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特定秘密保護法案

2013年11月08日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

30年前に米国系の某社に入社した時に驚いたのは機密保持について厳格なルールがあり、それを守る体制でした。開発部門でこれから開発する製品の情報ですから、当然機密扱いで新製品開発のプロジェクトに参加した時から機密保持契約に署名し、配られる資料は通し番号で管理され、一部でもコピーしたものが出回れば出所がバレテしまう様になっていました。機密書類は全て施錠したロッカーに収納し、毎月、夜間に行われる検査の時に机の上など施錠されていない所で見つかれば始末書ものですし、物によってはコピーすらできない用紙で配布されています。30年も前から厳格に機密書類は管理されていました。 

で、機密書類とはなにか? 管理の第一はIdentification.【識別】です。それが機密情報であることを示す「機密」というスタンプを押せば、例え白紙でさえ機密書類になります。機密検査チームをからかって白紙に「機密」というスタンプを押して、施錠できない机の引き出しに入れておいてクビになった社員がいるとかいないとかのウワサもありました。

日本でも最近は、セキュリティの観点で外部からの訪問者が入るエリアは物理的に隔離する会社が増えました。たまたま、業務でオフィスの中まで入ったある会社は非常に厳しい管理をしていて、就業中にトイレに行く時でさえ、ノートPCをキャビネットに収納し、施錠してから席を離れるという会社でした。帰宅する時にはPCはキャビネットに納めて帰りますので、机の上には何一つ置いてありませんでした。社外の人が入って来る事は不可能なオフィスで、そこまで管理するのは社員同士での情報漏洩を防ぐためのものでした。セキュリティの基本は、性悪説。社員は悪さをするというのを前提にしているのです。

それに比べると、日本のお役所では書類の山が机の上に積み重なり、誰でも自由に出入りできるところが多く民間企業での機密管理と比べると、管理など無いに等しい所が多いようです。警察庁とか防衛省などは入退室管理に厳しいところもありますが、公務員に対し機密管理を課すのは当たり前過ぎる話で、出てくのが遅すぎた位です。

企業にも国家にも公開できない情報があるのは仕方ないことで、それを漏洩するような行為は、企業や国家の存在自体を脅かすのですから罰せられるのは当然です。そのようなことは民間企業でさえ数十年も前から行われていることです。人は悪さをする。それをさせない手段とした場合の処罰。その両方が必要です。これに反対するというのは人間の本質について真剣に向かい合っていないということと思います。

〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町24番地8
SOHOステーション703
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
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ディーゼル・エンジン

2013年11月07日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

私が子供の頃からの長寿番組「ヤン坊、マー坊の天気予報」も50年続いて終了したそうですが、このCMソングが未だに耳に残っています。「二人合わせてヤンマーだ」という当時は「ヤンマー・ディーゼル」という会社名でした。現在は「ディーゼル」が無くなりただの「ヤンマー株式会社」です。この会社、山岡孫吉さんが創立した会社で、山岡の「山」をヤンマーとしたのでしょう。

山岡さんは、発明家で小型エンジン[当時は発動機と呼びました]を作っていましたが、ディーゼル・エンジンの発明を知るとドイツまで出かけ、その仕組みを学んで世界で初めて小型化に成功しました。ディーゼル・エンジンを発明したツドルフ・ディーゼルさんに敬意を表し、ディーゼルさんの会社のあったアウスブルグ市に日本庭園を寄贈したそうです。 それがきっかけでヤンマーの工場のある尼崎市と長浜市都が姉妹都市になり、アウスブルグ市【ディーゼル・エンジンを作るMAN社の所在地】に長浜通りと尼崎通りができたそうです。

MAN社は船舶用などの大型ディーゼルで有名ですし、欧州の車メーカはディーゼル・エンジンを多用しています。日本では、折角、ディーゼル・エンジンの小型化を世界で最初に開発したものの、ヤンマーの社名からディーゼルが消えたようにディーゼル・エンジンの研究開発は日本では停滞していました。

前東京都知事であった石原さんがディーゼル・エンジンの排気ガスから出たススをペットボトルに入れて、ディーゼルを大気汚染の悪者に仕立てていましたが、あれは単に日本のディーゼル・エンジンが遅れていただけで、ディーゼルの根本的な問題ではありませんでした。技術に疎い政治家というのは困ったものなのです。間違った知識を基に正義を振りかざすのは始末が悪い(小泉さんの脱原発も同じこと)。

コモンレールと言う燃料噴射装置と過給機が加わり、公害の犯人どころかエコの代表で欧州では自動車用エンジンとしては主流なのです。ディーゼルさんは不幸な形で生涯を終えましたが、彼の発明したエンジンにその名を残し、永久にその名を残すことでしょう。

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プリウスとポルシェ

2013年11月06日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

フォルクスワーゲンを設計したのがポルシェさんであることを知っていれば、車マニアとしては大関クラス。ハイブリッド車を初めて作ったのもこのポルシェさんであると知っていればこれは車マニア横綱級と言えるかもしれません。

ハイブリッドの花を咲かせたプリウスですが、元々はポルシェさんが1900年に開発したものです。トヨタ自動車が発足する30年以上も前のことです。ポルシェさんは電気工作に強い関心を寄せ、1900年には電気自動車「ローナー・ポルシェ」号を作ってパリの万国博覧会に展示し、これはインホイール・モータを使用した画期的な電気自動車でした。 その後、内燃機関と電気モーターを組み合わせた「ミクステ・ヴァーゲン」なるハイブリッド車まで作っていたのです。ただ、その頃のバッテリーは重量が重く、実用には不向きでしたが、技術の芽を発芽させたポルシェさん、その後、車のデザイナーになり名車「フォルクスワーゲン」を設計しました。

ポルシェさん、生まれはオーストリア・ハンガリー帝国でしたが、ナチスに命じられてドイツ国籍を取得ナチスに協力させられ、重量が180トンの超重戦車「マウス」を設計しましたが、大きすぎて不具合が多かったようで2両しか製造されませんでした。180トンの戦車がどんな化け物かと言えば、日本の最新鋭の10式戦車の総重量が約40トン、米軍が世界に誇るM1エイブラムス戦車が約60トンですから現在の世界の主力戦車の4倍以上もある大きな戦車がうまく動かなかったのは当然のような気もしますが、エンジニアとしては大胆な発想の持ち主であったようです。

リチウムイオン電池という強力な電池、電力制御をおこなうパワーエレクトロニクス、ポルシェさんが生きていて現在の要素技術を自由に使用できたら、さぞかしトンデモナイものを作ったことでしょう。昔の人ですから、教育などたいして受けていない方であったようですが、やはり天才というのは教育という他人の力など借りずに業績を残すものです。

100年以上も昔の事ですから、オーストリア帝国での電気自動車の特許など現在では無効でしょうが、古いアイデアの中にはそれを支える技術が不十分で陽の目を見る事が無かった傑作が沢山埋もれているはずです。温故知新とは良く言ったものです。古いものだからと馬鹿にしてはいけません。古いものの中に埋もれている宝物が沢山あることでしょう。

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「ケジメ」に欠ける小泉さん

2013年11月05日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

今回は横浜での講演があったそうです。その中で「小泉元首相は無責任」という批判に反論されていましたが、少しポイントがズレテいたようです。 意見を変えること自体は、無責任ではありません。彼の言う通り、過ちと思えばいつでも変更すべきです。しかし、その前に、自分が原発推進をしてきた最高権力者であったわけですから、脱原発を唱える前に最初にすべきは謝る事ではないでしょうか? あの見事な白髪を丸坊主にし、土下座でもして、過去の判断は誤りでしたと認めた上での変更であれば立派なのですが、他人事のように軽いんです。「人の気持は変わるんです。それが分からない人たちが批判している」と言うのは間違いです。そのケジメの無さを無責任であると感じているのです。

最終処分地が決まっていない事に文句を付けていましたが、それをしてこなかったのは小泉さんご自身を含めた、歴代の自民党政権でした。自分で何もしなかった事を棚に上げ、決まっていないからダメとご自分が総理大臣の時であれば立派な発言ですが、当時は何もせず、今になって何を寝ぼけた事を仰るのやら。。それは、何もしなかった小泉さんの責任でしょう? この発言も全くの他人事なんです。

「政治が決めれば、後をどうするかは専門化が決める」との発言もありましたが、後をどうするかについての案を専門家任せで何が判断でしょう? 政治的判断というのは先を見ないで判断してしまうと言う事なのでしょうか? その政治的判断とやらで、専門家任せにしてに、原発の運転基準を甘やかし、今回の事故を起こしてしまったのと同じ事を繰り返すだけです。

郵政も後先考えず、とにかく現状を壊すと言う事でしかありませんでした。小泉さんが勘違いしているのは、脱原発を言い出した事について無責任といわれているのではなく、その根底にある考え方自体が無責任であると言われている事に気が付いておられないようです。何の権限も無い庶民でなく、日本の総理大臣で原発のかじ取りもしてきたのですから、笑いながら「私、昔は原発推進論だったんです」はないでしょう。この方の辞書には責任と言う言葉は無いようです。

日本の総理大臣というのは、こんなに軽い人でもなれるという見本のような演説会にいって拍手などしていて良いのでしょうか?演説をする方も聴く方も、日本からは「責任感」「ケジメ」というものが無くなってしまったようです。「ケジメ」など気にしていたら政治家など勤まらない。ましてやもう政治家では無いのだから「ケジメ」などどうでも良いというのでしょうか?

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中国はもう終わっている  徳間書店 黄文雄/石平

2013年11月01日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

このお二人の著者は今までにも沢山の中国終焉本を書かれていますので、「またか」という印象なのですが、中国の病巣を分かり易く説明しています。このお二人は中国に行ったら生きて戻る事はできないでしょうね。あるいは、何時、中国公安の工作員に拉致され、中国に連れ戻されるかもしれないという恐怖はあるでしょうね。しかし、勇敢にも中国終焉論を書き続けています。

中国の何がダメで終焉論が展開されるのか? 従来から指摘されている経済、社会上の余りある問題点に新たに不安定要素が加わったのでは無く、それらがより深刻化しているようです。同じ題材の本を何冊も書くことは定点観測での変化を観察しているようなもので、それなりに意味があります。

中国だけでなく、中国に寄り添う韓国も中国と共に没落。アジアで反日を明確にしているのはこの二カ国で、子供達に反日教育などしているような国はそもそもお友達ではないのです。安倍さんがあわてて首脳会談などする必要は全くありません。

隣国だから仲良くしないといけないなどという事は無く、隣り合う国というのは利害が対立し、仲の悪いものなのです。積極的にケンカする必要はありませんが、仲の悪さ、対立している事に負けない精神的な強さは必要です。

ウイグル、チベットなどの少数民族も中国崩壊の要素の一つ。文化的にも地理的にも伝統的にも、中国とは関係の無い民族を無理やり漢民族の支配下に於いてしまう乱暴な行為なのですが、チベットと同様にあまりに奥地であるため、世界の目がそこまで届き難いのは気の毒な事です。中国による支配から解放されるまで、我慢はもう少しのようです。

本書では、中国が世界の経済をリードしてきた時代は既に終わり、来年には崩壊するとの予測を多面的にしています。国が終わると言っても国民がいなくなる訳ではなく、経済的に成り立たなくなり、全国的な統制がなくなり、軍区ごとに分裂するのでしょうが、その混乱に乗じて日本にも難民が押し寄せることになります。

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