漁業経済学者のひとりごと in 小浜

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最終日はのんびり

2013年09月23日 04時35分54秒 | Weblog
今日は,St. John'sの最終日でした。
明日の朝5時にホテル発です。

St. AnthonyからSt. John'Sの飛行機が
キャンセルになると
航空会社が違うために
乗り継げないと帰れなくなることから
2泊1日半分を予備日としていました。

最後の最後にやっと
ダウンタウンをうろうろして来ましたが,
2時間で飽きてしまいました。
もう,目新しいお土産品もないしなぁ。

前回来たのが2010年なので
3年しかたっていないのですが,
2002年から2010年の間,ほとんど変わらなかった
ダウンタウンが随分変わっていました。

色々なお店のオーナーが変わったり,
店自体が違うものになったりしていました。

特にお土産屋さんは
いつも,うろうろするので,
「ここに,こんな店があった」というのを
覚えていたのですが,
結構なくなっていて,
地元の人向けのお店になったり,
観光客向けでも内容が変わっていたり。
(St. John'sは,7回目か8回目)

大学に勤める前に2回来ているはずなので,
1990年代の終わりにも来ています。

その時は,大学の先生に会うのが主目的でした。
まず,研究者に会って色々研究方法を相談しようと
思ったのですが,
あまりの手法の違いに「話が合わなさすぎる」
と思って,大学の先生に会ったのはそれきりです。

ただ「話が違う」と思ったことだけが
大学の先生に会うのをやめた理由ではありません。

その時は,2月の半ばに滞在していたのですが,
丁度,漁獲物の最低価格を
漁業者団体と加工業者団体が交渉している
真っ最中で,
私は2週間のほとんどをホテルで
会ってくれる日の連絡の電話を待って過ごしました。

そんな時期を「外した方が良い」という
アドバイスをしてくれないというか,
交渉中ってことを知らなかったということに
愕然としたからです。

そんな訳で,あの2週間はなんだったんだと思います。
最終日にユニオンの代表として
名高い人が30分くらい会ってくれました。
でも,会議の前だから
彼が一方的に話しながら,
会議の準備のために机の引き出しを開けたり閉めたり,
棚から資料を出してカバンに入れたりしていました。

私としては,忙しい中,わざわざ会ってくれて
(自宅に電話してと言われても21時でも不在だったりしました)
しかも,それが有名な人だったので,
何となく「会ってくれて良かった」と印象的でした。

その時,壁にカナダが拿捕したスペイン船に向かって
漁業者がデモをしている写真が飾ってありましたね。
1995年の「カラスガレイ戦争」の時のものです。

「カラスガレイ戦争」から研究を始めた私としては
感慨深い写真でした。

もう1つ,今日思い出したのは,
1998年にポルトガルのリスボンに
国際会議のオブザーバーとして参加するために
行ったのですが,
その時に「是非,大西洋を見たい」と思って
ロカ岬というユーラシア大陸の東端に行きました。

その後,反対側から大西洋岸の研究をすることに
なるとは…
と,前も書いた気がしますが,
ダウンタウンを歩きながら思い出していました。
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