雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

避雷針と放射性物質

2014年06月30日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

PDCE避雷針をシンガポールに輸出しました。現地の日本企業の工場に取付けるのですが、取付けも日本の会社がやっていまして、確実な取付を任せられる体制ですので輸出をしました。 PDCE避雷針の効果は取付け方次第ですから、相手の技量が分からない場合には販売しません。ところが、シンガポールの税関で放射性物質を使用していない証明を要求され、通関が止まりました。勿論、放射性物質は使用していませんので、その旨の書類を作成しました。

何故、避雷針に放射性物質? というのは、空気中を電気が伝わる際に、空気を構成する窒素、酸素の分子が電離【プラス、マイナスに分離する事】していると、電気が通り易い。そのために避雷針の先を放射性物質としたようなものが一時使用されました。放射性物質からの放射線で空気が電離し、電気を通しやすくして、雷をより受けやすくしたのです。 しかし、これは浅はかな考えでした。 雷撃を受けるとその衝撃で放射性物質はバラバラに飛散してしまうのです。現在は、日本でも使用は禁止されています。

しかし、別の方法で空気を電離し、雷を通り易くする実験はおこなれています。それは、レーザー光線によりものです。レーザー・ビームが通過したところは、プラズマが発生し、電気を通しやすくなります。これを地上から雷雲の底部に向けて発射すると電気の道ができて、そこを一直線に放電するのです。レーザー光源に直接、落雷しないないように、反射鏡で反射させ、鉄塔の上部をかすめるように雷雲にレーザ光線を照射し、この鉄塔に落雷させます。

上空から地上に向かう雷様は、一直線をたどらず、ギザギザな軌跡を描いておりてきますが、これは短い放電を繰り返し起こしているからです。電流の大きさにより一発でたどり着ける距離は限定されます。そこで、まず、持てるエネルギーを使いきり、一番たどり着きやすい所まで放電し、そこで次のエネルギーを補充してからその次の周辺の行き付けるところまで放電する、という事を繰り返しながら降りてきます。中国からのPM2.5とまで言わなくても、空気中には細かなゴミが沢山浮いています。それ故、朝焼け/夕焼けは、太陽光が低い角度で大気中を長い距離通過してくるので比較的、大きなゴミに長めの波長の赤い波長が散乱し赤く見え、昼間はほぼ真上から照射される太陽光は、小さめのゴミに当たって短めの波長の青が散乱し、青空が見えるのです。そのような空気中の小さな粒【エアロゾルといいます】を中継基地にしながら降りてくるので一直線では無いのです。

都会に落ちる前に、人気のない安全な場所に落としてしまうと言うのは良い考えなのですが、雷雨の中レーザー光の到達できる距離は限定的です。しかし、レーザー光の出力が大きくできれば、雷どころか中国や北朝鮮からの核ミサイルまで打ち落とすことも原理的には可能であり、一部、限定的ではありますが実用試験も進んでいます。これは全く防衛的なもので攻撃兵器ではありませんから、日本でも堂々と研究開発を進めるべきです。(ミリタリ・オヤジの気ままな喋りは、油断しているといつもミリタリ物に行きついてしまいます。)

〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町24番地8
SOHOステーション703
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
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Forbes 再発刊のニュース

2014年06月27日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

「Forbes」と言う雑誌、ご存知かもしれませんが、米国のビジネス雑誌で、「世界の億万長者」番付で有名ですが、日本では販売不振になり、休刊していました。 それが、再発刊されるとのニュースを見ましたが、これは再発刊しても長続きはしないだろうとの印象を受けました。再発刊第一号の特集がいかにもForbes誌で、「日本の億万長者」だそうです。

ビジネスの成功者が億万長者となること、それ自体は異議はありません。やはり資本主義ですから稼いだ金額が評価の一つになり、そこは別に文句はないのですが、人の貢献度を稼いだ金額だけで評価するというのは一面的すぎます。拝金主義的で人を金額と言う尺度でのみ判断しているようで、私的には共感する度合いは低いです。

金儲けがしたい、億万長者になりたいと言う理由でビジネスを始めた方もいるでしょうが、儲けた金額は単なる結果です。億万長者にならずとも、その方が始めたビジネスの世の中へのインパクト、貢献こそが一番大事です。日本での番付の一番はソフトバンクの孫さんですが、この方の貢献度は長者番付の一番と言うよりも大きなものがあります。

米国人は比較的単純に「お金」第一の拝金主義が多いですから、この雑誌、米国では億万長者のランキングを特長とするだけで売れるのかもしれませんが、そういう観点を引き継いでの日本版では日本では難しいでしょうね。人様の稼いだ額のランキングなど、ビジネシ誌を競って購入する動機になるのか疑問です。雑誌と言うのは文化の象徴のようなもので、米国が光り輝いていた時代であれば米国のものは何でもありがたく、日本への影響力は大きなものがありましたが、もはやそれはありません。米国版の焼きなましのような雑誌では魅力ありません。本国のプライドと日本への理解不足。そこに挟まれて、米国雑誌の日本版の編集は難しい仕事しょうね。

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喜多方まで行ってきました

2014年06月26日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

横浜の自宅から往復740kmを日帰りしてきました。運転を職業にする方であれば日常的な距離かもしれませんが、週末ドライバーとしては十分な距離でした。 途中スコールのような激しい雨、首都高の高い所から見ると、雨が降っていると思われる黒っぽい雲が空から地面にまでつながっている光景など、不安定な天気も体験してきました。

IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の上告では、気温上昇を今後2℃以内に抑え込むことが重要であるとしています。2度ばかり、大したことがないと思うのは大間違い。雷研究のメッカであるオーストラリアのダーウィンでの観測結果からすると気温が2℃上昇しただけで、雷の発生数は100倍も多くなる事が観測されているそうです。

この夏も不安定な天候で始まりましたが、今年の夏の雷はどうなることやら。。設置数の少なかったときは、雷鳴はビジネスの味方のように思えました。設置数が増えてくると、雷鳴を聞くと、息子達(PDCE)は、無事にお役目を果たしているかが気がかりになります。

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次回の展示会  「ライブ&イベント展」

2014年06月25日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

次回の展示会は、7月9日から11日まで、東京ビッグサイトでの「ライブ&イベント展」に出展します。何故、「ライブ&イベント」なのか? 夏季には屋外で行われるイベントが多数あります。その時、押しかけた来場者の警備だけでなく、来場者の保護と言う観点から落雷対策も必要だからです。屋外でのイベント主催者の方々に「必要な場所に」「必要な時だけ」落雷保護をする手段があることを認知していただくために出展します。

具体的には高所作業車を用い、スタンド台に乗せたPDCEを20m程度の高さに持ち上げます。アース線は上から引き下げて地面へと接続します。恒久的な設備として設置していただければ一番良いのですが、イベント会場は限られた期間しか使用しない場合も多く、今回はレンタル会社さんと協業して、「必要な場所に」「必要な期間」を実現します。

私は、横浜育ちで住まいも会社も横浜なので、こういう仕事をしている以上、横浜市内での落雷による事故は見たくなく、既に三ツ沢公園には8基のPDCE避雷針が入りましたので、横浜を「落雷安全対策都市」にしたいと願っています。横浜市内の公園、学校、建築現場や港湾施設のクレーン、鉄道、野球場、動物園、屋外イベントの多い、赤レンガ倉庫などにすべて落雷対策を施すのです。

関東圏ではあまり知られていませんが、大阪で2年前に長居公園でのイベントに来られた若い女性二人が突然の雷雨に遭い落雷で亡くなられています。このお二人は、「高い木」の下は危ないという「常識」を信じて「低い木」を選んで雨宿りしたのですが、気まぐれな雷様は必ずしも高い木には向かわず、低い木を選び、事故になりました。突然の雷雨に遭われたら、低くても木の下は危険です。

県単位にまとめられた落雷発生都市の番付では神奈川県の落雷は飛びぬけて多いとは言えません。それでも過去、神奈川県知事のご家族は落雷事故で亡くなられていますし、昨日も私の住む隣の町ですが、野球場で二人が落雷被害に遭われています。IPCC(気候変動に関する政府間パネル)でも「極端現象」の増加が予測されており、落雷対策は今後、必須になると思われます。その時に少しでも弊社のPDCE避雷針を役に立てたいのです。

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「ゼロリスク社会の罠」  佐藤健太郎 光文社新書

2014年06月24日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

私の子供時代の1950年代から成人するまで1970年代には大きな事故がいくつも記憶に残っています。炭鉱事故、三河島/鶴見の列車事故、航空機事故も多数あり、現在の韓国よりもヒドイ状態でした。これらの事故による死者の合計は軽く千名を超えています。身の回りでの事故とそれによる死者が多いと、死を受け入れざるを得ない状況に慣れるというか、覚悟、諦めの様な、とにかく現実を受け入れざるを得ない状況になりますが、その頃と比べると日本は非常に安全な国になりました。安全である事が当たり前になると今度はりスクを過度に恐れ、まるでリスクを避けていれば平和で安全な暮らしが永遠に続く課の如く、リスクに対して神経質になりました。本書は「リスク過敏症」に付いて説明しています。

著者の佐藤さんは、医薬品メーカの研究職からサイエンスライターになられた経歴の中で、我々が小さなリスクを避け続けて生活し、それがアダとなって大きなリスクにあう事。リスクと言う言葉の定義もキチンと理解しないまま、定量的、定性的な判断、そして統計的な考えもをしないとただマスコミに踊らされることになります。 マスコミは、タダタダ面白おかしく書きたてるだけですから、よほどキチンとした科学的な理解が無ければならないのですが、それを一般大衆に求めてもムダと言うものです。 義務教育はほぼ100%普及し、大学での教育を受けた人が多い中で、日本の教育は自ら考えることを訓練していませんから割と簡単に扇動されてしまうようです。

例えば、色々な場面で「自然」「天然」の文字が溢れ、「体に優しい天然素材」「自然の恵みで安心、安全」。いっぽう、「合成添加剤は一切無使用」「化学物質不使用」等「合成」や「化学」は危険で体に悪いというイメージが定着していますが、実際は天然ものの猛毒はいくらでもある。例えばキョウチクトウ。フランスでは、キョウチクトウの枝をバーベキューの串に使い、死亡事件が発生している位の毒性があるそうです。反対にトマトの原種はアンデスですが、硬くて小くまずく、現在の様な甘くい大粒でみずみずしいトマトは人類が品種改良を続けてきた結果であり、自然が用意してくれた訳ではないのに「自然=安心・安全」と言うのはもはや信仰にまでなっている。

これから夏休み。自然の中で過ごすことにあこがれても、自然界は蚊やブヨその他の虫が沢山いて必ずしも快適ではありません。元々、自然界は人間に厳しく、人間に取って居心地の良い場所では無い所でした。それを人々が工夫し、自然界の厳しさに対峙して来たのが人類の文明です。ところが、いつの間にか人間が作りだしてきた「化学」による物質や「科学」で快適な生活が送れるようになると、その恩恵も忘れて「化学」を嫌うようになってきました。

例えば、ソルビン酸。近年「保存料ゼロ」がもてはやされ、保存料の代表であるソルビン酸はメッキリと使用されなくなりましたが、そのために食物の賞味期間は短縮され、冷蔵保存のために化石燃料の輸入が増えると言うマイナス面には誰も注意を払いません、元々、体重60kgの人がどんぶり一杯のソルビン酸を食べなければ死にはいたらない程の安全な保存料なのですが、いつしか悪者に追いやられているのです。

安心・安全をやみくもに求める代償をどこかでを払うハメになっているのです。食べ物の添加物だけの話ではありません。発がんの恐怖、トランス脂肪酸、そして放射能。ゼロりスクを追い求めるのではなく、リスクに対して成熟した認識を持つ事を提言していますが、食べ物や健康の事だけでなく、リスクを嫌って発言しない、転職もリスクが大きいから現状に留まる、新規の事をするのはリスクが大きい。などとリスクを嫌えば、人の活動自体が小ぶりになり、社会の活性化も無くなる危惧があります。人生は冒険なのです。私は、リスクを恐れず、新しい事に挑戦し続けます。


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米海軍で屈指の潜水艦長による「最強組織」の作り方  デビッド・マルケ  東洋経済

2014年06月23日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

ロスアンゼルス級原潜「サンタフェ」の新任艦長が、この艦に持ち込んだ新しい組織文化の話です。軍隊と言えば、上位下達。上官の命令/権限の大きさは民間会社の比ではないでしょう。この潜水艦、134名が乗り込み、その乗組員の命はもとより、その何百倍もの人の命を奪うことのできる攻撃力を有しているのですから、それを統括している艦長の責任と権限の大きさは容易に想像できます。

新艦長への就任の前に民間で言えば係長クラスに仕事の内容を尋ねると、「言われたことをやるだけです」と皮肉を込めた答えが間髪入れずに返って来る。言われたことをきちんとしなければ軍隊は成り立たないでしょうが、それだけでは仕事の達成感は得られない。「言われたことをする」と言うことは「言われたことしかしない」「余計なことはしない」と言うのは気が利かないのではなく、勝手にしてはいけないのです。

また、軍隊での職務規定は、すべきことはきちんと規定され、艦長と言えども、自分の艦であるからといって勝手にルールを変更して良いものでもありません。全ては、艦長の命令で動くように規定されたルールの下で、この艦長、各担当部門が自発的に動きながら、最後は艦長への承認を求め、それが艦長命令として実行される仕組みを作り上げました。リーダシップが必ずしもトップダウンである必要は無く「委ねるリーダシップ」を目指したのでした。

艦長の所には、乗員が1日中入れ代わり立ち代わり「これから~をします」と伝えに来る。艦長は時折一つ二つ何かを尋ね「よろしい」という。彼が把握するのは乗員が出した結論のみ。艦長が命令を下している場面はほとんどないとのことです。概して、米国人は、組織/リーダシップについては、色々な試みする方が多いようです。普通の会社であれば、上司、先輩、同僚にイヤな奴がいても、会社の勤務時間だけの事ですが、船舶の乗組員は航海中逃げ場が無く気の毒です。特に潜水艦は航行中、外には一歩も出られない閉空間ですから大変です。その様な職場の管理は、仕事だけでなく、生活面まで仕切る艦長の仕事は簡単ではありません。

この潜水艦がパールハーバを出港してから航海日誌のよう毎日の生活や艦としてのミッションがらみで綴られ、潜水艦の内部での業務をそこまで書いてしまって良いのかと余計な心配をするくらいの面白さです。1行1行が大変参考になり、かつ、面白く280ページを一気読み読みした後も、2回目、3回目と、久々に良書に巡り合えました。

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傭兵が教える 危機管理の心得  高部正樹  文芸社文庫

2014年06月20日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

平和ボケの日本にも信じられない人がいるものです。この本の著者の高部さんは航空自衛隊を除隊した後、傭兵としてアフガニスタン、ボスニア、義勇軍としてミャンマーのカレン軍に参加しその戦闘体験から危機管理に付いて体験を披露されています。何を好んでワザワザ戦場へ?と思うでしょうが、そこは個人の価値観です。

戦いを有利にするための助っ人に傭兵というのは歴史が古く、最近では民間軍事会社が兵役経験のある民間人を雇って正規軍の代わりとしていますから、世界中に求人はありますが、危険にあえて挑戦するのは自分に自信のある方しかできない仕事です。以前は、陸軍の歩兵としての仕事でしたが、最近は空軍パイロットまであるそうです。

ジャングル,砂漠、山岳地帯、普通に歩くのもヤットな場所を装備を抱えながらの生きる知恵は、大変参考になります。これだけの知識に裏付けされた自信がなければ傭兵などできないことでしょう。平和すぎる甘い生活を続けている者にとっては、真剣で厳しい戦場での生活体験を知る事は貴重です。

集団的自衛権に関し、短絡的に戦争反対と唱えるのは、あまりに世界情勢、軍事常識に欠ける行為です。日本のすべきことは、武力による領土拡大は行わないことを宣言し、同時に領土拡大を試みる勢力とは堂々と戦うことを宣言すべきなのです。拡張主義の国を前にして、自縄自縛、自らが戦うことを制限するなど相手に利するだけで、それを主張するのは反日日本人です。

傭兵体験のある日本人は、この高部さんだけではありませんが、自衛隊と言う国の機関を通してではなく、民間レベルで戦いの経験を積む日本人が増えることは悪いことではありません。一つ覚えで「戦争反対」だけを唱える人ばかりではあまりにアンバランス。日本の枠組みを飛び出して世界の戦場へ赴き、傭兵と言う国際感覚を積んだ日本人が増えることは良いことです。

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人間を置き去りにした栄養学だけの進歩

2014年06月19日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

古い話しですが、日清戦争での死亡した人の数は20,159名。このうち、軍人/軍属が13,484名(66.9%)残りの33%は民間人で、そのうち軍人/軍属の戦闘死者【戦闘による即死、および病院に運ばれてからの死亡】は、1,417名。戦闘での死亡は僅か1割なのです。

残りは病死者。その頃の病死と言うのはほとんどが「脚気」であったそうです。戦闘で亡くなる人よりも「脚気」で亡くなる人が多かったのは驚きです。戦場ではテント暮らしで、住環境、衛生環境も劣悪、おまけに食糧まで十分でなく、そんな中での病死と言うのも気の毒です。戦死であろうと病死であろうと戦争の犠牲であることには変わりはありません。

このころの日本は貧しく、一日に6合の白米を供する軍隊は、白米を腹いっぱい食べられるというだけで魅力的であったそうです。6合もの白米を大したオカズなしに食べたそうで、その結果ビタミン不足の脚気になってしまうのですが、ビタミンの存在も影響も分からなかった時代ですから仕方ありません。現在の知識で過去を裁いても意味がありません。当時の最高責任者は陸軍局軍医部長であった森鴎外(森林太郎)さんは、これを伝染性の病気と疑っていたそうです。

白米に麦を加える事で劇的に改善されることが分かってからも麦を加えては白米を腹いっぱい食べられるという軍隊の魅力を損なうという現場の反対もあったそうです。食べ物が入隊の魅力的要素とは、現代では考えられません。

これはビタミンBの話ですが、同じようにビタミン不足で酷い目にあったのはビタミンC不足の大航海時代の船上での食事です。この時代の船員、それも下級船員の死亡率は非常に高く、その原因は栄養失調とビタミンC不足による壊血病であったそうです。

今でも発展途上国の子供の死因は餓死である一方、先進国では過食が原因の病気が多いというアンバランス。栄養学自体は進化しても人間自体の進歩は、ほとんどしていないように見えます。

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文化輸入の自由化は世界一

2014年06月18日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

久しぶりに夜の銀座に行きました。街を歩く女性は昼のオフィス街で見かける女性たちとは人種が異なるような妖艶な方が多かったのですが、行ったお店はオールド・アメリカンのライブのお店で、ここに仕事でお世話になっているMrs.T さんが出演するとのことで聞きに行きました。自分よりも大きなベースを抱え、演奏しながら、歌まで歌いそれは見事でした。ご主人もギターを演奏され、仕事をシッカリとこなしながらのこのマルチタレントぶりにビックリでした。

この種の音楽は米国でもローカルで、本場であってもどこででも聞けるものではありません。それが、銀座で聞けるのです。それも演奏し、歌を歌っているのは日本人。反対に、米国の町の中で日本の民謡酒場を見つけ、入ってみると米国人が訛りの効いた秋田弁で秋田音頭を歌っている。。そんな事はほぼあり得ないのですが、日本で言わば米国民謡を聞くことは難しいことではありません。

日本人には、世界の文化を日本に持ち込む垣根は存在しないと言って間違いではないでしょう。ダンスで言えば、フラダンス、フラメンコ、ベリーダンスなど珍しくも無く、中には男子がスカートを巻き、ピョンピョン跳ねるアイリシュダンスなどをしているグループもあり、これなど「そそっかしい」とも言えるような超身軽さですが、日本中で世界中のダンスが楽しまれています。

経済の自由化には相手国から強いゴリ押しがあり不愉快ですが、文化の輸入は輸入する側の自主的なもので爽やかです。好きな音楽を好きなように演奏でき、何の規制もない。文化に偏見をもたず、好きなものは好き。これは素晴らしいことです。

文化という観点から、世界を受け入れている国、自国文化を世界に輸出している国。その指標であればおそらく日本は世界一でしょう。

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ドイツ流、日本流   川口マーン恵美  草思社文庫

2014年06月17日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

著者の川口さん、講談社文庫からは「住んでみて分かったドイツ 8勝2敗で日本の勝ち」も書かれていて、内容はドイツと日本の生活比較。ドイツには出張で何度か行きましたが、ドイツに根を下ろした生活から見えるものは出張で見えるドイツ、あるいはドイツにいながら日本人社会で暮らす日本人よりもドイツ人に近く、外国に住むと言うことの楽しさと大変さの両方が見えて面白いものがあります。もちろん、これは川口さんご自身の独断と偏見、しかし、それで良いのです。8勝2敗についても、これを個人の勝手な見解とケチを付ける方もいる様ですが、所詮、何事も個人の感想/印象であるのは当たり前。そういう文句を言う方がおかしいのです。

ドイツでは、4年生の時に行われる試験の成績が、今後の一生をほぼ決めてしまうそうです。英国でも11歳での試験で進路が決められてしまうように、欧州では人生の早期に人生コースが定められてしまうというのは、人生のスロースタータである私には欧州で生まれなくて良かったと安堵の念をいだきます。私の小学校の4年生から6年生のことなど、遊びが第一で、学校の宿題すらまともにした覚えなど無い【と言うより、宿題などしなかったというハッキリした覚えがあります】。そういう態度では、英国でも、ドイツでも上級学校への進学は許されないコースへ進むしかないのです。その点、日本は将来への自覚などまだ無い子供を、子供時代に選別してしまう等と言うトンデモナイ学制が無い事は恵まれています。エリートの子供はエリート・コース、職人の子は職人コースへとほぼ人生コースが決められているような社会。それでは社会が硬直化してしまいます。いい加減ではあっても、規制の緩い日本の社会は、中にいるとその良さが分かりません。

日本は、いい加減な体質を自覚してか、何事もキッチリした印象のドイツに何か一方的な憧れに近いものを持っていますが、実はドイツにおける日本観は最近は非常に悪くなり、中国ベッタリになっているとのことで、例えば、日本軍による南京虐殺のようなウソ話まで、すっかり信用されているそうです。ホロコーストのお仲間が欲しいという事でしたら、トンデモナイ期待はずれです。

原発廃止、太陽光の活用など、日本ではドイツを優等生のように思っている方が多いのですが、実態はそうではないのです。ドイツの実態を知るためにもドイツ在住の日本人のオバチャン、この川口さんや、「息子がドイツ徴兵制で学んだこと」の永治ベックマン啓子さんの話は大変参考になります。

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集団的自衛権の憲法解釈  血迷った安倍さん

2014年06月16日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

安倍さんの功績は認め、応援していますが、今回の憲法解釈の変更は姑息です。憲法を変えるべきなのです。しかし、憲法を一から作り直すとなると、これは時間のかかる事ですから、現実的なのは、他の法律と同じように条文ごとの改正です。日本を取り巻く状況は、戦後の直後の時代と大きく変わっているのですから、状況に合わせた変更が必要な事は当り前です。

具体的に、憲法の前文と第九条の文言で世界の状況と合わないのは、
「平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼し」  日本の隣国など信頼などできない事は明白で、第二次大戦が終戦した直後は、これ以上の陣取りゲームは無いものと仮定していたようですが、諸国の国民は平和を願っていても、政府としては平和よりは覇権を優先させる国もあるのです。そもそも、防衛やセキュリティを考える時には性善説では話になりません。それは幼稚園までで終わりにすべきです。諸国のみならず日本国内においても犯罪は無くならないのと同じで、竹島、北方領土、尖閣に見られるように隣国はドロボーと言うことを前提にせねばなりません。一方的に信頼などしてはならないでしょう。

「陸海空軍その他戦力は保持しない」  明らかに現状と異なり、自衛隊を消し去るか、この文言を取り消すかの選択しかありません。

「国の交戦権は認めない」  侵略されても戦わずして日本を開け渡すとでも言うのでしょうか?

このような憲法を「平和憲法」とありがたがっているは、相当なお人好しか、日本を侵略したい外国勢力の手先でしょう。この憲法、高尚すぎるのです。夢を語るには適していますが、現実を飛び越えています。政治に夢も必要ですが、国家/国民を危険にさらしての夢はあり得ません。安倍さんは、最高責任者としてそこを改善しようとしているのは立派です。

日本には、そこにいることが見えていても見えないものとして観賞する「黒子」の文化がありますから、矛盾を包み込んでしまう包容力に長けているのでしょうが、それを再び「解釈」の変更で、矛盾に目を閉じるというのでしょうが、このような事を続けるべきではありません。これは、日本人には全く論理ガ無い事を世界にアピールしているようなものです。

某TV局のアナが質問していた内容も「血を流す」と言う言葉を多用し感傷的でまるで子供でした。平和ボケそのものです。人類の歴史の中で、「血」など何万リットルも流されてきましたし、今も流れています。その流血を少しでも少なくするためには積極的に身を守る、時には相手を攻撃しなければならない場合もあるのです。闘う事を避けていれば良いというものではありません、「集団的自衛権」変な言葉です。これ、実は、「集団的攻撃権」の事なのです。利益を共有するグループに反する勢力には集団で対抗する。これは当り前の事です。当り前のことをことさら大きく騒ぎたてる、騒ぐ方も姑息です。 姑息vs姑息、姑息ではありますが、安倍さんにエールを送ります。


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リモートからの課金

2014年06月13日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

タクシー・メータや小売店の秤など金銭の支払いに直結する計量器は、定期的に検定されて正しい値であることが確認されています。それで気持ちが悪いのが弊社のプリンタ/コピー/スキャナの複合機です。毎月の使用量(印刷枚数)を自動的に保守会社に送り、トナーが少なくなればトナーを送って来るのですが、毎月の使用料も機械が保守会社に自動で送り、それにより印刷枚数が何枚でいくらとの請求書が送付されてきます。

使用枚数のカウンターは、操作パネルのどこかに隠れ機能になっていることでしょう。直接の操作ボタンは明示されていません。こういう課金のための情報は機械が勝手に送る前に、使用者である私も確認したいものです。毎月の使用枚数による請求書もカウンタの数値がわかりませんから言われるままに払っていますが、気持ち悪い事です。この種の数字は印刷枚数をデジタルでカウントしているので、アナログ的な誤差は無いでしょうが、それでも機械は100%信用する訳にはいきません。意図的に1割増し、2割増しの細工がされていたとしても、利用者側はいちいちコピーの使用量まで気にしていません。言われるがままに支払うしかないのです。

今後、電力の課金についてもスマート・メータなるものの利用で電気の使用量がリモートから管理されるのですが、それで省力化できるのかと言えば、現在は検針の方がその場で請求書を印刷して置いていきますが、検針だけリモートからしても、それを基に請求書を作り、それを配送するという現在は不要な仕事が増えます。トータルでは、同じようなものでしょうが、人手を介さずともできるという長所は有るようです。

遠隔から課金されるのは、大きな経済の仕組みの一つに支払歯車として組み込まれてしまっているのです。M2M(機械対機械)による通信は、利用者と言う人間の気が付かないところでドンドン進んでいます。課金する側には便利な機能ですが、支払う側には薄気味悪い存在です。

〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町24番地8
SOHOステーション703
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
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IPCC(気候変動に関する政府間パネル)  極端現象とその対策

2014年06月12日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

IPCCの報告の中で、「極端現象」が増加すると言う予測があります。 これは既に、短時間の集中豪雨、ゲリラ雷雨など6年前にはあまり無かった現象が日常化しつつあることから実感として理解できます。この近未来予測をどの様にビジネスに展開するか?  天気のことなどビジネスに関係ないとお思いの方が多いかと思います。気候の変動がビジネスに直結しているのは気象会社の「ウェザー・ニュース」さん、落雷情報の「フランクリン・ジャパン」さん、そして弊社もその内の一つであるかもしれません。

ところが、天気に関係の無い仕事の会社でも実は、この気象変動をビジネスに応用できるのです。前もって分かっている変化ですから、この変化に対する対応を「する/しない」がどのビジネスに於いても大事なことになるのです。一事が万事と言う諺があるように、気候変動への対処をする位の会社であれば、その他の安全への配慮もキチンとしている事でしょう。落雷事故が発生すれば、被害者への賠償だけでは済みません。その様な事故の起きた施設は、事業の継続さえ困難になるかもしれません。屋外での行動がメインであればお客様への責任として対策を施すべきです。弊社のお客様の多くはそこまで考えられての対策をされています。

あるゴルフ場の支配人の方は、落雷事故により廃業に追い込まれるであろうと対策を計画しましたが、親会社さんの判断でこの計画はとん挫しました。現場責任者の「勘」による必要性への気づき、地理的には遠く離れた本社部門での現場感覚不感症。ままある例です。IPCCのニュースなども関心なく見過ごしていることでしょう。

落雷 ⇒ 自然災害 ⇒ 不可抗力 と言うリンクはもはや通用しません。 弊社の次の展示会は7月に「ライブ&イベント産業展」があります。 この展示会でには、イベントの主催者の皆様が対象なので、屋外でのイベントでの落雷対策の必要性を訴えていきたいと思っています。

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PDCEの海外販売

2014年06月11日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

展示会では外国の方がPDCEを販売したいと弊社のブースを訪問下さった方もおりますが、基本的には外国への販売はしない事にしています。プラグ&プレイの製品であれば、購入して頂いた後は自分で使える事でしょうが、PDCEは、台風で生じる大きな風圧に負けないような取付、そしてアース工事が必要になります。海外に於いて、この取付工事がキチンと行われることがハッキリしない会社には販売しません。 

国内に於いても、街の電器屋さんがTVのアンテナを屋根に付けた事があると言う程度の経験でPDCEの取付けをしたいとの事がありますが、避雷針工事を甘く見ないで欲しいとお断りしています。 PDCEの工事には支持管が必要になりますが、それは風圧計算をして十分な強度の支持管を自分で用意できる事が必要です。それを自分でしないで支持管も販売してくれと言われても、取付場所、そこの状況等分からずに用意のしようがありませんので、お断りしています。

海外での使用例として、日本で購入されて自社の海外工場に取付けている例はあります。弊社は日本国内でお客様に製品を渡し、お客様が自ら海外まで送り、取付まで行っていただいています。

残念ながら、海外どころか、日本の隅々までカバーしきれていないのが現状でして、特に家庭用となると数は多くても誰が取付をするのか。。。これには弊社の社内だけでは無理で、協力会社様も必要になります。売れていない時には売る努力、売れれば、その取付を全国に展開するための努力と、弊社の課題は尽きません。 組織を作り上げると言うのは大変な事です。

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グローバリズムに騙されるな

2014年06月10日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

物【サービス】、金、人の国境を越えた移動を自由にすべきと言うグローバリズムですが、WTOの衣をまとっている影の支配者である米国と、欧州ではマーストリヒト条約がその強制力を働かせていますが、国際間で皆のため、他国のため、というのは嘘っぱちに決まっています。全ては、「自国のため」なのですが、うまくオブラートを被せて変形し、欧州全体のために、環太平洋諸国のためにといいますが、経済の強い国、弱い国を横並びで同じ土俵に乗せてしまえば、強い者だけが残り、弱い国は益々弱くなるのは目に見えています。世の中、こんな単純な事を偉そうに言うだけで大ウソがまかり通ってしまうのですから不思議なものです。

オバマさんは、米国民にTPPによる雇用の増大を約束していますが、そ0の雇用とは本来、各国が自分の国で確保できたハズのものを米国産のものを買わされる事で米国に吸い上げられてしまう雇用です。よその国の事情などどうでも良くて、自分の国の国益を優先するのは当然ですからオバマさんが悪人と言うより米国大統領としては当然なのですが、他国を犠牲にしてまで自国に仕事を持ってくると言うこのバイタリティと言うか図々しさ。これが国際政治なのです。

TVに出る経済学者さん、これからはグローバルな時代ですと簡単にグローバリズムの片棒を担ぐ人が多いのですが、これらの多くは利益者側の方ですね。ただ、TVをボケッと見ていると、発言者の社会的な肩書だけでその方の意見を信じ込んでしまう傾向にありますから要注意です。各国が自国の国益中心にならないためのグローバリズムと言えば、聞こえは良いのですが、自国の国益中心そのもので、地域での覇権を目指す国が未だあるのですから、自国の国益中心で何が悪いのか? 他国の事情を考慮せずに、自分の要求を「世界からの要求」と格上げして要求してくるのは悪質です。

過度なナショナリズムの結果による戦争を再び起こさないためのグローバリズムと言うのは聞こえが良いのですが、人類は国境を越える経済には関心があっても、国境を超える博愛に達する事ができる程は進化していません。他国の経済など、本気で心配する人は多くいはいません。心配するとしたら、自分の儲けが無くなる事を心配するだけです。 人のためと言いながら、自分の事を心配する人ばかりである事を忘れてはならないでしょう。個人レベルであれば極めて明快な事でも、国際問題となると分かり難いのですが、国を人に例えて見れば単純な事です。

こういう事を正直に言っただけで、私自身が利己的な人間に思われるかもしれませんが、これは私個人の話ではなく、国と国との話です。会社の近所の中華料理屋の中国人のお兄さんは好きなのですが、中国共産党は全くダメ。米国人も個人的には大好きな人たちですが、国としては別の話。国際関係の本質は利己的なものなのです。

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