漁業経済学者のひとりごと in 小浜

東村玲子のWebsiteはこちら → http://www.s.fpu.ac.jp/reiko/

最初で最後のリアルゼミ

2020年12月17日 16時45分19秒 | Weblog
先週の木曜日(12月10日)は
私の研究室の学生5名が全員揃う
最初で最後のリアルゼミでした。
もちろん新型コロナウイルス感染症のためです。

私の研究室には5名の4先生がいますが
4月~5月に既に指導教員ごとのゼミに分かれていました。
私の担当学生3名は,これの少し前にリアルで1度集まっています。
その時は,みんな元気で
3時間のゼミのうち1時間くらいは雑談していました。

学生に「先生!僕のスマホケース良いでしょ?」と聞かれました。
私は最近5年半くらい使ったガラケーが壊れて
スマホに変えたのですが全く使いこなせず
学生に色々と教えてもらいました。

卒業アルバムも今年は作ることができないらしく
研究室の写真も事務官に撮ってもらいました。

このブログでアンケートをお願いした学生は
未利用魚をテーマにしているのですが
「未利用魚って君にとってなんなの?
 未利用魚を何とかしたいの?未利用魚で何とかしたいの?」と聞くと
「未利用魚を」です「で」ではないです,と。
さらに問い詰めましたところ,次回までに紙に書いて考えてきますとのこと。

私はこの「問い詰め方式」を割とよくやります。
20分くらい問い詰めます。
(優しくするか,ガンガン言うかは学生によって変えますが)

今年の4年生は特に元気というか,
よく話す学生が多かったのでゼミをとても楽しみにしていたかったので
私も楽しみにしていたのですが
結局,全員揃うのは1回だけでした。

私の担当学生はあと1回だけ,
学生が大学に来て良い日のうちに(1月に入ると大学に来られないので)
集まってゼミをやる予定です。

もちろん学生が一番の被害者なのですが,
私もとてもがっかりしていました。
卒業論文自体もうまく行かなかったですし。
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ズワイガニな日々

2020年12月05日 03時40分08秒 | Weblog
お久しぶりです。
この間,特に大したこともしておらず
なんとなくブログの更新をサボっておりました。
大学が「不要不急の出張」を禁じていたのもあり…

まず,8月27日と28日に神戸で開催された
ズワイガニ(日本海A海域,同B海域,太平洋北部海域)の
資源管理の検討会に出席してきました。
ただ,業界誌の記者以外には5名くらいしか
参加者がいなくて。
ポイントはB海域の資源評価をどうするか,という点でした。

さらに同じ会議の2回目が鳥取市で行われたので
10月28日~30日まで行ってきました。
会議自体は29日でしたが,車で7時間くらいかけて行くので。
(結構途中で休みます。でも道は覚えた)

今回は,兵庫県と鳥取県でお世話になっている漁業者さんも出席。
「おう!久しぶり!」とか「俺のことおぼとるか?」などと
声をかけてもらって気分良かったです。
休み時間に少しコメントももらいました。

私がMSYは資源管理の指標であって,目的ではない。
あくまでも漁業者がどのような漁業を実現したいかという視点が大切。
というようなことを発言したのが業界誌に載りました。

実際,日本海A海域は資源状態が非常に良好という結果が出ているので
MSYより低く獲っていても問題はないのです。
他にも「あの資源評価は底曳網の現状を反映していない」という声もありました。

さて,最後に学生を連れて「食品流通調査演習」の一環として
11月28日に越前町漁業協同組合にお邪魔しました。
あいにく天候が悪くてズワイガニのセリはなかったのですが
ビデオを見せて頂いたり,色々なお話を伺えたので
私の方は大満足でした。
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