漁業経済学者のひとりごと in 小浜

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英語を話すとは?

2021年07月11日 14時27分48秒 | Weblog
先ほどネット記事で「日本人が英語を話せない理由」とか
そんな感じのものを読んだので私なりの見解を書いてみます。

私自身は英語で聞き取り調査をするくらいの英語力があります。
妹の1人は英語で仕事をしているのでペラペラです。
別の妹もそれなりに話します。

この理由の1つに,
母の方針で積極的にホームステイを受け入れていたことがあります。
まあまあ話すことが出来れば何とかなるという認識はあります。
ただ,ペラペラの妹と私が常々言っているのは
中学校で習う英語を完璧にこなせれば話すには問題ないということです。
しかもブロークンではなく,
文法もきちんとした英語ですね。

性格というか文化の違いもありますね。
韓国に学会関係者で行った時のことです。
レストランで一応の英語メニューがあったので
大学生くらいの係の人に「これにはご飯が付くか?」とか聞きました。
他の係(同じく大学生くらい2~3人)で対応を苦慮していましたが
結局,英語での回答はありませんでした。

香港に遊びに行った時にホテルの前に
食堂というより麺類が食べられる店という
そんな適当なお店があったのですが
「English OK」と手書きで書いてあったので行きました。
私がきちんとした英語(自称)で話すと通じず
麺は3種類の中から手差しで選ぶという方式。
ベジタブル?と言われたので,イエス!と言うと
よく分からないながらも菜っ葉が入って来ました。

横道にそれますが「菜っ葉」というのは大阪にのみ存在する野菜です。
他の地域の人に「何の野菜?」と聞かれても
「菜っ葉は菜っ葉だけれど?」という感じです。

ホームステイでアメリカ人の女の子を受け入れることになったときに
明治生まれの祖母に良いかどうか聞くと(祖母は同居)
「アメリカは敵国だったけれど今はもう良いわ」と言っていました。

母はハワイで1人で洋服を買いに行き
「fitting OK ?」と言って堂々と楽しんでいました。

私の特技は英語が話せるというより
英語でどうでも良い雑談を繰り広げることです。
日本での名刺の作法とか
(カナダ人が私の名刺情報をスマホに入れて目の前で捨てたこととか)
日本のような小さい国でも関西と関東ですごく文化が違うこととか
色々とネタがあります。

前回の英会話ではサーモン養殖についてあれこれ聞かれて
ご当地サーモン,ふくいサーモン
果てはノルウェー産やチリ産の現地状況など
30分以上は話していました。

前にネットで読みましたが
中国を旅行していた大学生が現地の男性お年寄りから
「日本では中国について何か教えているのか?(教えていないだろう?)」
と聞かれたとかで
中学校で習うレベルの漢詩を書いてみせたら驚かれたそうです。

私も中国で「切手」とか「手紙」とかが
日本語と中国語で意味が完全に違う話をして盛り上がりました。
(切手は手を切る,手紙はトイレットペーパー)

中国と韓国から大学に研究者が来た時には
論語をそれぞれ書いて楽しみました。

日本の義務教育のレベルは高いので
きちんと習得すると普通に海外でも生きていけます。
コメント
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