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敵ながらあっぱれ

2023年02月27日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 日中を比較すると、日本がダメすぎなのですが、彼らは大したものです。何が違うか? 

 中国は日本の政治家を多数、親中派に引き入れています。その結果として、彼らは日本の土地を買いまくり、チャイナタウンのようなコロニーをあちこちに作り、戦争などする必要も無いまま日本中を占拠していますが、篭絡された日本の政治家はこれを取り締まる法律すら作らず、誰のための政治家なのか? その点、日本が中国の政治家をハニー・トラップにでもかけて、日本に有利なような中国の政策を実現させているなどという事は少しもないようです。その点、中国は敵ながらアッパレなのです。孫子の兵法一つに「戦わずして勝つ」を実践しているのです。日本国民の皆様としては、くれぐれも日本の政治家を選び、中国の回し者のような政治家にはご注意ください。日中友好と言う美名のもとに日本を売っている政治家がいるのです。誰が親中派なのか? YouTube でも検索すれば、たくさん出てきます。国賊議員でも選んでいるのは国民なのです。国民の劣化が国をダメにしているのです。

 中国が台湾に侵攻すると騒いでいる米海軍の高官は、予算対策かと思われます。 中国は軍事的に台湾を破壊することは可能でしょうが、破壊しつくされた台湾を手に入れても、住居を失い難民になった台湾国民を抱えたら大変なだけで何のメリットもありません。ここは戦わずして勝つ、戦わずして手に入れるのは台湾国民の中から親中政権を作り上げることを第一にするでしょう。台湾の産業施設はそのままに、それらを手に入れるのでなければ意味がありません。破壊を伴う軍事的な侵攻ではメリットがありません。

 ウクライナとロシアは長い陸地の国境線があります。戦車であればどこでも走れますが、侵攻した軍への補給となると、トラックは道路しか走れないのです。道路を制圧しなければ、ロシアもウクライナの国内での補給を継続する事はできません。ましてや海で隔てられた大陸と台湾の間の補給は船しか頼れませんが、船は桟橋が無ければモノを運べず、砂浜への上陸やヘリで空路からの補給などは限度があり、現実的には補給が困難であるという観点からは台湾侵攻などあり得ないかと思います。ミサイルや大砲を打ち込むのは簡単ですが、その後は兵士が上陸せねばなりません。その海上輸送ができない限り中国の台湾への侵攻など現実的ではありません。台湾の陸上兵力は10万人と言われています。攻める側は守りの3倍の兵力を必要とするそうで、中国は30万の兵力を台湾に上陸させねばなりませんが、30万もの兵力を運べる能力はありません。米国の揚陸艦「アメリカ」(4.4万トン)も一度に運べるのは兵士2千名弱、これでもピストン輸送でも1年以上かかります。30万もの兵士を海上輸送するのは非常に困難です。ロシアと陸続きであるウクライナと中国と海を隔てた台湾は同列には語れません。陸続きに比べると、海と言うのはありがたい防御線です。日本も海上と空の防衛に力を入れるべきで、陸上自衛隊が活躍するとしたら、戦いの場は日本国内ですから、陸自の戦車が活躍する時には日本は既に終わりに近いのです。 

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落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
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回転球体法の半径

2023年02月24日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 雷保護の世界では、落雷が生じないであろう範囲を落雷からの「保護範囲」とし、これを決めるのに「回転球体法」を用います。放電の先端が地面付近のある一地点にまで降りてきた時、次にどこに向かうかは、雷電流の強さに応じた距離になり、方向性は真下とは限らずにどこにでも向いますから、その点を中心とした球体表面のどこかになるというので「球体」の半径の外側にいれば、落雷が落ち難い「保護域」とする考え方です。 この理屈では半径を大きくすれば大きくするほど陰になる部分も大きくなり、保護範囲も大きくなります。そこで、回転球体法による球体半径を200mとし、抑制範囲100mが常に有効であるという説明に対し、これはPDCEでしょうかとの問い合わせを受けますが、弊社では、この回転球体法による説明(球体半径200m)は科学的合理性を欠くと考えています。その理由として、

  • 回転球体法自体は、球体の半径が大きければ大きいほど、保護範囲も広くなります。しかしながら、その半径とは雷撃が1回の放電で伝わる距離ですから、物理的な限度があり、JIS規格では最大で60mと規定されています。これを超える200mもの半径を想定することは現実的ではありません。JIS規格では、大気中の放電の98%をカバーする半径は20mと規定されています。半径を200mとするのは、単純な誤りと言うより、保護半径100mを導き出すための意図的な数字です。
  • また、この放電の距離は、大気中の放電と言う自然現象ですから、人が制御できるものでもなく、ましてや地上に設置した機器により変化するものでもありません。地面に何を置こうが、それにより回転球体の半径を大きくできるものではありません。
  • かりに地面に接地した機器の影響で回転球体の半径が大きくなったとしますと、それは雷電流の強度が大きくなったと言う事であり、地面側においては頭上の雷雲の強さが増したという事で、より危険な状況になったとも言えることです。

 JIS規格と言う工業規格なのですから、厳密なものかと思えば、この「回転球体法」、抜けているのは上空から一方的に雷撃が地面に向かうことを想定しているのです。ところが、実際には、地面から「お迎え放電」が上昇し、上空で雷雲から降りてきた放電と「お迎え放電」が結合することを想定していません。という事で、工業規格とするには完全ではないのですが、これが建築基準法にまで及んで、この不完全な理論によるルールが定められ、この不完全なルールにより建物の雷保護が決められています。いくら不完全であっても、一応、法律ともなると、強制力がありますので、人はその意味も考えずに盲目的に従わざるを得ません。 この建築基準法、JIS規格の2004年版を使用しています。 JIS規格自体は更新され新しいものが出ているのですが、法律は古い熟成モノがお好きなようです。お役所に行くと何かカビ臭いのは、この古いもの好きのせいでしょうか? 周回遅れのような古い規格を使いながら、ディジタル庁は何をデジタル化するのか? お役所のDX、何か順番に違和感が残ります。

人は数字で説明されると正しいことのように錯覚します。 しかし、その数字の出どころ、どのような理由でその数字が使用できるのかまでジックリ考えることが重要です。 このような説明がされたら、では、日常で一番多いとされる半径20mの場合は? と問い返してみてください。

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日本人の進化の速度

2023年02月22日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 大學を卒業してから、今までの約50年で自分はどれだけ進化/発展したのか、それを昔の日本人(我々の御先祖様)と比べて如何なものかを工業政品のレベルで比べると、自分自身の進化に大きな遅れがある事が明白になります。明治が始まったころ、日本の国力は世界に遅れていて、日露戦争の日本海海戦で大勝利を収めましたが、この時の日本海軍の旗艦「三笠」、現在は横須賀に保管されていますが、この程度の軍艦も明治の初期では国産できなく英国製の輸入モノでした。しかし、それから35年後にはナント、戦艦「大和」を自前で作り上げたのですから、ご先祖様たちの努力は並大抵ではありません。私自身の大学を出てから今日まで、どこまで進化したかと比べると、私の完全な敗北です。この明治、大正、昭和の御先祖様たちは、未だ乏しい国力の中にあっても、世界一の戦艦を作り上げた工業技術の発展は、いかに日本人のモノを作る能力が高かったかの証であり、これは誇るべき事なのです。 それに比べると戦後から今までの発展に何か御先祖様に自慢できるものはあるでしょうか?

 江戸時代から、日本人の識字率の高さは、外国から日本を訪れた人の驚異の的でした。欧州では、文字を読むのは貴族だけで、一般国民はほぼ読み書きなどできなかったそうです。種子島に伝来した鉄砲も、これを見よう見まねで作り上げ、戦国大名の所有する国産の銃の数は、当時のレベルとしては世界一であったようです。蒸気機関もペリーの蒸気船が来る前に個人レベルとしては出来上がっていました。ただ、それを営業的に社会に取り込む、社会実装については下手であったようです。また、世界と言う大きな社会の中での立ち回りも下手です。

 この我々の御先祖様と比べると、特に近年、私の時代の日本人は、モノ作りと言っている割には大した進化はありません。外国製の原子炉を無神経に使い続けて事故を起こしたり、世界の中の立ち位置としては後退するばかりであり、政治屋さんもマスコミも次元の低いことばかり。世界の中での日本の将来については、日本人が退化していることに気が付かないように仕向けられているのです。 御先祖様の偉業を常に意識し、これに負けないような努力をすれば、正のスパイラルですが、ご先祖様の事を知ろうともしなければ、原点を失い、負のスパイラルに落ち込みます。戦後、過去のものをすべて戦争と結びつけ悪しきことのように葬り去ろうとしてきたのは、日本人のポテンシャルを発揮させないよう仕向けられた結果で、その思惑の通り負のスパイラルに入り込んでいます。

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民謡クールセイダーズ

2023年02月20日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 音楽の世界も流行がありますから、新しいものがあれば古いものが消えてゆくのは仕方ありませんが、最近、あまり聞かないのが「民謡」と「マーチ」です。 私は父親が民謡好きであったので、子供の頃は良く聞かされました。また、スーザのマーチ、日本の軍歌も大好きで、気持が滅入った時など、大音量でマーチを聴くと元気が湧きます。昔は、ラジオ、TVで民謡やマーチを聴く機会が多かったのですが、最近はほとんど耳にしませんでしたが、先日、たまたまTV番組で「民謡クールセイダーズ」を知りました。民謡と言えば三味線、尺八、太鼓でしたが、トランペット、サックス、ギターなどの洋楽器で、体を動かしたくなるリズムで上手く編曲され、それは見事でした。伝統的なものも良いのですが、このような派生があることも楽しい事です。知らなかったのは、私だけかもしれませんが、ネットで検索すると演奏の様子がたくさん検索されます。 もし、まだ、聞いたことの無い方がおられましたらお勧めです。

 日本の昔の軍歌が好きだなどと言うと「軍国主義!」とか「ネトウヨ」とか言われそうですが、これも戦いを賛美し、鼓舞するものばかりではなく、例えば、「戦友」ですが、徴兵され戦場に駆り出される一兵卒が互いに船上で知合い、古郷の話を交わし、手紙を見せ合うほど仲良くなるが、その友が戦場で倒れ、仮の包帯だけは巻いたが突撃のラッパが鳴り響き負傷した友を置いて前進しなければならず、戦い済んで日が暮れて、どうぞ生きていてくれと願いながら戦場で友を探したが、友は既に亡くなっていて、ポケットの時計だけがカチカチと動いていたなどと、心打たれる歌もあります。これなどまるで反戦歌です。 どの歌も文化についての精神性が高く、戦後の日本には邪魔者と言うことで、消されてしまったのです。

 広島出身の岸田首相は、核兵器禁止を訴えているようですが、私は核兵器反対にはあまり意味がないと思っています。私の母は東京大空襲を逃げ延び、その時の話もよく聞かされました。戦争の残虐さは兵器の種類と関係ないのです。原爆を禁止したところで、東京大空襲のように通常兵器である焼夷弾と燃え付きを良くするために、空から灯油まで散布して地上の人間を焼き払う。一瞬にして10万の命を奪うのも、一晩かけてじっくりと10万人を焼き殺すことの違いは「時間」だけなのです。そういう意味で核兵器だけをやり玉に挙げても意味がありません。戦時下においては人間は残酷になるのです。敵国の人の命などどうでも良く、自国の都合だけが優先されます。それは、敵も自分も同じことです。使用された兵器ばかりに目を奪われ「核兵器反対!」と叫ぶ人は多いのですが「焼夷弾反対! 空から灯油をまくな!」という人は少数です。いかに目先の派手さに動かされる人間が多く、表層的な理解だけで本質にまで考えが及ばないかの典型です。

 洋楽についてはほとんど知らなかった私の父に「民謡クールセイダーズ」を聞かせたら、さぞかしビックリするでしょうね。

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ビジネス・オーディション

2023年02月17日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 ある地方自治体のビジネス・オーディションに参加した時の事です。地域産業を振興するために、地元のスタートアップ企業に対してビジネス・オーディションを企画し、そこに応募してきた企業の中から優秀と思われる企業を表彰するのですが、ここの審査員、たまたま審査会場前を通りがかったオッサンではなく、それなりの実績のある方が選ばれている事と思いますが、応募企業が多い中で「ふるい落とす」が基本姿勢のようでした。審査員の前で一通りの説明をした後の審査員からの質問で、トンデモない反論を受けました。「雷のような放電は電気力線の通りに放電するだろう」と仰るのです。「電気力線」なる専門用語を御存知なので電気関連を専門にする先生であろうに、放電の事は小学生程度の知識しかなく、それもなまじ「電気力線」などを御存知なので、余計に始末が悪いのです。

 例えば、上下に対向する2枚の電極に電圧を加えると、二つの電極の間に電界が生じ、その様子を理論的に図示するために上下電極に挟まれる空間に「電気力線」なる仮想の線分を引いて電極間の様子を想定しますが、これはあくまで理論的な想定であって、実世界での落雷では、空気中に色々な細かな微粒子が漂い、雷雨であれば雨粒もあり、雷雲の底と地面と言う二つの「電極」の間の空間は清浄な真空空間と異なり、きれいな電気力線など引けるものではないのです。地面に向かった放電が再び上空に向かい、一回転してから地面に向かって、糸くずを丸めたような奇跡をたどる放電も珍しくありません。まあ、審査員の先生のメンツもあるでしょうから、このような初歩的な所から説明して差し上げるのも遠慮させていただきましたが、あの程度の知識レベルの審査員が偉そうに審査を行うオーディションンでは意味がないと思い、以後、参加は遠慮しています。

 オーディションに出られて落選しても、気持を落とすことはありません。審査員と言えどもアホもいるのです。アホにケチを付けられたからと言って落胆する必要が無いのは、評価と言うのは常に2方向性で、参加者は一方的に審査されるわけでもなく、自分の製品をどう評価するかは審査員の自身の評価にもなっているのです。誇り高き自分の製品の価値を評価できないのは、審査員がアホだからである。。。と思うくらいで良いのです。 また、業界の展示会での製品コンクールに参加した時、審査員の先生が、私にそっと「これを認めると業界が大騒ぎになってしまうのよ」とつぶやいてくれました。マスコミなどでは常に革新的なものが求められていると言いながら、実際には業界に波風立てない凡庸なものが無難に選ばれるという側面もあるのです。まあ、世の中はいろいろな要素で動いていくのですから、それも仕方ありません。日本から革新的なものが出にくいのは、革新的なものの足を引っ張りたがる「凡庸好み」が新しい芽を摘み取るからなのであって、芽自体はいくらでもあるのではないでしょうか?

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ブログの不思議

2023年02月16日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 昨日のブログへの訪問者はどれくらいであったのか? 毎朝、これを見るのが楽しみなのですが、不思議な世界です。 普段は、100から150位の訪問者が昨日は2倍の300があり、その方たちがご覧になった今までのブログが500、そして順位が2000番代なのです。このブログ利用者の総数は約176万だそうで、その中で2000番代と言うのは悪くはないかと思いますが、たった500件のブログが見られただけで2000/1760000 とは、ブログのほとんどは、閲覧者はゼロに近い、投稿しているい人だけの自己満足のようです。 かくいう私も、訪問者を増やすような努力はしていませんで、なすがままなの自己満足なのですが、昨日は写真を2枚掲載しましたが、写真の影響で訪問者がふえるのでしょうか? 内容が良かった/悪かったは、ブログを見てみないと、その内容は分かりませんから、訪問者の数は内容とは関係ないようです。

本日のようなつまらない内容ですと、訪問者がどれくらい減るのか? これも明日の楽しみです。

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避雷球の圧縮試験をしてきました

2023年02月15日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 昨日は、茨城県の産業技術イノベーションセンター様の施設をお借りして、避雷球球の圧縮試験をしてきました。 避雷設備ですから、空中に設置するのでそれほど大きな力は加わらないのですが、一応、工業製品ですから、振動、加速度、圧縮などの加わるであろうすべての外力について試験しています。 球体に等しく力を加えるために、避雷球がスッポリとお風呂に入るような形のアルミのブロックを作り、避雷球に水平な力が加わるように試験しました。 実際には、風圧が加わる訳ですが、同じ面積の正方形の板と比べると半球状ですから、板に比べれば抵抗は低くなります。 気象庁による風速と言うのは、地上から10mの高さでの10分間の平均風速(秒速)だそうですが、そこで吹く風は、最近は強力になって30m/秒でも吹けば、時速に換算すると108km/秒、ビルは壊れませんが、構造的に強固でないものはぶっ飛びます。瓦屋根なども無傷でいられるものは少ないことでしょう。 そういう強風に遭っても、潰れることはほぼないのですが、具体的にどれくらいの力が加われば壊れるかの試験です。今回の試験では直径約30cmの円板に力を加え、33トンに達すると接合部分が変形しましたが、それでも球が二つに割れるようなことはありませんでした。33トンに相当する風速、通常の気象であれば地上ではありえません。 核爆発による爆心付近での風圧に近く、その時は建物も、避雷球を取付けている鉄塔や柱など全てが壊れても、まだ、避雷球は球形を保っている位の強さです。

 

 

 

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問題解決とミーティング

2023年02月13日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 困りごとがあるから打ち合わせをしたいとのお誘いは良く受けますが、お断わりすることにしています。その問題について、何か解決法があるなら、それについてメールでやり取りすれば良いのですが、解決法がない話題について皆で顔を合わせた所で、愚痴の大会になるだけで時間の無駄です。皆で顔を合わせて解決法を探ろうというのも何かネタがあるならともかく、何も持ち合わせていない者ばかりが集まっても無意味なのです。残念ながら、私も解決法についてのアイデアが無ければ、参加してもお役に立てませんので参加しないことにしています。そこが私の欠点の一つで、「冷たい」と言われます。 結論が出なくて解決に至らなくても一応集まってワイワイガヤガヤとやれば気が済む人は多いのです。まあ、このように考えるようになったのは、自分で会社をするようになってからで、以前は、会社員の一員として、お呼びがかかれば、たとえ何ができる訳でなくても、関係部署の一員として顔を出すことだけがお仕事でしたから出席しましたが、結局何も決まらないというだけのミーティングばかりが多かったのです。

 ミーティングは、その目的が情報を共有するためにミーティイングなのか、問題を解決するためなのか、明確に分けるべきです。問題解決のミーティングに何も解決策が無いが、皆で話し合えば何とか良いアイデアも浮かぶということもあるかもしれませんが、ほぼあり得ません。何故かと言えば、英語で言えば、Everyone's business is Noones business 「全員の仕事と言うのは誰の仕事でもない」 当事者の幅を「全員」と拡げると、当事者意識は減少し、皆、他人事のように思えてしまうのです。それでも「どうしよう」と皆で集まる。。人間ってかわいい動物ですが、有効なのは、一人に解決のための全権を与えてしまう、責任者を決めて任せてしまう事です。 ところがこれも難しいのは、解決策が持ち上がると、自分は何の解決策も示さなかったのに出てきた解決策に文句を言う人が多いのです。

 岸田さん、いつも周囲から抑圧されているような顔つきでお気の毒です。 総理大臣など目指すべきでは無かったと、さぞ後悔されている事でしょう。最近は、ただのサラリーマンさえ、6割の方が管理職には付きたくないと答えているそうです。世の中に永遠に続くものなど無いのですから、2期目、3期目などの将来のことなど考えず、「今」を好きなようにすれば良いのですが、我ら凡人は、つい先の事を心配しその覚悟がなかなかできません。

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避雷球  中国での特許がとれました

2023年02月09日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 避雷球の特許ですが、日本、米国、欧州、に続いて中国でも特許を取得し、これで、ほぼ、全世界をカバーできました。 日本語の「避雷針」と言うのは大げさな言葉と言うか、英語の誤訳でして、原文には雷を避ける「避雷」と言う機能を表す概念や、「突」であるとか「針」のような形状を示す概念はありません。 英語では、単なる Air Termination System あるいは Lightning Rod と呼ばれ、日本語に和訳した場合に原文にない概念の言葉に翻訳してしまったら、それは「誤訳」なのです。 しかし、この誤訳が正しいものとして蔓延し使用されています。

 「避雷球」は特許のみならず、この日本語の表記も登録商標になっています。避雷針が発明されたのは、今から約270年前の事です。 発明されてから広く世界中で使用されていますが、これは雷をワザワザ招くものでした、私は「触らぬ神に祟りなし」、雷電流など呼ばない方が良いという信念で発明したのが、この避雷球でして、自分では「避雷針」に代わる新世代の「避雷球」と自負していますが、まあ、私が存命している間に世界制覇することは難しいかもしれません。偉大なる発明が認められるのは発明者が亡くなってからと言うのが多いです。私は、今から270年後、西暦2293年に、世界中で「避雷針」と「避雷球」とどちらが使用されているかをあの世から見るのを楽しみにしています。

 

 

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木の葉の効用?

2023年02月08日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 先日、弊社を訪れたある会社の会長さん、帰りがけにご自分の信じる「木の葉の効用」について、私自身の体で実験をしてくれました。 最初に私が両手を下げて背中で合わせ、ここを下に押されると体が後ろによろけてしまいます。 次に観葉植物の葉っぱを2枚取り、それを靴下の中に入れ、くるぶし辺りに置いた後、再度、後ろに回した私の両手を下に押すと、今度はよろける事なく、押す力に対抗して体はビクともしません。 これが「木の葉の効用」であると会長さん、得意になって説明下さいましたが、何か怪しい??? 木の葉一枚でそこまで急激に変化するハズは無いと理由を考えた結論は、2回目は何をされるのか理解しているので、体がそれに対抗して、無意識のうちに、押されててもビクともしないように反応しているという事ではないかとの結論に達し、知人に検証しました。 

 今度は木の葉ではなく、くるぶしを数回マッサージするという方法で、最初は背中で組んだ両手を押すと後ろによろけました。 次にくるぶしの上を数回、マッサージした後、同じことをすると、やはり、ビクともしませんでした。 つまり、次に、何をするかが分かっているために無意識に体がそれに備えるだけの事なのです。 木の葉をを使用せずとも同じ結果になるという事は、木の葉の効用ではないのです。

 この会長さん、それで何かを売りつけるとか、組織に勧誘するとかではなく、純粋にこのトリックでビックリさせることが楽しいようでしたが、私も自分自身は科学者(職業的ではありませんが)と思っていまして、常に理由を探求しなければ納得しませんから、このトリックを暴いてしまいました。理由が判明しても、この会長さんの楽しみを奪うことはしませんが、物事には常に理由があります。 不思議なことを不思議で終わらせたらそれまでですが、不思議の裏にも理由はあるものです。 

 弊社のPDCEの効果も少しも不思議ではないのです。なぜ、落雷が発生し難くなる効果があるのか、簡単な理屈です。ただ、理屈を考えるにも基礎となる知識は必要で、その知識は自分で勉強せねばなりません。人から聞いたこと疑う事も無く信じる人もいます。人からの受け売りは勉強した事とは異なります。受け売りだけが得意で、理屈を考えるのが苦手な方ほど、おかしな理屈でも信じ込む傾向があるようで、不思議と言いながら「不思議」が蔓延します。しかし、世の中に「不思議」など無いのです。ただ、理由が未だ不明というモノは多々あります。「不思議」についてもその理由は考え続けねばなりません。

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多様性について

2023年02月07日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 首相の補佐官がクビになった話しで、つくづく岸田総理と言う方は了見の狭い方だとお見受けします。 世の中の物事、何にでも、大きく分けると

1.好き

2.どうでも良い

3、嫌い

と言う3種類の意見があります。 これらの意見全てを認め、どの一つも排除しないのが「多様性を認める」ということであり、「大嫌い」であれば「言語道断」などと言い出すのは、戦前の隣組、進め一億火の玉だ、と言うのと精神構造は同じです。 日本には、昔から歌舞伎の女形はオッサンがやっていますし、宝塚では綺麗なお姉さんが男役をやったり、文化の中で男と女の壁は低いのです。もっと、昔には森蘭丸ような存在もありました。 GLBTQなど日本の文化では昔からあります。そういうことを知らない、外国のマスコミがピーピー騒いでも、「それがどうした」と騒ぐこともないのです。 それを「言語道断」とは御自身の狭小さを示しているだけの事のように思えます。

 自分は、和食が好きでカレーは大嫌いだ。と言う発言に「カレーが嫌いとな何事だ! 言語道断である!」と騒いでいるようなものです。 何が好きで、何が嫌いであっても、総理大臣に指図される覚えなどありません。嫌いと言っただけで、それがすぐ「差別発言」となるのは、あまりに万人に対していい顔をし過ぎなのです。そういう過剰反応が怖くて本音を言えなくなる社会の方が、実は怖い社会です。 どうして、そんな小さなことに大騒ぎするのか? 反対に小さな事ばかり口にする人間には大局が見えないのです。 それが心配です。

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有名人との出会い

2023年02月06日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 TVで拝見し、こちらが一方的に存じ上げているだけですが、そういう有名人に出会うと昔からの知人のような気がして、つい、会釈などしてしまいます。 その時の有名人の反応が様々です。 今までに偶然出会った方々ですが、

1.動物王国ムツゴロウの畑正憲さん  ワシントンDCの空港で出会いましたが、会釈をすると「お仕事ですか?」と声をかけてくださり「出張でノース・カロライナに行く途中です」と答えると「気を付けて行ってきて下さい」と短い会話をしたことがありました。初対面の猛犬や猛獣にも臆さずに接し、顔をペロペロ舐められるのは、自分と他人/動物との間の垣根の低い方で、動物は、そういう人の垣根の低さを敏感に感じ取るのでしょうね。 人は自分の気が付かない所で垣根をはって、自己防衛をしています。

2.金田正一投手 羽田空港のロビーでお見掛けし、一緒に写真と撮っていただきました。ニコニコしていてとても感じの良い方でした。 私の少年時代の英雄でした。

3.司会者 MM 朝、新橋駅のタクシー乗り場で、目が合いましたので、「お早うございます」と挨拶すると完全に無視されました。当時は飛ぶ鳥を落とす勢いでしたから、イチイチ知らん人間に挨拶などしていたら疲れてしまうというのもあったかと思いますが、その後、何かの不祥事でTVからは消えましたが、消えたと知っても「アア。ヤッパリ」としか印象しか残りませんね。

4.評論家 JT 東京駅の新幹線乗り場で会いました。 TVのコメンテーターでよく見かけ、シッカリしたご意見を聴くことが多く、どちらかといえば、私の好みの方でしたのでるので、会釈などすると完全に無視でした。TVでの印象よりは小柄な方でした。

5.スギちゃん 雷を特集したTV番組で私が案内役になりましたので、カメラが回っていない時にもたくさん話しをしました。苦労人でいい青年です。最近、私の見るTVではあまりお目にかかることが無く、心配していましたが、昨夜、彼が主役に出ているCMを見て安堵しました。

有名人になると大変ですね。 街を歩いて色々な人から手を振られたり、挨拶され、それに応えていれば疲れるし、応えなけらば「生意気なヤツだ」と思われ、私も人の顔を判定するのが苦手で、いつもの背景/状況の中でなら分かり易いのですが、全く異なる状況でお会いすると「今の誰だっけ?」という事はたまにあります。 これは考えるからいけないのであって、挨拶はしたもの勝ち。会釈には会釈で考えずにただ反射で対応。 私の昔の上司「挨拶はタダでできる最上の自己宣伝。ドンドンしろ!」と教えられましたが、必ずしも実践できていないままジジイになってしまいました。

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大学の先生 2タイプ

2023年02月02日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 仕事の関係で大学の先生にはお世話になっています。色々な先生と面識を持つようになり分かりましたのは、大学の先生、大きく分けて2種類に分かれます。 

 新しいい考えに常にドアが開かれ、色々な助言をくださりながら応援してくれる方。 御自身の研究も、過去に捕らわれない新しいことに挑戦するタイプです。 新しい事に挑戦するように若い方を引っ張ってきた先生は、ご自分が年を取られても周りの若い方との関係が良いように見受けます。 定年後であっても色々な所から声がかかるようです。

 もう一つは、完全な権威型。 過去の殻の中に生きていて権威こそが一番重要。外国の研究の事はよくご存じで、それをヒケラカスことで周囲より上にいるつもりですが、ご自分自身の業績として何か新しいことをしたかという点ではイマイチ。科学者としては、「再現性」「データで証明する」などの基本には忠実で、責任ある態度なのですが、自然を相手にしたデータは、取得に時間がかかり、また、時間をかけても用意できないものもあります。 例えば、どこに落雷したかという情報ですが、施設の所有者であれば判定できますが、第三者が正確にどこに落雷したかなど判定できないのです。落雷位置を評定するサービスもありますが、誤差が大きいのです。どこに落雷したかも分からないという事はどこに落雷しなかったかも、施設の所有者にしか分からない。。。ところが、施設所有者の体験は学術データにはならないと否定する。そこに固執するとどこにも進めません。 せめて、こちらの話も聞いていただければありがたいのですが、ご自身の判断力への過信なのか弊社に問い合わせることもなく、独断と偏見の固まりです。 まあ、そういう先生も当然、歳を取っていきます。歳を取れば必然的に定年を迎えます。偉そうにしていた方は、本人の実力よりはその地位に対してのゴマをする取巻き連中が多かったのが、定年になって以前の地位がなくなれば取り巻きもいなくなります。

 これは、大学の先生のみならず一般企業に於いても同じことでしょう。常に前向きに新しいことに挑戦するタイプと古い事を護ろうとするタイプ。 これは、あせらず、時間を味方に付けて取り組むしかありません。

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