こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。
真夏であれば観光客で賑わっているであろう清里【山梨県】の先の長野県野辺山にある45mのパラボラ・アンテナです。遠い宇宙からの電波を観測するには、水蒸気量の少ないこれからが本番の様です。
このアンテナ、向きを変えるために台車の上に乗っていまして、その台車は直径がやはり30m位はありそうな幅は30cm弱のレ―ルの上を移動します。このレールの水平を狂い無く作るのは大変であったことでしょう。パラボラの向きにより、風を受けた力は台車毎に異なるでしょうから、その不均等な力に影響されず、何十年が経過しても水平レベルを保つ基礎工事はシッカリとされている事でしょう。
筑波の地球磁気を観測している施設には、直流電車が影響しないようにワザワザ、交流区間にするほどJR東さんもつくばエクスプレスさんも協力していますが、この宇宙電波観測には携帯電話というヤッカイモのがあります。しかし、携帯電話もここまで市民権を持てば、この施設付近であっても携帯の人工的な電波を遮断するようなことはできませんね。
昔、三鷹は都心から離れた過疎地で光の量も少なく天文台にはピッタリの場所であったのが、今や三鷹は大都会で夜が明るくなりすぎて天体観測に向かなくなったのと同様に、長野の山の中に作った電波天文台も20年前は電磁ノイズノ少ない良い場所であったでしょうが、携帯電話の普及で日本中どこに行っても携帯電話が通じると言う事は、人工的なノイズに日本中が満ち溢れ、それを受けたくない研究に取っては大迷惑ですが、仕方ないですね。
便利さは全ての人に便利さをもたらしているのでは無く、それにより不便を被る人もいる事を便利さの中で忘れてしまいますが、そういうこともあるのだと野辺山の寒風を受けながら思いました。
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