雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

エネルギー政策 その2

2011年05月31日 08時42分18秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

以前、第二世代の古い原子炉が事故を起こしたからといって原子力自体を否定するのはもったいないと書きましたが、この軽水炉の第三世代、第四世代とは別のアプローチで、根本的に構造の異なる安全な原子炉を紹介する文春新書「原発安全革命」古川和夫著が出版されました。トリウムを燃料とし、溶融塩で熱交換をする小型の原子炉です。電気を大都会でも地産地消できる安全なものです。今までのタイプと全く別の安全な原子炉の可能性を示す、この時期に絶好の話題です。

エネルギーの利用と平均寿命は密接に関連し、利用できるエネルギー量が少ないと長生きできず、エネルギー消費をわずかに増加できれば平均寿命も延びると言う統計があります。発展途上国での人口爆発とエネルギー供給を考えれば、安全な小型原子炉を世界レベルで供給する事も、先進国の役割の一つです。

身近なエネルギー問題として、夏場の冷房や停電など自分の身の回りの事も重用ですが、全国の家庭に1000万台の太陽光パネルを設置するなどというアイデアも、エネルギー問題を身近な国内問題としか理解していない証拠で、これを国際会議で自慢するのは家庭の話しを公の場でするような恥ずかしさを感じます。足元の問題を解決するのは重要ですが、日本の未来のためには、国内問題としてだけでなく、10年/50年先の方向性を地球規模で考えて行動してもらいたいものだと思っています。

〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町24番地8
SOHOステーション703
株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp

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豚ちゃんに会ってきました

2011年05月30日 21時48分29秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

本日は、畜産会社をお訪ねしました。5千頭もの養豚をされているのですが、この地域、落雷が激しく昨年は落雷で家が燃えたそうです。落雷の度に経済的な損害は勿論のこと、あの落雷の音、自分の家に落雷するかもしれないと思う恐怖心、恐ろしい以外の言葉は見つかりません。

今年の夏は、PDCE避雷針を取り付けることで、落雷に対してオドオドすることなく暮らしていただければ嬉しいいです。

豚舎を見ていましたら、豚さんは好奇心が強いようで、小屋の前にいる私を見たいようで小屋の中から沢山のトンちゃんが私の前に集まってきました。観察していますと頭がいいなという感じを受けました。例えば、柵を外そうと試みているのですが、その時に柵の一部を上に持ち上げながら外に押すように外力を加えているのです。これはただ前に押すだけより柵を支える機構を理解したような動きです。これは、馬鹿にできない、心して扱わなければならないと感じました。落雷の時、トンちゃんも何事かと思っていることでしょうね。きっと怖いでしょうね。。

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展示会が終わりました。

2011年05月28日 11時03分48秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

3日間の展示会が終了しました。一日中立ちっぱなしで通りがかりの人に声をかけ、説明する。。。結構、疲れる仕事ですが、今回は名刺を100枚弱いただきましたので、200名以上の方に説明しました。その中で、具体的なビジネスになりそうな案件が4件ありました。これは恐い事です。お客様は、必ずしも向こうから来てくれるのではなくて、こちらの説明に反応しての結果です。もし、しゃべり疲れてそして面倒になって、ただ立っているだけでしたら、その4件の案件に出会え無かったかもしれないという事です。

私は、名刺のコレクション自体には興味ありません。名刺だけ集めて、それが後でビジネスにつながるという事は、今までの経験ではほとんどありません。その場が勝負です。ですから名刺だけ集めようとはしません。大事なのは、誰にでも丁寧に説明することです。今回も数名の方から「ご丁寧な説明、ありがとうございました」と礼を言われました。そういうお言葉をいただけると、次の人にも懇切丁寧な説明をする元気がでます。

さあ、来週からもその4件の案件を加え、忙しい週が始まります。 

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展示会が始まりました

2011年05月26日 07時33分09秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

昨日から展示会、電設工業展がビッグサイトで始まりました。昨年は大阪、今年は東京です。展示会は楽しいです。知人が挨拶に立ち寄ってくれたり、昨日は専門学校の学生さんも多かったです。弊社全員、ビジネスにならない学生さんにもキチンと説明します。教科書にも載っていない落雷の事実を知ってほとんどの学生さんは勉強になったと喜んで帰ります。

最初は訝しげに説明を聞いていた方が、最後には「これって、スゴイ事ではないですか!」と仰られたお客様もいました。お客様、この製品がスゴイと気がついたあなたもスゴイ方です!評価というのは、先生が生徒、上司が部下というように一方的にされているばかりではありません。世の中は「評価」を基に次の事が決まるので、評価は大事な事ですが、どう評価するかが、評価する人の評価にもつながっているという2方向性もあります。

人が自分をどう評価するかという事に非常に気を使う方もおりますが、私は意図的に外部からのノイズには感受性を低くしています(端的に言えば、人の話をよく聞かないというだけのことかもしれませんが)。これは、マシンの自動制御でもそうなのですが、あるアクションへのフィードバック量が大きすぎると、アクションは発散して収束しなくなります。人間で言えば、ノイローゼに近い状態かと思います。難しいのは、入力される情報が、ノイズなのか信号なのか、それをしばしば間違えることです(反省! しかし、ほどほどに)。

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エネルギー政策

2011年05月25日 07時34分31秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

PCや携帯電話などで新しい世代の製品の進歩で分かるように、工業製品のレベルは設計した時に使用できる最新の部品、利用できる製造技術で決まりま すが、それらの周辺の部品/技術の進歩で年々、新しいものが出来上がります。世代が違えば性能は向上しているのが普通です。これは原発についても 同じことで、現在、日本で使用されている原発は第二世代。しかし、世界での原発は既に第三世代が使用され、中国では独自技術の第四世代まで研究されています。

使い古びた第二世代の原発が事故を起こしたという理由で原発を諦めていいものでしょうか?今、日本にとって最も大事なのは十分な電気を安定供給す ることです。これは、停電になったら自分の生活が不自由になるから言うのではなく、電力の十分な安定供給が無くなれば日本の産業界は失速します。ところが、中国 をはじめロシア、インド、米、仏などの諸国は第三世代から第四世代に向けた原発が進行しています。

代替エネルギーは、どれを選んだにしても時間がかり、明日からすぐに原発の代わりとはなり得ません。しかし、原発には次の二つの大きな欠点があります。

1)CO2を出さないから地球温暖化に良いというのは大ウソで、実際は膨大な高温排熱で海水を暖めている。福島で戦っている相手もこの排熱です。
2)使用済み核燃料の始末ができない

その事を承知しても、それでもなお、しばらくは原発に頼らざるを得ないのが現実です。原発は、停止しても排熱を出し続け冷却を継続しなければ福島4号機と同じことになりますから、浜岡原発を停止したところで何の解決にもなっていません。本当に地震からの安全を期したいなら核燃料を浜岡以外の場所に移動しなければなりませ ん。「福島ショック」「東電たたき」で目先のことだけにとらわれてよいのでしょうか? 民主と自民が小さな争いをして日本が停滞している間にも、 世界の国々は着実に進んでいることを忘れてはなりません。短期/中期/長期の目標を明確にし、うろたえることのないエネルギー政策が欲しいです。

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PDCEは破損しないか?

2011年05月24日 09時05分52秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

通常の避雷針、先の尖った棒ですが、これも落雷を受ける度に先端の尖った部分から消失します。何回も落雷を受けているうちにただの棒になってしまいます。避雷針は、取り付ければそれで終わりというものではなく、毎年1回の点検も必要です。どのような避雷針であれ、自然界を相手に永久に壊れないものなどありません。

PDCEは、壊れないのか? という質問も良く受けます。残念ながら壊れることはありえます。これは、当然の物理現象なのですが、例えば冬季雷は雲の高さが低いので標高の高い山間部ではPDCE避雷針自体が雲の底部に入ってしまう事もあります。すると当然、PDCEを介して放電があります。自然現象は必ずしも想定するような発生の仕方ばかりではなく、製品の一番の弱点を突かれます。PDCEの絶縁部分が破壊されることはあり得ます。PDCEを開発した欧州の国では発生しえないような特異な落雷が日本にあるからです。この輸入物のPDCEは、過去、数回、壊れたことはありました。ただ、壊れても360度の全周囲が壊れることは無く、その一部ですから上下の電極が分離するような壊れ方までには至りません。また、現象面ではPDCEの破壊という形で表れるからといってPDCEだけに原因があるとも限りません。十分なアースが取れていたのかなど、原因については詳しい調査が必要です。しかし、このような破損に至る確率は非常に低いものなので、もし、直撃雷で破損した場合には、PDCEを無償で交換致します。

しかし、高所で使用するものですから、一部の破損といえども具合が悪いのは事実ですから、日本の特異な雷に対しても十分な強度を持つように改良したものを作りました。PDCEの側面での放電が発生しないような構造にして、上下の電極の接合方法も改良しました。強度試験では、上下の電極を10トンの力で引張試験しても分離しないことを確認しています。

先日、離陸中のエアバスに落雷する映像を見ましたが、エアバスの上に落雷し、下から再度地面に向けて放電が見られます。日本でも同じような画像は小松空港でも撮影されています。離陸して空中に浮いた飛行機ですから、地面との電気の導通はありませんが、大きな金属の塊ですから、地面に落ちるまでの仲介をしているような形です。飛行機は全て金属板で雷電流の妨げになる部分はありませんから、雷電流は機体表面を流れて飛行機に被害はありません。空中での放電路の形成に飛行機の機体が一役買っただけのものです。

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ダブルスタンダード

2011年05月23日 12時52分24秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

以前、弊社製品の入札がありまして、弊社の販売代理店の中には、弊社にメーカとして価格調整を行い、どこが落札するかコントロールするように要望する会社がありました。入札コントロールを行う事こそメーカの仕事と強く主張するので、その会社には、販売代理店を辞めていただきました。その会社は、17の省庁から全省庁統一の入札資格を取得している大企業で、入札というのはいつも陰で価格をコントロールするのが自分の仕事と認識しているようでした。それをあえて行わない弊社には、「そんなのはビジネスではない!それならビジネスではなくてボランティアでやれ!」との発言もありました。

コンプライアンスはあくまで建前、入札妨害のような行為であってもそれを陰で仕切るのが営業マン、と育てられ、そういうやり方に何の疑問も持たなくなっているのは悲しい会社人間です。もちろん、日本中で本音と建前、ダブルスタンダードはどこにでもありますから、別にこの担当者だけの話では無い小さな話ですが。。

サラリーマンが数人集まれば、日本の社会のダメな点、イヤな点などは、酔っていてもいなくてもいくらでも文句が出てきます。それでありながら自分のしている行為は別扱いというのは如何なものでしょうか?どうせ一人、1社が抵抗してもどうにもならないダブルスタンダードが蔓延っているのは事実ですが、弊社はたとえゴマメの歯ぎしりであっても「ならぬことなならぬ」、弊社はコンプライアンスを貫きます。そもそも、この小さな会社を始めたのも、大会社の不条理、業界の不条理への抵抗もありました。オッサンにしては青臭すぎる話ではありますが。。。

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落雷と電力事業

2011年05月20日 08時25分57秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

先日、「落雷は代替エネルギーとして使えるほどの「電力」ではない」と書いた事に対し、落雷の大きさを電流「A」で言っておきながら、電力「W」になってしまっているのはおかしいとのコメントをいただきました。確かに仰せのとおりで、ここでは「電力」ではなく「エネルギ」と言うべきでした。 

このコメントをいただいて思ったのは、今、東電さんが話題の渦中ですが、電気エネルギーを安定供給する電気事業の奥の深さです。私は、原発事故で露呈した御用学者様たちほどの影響力も無い「ただの人」ですから、東電さんをヨイショする訳ではありませんが、雷は派手な一発芸人ですが、あとが続かない。それに比べると、電気エネルギーを定常的、安定的に供給する電気事業というのは実に奥の深い事業だと思います。派手さは無いが、コツコツと人々を支える裏方の仕事です。

我々は電気があるのを当り前と思っていますから、停電ともなれば文句ばかりしか出てきませんが、そもそも、こんなに多くの人達にこれだけ大きな電力を安定供給している事のスゴサについても考えてみるべきです。原発事故では、政/官/財/学 の癒着が明らかになりましたが、そもそも癒着というより一体にならなければ推進できないような大事業なんですね。電気の無い後進国に電気事業を立ち上げるために転勤になったとしたらどうするか?それを想像しただけで政/官/財/学が一体となってしてきたことのスケールの大きさに感心します。

どこの会社/組織にも問題はあります。問題の無い方がおかしいくらいです。原発事故で避難されている方々は本当にお気の毒ですし、政府や東電さんの対応にも腹の立つことは多々ありますが、電気事業をどうするかについては原発事故の事で東電憎しのような感情的な話しにならないことを願っています。

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雷電流の処理

2011年05月19日 15時10分10秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

昨日の話題の延長ですが、通常の避雷針【発明した人の名前をとって、フランクリン・ロッドとも呼ばれます】に落雷すれば大きな雷電流が流れます。多くの建物は、構造用の鉄骨が建物の基礎部分から最上階まで連続しているので、それを「引き下げ導線」として用い、屋上の「受雷部」と接続して雷電流を流します。フランクリン・ロッドを使用していれば、雷電流が流れることは仕方ありませんが、その影響を最小にするには、雷電流で生じる電界・磁界のシミュレーション・ソフトがあります。建物の中で、電界・磁界の影響が最も少ない場所を探すことができます。建物の中に落雷で生じる電界/磁界は、屋上の避雷針の位置、鉄骨の配置の具合などで同じ建屋の中でも異なるからです。サーバであるとか落雷に敏感な電気/電子装置は、建物の中の置き場所にも注意が必要です。

これが通常の建物でなく、無線塔のような鉄塔の場合には、地下深くまでボーリングし、避雷針から接地までを絶縁ケーブルを使用して、深地下に雷電流を放出する方法もあります【詳しくは、昭電様、サンコーシヤ様のHPに解説があります】。これにより地表での雷電流による影響を最小にすることができます。

しかし、最も残念なことに、雷はフランクリン・ロッドに落雷するとは限らない事です。あるいは、一度、避雷針に落ちながら、再び隣の建物に移るなどの気まぐれな雷様もいます。

という事で、雷様はワザワザ、自分の所に呼ぶ必要はありません。「触らぬ神にたたりなし」を手本にさせていただくと「触らぬ雷電流に被害なし」。大きな雷電流に立ち向かうのではなく、避けておいた方が無難なのが落雷です。

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既存の避雷針で何が悪いの?

2011年05月18日 10時04分38秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

新しいタイプの避雷針を提案しているのですから、「既存の避雷針で何が悪い?」との質問はよくいただきます。悪いのではなくて時代背景が変化してきているという事です。 ベンジャミン・フランクリンが避雷針を発明したのは約260年前、オイルランプの時代です。エジソンが生まれる約100年前、電気が実用になる約130年も前の事です。その当時であれば、むやみやたらに落雷するよりは誘導して落雷させた方が安全であるという意味はありました。

それから、約260年が経過し、今や電気や情報のネットワークに依存した社会になっては、落雷をあえて避雷針に誘導した場合、雷電流により大きな副作用が災いする時代へと変化したという事です。では、どのような実被害が出ているのでしょう? 例えば次のような例があります。

1)避雷針と共に付けた火災報知機が燃えて火事になった(岐阜県の重要文化財)
2)照明塔の制御モジュールが焼け焦げた(静岡県のグランド)
3)地電位が上昇し、付近の民家の電気器具が壊れた(石川県)
4)レーダーとジャイロコンパスが壊れて夜間航行ができなくなった(某海運会社のコンテナ船)

などなど、数々あります。

これらは、「安全に落雷を避雷針に誘導した」当然の結果なのです。 避雷針が悪いのでなく、電気・電子機器を使用しているから発生するのです。260年前に発明したベンジャミン・フランクリンからすれば、「想定外の使用をされて文句をい追われても困る! 誰が電気器具と一緒に使っていいと言った!」と思うでしょうね。 まあ、ベンジャミン・フランクリンさんは、130年後になって電気が発明され、260年後には、このように広く使われるようになるとは夢にも思わなかった事でしょうが。。。

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電設工業展 製品説明会

2011年05月16日 08時22分59秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

来週、25日から始まる電設工業展【於:東京ビッグサイト】には、「製品コンテスト」というのがあります。毎年の展示会に合わせて、新しい製品を競い合うコンテストです。弊社のPDCE避雷針もこれに参加しました。審査員は40名おられるようで、本日、午後、製品説明会があります。このコンクールに参加しているのが47社あるとのことで、47社が半日で説明するのですから1社当たりの持ち時間は3分間だけです。説明する側は、説明したいことは沢山あるのに、3分に切り詰めるのは大変です。審査員の方には予め、審査用として提出した資料が配布されているとのことですが、3分毎に47種類もの新製品について次から次に説明を受けるのは審査する側も大変です。審査する側、される側、お互いに苦労しながらの説明会、貴重な体験なので今日の午後を楽しみにしています。

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タワーマンションにはPDCE避雷針を

2011年05月14日 10時22分50秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

昨日、マンションの販売を手掛けている会社をお訪ねしてPDCE避雷針を説明させていただきました。今後、マンションでPDCE避雷針が必要になると思うのは次の理由です。

1)昨年は、ゲリラ豪雨が多くありましたが、ゲリラ豪雨はただの豪雨でなく、多くは落雷を伴い、落雷日数も増加している
2)マンションには、家電製品だけでなくエレベータ制御装置、給水ポンプ、セキュリティ装置、太陽光発電(PV)など直撃雷を受けたら壊れる製品が沢山ある
3)特に、タワーマンションであれば、エレベータへの缶詰状態になる危険もある
4)地震以降、安全対策の重要性への認識が高まっていること
5)安全性を重視しない会社は今後存続さえも難しくなる事
6)高さ20mを越える建物には、避雷針は必ず必要
7)従来型の避雷針は、落雷を100%補足するものでもない
8)落雷を避雷針に誘導しても、大きな大電流による副作用を防ぎきれるとは限らない
9)誰でも、より安全な家に住みたいと思っているし、家を購入すれば「家自慢」をしたくなる。PDCE避雷針が付いていることを高機能マンションとして付加価値を高めることができる

などなど、いささか我田引水の理屈なのですが、北陸出身で落雷の恐ろしさを良くご存じであったので、非常に前向きに話しを聞いていただけました。

原発事故以来の代替えエベルギーと共に電気の供給方法に「スマート・グリッド」が注目されていますが。これもまた十分な落雷対策が必要になります。残念ながら、今のところは安全対策にまで十分な配慮がされていないようですが。。。

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放射線も量によっては体にプラスか?

2011年05月12日 13時04分34秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

原発で避難されている方々には能天気な話で申し訳ありませんが、日本の温泉には、増富温泉【山梨県】、二股ラジウム温泉【北海道】、三朝温泉【鳥取県】、玉川温泉【秋田】など、お医者さんも諦めた患者さんが回復に向かうと言われる健康回復温泉が多くありますが、これらは全てラジウム温泉、ラドン温泉のたぐい、すなわち放射線を体に当てて健康になるというものです。

放射線は、体に良いのか悪いのか? 日本人が平均的な日常生活で受ける放射線量、胸部レントゲンなどの医療で受ける放射線量は、1年間で3.73ミリ・シーベルトだそうです。自然の温泉に含まれる放射線を一年間お風呂に浸かりっぱなしで受けても、せいぜい同じくらいの量だそうです。 この程度の放射線であれば健康に良いとは、放射線とは何か不思議な存在です。微量であれば体に対する良い刺激になるとは、例えばウンチの臭いの元のスカトール、これも一万倍くらいに希釈すれば、ほのかな良い香りになるそうです。「過ぎたるは及ばざるがごとし」の例なのでしょうね。

放射線漏れを早く収めて、健康回復温泉程度の低レベル放射線になれば、原発避難地域が「健康回復地域」に災い転じて福となす。。避難地域が「長寿、健康回復の奇跡の土地」と言う具合になればいいですね。。避難地域の皆様、着の身着のままで故郷を追われて悔しいでしょうけど、もう少しの辛抱です。 少しくらいの放射線であれば、害にならずすプラスに転じることだってあるかもしれません。希望を捨てずに頑張ってください。

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行ってきました立石岬

2011年05月11日 22時15分07秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

行ってきました、立石岬。横浜も雨でしたが福井には大雨警報が出ていてドシャ降りでした。灯台のすぐ横までは車で行けないことは地図を見て知っていましたが、駐車場は海岸にあり、そこから山道を登り、海抜100mを超えた所にありました。普段は体内で滞留している血液が何百回も体の中を高速循環した感じです。我が心臓がこれほど機能するとは思わなかったほどの鼓動でした。

今回、一つ誤解が解けました。「喜びも悲しみも幾年月」という古い映画の最後の場面です。灯台と船の間で霧笛の交換をするのですが、その灯台が塩屋岬と思いこみ(原作は塩屋岬の灯台長の手記です)、横浜から出港した船が塩屋岬沖を通るのはオカシイと思っていました。ところが、これは塩屋岬灯台ではなく観音崎灯台という説明を聞いてそれならと納得した次第です(ところが、もう一度調べなおしましたら、カイロに向かう客船と霧笛の交換をしたのは、御前崎灯台との設定だそうです)。

塩屋岬灯台は、福島県いわき市にあり、岬に高くそびえる真っ白な如何にも灯台という感じの綺麗な灯台です。今回の津波で、近隣が大被害を被ったとのことで、お見舞い申し上げます。

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立石岬灯台

2011年05月11日 05時23分09秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

今日は、これから敦賀に行きます。敦賀と言えば話題の原発もありますが、行く先は原発ではなく、原発のある半島の突端の立石岬にある灯台です。横浜は今、雨ですが、立石岬も雨でしょうね。。。因果は巡るとでも言いますか、昔、灯台のある風景が好きで灯台巡りをしていた時代がありました。山の好きな方が「日本百名山」を踏破するように灯台ばかりを回っていたわけです。それで、今回、この灯台にPDCE避雷針を設置する計画が出てきた時には昔を思いだしました。立石岬は敦賀湾への入口を示す重要な灯台で、竣工は明治14年(1881年)、敦賀市の市のシンボルマークにもなっています。この由緒ある灯台を落雷から守る大役をいただきました。

私の相棒は、月/火曜日は北海道、今日は新潟、明日は長野と今週も忙しく日本中を駆け巡っています。今度会うのは金曜日です。

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