こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。
内閣官房の参事官補佐 大嶋様によるセミナーで、このブログの表題の前に「次世代交通システムによるIT先端社会の実現に向けた」という枕詞の付いた長いタイトルの付いたセミナーでしたが、簡単に言うと車の自動運転に向けた取組みについての解説です。 自動運転については、メーカー主導のように見えますが、内閣官房というのはプロジェクト毎にその業界の民間会社からの出向の方が多く、政府として業界の中で競争すべき部分と協調すべき部分を調整する様な役割を果たしているそうです。 今回は、自動運転の安全性について、どこまで配慮しながら進めているのかを知りたくて参加しました。
本当に実用にするなら雷雨の中でどのように安全を担保できるのか? これをどのように考えておられるのかが知りたい部分でした。 条件の良い場合での話だけであればうまく機能するのは当たり前で、それだけでは実用になりません。 電子機器にとって一番条件の悪いのは雷雨の中での自動走行ですが、どこまで車自体でカバーし、どこからを道路、インフラ側で守るのかが大事ななポイントです。
例えば鉄道ですが、線路に沿って数百のPDCE避雷針が取り付けられて落雷事故への対策がされていますが、自動車関連での落雷対策といえば料金所でETCへの落雷対策が数か所ありますが、高速道路自体への落雷防止はまだありません。 道路に落雷した場合、自動運転に影響を及ぼさないようにすることが必要です。 昨年、駐車していたハイブリッド車が近所への落雷で動かなくなったとの相談を受けました。 この件は、高速道路を運転中でなく、駐車中で幸運だったのです。
昔の車は、キャブレターとMTで機械的な要素ばかりでしたが、最近は、どの車でもエンジンへの燃料噴射も電子的に制御されています。ハイブリッド車やEVは電気的な要素が多く、それだけ雷電流による影響を受け易くなります。 これが、駆動系だけではなく、運転制御まで電子的に行うのですからその落雷対策は車だけでは困難かと思います。 道路自体にも落雷対策が必要です。
雷雨の際は車の中が安全と思い込んでいる方が多いのですが、車の種類によります。 昔の車と違って、最近はサンルーフ、パノラマ・ルーフなど屋根が金属ではない車も多くあります。 車内は閉じた空間で安全な気がしますが、その種の車は電気的には屋根には何もないオープン・カーと同じです。 ましてや、自動運転の制御系が強力な雷電流の影響を受けないようにできるのか? 落雷対策が必要という認識もなかったようで、そこを指摘させていただきました。
高速道路での自動運転を許すなら、高速道路にも電車の線路と同じ程度の落雷対策が必要なことでしょう。 同じく政府の参加しているIPCC【気候変動に関する政府間パネル】では、温暖化ガスの影響による地球温暖化で極端現象が増加するという警鐘を与えながら、同じ未来志向のITSでは、気象の極端現象の増加に対する対策をしていない。 何十とあるプロジェクトが同調するのは難しいことです。
ITS=Intelligent Transport System 世界で最も安全な道路交通システムの実現を目指しているそうです。
〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
内閣官房の参事官補佐 大嶋様によるセミナーで、このブログの表題の前に「次世代交通システムによるIT先端社会の実現に向けた」という枕詞の付いた長いタイトルの付いたセミナーでしたが、簡単に言うと車の自動運転に向けた取組みについての解説です。 自動運転については、メーカー主導のように見えますが、内閣官房というのはプロジェクト毎にその業界の民間会社からの出向の方が多く、政府として業界の中で競争すべき部分と協調すべき部分を調整する様な役割を果たしているそうです。 今回は、自動運転の安全性について、どこまで配慮しながら進めているのかを知りたくて参加しました。
本当に実用にするなら雷雨の中でどのように安全を担保できるのか? これをどのように考えておられるのかが知りたい部分でした。 条件の良い場合での話だけであればうまく機能するのは当たり前で、それだけでは実用になりません。 電子機器にとって一番条件の悪いのは雷雨の中での自動走行ですが、どこまで車自体でカバーし、どこからを道路、インフラ側で守るのかが大事ななポイントです。
例えば鉄道ですが、線路に沿って数百のPDCE避雷針が取り付けられて落雷事故への対策がされていますが、自動車関連での落雷対策といえば料金所でETCへの落雷対策が数か所ありますが、高速道路自体への落雷防止はまだありません。 道路に落雷した場合、自動運転に影響を及ぼさないようにすることが必要です。 昨年、駐車していたハイブリッド車が近所への落雷で動かなくなったとの相談を受けました。 この件は、高速道路を運転中でなく、駐車中で幸運だったのです。
昔の車は、キャブレターとMTで機械的な要素ばかりでしたが、最近は、どの車でもエンジンへの燃料噴射も電子的に制御されています。ハイブリッド車やEVは電気的な要素が多く、それだけ雷電流による影響を受け易くなります。 これが、駆動系だけではなく、運転制御まで電子的に行うのですからその落雷対策は車だけでは困難かと思います。 道路自体にも落雷対策が必要です。
雷雨の際は車の中が安全と思い込んでいる方が多いのですが、車の種類によります。 昔の車と違って、最近はサンルーフ、パノラマ・ルーフなど屋根が金属ではない車も多くあります。 車内は閉じた空間で安全な気がしますが、その種の車は電気的には屋根には何もないオープン・カーと同じです。 ましてや、自動運転の制御系が強力な雷電流の影響を受けないようにできるのか? 落雷対策が必要という認識もなかったようで、そこを指摘させていただきました。
高速道路での自動運転を許すなら、高速道路にも電車の線路と同じ程度の落雷対策が必要なことでしょう。 同じく政府の参加しているIPCC【気候変動に関する政府間パネル】では、温暖化ガスの影響による地球温暖化で極端現象が増加するという警鐘を与えながら、同じ未来志向のITSでは、気象の極端現象の増加に対する対策をしていない。 何十とあるプロジェクトが同調するのは難しいことです。
ITS=Intelligent Transport System 世界で最も安全な道路交通システムの実現を目指しているそうです。
〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
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Eメール info@rakurai-yokusei.jp