漁業経済学者のひとりごと in 小浜

東村玲子のWebsiteはこちら → http://www.s.fpu.ac.jp/reiko/

帰国しました。

2018年09月28日 21時25分43秒 | Weblog
無事に成田に到着。

日本時間で昨夜22時頃に出て
成田についたのは16時だから…
18時間か。

あんまり深く考えていなかったのですが,
まずはHalifax到着時に
Montrealとあと2カ所の乗り継ぎがある人は
優先的に降りるって案内がありました。

隣の手に入れ墨のあるお兄さんが
「君も乗り継ぎ?」と聞いて来たので
「そうです。早く降りるのですね?」と聞いたら
そうだって教えてくれました。

「昔はHalifaxを拠点にしていたなぁ」とか
感慨にふける間もなくMantreal行きへ。
(St. JOhn'sとHalifaxは30分の時差があります)

次にMontreal到着すると1時間の時差。
時計を見て搭乗券を見ると
既に搭乗時刻になっていました。

Canadaは自己責任の国です。
Montreal空港が小さいとか誰が言ったんだ?
と思うくらい広かった。

そして喘息に気をつつもダッシュ。
途中で,もの凄いフランス語訛りの英語の係員2名に確認しつつ
搭乗口へ。
なんだか私の好きなカナダブランドの化粧品の免税品店もありましたが
そんなものを見る余裕はありませんでした。

最終搭乗の受付です。
というアナウンスを聞きながら行くと
私が最後から2人目くらいでした。
(もの凄く遅れて来た人もいました…日本人じゃなかった)

成田に着いて,
その時は元気でテンションも高かったのですが
現在,東京の定宿で
サンマ定食を食べて少し疲れています。

台風が来ているのですね。
明日無事に小浜に帰れると良いのですが…

しばらく,ゆっくりします。
地域漁業学会の個別報告の要旨は今から提出します。
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いよいよ出国

2018年09月27日 21時35分49秒 | Weblog
カナダは出国の手続きがないので
普通に搭乗手続きをするだけです。

空港へ向かうタクシーの中で
ちょっとおかしいな,と思っていたのですが
空港に着くなり,喘息の発作が出ました。

薬を飲んで横になれる場所があれば大丈夫なので
荷物をチェックインする時に頼んでみようと思っていると
どんどんひどくなってしまいました。

地上係員2人に抱えられて横になれる椅子へ。
「横になれば大丈夫です」と身振りで話して
薬を飲んで休んでいました。

「喘息」って英語が分からなかったので
インターネットで検索して見せて,
「私はこの状況を分かっています,10分休めば大丈夫です」
と言ったのですが,
St.Joohn's→Halifax→Montreal→Narita
なものですから
医者やら救急隊やらが来て
脈,血圧,体温,心拍数,あと何か血を少し取って検査,と
大事になってしました。

そうこうするうちに発作も治まって
「病院に行かなくても大丈夫です」という書類にサインしました。

自宅住所も書かなくてはならず,
Obamaという住所で笑われ,
Prefectureが通じず,Provinceみたいなものですと言って
無事に飛行機に乗せてもらえることになりました。
生年月日を聞かれて答えると「若く見えますね!」と言われました。

現金が少し残っているので
Newfoundland and Labradorと書いてある
マグカップを買いました。

やっぱり少し気が抜けたのかな…
まだまだ先は長いのだけど。

感慨にふける場合でもありませんでした。
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再びSt. John'sへ

2018年09月26日 08時40分56秒 | Weblog
国内線と国際線の航空会社が違うので
帰りにSt. John'sで2泊します。
無事にSt.John'sに私も荷物も着きました。

ジムの友達で聞き取り調査にも応じてくれた方が
St. Anthonyの空港で働いている(今日は勤務日)と
聞いていたのに全く見たりませんでした。
(私の研究室フロアーより狭い空港なので,すぐに分かります)

と思ったら,飛行機に荷物を積み込む仕事でした。
最後の最後に見つかって,向こうが手を振ってくれました。
私も大きく手を振って大声で(プロペラ機だから)
「さようなら!北極熊ありがとうね!」と言いました。
北極熊の飾りをくれた方です。

St.John'sに着いてメールをチェックしましたが
結局,明日のアポは取れず(2件頼んだのですが),
今日の午後と明日は消化日になってしまいました。

今日は15時にならないとホテルにチェックイン出来ないので
大きな荷物を置いて13:30からダウンタウンに行きました。
お世話になっている方にちょっとしたお土産を買うつもりで。

でもダウンタウンでは良い物のが見つからなかったので
結局,いつものショッピングモールに行って買いました。

ホテルにいったん戻ったのが18:30。
この間に昼ご飯を食べにTim Hortomsに1回,
ショッピングモールでお茶を飲むために
またTim Hortonsに1回行きました。

St. Anthonyで毎日の様に
Tim Hortonsに行っていたので
さすがに別の店にと思いましたが
何しろ安いし(でも1食1000円),慣れているしで…
Tim Hortonsはカナダのファストフード店です。

ホテルに荷物を置いて歩いて10分くらいのスーパーマーケットに行くのに
道に迷って1時間ほどさまよいました。
途中で1mくらいの高さの塀を乗り越えたりとなかなか大変でした。

気温が10度を切っているので
日本の感覚だと暗くなるのが17:30~18:00なのですが
実際には19:00頃に夕暮れです。
だから気がつくと結構遅い時間になっていることがあります。

St.John'sに10日前まで滞在していた時は
「カナダだな~」くらいの気持ちでしたが
漁村から戻ると小浜から東京に行った時くらいの感覚です。
実際の都会度は福井市よりも下で敦賀くらいですね。

英会話力がもの凄く上がっていました。
向こうの言っていることはよく分かるし
こちらも言いたいことは言えるし。
ただ単語がこちらの訛りになっているかもしれません。
「スーパーマーケット」を「グロッサリー(食料品店)」と呼ぶとか。

グロッサリーの帰り道は,地図を見ていると
親切な女の子が「何か必要なの?」と聞いてくれたので
お願いするとGoogle Mapで調べてくれました。

実は,道を尋ねるのは今日は2回目で
1回目は初老の男性が声をかけてくれました。
その時に,私が地図を逆さまに見てるいると(自分の行く方向を上にする)
「地図の方向を逆にして(つまり北が上)」と言われ
女の子は地図を進む方向を上にして見せてくれたので
これは万国共通なのかなと思いました。

このホテルのオーナーは多分過去に2回別の場所に泊まった時と同じです。
部屋自体は,19世紀風でとても素敵なのですが
経営方針が,もの凄くビジネスライクなのです。
目の前に「チップは歓迎です」という瓶が置いてあります。
1回目は最初にSt. John'sに着た時なので
2000年以前です。
2回目は忘れましたが,あまり好きではない経営方針です。

それなのに,なぜまた選んでしまったのか。
2泊だけなので,ダウンタウンに近い所にしたのですが…
ダウンタウンは2013年に来た時に景気が良くなっていたのですが
前にも書いた通り,また景気が悪そうです。
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St. Anthony空港

2018年09月25日 21時26分57秒 | Weblog
朝から色々ちょっと焦りました。

車をホテルの入り口からかなり離れた場所に
昨晩は止めたので,
入り口近くに動かそうとすると
フロントガラスが凍っていました。
幸いにも,エンジンをかけて
温風を最大限にするとすぐに溶けました。

荷物を積み込み空港へ。
30分ちょっとで着くと思っていたのですが
結局1時間くらいかかりました。
途中で「まだ着かないのか…」と不安になっていました。

さらに…
荷物が重量オーバーでした。
これは100ドル払うことを予想していたので
現金を用意していました。
話の流れから「もしかして200ドル?」と思ったのですが
100ドルでした。
ただ,15%の税金のことを忘れていました。
残りの現金がほぼタクシー代のみでしたので
大丈夫か?と思いましたが
昨晩,10ドル札と5ドル札2枚を別の財布に移したことを
思い出して安心しました。

とにかく日本語でも数字に弱いのに
英語でしかもポンドで言われるので
聞き取り調査中もずっとアシスタントに数字は任せていました。
「重さが35」と言われると,まず35kgと思ってしまいます。

さらになぜか大学VPNには接続しているはずなのに
メールを受信出来ません。
これは裏の手口があるので
あと2日くらいは大丈夫です。
ただ,2時間前にはメールチェックが出来たのに
おかしいな…と

私が滞在していたホテルは
ここに来る度に使っていたホテルです。
今回でSt. Anthonyは7回目でした。
チェックアウトの際のフロント係が
ずっとここで働いている人だったので
少しだけおしゃべりをしました。

ホテルの部屋を出る時に
「さよなら」と独り言を言いました。
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さようなら…

2018年09月25日 08時42分56秒 | Weblog
21時前にホテルに戻りました。

夕ご飯は,ジムが私のためにアザラシを用意してくれました。
グレービーソースをからめてあって
なかなか美味しい物でした。

私が本当に何でも食べるので
ジムも次々と珍しいものを用意してくれます。
滞在中にはムース(ヘラジカ)も食べました。

ジムが「魚をあげる。5ポンド持って行く?」と言っていたので
「うん。有難う!」と返事したのですが
うっかりしていました。

塩干ダラなので,干重量2kgくらいだから
もの凄い量になってしまいます。
…嬉しいけれど,どうしよう…

24時間水に漬けて塩抜きした後に
水を変えてジャガイモとゆでるのが伝統的方法です。

ジムはイカ釣りの光力制限の話に
ずいぶんと興味がある様でした。
最近,手回し式のいか釣り器を買ったのでね。
今日,船に取り付けたらしいです。
写真を撮りました。

車はジムが運転した分を含めて898kmも走りました。
明日空港まで運転して行って終わりです。
燃費が悪くて大きくて困った車でした。

お別れの時はさすがにちょっと泣きました。
ジムは自分の漁船で日本まで来るって言っていました。

16年間にわたる私のSt. Anthonyでの調査が終わりました。
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お仕事終わり

2018年09月25日 06時00分30秒 | Weblog
今日はアポが取れなかったので
アシスタントと漁村を見に行ったりして過ごしました。
最後の最後まで待ちましたが
アポは取れず…

That's what we can do.

と言っていました。

あまり腹も立たず,
それなりに色々な情報を仕入れたので
こんなものかな,と思っています。

St. John'sの方も返事が来ないので
飛行機が無事に飛び,荷物も無事に届けば
少しゆったり過ごせそうです。

地域漁業学会の個別報告のエントリーも済ませました。

アシスタントと素敵なカフェでお茶を飲みました。
私が食べたフィッシュケーキの原材料は
Jimが獲ったタラだそうです。
美味しかった!

これから夕ご飯を一緒に頂いてお別れです。
先ほどジムが船で明日のタラ漁の準備をしている所へ行きました。

とても寂しい気持ちです。
本当にお別れなんだな,と思うと…

この10日間で色々なことがあったけれど
あっという間に過ぎました。
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名残惜しく…

2018年09月24日 09時25分56秒 | Weblog
今日の夕食後の聞き取り調査の漁業者は
2002年にアシスタントをしてくれた人(死去)の夫の紹介です。

このご夫君の仕事は未だに何をしていたのか
アシスタントも分かっていないし
私も分かっていないのですが
地元の漁業者に強力なコネクションを持っているのは
事実の様です。

昨日の人の対応も良かったことは書きましたが,
今日の人も良かったです。

今日の人なんか
会社と漁業者の秘密のコネクションとか
(知っていますが)
銀行から金を借りる方法とか
(初めて聞きました)
「そんなこと話して大丈夫なの?」という話まで
教えてくれました。

夜になると風もおさまり満月で
これが昼間だったら良かったのにと思いました。

明日が最終日なのですが
今更ながら,ちょっと名残惜しく感じています。

今日の漁業者さんが自分の船に入って写真を撮っても良いと
言ってくれました。
アシスタントがジムに船の名前を確認してくれて
明日,時間が許せば行って来ます。

明日は,上手く行けばアポが1件入りそうです。
たぶん,それで終わりじゃないかな。

今日は21:40にホテルに戻って来ました。
明日は10:30から仕事開始です。

明日は再び風が強いらしく
タラ漁業には行けないとジムが言っていました。
こればかりは,残念だったな。
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夕ご飯後にアポ

2018年09月24日 04時49分16秒 | Weblog
天気は急転してみぞれになりました。

夕ご飯を頂きにジムの家に来て
少し質問をしていました。
ちょいちょい確認しておきたいことがあるので。

そうしたらアシスタントは留守でしたが,
夕食後にアポが取れたということです。

えっ!
と喜んでいると
アシスタントが帰宅して
19時から聞き取り調査だそうです。

今日は夕ご飯を頂くだけと思って
もの凄くカジュアルな格好をしているのですが…
(部屋着の様な感じ)

こちらの人はあまり気にしないので良いです。
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明日で終わり

2018年09月24日 01時46分20秒 | Weblog
現在,日曜日の14:15です。
アポは入っていません。
明日でSt. Anthonyでの調査も終わりです。

日曜日の聞き取り調査は無理だと思っていました。
電話で確認したら,誰もアポが取れていないとのこと。
1人応じてくれそうな人は
とても信仰深い人だそうで,
今日は教会に行っているそうです。

もう来ないという気持ちがあるので
「今日の夕食時に行っても良い?」と聞いたらOKでした。
17:00に行く予定です。

東京で後泊する予定のホテルから
「予約日の5日前になりました」
というメールが来て,
残り少ないのだなぁとしみじみしました。

現金も少しずつ放出しはじめています。

ガソリンも1/4になったので
明日の夜に再度入れますが
また停電なんかがあったら困るので
一応,今日満タンにしました。

天気が良いのでドライブでも
という気持ちもなくて(昨日で疲れた),
学会報告の要旨を書こうと
近所のファストフード店にいます。

さて,お仕事お仕事。
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午後はファンタスティックでした。

2018年09月23日 10時01分54秒 | Weblog
午後の漁業者さんは乗り気ではないのかな…
と若干不安になりながら訪問。

アシスタントも初めて訪問するおうちでした。
「この辺りの青いおうちだって」というので
「あれかな?」と言うと
「まさか,あんな大きな建物がおうちってことはないのでは?」
と言っていましたが…
アシスタントが表札っぽいのを見つけ,
その大きなおうちが漁業者さんのおうちでした。

凄く親切だったし,
今回初めてのエビ漁業者だったので…
それから久しぶりに個人経営の大型船(65fee)の経営者に会いました。

聞き取り調査を始めると
妻の方がケーキとエビの料理(クラッカーに乗せて食べる)を
出してくれて,びっくりしました。

既に軽く情報を仕込んでいた漁業管理について
色々と質問をしました。
学会報告に使えそうなことを教えてもらえました。

当たり前と言えば当たり前なのですが
漁業管理そのものについてはアシスタントより私の方が詳しいのです。

聞き取り調査の後で,
その漁業者さんの船を見に行って写真を撮るという話をしたら
なんと付いてきてくれて
船の中も見せてくれました。
65feet船の中を見るのは初めてで
写真も撮り放題だったし
途中でシータも車に取りに行ってバシャバシャ撮りました。

やはりアシスタントに電話してもらって良かったです。

夕食を食べに行ったら
オーストラリア人女性で「自分探しの旅」をしている人に話しかけられました。
初めは面白いかなと思っていたのですが
徐々に「自分探し系」だと判明したので
アシスタントを促して店を出てジムの家で
聞き取り調査の内容確認をしました(ここまでがアシスタントの仕事)。

ホテルに戻って来たのが22時前で
さすがに疲れました。
現在22:30です。
明日の朝6時にタラ漁が再開なのですが
暴風なので(小浜に台風が直撃した時なみ),
誰も出漁できないと思います。

明日の午前中はアポも入っていませんが
今日の午後の満足度が高かったので
まあ,良いかって気分です。

この行き当たりばったり感が海外調査の醍醐味ですが
精神的にはきついので食べ過ぎて太りました。
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