポット」という新しい漁具を使っての
テスト漁業だとのことでした。
この漁具を陸上で見た時は,
カニカゴを改良したもの(但し直方体)と
思いました。
6 feet×6 feet ×3feetです。
換算すると6 feet= 1.8mですね。

それに餌(イカ)をつけて海に沈めるのです。
タラは網に入っても泳いでいられるので
生きたまま水揚げが出来るというものです。

今日,操業しているのを見ると
底が巾着の様になっていて,
揚げ行くと底にタラがたまっていました。
1ポットに14匹入っていました。
前に刺し網の乗船調査をした時と比べると
すごく少なく感じましたが
シーズン的なものとはちょっと思えないので
たぶん,この漁具だとこんなもんでしょう。
ジムも「少ない」とか言っていませんでした。

とすると漁獲効率は,あまり良くないのですが
なにせ,ほとんど生きているものばかりなので
単価は上がるのかもしれません。

それに,刺し網だと入れた翌日に揚げないと
話にならないくらいタラが傷むのですが,
今回は土曜日に入れたものを
今日(木曜日)に引き上げたので
漁業者に余裕が出来ます。
実際,天気が悪くてずっと漁に出られなかったのに
今日獲れたタラは,ほとんど生きていました。

ちょっと疑問に思ったのは
「混獲」というのがないということです。
タラしか住んでいないのでしょうか?
それとも漁具がそういうものなのか?

陸に戻ってから,ジムが
タラの頭の下半分を小麦粉をまぶして焼いてくれました。
これが,すごく美味しいのです。
タラの舌と頬肉という超珍味なのです。

ジムによれば,
「なんでそんな所を食べるのかという人もいるけど
 ここが一番美味しいと思う」と言っていました。
骨が多いので,魚がそれほど好きでない人とか
食べ慣れていない人は無理かも。

私は,骨をきれいに残して全部食べたので
ジムも満足げでした。

ついでにタラのフィレーのムニエルも頂きましたが,
これを食べるから
どこでフィッシュ&チップスを食べても
美味しいとは思えない訳だわと思いました。

しかし2時間の乗船でしたが寒かった。
一応,上着は色々借りたのですが,
ズボンが普段のものだったし,
手袋をせずに写真撮りまくっていたからですね。

最初の乗船調査の時(タラ釣りで2時間)は
本当に何の装備もせずに乗って
(ジムなんかは普段着なので同じ感覚でした)
本当に冷え切ってしまい
戻って来た時に毛布でぐるぐる包んでもらって
熱い紅茶を入れてもらってと大変なことになりました。

ジムも奥さんもその時のことを覚えていて
寒かったと言っても
あの時みたいじゃなかったねと笑っていました。
今となっては懐かしい思い出です。

PG TIPS 2年分

2013年09月14日 06時19分55秒 | Weblog
PG TIPSとは,
ニューファンドランドで人気の紅茶です。
私もすごく好きですが,
トロントの会社なのに
オタワだと売っていない。
(他は知らない)

先日,バスの乗り継ぎの合間に行ったスーパーで
72個入り2ドル99セントでした。
「安い!」と思い,
帰りにSt. John'sで滞在する時に
買いだめしようと目星をつけていました。

(ちなみに2010年の調査時に買い込んだのが
 あと少し残っています)

それで,今日のバス乗り継ぎの合間に
「いくつぐらいあるかな?売り切れってないよね」
と思いながら,再度チェックに行くと
なんと72個入り1ドル78セント!
で,山積みになっていました。
18日までのセールなので,戻ってからでは遅い!
そうだ!荷物(というか紅茶)を
ホテルに預けてSt. Anthonyへ行こう!
という訳で10箱買って来ました。

St. Anthonyまでの飛行機は荷物制限が
国際腺の半分なので持ってはいけないのです。

10箱ですから720個,約2年分ですね。
時々,テレビで
「○○1年分プレゼント」とかあるけど,
こういうのを言うのかしら?と。

ホテルに預ける予定のバッグに詰めてみると
まだ余裕があるので,
明日さらに買って来ます。

ちなみに日本でもネット通販で買えます。
信じられないくらい高いけどさ。

これで,帰ったら私の冷蔵庫と冷凍庫は
紅茶ばかりという状況にまたなるわけですね。

まあ,3年分くらいが色々な意味で限度かな。
なくなるでにカナダに来るぞ!と
励みにもなるし。

話が変わりますが,
行きの飛行機の機内販売で
バッグの荷物を量る器具を買いました。
17カ国語で説明書きがあるのに
日本語がないって…
ドイツの製品です。
これで,毎度の荷物の重さオーバーへの
ストレスから解放されますね。

なんか前にもこの話書いたような。

FFAWに行って来た

2013年09月14日 05時52分58秒 | Weblog
今日の午前中に
Newfoundland and Labrador州の
全漁業者が加盟しているユニオンFFAWに行って来ました。
これで,St.John'sでの調査は終了です。

カナダでは,普通金曜日の午後に
アポは断られます。

今日もバスに乗っていたら
まだ17時前なのにラッシュでした。
みんな早く帰って週末なのです。

昨日までは
「私の英語力,もしかしてアップした?」と
調子に乗っていたのですが,
今日のインタビューの相手が
元田舎の漁業者(で今はFFAWの職員)の
おじさんとおじいさんの間くらいの人だったので
訛りがきつくて,半分くらいしか分かりませんでした。

特に,川にはまった車をトラックで引き上げた話
(海難救助から派生した雑談)
の時は,熱を入れて話してくれるほどに
こちらはさっぱり分からないという感じ。

その後,ホテルのフロントのお兄さんと話していたら
無事に通じたので,ちょっと安心。
向こうの冗談もちゃんと分かってげらげらと。

ほっと一息ついて,
ビール飲みながらブログを書いています。
現在,13日の金曜日の18;30。

朝,バスの中で
顔見知りでもなさそうな女性2人が
「今日は何日?」
「13日」
「あらまあ,13日の金曜日じゃないの!」
とか話してました。