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電線1本で世界を救う  山下 博  集英社新書

2013年01月31日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

私は元配線屋(情報配線)でして、電線も興味対象の一つですから、この本を見て何とも大げさなタイトルに何事か? と思いましたが、なるほど、読んでみると御説御尤もと思える部分が多く紹介させていただきます。

以前、書きましたが自動車の配線はボディアースといってバッテリーから出た電流が仕事をし、帰って来る時には自動車のボディを伝わって帰ってきます。この本の著者である山本さんは、オーディオ関連の仕事をされています。オーディオの世界はケーブルを非常に大事にしていまして1メートル当たり数万円するようなきわめて高純度例えばテンナインといえば、純度が99.99999999%. 9が10並ぶようなケーブルをいい、ケーブルの材料により音が変わる「金はキンキン、銀はギンギン、銅は堂々」という言葉があるそうです。

繊細な信号でなくパワーなのだからボディアースで十分という人もいるでしょうが、オーディオ畑でケーブルへのこだわりの強い人からすればノイズまみれのボディアースなどは言語道断と言う事で、自分でエンジン回りの電気については銀のケーブルで帰還回路を作ったところ、エンジンの調子が素晴らしく向上し、おまけに排気ガスまで綺麗になったとのことです。実は高級車ではマイナス側のアース配線をしている車種やオプションでアース配線を設けるサービスもあるそうです。あるメーカからは「勘弁して下さい。そこまでやると車が壊れなくなる」と言われたそうです。ボディは経年変化で錆びてきますから当然、電気の流れも悪くなる。これを別回路にしておく事は意味があると思われます。

電気と言えば電車ですが、電車に電気を送り込むことを「き電」と言います。新幹線も開発当初は今までの電車と同じく「BTき電」と呼ばれる方式を用いていましたが、その後「ATき電」へと改良しています。これは、パンダグラフから取り入れた電気をモータで使った後、レールに流れた電流をいかに吸い取って変電所に戻すかが大事なのです。以前はパンダグラフがたくさんついていましたが、これを少なくして空気抵抗や風切り音もなくし、「のぞみ」が時速270kmで走れるようになったのもこの「ATき電」への改良によるものです。使い終えた後も大事なのは、電気だけではありません。「立つ鳥跡を濁さず」という諺もあります。直接の関係はありませんが真理というのは共通するものがあるものです。

この方、自動車メーカに持ち込んでも話しにならず。「グランドブースター」と言う名称でこの配線キットを売りだしたそうです。私の車も7年目ですので、この「グランドブースター」でリフレッシュをしてみようかと思います。点火プラグの頭にはプラス電極が取り付けられています。ところがマイナスは特に配線していないのはエンジン本体からボディへと電気が流れ、ボディからバッテリーの、アイナスに戻ります。この「グランドブースター」では、点火プラグ自体にマイナス電気が流れる配線をしてバッテリーへとケーブルで戻します。でも、それだけの簡単な配線でそれほど性能が向上するなら自動車メーカが何で全ての車に自分でやらないのか不思議ではありますね。。。

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朝カレーとカルダモン・コーヒー

2013年01月30日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

カレーを食べると頭の働きが良くなるというのを検証するために、2グループにそれぞれカレーとそれ以外の朝食を与え、起きぬけの百ます計算の正答率を比べる実験をTVでみました。泊り込みの実験で二日目は朝食を入れ替えると、両方の場合でカレーを食べたグループの正解率が優っていました。これは、カレーに含まれる香辛料「カルダモン」の働きで、これを摂取すると脳の血流が増え集中力が増すそうです。

今更、百ます計算の正答率を上げようとは思いませんが、脳の血流が増えれば脳梗塞の予防にもなるのでは? と勝手に素人判断でスパイス売り場に行ってカルダモンを仕入れてきました。カルダモンはスパイスの中では高級のようで他のものが200円くらいなのに500円。調べてみるとカルダモンと言うのはアラビアの遊牧民やトルコではコーヒーに入れるのが日常的だそうです。カレーのスパイスをコーヒーに?と思いながらも早速、コーヒーに入れてみました。インスタント・コーヒでも一風変わった風味になり中々いけます。糖分が脳に良いとかで試験の前に角砂糖をなめる人がいるそうですが、このカルダモンも入学試験の試験の時期ですから流行るかもしれません。何か、脳へのドーピングのような気もしますが。。。

しかし、スパイス程度で悪い頭が良くなるハズはありません。アラビアやトルコで日序的に摂取されていても、あの地域から大きな発明やノーベル賞もでませんし。。。脳の集中力が増しても、大事なのはそれをどこに向けるかでしょうね。まあ、清涼感もあり、さっぱりした気分になります。 それと番外編ですが、カルダモンは水虫にも効くそうです。

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カラー図解でわかる ジェットエンジンのの科学 中村寛治 ソフトバンク クリエィティブ

2013年01月29日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

何かを知りたい時にネットで簡単に調べられる時代になりましたが、本の世界もイラストを駆使して分かりやすさを追求したものが増えています。数学/物理/電気などの大学生の参考書も自分の学生時代に比べればはるかに分かりやすく解説したものが多々あります。こんな分かりやすい参考書があればもっと良く理解できたのにと今更ですが、たまにそれらの本を購入してしまいます。

この本はカラー図解というので、子供/初心者向けのような気がして書店では手に取るのをためらいましたが見てみると決して子供向けではない内容でビックリでした。一つの話題が見開き2ページ単位で、左に解説、右にカラー・イラストでジェットエンジンの仕組み、発電機やAPUなどのエンジン回りの補機類、コックピットの中でのエンジン関連の計器、エンジンを始動させる手順から離陸、着陸までのエンジンに関した操作などが分かり易く解説されています。まるでフライト・マニュアルのような感じです。

ジェット・エンジンについては、ブルーバックスで「ジェット・エンジンの仕組み 吉中 司」の方が内容的には濃いのですが、これはメーカの開発エンジニアが書いたもので工学的な仕組みについての観点から書かれています。このイラスト版の著者は元航空機関士なので、エンジンの細かな構造よりはエンジンを使う立場からの説明が多く、飛行機に乗った時に、今、エンジンがどのように操作されているかなどを想像する材料に絶好です。

このような本が千円で買えるというのはとんでもなく素晴らしいことです。この本が良かったので同じシリーズを何冊か取り寄せましたがどれも良い内容でした。価格はたったの千円で、この内容を千円で教えてくれる人はいないでしょう。手元に40年前の「世界航空機年鑑」なる本があるのですが、現在のレベルと比べると写真の解像度や印刷の質などがとても粗末です。出版の世界の質の向上もインターネットに負けないものがあるようです。

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マツダのディーゼル車

2013年01月28日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

マツダのCX-5は昨年の Car of the year でしたのでディーゼル・エンジンの進化がどれほどのものなのかを知りたくて試乗に行ってきました(買う気も無いのにディーラさん、ゴメンナサイ)。ディーゼル車には、ランクル60と三菱デリカに乗っていたことがあり、昔のディーゼルについては良く知っています。かなりの騒音で車内での会話にも支障があり、排気もモクモクでした。

恐らくディーゼル・エンジンについて知らない人が乗れば、ガソリン・エンジンと区別は付かない事でしょう。低速域で耳を澄ますといくらかガラガラ音がありましたが、ディーゼルと知っているから気が付く程度でした。マツダがロータリー・エンジンを撤退した時、今からレシプロに戻って大丈夫なのかと思いましたが、その後のアイドリング・ストップも一番でしたし、今度のスカイアクティブも電気やハイブリッドに逃げずに内燃機関の改良に努力する姿勢には大いに共感します。ハイブリッドは、エンジンとモーターの特性を補完し合った良いアイデアですが、人を運ぶだけの目的には大げさな仕組みです。エンジンにもまだまだ改良の余地はあるのです。

以前、石原都知事がペットボトルにディーゼル車の排気ガスのススを入れてディーゼルのヒドサを語っていたことがありましたが、あれは日本のディーゼルが遅れていただけのことで欧州ではとっくに改良されていた事態でした。ディーゼル・エンジンが悪いのではなく、欧州並みの改良を加えない日本の大型トラック・メーカが悪いだけの事でしたが、結果は日本での改良も欧州にやっと追い付きました。

しかし、これはマツダだけの単独の力ではなく、ドイツのボッシュが開発した燃料噴射によるところが大なのです。流石、ドイツですね。日本の技術や文化はエレクトロニクスに流れていますが、欧州は機械の流れがシッカリしています。

CX-5にはそれほど感激しませんでしたが、Atenzaは良かったです。ディーゼルと言えばSUVかトラックでしたが、乗用車にディーゼルでも全く違和感がありませんでした。車を選ぶ範囲が広がりました。

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麻生さんの「生かされちゃかなわない」発言

2013年01月25日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

麻生副総理の末期医療についての発言について非難する方もいますが、重要な話題を議論するキッカケとして誰も言いだしっぺになりたくない話題に触れたことは意義があります。人様に強要したり示唆したりするのではなく、あくまでも自分自身の身の振り方として最期の迎え方を話し合うのは大事な事です。国会での議論にタブーを設けるべきではなく、発言にすぐケチをつけるのではなく議論を深めていただきたいものです。麻生さんは正直な方で本音をストレートに表現されました。実は同じように思っていても公の場では議題にし難い話題で、本音は麻生さんのように思っている方は少なくないのではと思います。

私の母も最も嫌がっていた延命措置という状態になり、毎日が嫌で嫌で仕方ないというような状態で最期を迎えました。脳梗塞を発症し、嚥下障害があるので人工的な栄養補給となりました。その様な事を母が望んでいないことは分かっていましたが、発症してから直ぐの事で未だ少しでも回復の見込みがあるものと期待していたので、医師の提案を受けて素直に従いました。 ところが、運動障害で口が動かせず、口から外に出した舌はカラカラに乾き、何も飲むことも食べることもできないまま3年が経過し最期を迎えました。辛うじて動く左手で、チューブを外そうとして左手を拘束されたり、左手のジェスチャーでチューブを外してくれと頼まれるのが怖く見舞いに行くのが辛かったこともありました。まさに麻生さんの言われた「無理やり生かされた」状態でした。母が最も嫌がっていた状態で最期を迎えたことは私の一番残念な事です。仏壇で手を合わせるたびに辛い思いをさせたことを詫びています。

期間を限ってしか受けいてもらえない病院をたらい回しにされ、次に移る病院探しも大変でした。老人病院の現状をたくさん見ました。意識がない状態で人工的な栄養補給だけで生かされている。まるで「生体安置所」とでもいうような状況もいやという程見せられました。人命は地球より重いとか言いますが、その重さに潰された人生と言うのもどの様なものでしょう?私は、母の看病を通して、安楽死と言う選択もあるべきであると思うようになりました。これは人様に強要するとか示唆する事ではなく、あくまでも自分自身の振り方としてです。

重い話題ですが、建前だけでなく現実を見て議論すべきであると思います。何を非難されても一度言い出したことは撤回などせずに堂々と議論し、この問題を国会レベルで議論して頂きたいものです。死を前提とするからこそ生きている今の重要さが分かるのです。朝から重い話でスミマセン。。

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規制緩和

2013年01月24日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

日本では何か新しい事をするよりは、古い規則を廃止する法が手っ取り早いのではないでしょうか? 例えば、某お役所の随意契約で購入できる上限【160万円】は昭和22年に決まった金額だそうで、この額を超える場合には公開入札ということになります。入札と言えば、公正な方法のように聞こえますが、これには手間暇コストがかかります。財務省の予算の判断基準に「費用対効果」があるでしょうが、これに加えて管理コストの低減も必要です。人を減らせと言うような話しではなく、仕事量は増大する一方ですから如何に生産性を向上させるかが重要ですが、それを一人一人の努力に頼るのでは無く、仕事の仕組みとして簡素化もするべきです。60年以上も前に決められた金額に何故、未だに縛られねばならないのでしょう?この頃の新入社員の給料は1万円以下の時代です。物価水準その頃とは大きく異なっているのに昔の金額のまま手間と時間をかけて入札にするということは仕事量ばかり増やしているだけです。

昔のままの縛りの他に、法律だけでなく条例でも事細かに色々な規制があり、大きな御世話と思えるようなことまで細かに決まりがあるようです。中には、形骸化して笑い話のような規則もあります。最も笑える話は理容業の規制です。理容と美容を分けて同じ店舗で営業してはいけないとか、これは今となっては性差別ではないでしょうかね。最近、駅の構内にまである床屋さんですが、スピードを売り物に洗髪はせずに掃除機のような装置を用いてますが、理容業の許認可の必要条件として洗髪設備が義務付けられているため、店の奥に形だけの洗髪台を用意してこの規制をクリアしているそうです。サービスの形態に洗髪を含めるか否か等、勝手にすれば良いものをこれは業界からの締め付けなのでしょうか?

国が決める「法律」の他に、地方で決める「条例」、この二つの組合せで大枠と詳細が決められている場合が多いのですが、既得権を持つ団体が新しい業態を締め出すためにこれを利用しているケースが多いようです。消費者保護と言う点からの決まりとは言え、大きなお世話のような規制もあります。「ファイト一発」のリポDですが、何故、ガケから落ちそうになり、助かった後に「ファイト1発!」なのか?事前に飲んでから助かると、飲めば助かる事を暗示する誇大広告になってしまうので飲むのは助かった後だそうです。細かな規則があるものですね。。。

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米原子力空母「ジョージ・ワシントン」を見学してきました

2013年01月23日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

横須賀に停泊中の「ジョージワシントン」を見学してきました。前回、米空母に乗ったのは「ミッドウェイ」でしたから久々の空母でした。印象はとにかく大きい。10万4千トン、長さ333m。空母を動かす乗組員は3000余名、航空機85機を搭載し、これを運用する航空部隊に約2500名の合計6000名が生活し一日に18000食を作るそうです。。

艦が航行するための推進力、艦内で利用する電気、真水、飛行機を発艦させるための蒸気、すべてが原子炉に頼っています。大きいとは言っても船という閉空間ですから使用できる空間は限られています。この中でのエネルギー源としては、原子炉でなければここまでの大きさは実現できなかったことでしょう。日本の原発の原子炉はほとんど沸騰水型で汚れた蒸気でタービンを回して発電していますが、船で使用されているのは加圧水型で、一度熱交換をして蒸気を発生させていますからきれいな蒸気を利用できます。大荒れの海では海面から10m以上あるある飛行甲板にも波が叩きつけ、空母全体が上に持ち上げられ、落とされるようにモミクチャで地震どころではない中で原子炉に不具合など生じないのです。原発は地震に弱いなどというのは全く間違いです。地震はせいぜい1分間ですが、寒冷前線や台風で荒れた海では数日にも及ぶ連続した振動や加速度が加えられる環境で何ら障害を生じることなく立派に機能している原子炉なのです。福島で壊れたのは、作りが悪いから壊れただけの単純な話なのです。

空母というのはある意味、日本に似ています。狭い場所にコンパクトに詰まっていてエネルギーの消費量も大きい。こういう環境で最適なのがエネルギー密度の高い核エネルギーなのです。核なくして空母はあり得なく米国はこのような原子力空母を11隻も保有しているのですから驚き以外にはありません。空母よりももっと狭く、運動機能が高い(すなわち、地震どころではない加速度の中で)やはり原子炉を使っている潜水艦が80隻もあるのです。津波の海水を被ってしまって壊れたなどというのも笑いものなのです。潜水艦では深度数百メートルの海中で使用されているのです。海中で使用するのを前提としたのと、陸上であるから水には濡れないと油断したかだけの違いなのです。 

地震がある、津波がある。。だから原子炉は危険というのは全くの見当違いです。音楽家や作家の先生が扇動する原発反対運動に参加する前に原発事故の本質を考えてもらいたいものです。地震や津波への対策の甘いものが被害に会っただけのことです。また、40年前の原発と現在の原発では安全対策が全く異なります。空母のエネルギー源として広い甲板に太陽光パネルを敷き詰めろなどという愚論は出てきません。そのようなものでは何の足しにもなりません。

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長崎に行ってきました

2013年01月22日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

高校の修学旅行以来ですから、ほぼ初めて行ったのに等しいですね。横浜みなと未来には三菱重工さんの技術館があるのですが、長崎の造船所には歴史資料館があり三菱重工さんの歴史が詰まっていて見ごたえがありました。幕府が西洋の海軍に対抗できる軍艦を作るための施設がその前身で以後、日本の近代化を支えてきました。日本には機械加工をするための工作機などはありませんでしたが、奈良や鎌倉で大仏を鋳造した歴史はありましたから、西洋の技術を自分のものへと習得するのは早かったことでしょう。

日露戦争のころの軍艦は英国からの輸入物であったのが40年後には世界最大の戦艦を純国産、自分だけで作り上げたのですからこれは本当にすごいことです。私も馬齢を重ねましたが、自分の40年の歴史を振り返ると、残念ながら1900年から1940年までに日本が成し遂げた業績の足元にも及びません。我々のご先祖様はすごいことを成し遂げたものです。残念ながら戦争と技術をゴチャマゼにされていて、この間の加工技術、生産技術の進歩にはまるで陽があたりません。

米国はワシントンDCのスミソニアン博物館、ドイツはミュンヘンのドイツ博物館、戦争と関係なく産業技術の発展という観点で堂々と展示が行われています。日本の国産軍艦の発達史も堂々と展示すべきです。戦争を賛歌するのではなく技術の進歩という観点です。世界第三位の経済力と言いながら、まだまだ貧しいと思うのは産業遺産への配慮が欠けている精神面です。成田空港の端に航空博物館がありますが、戦後初の国産旅客機YS-11が野ざらしで展示されていまして、風雪に耐えて野ざらしと言うのはあまりに可哀そうです。情けない保存状態を見るのが悲しく最近は行くのを止めました。

戦艦大和は広島県の呉に「大和ミュージアム」があり、大和ファンの私は2回、この展示館を見に行きましたが、大和の2番艦の「武蔵」はこの長崎造船所で作られた日本の最後の戦艦です。資料館にも武蔵のコーナがありましたが、当時の軍事機密を守り方が非常に厳しかったので資料が少ないのと、二男は長男に比べて周囲の注目も低い傾向にありますから、「大和」の陰で「武蔵」は少し地味なのですが大和型は3隻作られ、3番館は途中で空母に改修され「信濃」になりましたが、未完成のまま回航途中に撃沈されてしまった不幸な歴史の大和三兄弟でした。

ここには、タービン発電機のカットモデルもあり、実際に発電所で使用されていたもので、その大きさ、材料の肉厚なこと、ボルトの太いこと、等々圧倒されました。先達の偉業に敬意を表し、そういう歴史に自信を持つべきです。スマホだタブレットだとチャラチャラした電子機器と異なり圧倒的な重量感、存在感、このような大きな構造物を高い精度で作ることは本当にすごい事です。

案内下さいましたN様、T様、ありがとうございました。

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古代日本の超技術  ブルーバックス 志村史夫

2013年01月21日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

毎日、便利で快適な生活を謳歌する我々現代人は、当然、古代人よりも優れた技術の上にこの文明を成立させていて、現代は全ての面で古代より優れていると思うと、全般的にはそうであっても、部分的にはそうでもないようです。

例えば、鉄ですが、現在の鉄は大量生産のためにコークスを用いて鉄鉱石を溶かしていますが、コークスに含まれる微量の硫黄分のために鉄の純度はそれほど良くなく、10年もすれば錆びてしまいます。法隆寺などの昔の日本建築で使用されてきた和釘ですが、これは砂鉄と木炭から作り、錆びに対しては圧倒的に現在の鉄を凌ぐものだそうです。

また、三内丸山遺跡から出土されたヒスイに空けられた小さな穴は、電動ドリルも無かった時代にどのようにしてこの微細加工ができたのか?現代人には電動工具を使用せずに同じような穴を開けることはできません。古代にはそれなりの高度な技があったようです。この本では半導体の結晶を専門にしている著者が鉋(カンナ)の切れ味や瓦を作る粘土の切断を半導体の結晶と比べて解説するなどミクロの物性を分かりやすく説明しています。

スカイツリーにも応用された三重塔/五重塔で使用されてきた芯柱、これも土台付き、中吊り式などいくつかあるようですが、この他、法隆寺など地震や台風に千年以上も耐えているのは大したものです。鉄筋コンクリートの建物では償却年数はたったの60年。60年を経過した鉄筋コンクリートの建物と1000年を経過した木造寺院を比較しても木材をこれだけ長期間使えるような建築技術を駆使でき昔の人は現代人の上を行くのでは?

西暦ではたったの二千年ですが、我々のご先祖様がこのような高度な技術を備えて社会生活していたのは、二千年どころか五千年も前の話しです。この二千年は西洋文明に支配されて彼らの年号が使用されている訳ですが、日本を元気にする話題の一つとして日本の古代文明にも光を当てるべきですね。京都/奈良だけでなく青森の三内丸山遺跡も修学旅行で日本中の中学生が訪れるべきではないでしょうか?現代のハイテクだけでなく、古代には5千年後の人にも真似のできないハイテクが存在したというのは時空を超えてロマンが広がります。技術の面から古代史を見るのも楽しいことです。

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B787 事故

2013年01月18日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

B787の事故、電気に頼り過ぎのシステムではないでしょうか。。今までは防氷、エアコンなどにはエンジン圧縮空気【ブリード】を用いていましたが、これはエンジンの高圧圧縮器から配管を引きまわし、配管は複雑であるし、エンジンの性能も妨げるということでエンジンからの高圧空気は使用せずに、電気を使用しています。B787では各座席の窓の光の透過量まで電気でコントロールしています。膨大な配線でしょうね。この配線ですが、同じ電気ではあっても信号を伝えるのと電力を伝えるのは大きく異なります。

操縦系も電気配線に信号を流して各舵でサーボモータで動かして制御するFBW(Fly By Wire )方式が用いられています。信号はデジタルですがこれは電圧の変化として伝えます。その時に電流の向きが相殺してなるべく電流が流れないように信号の桁数をふやして、0(ゼロ)と1(イチ)の数がバランスするようなパターンに変換して信号のやり取りをしています。新しい機種では、これに光ケーブを用い、FBL(フライ・バイ・ライト)と呼ばれています。

情報(信号)を流すケーブルに太さは必要としませんが、エネルギー(電力)だけは容量に見合った太い電線を用いねばなりません。B787の電力使用量は今までのB767の4倍近い1000KvAです。50A契約の家庭の何と200軒分の電力です。電気は往きと帰りの2本の道が必要ですが、車ではボディ・アースといって、車体全体を電気の帰り道に使用していますので配線は往きの1本でその後は車体を通ってバッテリーに戻ってきます。電車では架線から取り入れ、その後はレールから大地に帰還し変電所まで戻ります。B787では空の上を飛んで炭素繊維の機体ですから往復分を用意していることでしょう。電力ケーブルは単に断面積が問題で電力系の容量が今までの4倍もあれば電力ケーブルもそれなりの容量が必要になり電気配線が膨大です。

ボーイングが今更そのような初歩的な誤りをすることはないでしょうが、原因が分かってみると誤りというのは多くが初歩的なものなのです。早く原因が究明されて大空に戻ってほしいものです。

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大島 渚さん

2013年01月17日 08時40分56秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

以前、大島さんとお話しし、お手紙まで頂いたことがありました。

米国に出張した時のニューヨークでのことです。夕食に入ったレストランはガラ空きでした。暇な従業員のオシャベリと笑い声が響いていました。私の次に一組の客が入り、次に入ってきたのは初老のご婦人お一人でした。身なりには気を使わないような印象の方でして、テーブルに座っても従業員は無視したように近寄ってきませんでした。食事しながら、この方と眼が合って誰も注文を取りに来ないことに私も同情していました。10分以上も待ちましたが従業員の笑い声ばかりで、とうとう御婦人の怒りが爆発しました。席を立つとテーブルを両手でバンバン叩きながら「 I want to talk with manager!!」(【責任者出てこい!】でした。このような状況ではどの様に抗議するのか興味津津で観察しました。責任者が出てくると自分は10分以上待っている。そこにいるGentleman(私の事です)が知っていると私に振ってきました。私も騒ぎが好きですし、このご夫人に加勢しました。すると、気を良くされてテーブルを移って良いかと言うので、勿論承諾し、夕食を一緒にしました。話をすると、この方、日本に行くといつも大島渚の家に泊まるとのことで、日本で大島さんに会ったら宜しく伝えてくれとの事でした。ニューヨーク州立大学の教授で映画を専攻しているとの事で人は見かけによらないものだと思いました。

日本に戻って数週間後、新幹線の同じ車両で着物を召した大島渚さんを見かけたのは何と言う偶然なのでしょう。そこで、大島さんにニューヨークでの一件をお話ししました。大島さんによると、その方は大島さんの事を初めて本にした映画の専門家で、来日すると大島さんの御宅に泊まる間柄との事でした。

しばらくすると会社に大島さんからのお手紙が届きました。新幹線の中で話をする時に名刺を渡しましたので会社宛の手紙でした。新幹線の中で話しかけた事への礼状でした。当時はTV番組でも活躍されていた有名人であるのに、新幹線の中で話しかけただけのタダのサラリーマンに丁寧な礼状でした。キチンとした方でした。その本を購入し、米国に送ってオバチャン先生からサインをもらい、大島渚さんからの手紙と一緒にすればメモリーとしては完結したのですが、気がきかない私はそこまで思いが及ばず大島さんからの御手紙も引っ越しを繰り返すうちに紛失してしまいました。

私は、その頃米国へは頻繁に出張していましたがいつもはワシントンDC経由で、たまたまNY経由でのレストランでした。新幹線もいつもは自由席でしたが、たまたま荷物が多いのに混雑していてグリーン車に乗りました。それぞれの場所で意図的な行動なしに偶然会った二人が知合いであったというのは偶然を通り越して神秘的ですらあります。その様な事が起きるものなのですね。。

大島 渚さんの訃報を聞いて、この時の事を思い出しました。 御冥福をお祈りします。

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憲法第9条とともに変更すべきこと

2013年01月16日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

憲法第9条と共に変更しなければならない事がいくつかあります。

1)「専守防衛」
「専ら守りに徹する防衛」とは、ボクシングで言えばもっぱらガードを固めるだけで相手に手を出してはならないということです。第二次大戦の終戦間際、本土決戦と言っていたことと同じです。この、この引きこもりのような方針は即変更すべきです。戦国時代にも籠城して勝った戦などありません。長射程の兵器が普及し、日本の国土に近づくことなく攻撃できるのですから、日本国内に侵入して来ることだけを想定しているのは時代遅れです。この方針の下で自衛隊をいくら整備しても戦えない軍隊を作っているだけで役に立たないでしょう。日中が尖閣を巡って戦えば日本が勝利といういい加減な予測本が書店にあふれていますが、かの国はそのような無駄な戦いはしないでしょう。例えば、相模湾の沖合にでも核ミサイルを撃ち込んでキノコ雲を見せつけ、次は日本本土に核攻撃すると恫喝すれば、日本の世論は、即、白旗。核攻撃を受けるくらいなら島の一つくらいくれてやれということになることでしょう。かの国は戦わずして欲しいものを手に入れる手段があります。そのような横暴を受け入れざるを得ないのは、日本に同等の兵器がなく反撃も報復もできないからです。相手とのバランスを欠いた軍備がいかに無力かを知ってから後悔してももう間に合いません。これは自衛隊自身の責任ではなく自衛隊の在り方を歪めてきた政治と軍備に無関心でそれを許してきた国民の責任です。1990年時代まではそれでも通用しましたが、もはや時代遅れです。

2)防衛費の上限 GDPの1%  
1970年代、三木内閣で閣議決定された一応の上限ですが、海外の先進国の中では2%は保険料としての防衛予算の最低線です。当時GDPが大きく膨らんで遠慮したようですが、守るものが大きければ大きくなるのは当たり前ですから世界水準の2%とすべきです。

3)核3原則の撤廃の議論を進める
核兵器の悲惨さを体験している日本は、同時に核兵器の抑止力についてもその威力を活用すべきです。当面、自分で開発しなくても、米軍の核兵器をシェアする形で利用できる体制は必要です。核保有の議論さえタブーとなっているのはおかしなことです。

近隣諸国の脅威にならないようにと攻撃的な兵器を一切退けてきましたが、脅威でない軍備など抑止力にはならない、つまり無防備も同じなのです。攻撃的な兵器を備えても諸外国を攻め込むようなことを我々がすることはありません。問題なのは拡張主義の隣国があることなのです。その野望を挫く最後の手段は攻撃力を備えた国防力です。ここまで言うと、軍国主義とのそしりを受けるかもしれませんが、この程度を実現できてようやく世界水準なのです。この程度の変更に反対するのは、状況を理解していないか、かの国から支援を得た反日日本人、かの国の代理人でしょう。日本の国防予算や自衛隊の装備は、世界水準からいえば、かなり偏った変な軍隊なのです。これを是正しなければ古い考えで軍備モドキをせっせと準備しても何の役にも立たず税金の無駄使いになってしまいます。

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2045年問題  松田卓也 廣済堂新書

2013年01月15日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

進歩しすぎたコンピュータやロボットが人類に反乱をしかけるのは映画の題材としては陳腐化ていますが、これは映画の上の話しではなく、本当に問題になると言われているのが2045年で、これを2045年問題と言って真剣に検討している人達がいるようです。私も40年弱のサラリーマン生活で前半はコンピュータ、後半は通信の世界で生きてきまして、コンピュータは、実用の初期段階からその発展の世界の中で暮らして来ましたので、この先も非常に興味のあるところです。

人工知能の研究は、私が学生の頃からありましたが、百科事典的な知識の集成だけでは、到底「知能」とは言い難く、自発的な意思を持てるようになるには未だ先で、所詮、人間が作ったプログラムが無ければ「コンピュータ、ソフト無ければただの箱」などと侮っていた状況が後30年以内には一変しそうなのです。機械の知能が自己を規定するプログラムを自分で改良できるようになると、そこからは飛躍的にコンピュータが力を増し、これを最後にこれ以降の発明などは人間でなく、コンピュータがするようになると予測されています。

いいや、人間の経験に積み重ねられた感に優る物は無い。。。と自負していた人間も計算速度の差で愚直なコンピュータに負け始めています。例えば、チェスや将棋だけでなく米国のクイズ番組では話し言葉で出題されますから、人間の使う自然言語を理解し、何を求めらているのかを理解した上でその答を一番得意の「百科事典的な知識の集大成」の中から探し出しているのです。その知識の集大成さえ毎日発生する膨大なニュース、文献などを毎日集めているのですから人間がかなう筈はありません。

後30年と言うと,私は残念ながら見ることはできないでしょうが、この発展には恐ろしい一面があります。人間に生物学的なアプローチをするクローンと反対にコンピュータの側から人間に入り込む研究です。コンピュータに意識を持たせるソフトの開発は、人間の複製を作る研究が禁止されていることの反対側ですが、生命的な倫理観など持つことなく研究が進んでしまうのはおそろしい話しです。技術の進歩という隠れ蓑の実態をよく理解しなければなりません。

この世界を構成する、物質、エネルギー、情報。原発だ自然エネルギーだと一つの問題だけに囚われているうちに欧州も米国も今やスパコンを越えた人工知能の実用化で強力に推進されているとのことです。エネルギーの有無が国家間の力関係を生んだように強力な人工知能の有無が国の力に影響すると予測されています。個人の職業選択にも大きく影響しますし、芸術家さえも感性を逃げ道にできなくなりそうです。時代背景とその時に流行った歌曲を分析する事で、人が好みそうな曲をその時代に合った形で作りだすこともできるのです。

宇宙物理学でスパコンを使い続けてきた松田先生のこの本、共感できる部分が多く面白い内容で200ページ、一気読みしました。

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未成年ユーザーに上限を超える課金をした問題

2013年01月11日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

多くのトラブルがそうですが、非は一方にのみ有らず。課金した側だけが悪いともいえません。未成年の子供がゲームにハマりきって大金を浪費する状態を許していた親にも多くの??が付きますね。日本の事ではありませんが銃の乱射があれば銃を取り締まれ、ゲームにハマりきって大金を使えばゲームが悪い、反応が単純で表面的に過ぎることが多いような気がします。これでは、包丁を用いた殺人事件があれば全国から包丁を取り上げろ、交通事故があれば車を無くせというのとロジックは同じです。ついでに言えば、原発が事故を起こしたから原発を無くせと言うのもこの類です。

社会の中での人間の行動も、物理現象と似たものがあるのは面白いことです。波長が短いと屈折率の異なる境界面で反射してしまう割合が多く、波長が長ければ反射が少なく中までで入る。慌ただしいテンポの速い生活は波長が短く表層での反射が多い、ユッタリとした生活で波長が長ければ内面をジックリ観察できる。といったら、感覚的過ぎるコジツケではありますが、どちらが良い悪いということでなく、複数の波長で見ることが必要です。

もう一つ感じるのは、最近は一億総クレーマ時代とでもいいますか、何かあればとにかく他責を問う、いやな時代ですね。ゲームにハマッタ本人の責任は棚に上げ、ゲーム会社に文句を言う。これでは中国や米国と同じレベルです。日本の良さは、他責の前にまず自責と言うのがあったハズですが、いつの間にか薄くなりました。グローバル時代の副作用ですかね。。。

しかし、元に戻って、ではお前は自分の子供を100%コントロールできているか?と言われればこれまた難しい。。沈黙してしまいますね。。そもそもいい大人がゲームごときににはまる狂態を子供に示している社会で、全てを家庭の責任だけにすり替えるのも酷ですね。便利になり生きることが容易になり過ぎた反作用でしょうか。キチンと生きることは難しさを増しています。

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XP-1 P-3Cの後継機 川崎重工による国産機

2013年01月10日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

厚木基地まで車で30分程の我が家の上空では厚木基地に飛来する飛行機を見ることができます。先日、川崎重工が国産したP-3C の後継機、XP-1を見かけました。P-3Cというのは、50年以上前に民間の旅客機として開発された機体で民間ではとっくに引退していますが、旅客機として使われた広い胴体に対潜用の装備を満載し、世界で広く対戦哨戒機に使用されています。しかし、機体が古いので米軍でもP-8 に交代しつつあります。

このP-8 は、民間でベストセラーであるボーイングB737を使用したものです。B737も最初の飛行は1960年代の古い機種ですが、その後、次々に改良が加えられ世界で7000機以上が使用されています。最新のB737-800は、日本でも多数が使用されています。民間機として開発された機体を軍用機に転用するのはよくあることで航空自衛隊でもB767を改造した早期警戒機を使用しています。国産で少しばかりのP-1などを作るより、ほぼ同じ大きさのB737と言う実績ある立派な機体があるのですから、それを利用すれば良いという意見を押さえての独自の開発がされてきました。

以前は、洋上を長時間飛行する場合には規制があり、エンジンを4基備えた機種が国際線には使用されていましたが、この規制も緩くなり民間機では双発機でさえも国際線に使用されるようになりました。しかし、高高度を安定した速度で飛行する旅客機と異なり、対潜哨戒機は通常の飛行はエンジンを半分停止し、潜水艦を見つければブイを投下するのに降下するでしょうから旅客機と同じ条件ではありません。それで軍用輸送機として開発されるC-Xに合い乗りする形でエンジンを4基にしたP-1の開発が進められてきましたが、その後の経過は、残念ながら余り順調ではありません。開発が決定されてから早13年目になり、早く実用になって欲しいものですが、御客様が海上自衛隊1社だけではメーカとユーザの関係ってどんなでしょうね? 元気なく見えるのはそのせいでしょうか?

しかし、一番の疫病神は武器輸出3原則なのです。せっかく、良いものを国産しても国内でしか使えない。したがって、生産数が少なく割高になると言う傾向があります。世界でも米海軍に並ぶ大規模な対潜哨戒機の使用実績に基づいて開発した機体であれば世界中に市場は有る筈です。対潜哨戒機は機体だけでなく、搭載しているの高度な電子機器、地上でバックアップするデータベース、ハイテクの固まりです(データベースの中身、即ち潜水艦が発する音の声紋などはもちろん機密ですから輸出対象ではありませんが)。輸出先からは当然、韓国は中国は対象外です。こういうハイテク製品の輸出で勝負せずに家電製品などの付加価値の低い製品で争っても美味しい所はありません。武器輸出について世界の中で一人綺麗事を言っていても仕方ありません。世界水準で行動すべきです。日本は自分の強みを生かすことを真剣に考えないと世界の中で取り残されます。

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