こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。
30年前に米国系の某社に入社した時に驚いたのは機密保持について厳格なルールがあり、それを守る体制でした。開発部門でこれから開発する製品の情報ですから、当然機密扱いで新製品開発のプロジェクトに参加した時から機密保持契約に署名し、配られる資料は通し番号で管理され、一部でもコピーしたものが出回れば出所がバレテしまう様になっていました。機密書類は全て施錠したロッカーに収納し、毎月、夜間に行われる検査の時に机の上など施錠されていない所で見つかれば始末書ものですし、物によってはコピーすらできない用紙で配布されています。30年も前から厳格に機密書類は管理されていました。
で、機密書類とはなにか? 管理の第一はIdentification.【識別】です。それが機密情報であることを示す「機密」というスタンプを押せば、例え白紙でさえ機密書類になります。機密検査チームをからかって白紙に「機密」というスタンプを押して、施錠できない机の引き出しに入れておいてクビになった社員がいるとかいないとかのウワサもありました。
日本でも最近は、セキュリティの観点で外部からの訪問者が入るエリアは物理的に隔離する会社が増えました。たまたま、業務でオフィスの中まで入ったある会社は非常に厳しい管理をしていて、就業中にトイレに行く時でさえ、ノートPCをキャビネットに収納し、施錠してから席を離れるという会社でした。帰宅する時にはPCはキャビネットに納めて帰りますので、机の上には何一つ置いてありませんでした。社外の人が入って来る事は不可能なオフィスで、そこまで管理するのは社員同士での情報漏洩を防ぐためのものでした。セキュリティの基本は、性悪説。社員は悪さをするというのを前提にしているのです。
それに比べると、日本のお役所では書類の山が机の上に積み重なり、誰でも自由に出入りできるところが多く民間企業での機密管理と比べると、管理など無いに等しい所が多いようです。警察庁とか防衛省などは入退室管理に厳しいところもありますが、公務員に対し機密管理を課すのは当たり前過ぎる話で、出てくのが遅すぎた位です。
企業にも国家にも公開できない情報があるのは仕方ないことで、それを漏洩するような行為は、企業や国家の存在自体を脅かすのですから罰せられるのは当然です。そのようなことは民間企業でさえ数十年も前から行われていることです。人は悪さをする。それをさせない手段とした場合の処罰。その両方が必要です。これに反対するというのは人間の本質について真剣に向かい合っていないということと思います。
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町24番地8
SOHOステーション703
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
30年前に米国系の某社に入社した時に驚いたのは機密保持について厳格なルールがあり、それを守る体制でした。開発部門でこれから開発する製品の情報ですから、当然機密扱いで新製品開発のプロジェクトに参加した時から機密保持契約に署名し、配られる資料は通し番号で管理され、一部でもコピーしたものが出回れば出所がバレテしまう様になっていました。機密書類は全て施錠したロッカーに収納し、毎月、夜間に行われる検査の時に机の上など施錠されていない所で見つかれば始末書ものですし、物によってはコピーすらできない用紙で配布されています。30年も前から厳格に機密書類は管理されていました。
で、機密書類とはなにか? 管理の第一はIdentification.【識別】です。それが機密情報であることを示す「機密」というスタンプを押せば、例え白紙でさえ機密書類になります。機密検査チームをからかって白紙に「機密」というスタンプを押して、施錠できない机の引き出しに入れておいてクビになった社員がいるとかいないとかのウワサもありました。
日本でも最近は、セキュリティの観点で外部からの訪問者が入るエリアは物理的に隔離する会社が増えました。たまたま、業務でオフィスの中まで入ったある会社は非常に厳しい管理をしていて、就業中にトイレに行く時でさえ、ノートPCをキャビネットに収納し、施錠してから席を離れるという会社でした。帰宅する時にはPCはキャビネットに納めて帰りますので、机の上には何一つ置いてありませんでした。社外の人が入って来る事は不可能なオフィスで、そこまで管理するのは社員同士での情報漏洩を防ぐためのものでした。セキュリティの基本は、性悪説。社員は悪さをするというのを前提にしているのです。
それに比べると、日本のお役所では書類の山が机の上に積み重なり、誰でも自由に出入りできるところが多く民間企業での機密管理と比べると、管理など無いに等しい所が多いようです。警察庁とか防衛省などは入退室管理に厳しいところもありますが、公務員に対し機密管理を課すのは当たり前過ぎる話で、出てくのが遅すぎた位です。
企業にも国家にも公開できない情報があるのは仕方ないことで、それを漏洩するような行為は、企業や国家の存在自体を脅かすのですから罰せられるのは当然です。そのようなことは民間企業でさえ数十年も前から行われていることです。人は悪さをする。それをさせない手段とした場合の処罰。その両方が必要です。これに反対するというのは人間の本質について真剣に向かい合っていないということと思います。
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町24番地8
SOHOステーション703
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