漁業経済学者のひとりごと in 小浜

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ミャンマーの今

2024年03月04日 02時26分58秒 | Weblog
今日(現在は日本時間2:28)というか昨日の昼に
ミャンマーの調査助手とライン電話で20分ほど話しました。

私が病院でかかった経費やスーツケース破損の
保険金請求に使った書類を参考までに送りましょうか
という口実でかけた電話です。
本当は彼女がどうしているか知りたかった。

現在,ミャンマーは軍事政権の外国人への統制が厳しくなり
ヤンゴンで働いている日本人は仕事場以外には
うろうろ観光したりするのが事実上できないらしい。
(まあ,実際には現地の日本人は観光する必要はなく
 ティワラ工業団地なんかの仕事場で普通に働いていると思います)

また,別の国の人の話だったけれど
通訳を連れてうろうろ出来なくて観光ガイドの資格保持者の帯同が必要らしい。

ちなみ私の調査助手は観光ガイドの資格保持者だけど通訳の資格はない。
私自身は通訳の能力や現地企業とのアポ取り能力を重視して
彼女に調査助手をお願いしているので
観光ガイドの資格と通訳の資格の優劣とか両方必要なのかとか
そういうことは全然意識したことがありませんでした。
彼女も明るい時代には,あまり意識していなかったのではないかな?
昨年8月に通訳としてお仕事お願いしている時に
「私も通訳の資格を取ろうと考えている」と言っていたし。

ミャンマーはイギリスの統治下に長らくあった影響らしく
結構な単語が英語のまま使われているらしいです。
分かりやすい例として電話に出るときの最初の言葉は「Hello」です。
(日本語の「もしもし」ですね)

今日調査助手と話した感じでは日本語を最近使っていないらしく
ミャンマー語になっている英語を日本語にするのに少々苦慮していました。
「警察官」が出てこないでPoliceと言ったり
おそらくは拳銃と言いたかったのを「鉄砲」と言ったりしていました。

仕事,あまりないのかな。
でも口調はわりと元気そうだったかな。
体のあちらこちらが調子が悪いと言っていたけれど
平均寿命65歳のミャンマーでアラフィフの彼女ならそんなものなのかな。

私が彼女の観光ガイドの資格に全く関心がなかったのは理由があります。
私がミャンマーの最大で唯一の世界遺産である「バガン遺跡」を含め
仏教寺院に全く興味がなかったからです。
世界最大の仏教国の1つであるミャンマーですから
どんな小さな村にもバガン(寺院)があり
そして,それぞれに「伝説」があります。

その割には寺院そのもの作りが結構似ていて
私は3つ行ったところで「お腹いっぱい」でした。
3回もミャンマーに行ってバガン遺跡に行っていないのは
相当な変わり者らしく踏査助手は腕の見せ所である遺跡に私が興味がなく
それよりもダ・ラー(水のない村)に行きたい。
という私に呆れかえっていました。
まあ,コロナ疑惑でホテルで2泊の足止めがなければ行っていたかもです。
(過去の記事をご覧下さい)

2~3000人の日本人観光客を裁いていた彼女が驚いた私からの情報。
日本のスーパーマッケットではポテトサラダなどの惣菜を売っている。
私の所は20時閉店なので18:30になると半額なるから
お客はそれを待っていて次々買うんだよ,という話をしました。
彼女はミャンマーにはそもそも惣菜を売っていないことから
この話をミャンマー語で運転手と共有し2人で相当うけていました。
「ミャンマーだったら翌日にそのままま売るよ」だそうです。

ここだけの耳寄りの話。
昼ご飯でミャンマー料理を出すところはホテルの朝ご飯の温め直しが
まあまあ,あるらしいです。
彼女,昼ご飯を考えるのにミャンマー語でつぶやいていたつもりでしょうが
日本語だったので私はしっかりと聞き取りました。
私はそれでも良かったのですが別のちゃんとしたレストランで何か食べました,
(何を食べたかは忘れました)

今日の電話で「次に行ったら,またルビーのピアスを買いたい」と言うと
彼女は「あの時(昨年8月)に買ったのは駄目だったの?」と言いました。
「違うのよ。凄く気に入っている。
でも,人間は1つ持っていれば2つ欲しい,2つ持っていれば3つ欲しい,
そういうものでしょ?だから,きりがないのよ。」
という説明をしたら納得してもらえました。
この言い回し,どこから出てきたのか全く分からないけれど
私には中国人の親友を含め外国人の友人がそれなりにあるので
こういう説明が出来たのかもしれないです。

ちなみに私は電話に出るときに「もしもし」は言わないです。
名字が「ヒガシムラ」と長めなので
幼少の時に母に「もしもしは不要。はい,ヒガシムラです,で応答せよ」と躾けられました。
今でも,その当時のまま応答しております。

私は世界で一番不幸な人間だとしばし思っておりましたが…
別に世界で一番でなくても私が不幸だと思えば不幸だとも思っておりましたが…

ミャンマーよりは恵まれているかも。

ちなみに保険請求の書類は欲しいそうです。
他のお客様で同じようなことが起こった際に参考にするとのことで。
ですよねー。彼女のお役に少しでも立てれば幸いなりです。

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