卒論発表会と大雪

今日は卒論発表会でした。
私の研究室は，朝一番に終わったので
お昼ご飯の時には
「なんだかんだで，みんながんばりましたね」と
いう感じで和んでいたのですが…

今日は大雪です。
この前の車の事故のことがあるので
早く帰ろうと駐車場に行ったら
どの車も雪に埋まっていました。

まず，自分の車がどれだか分からない状況。
それでも，とりあえず見つけ出して
荷物を中に入れてスコップで掘り出し始めました。

途中で誰かが手伝って下さって
（お礼は言ったけど，相手は分からず）
公舎まで戻って来ました。

が，公舎の駐車場への道を上ることが出来ず，
近所の方に手伝って頂いて
ちょっとした空き地に置きました。

直後に除雪車が入った様です。
他の先生達も戻って来て雪かきを始めたので
手伝おうとすると，今までの分が一気に出て
ぜんそくの発作。
これは，かえって迷惑をかけると自宅に戻りました。

なお，今日の大雪度は，生まれて初めてレベル。
金沢，函館，札幌にもいたのに…

こんな時思い出すのは，
大雪の中，家族で金沢から車で大阪に帰省した時のこと。
今，思うと無謀にも大阪に帰省しようとした父は
今の私より若かったわけで。

特に印象深いのは，
誰かの車が溝にはまったりすると
その辺りの車の運転手が集まってひっぱりあげたりするのです。
父は，最初は出て行くタイミングとか分からなかったみたいだけど
自分がはまって助けてもらってからは
他の車の手伝いに出て行っていました。

それから，当時はコンビニなんてなくて
夜中の高速のサービスエリアで
カップラーメンを買ったものの
お箸がなくて，歯ブラシで食べたこと。

父しか車の運転が出来なくて
午前11時に金沢を出て，翌朝6時過ぎに大阪に着くまで
ずっと運転してくれたこと。
（私は一応，応援のつもりで起きてはいた）

あれは，東村家の大冒険として，
今でも語り継がれるな…

こういう突発的なことがあると
他の人の違う一面とかが見えて来たりもします。

卒論発表に戻ると
スライドを仕上げるのに学生達はお互いにアドバイスしたり，
また，夜中まで一緒にがんばったりするので
ここで一気に仲良くなったりします。
でも，すぐ卒業なんだよね。

とりあえず，すごく疲れました。

凄く嬉しかったことがあった。

今日は，昨日の出張の帰りにバッグを新幹線に置き忘れ，
その中に手帳が入っていて
2月，3月はかなり忙しいことが分かっていたので
出張の予定が立てられずに困っていました。

バッグは，昨夜のうちに見つかっていて
明日，届きます。

さて，北海道にズワイガニの聞き取り調査に行こう，
特にロシア物の動向について

と思ったものの，どこに聞きに行けば良いのか分からない。

色々と考えてある業界団体が浮上したけど，
昔は良く行ったんだけど
最近は，ご無沙汰していて知っている人がいない。

で，ある人に「この人ならロシアのことをよく知っている」という
○○さんという方を教えてもらって
その業界団体に電話をしました。

電話に出た人が，はい××（組織名）です。
と言ったので
「福井県立大学の東村と申します。
　うんたらかんたらで○○さんはいらっしゃいますか？」と言うと
「はい。おります。
　で，東村さんってズワイガニの本を書かれた人ですか？」
「はい。そうです」
「最近，買ったのですよ。」と言われて，おー！これは凄い！
と思って
「有難うございます！」と言いました。

結局，具体的なアポは取れなかったのですが（手帳がないから），
会っては頂けるみたいで，良かった良かった。

でも，いきなり本のこと言われると凄い嬉しかったよ～。