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落雷抑制システムが運営するブログ

凡人と偉人の違い

2012年04月27日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

偉人と呼ばれる方は伝記になるような優れた偉業を私の歳になるまでに既に達成している。。凡人の私はこの歳になっても未だ偉人の伝記を読んで感心している。。これが偉人と凡人の違いですね。

以前、避雷針の発明者ベンジャミン・フランクリンに敬意を表して伝記を読みましたが、今更ながら偉い人は違うものだと思ったのがファラデーさんです。この方も、学歴は小学校中退なのですが、その後イギリス王立研究所の助手から見る見るうちに頭角を現し、電気において重要な発見をいくつもしています。

しかし、恐ろしく控えめな方で、英国で一流の科学者として認められた後も、安月給に文句も言わず、周囲が見かねて昇給された手当も固辞し 王立研究所の所長に推挙されてもこれを固辞し、ナイトに叙せられるのも断わり、ニュートンをはじめとする多くの英国の科学者のようにウエストミンスター寺院への埋葬も本人の希望で断わり、町の共同墓地に埋葬されたとの事です。

何か世間離れしたストイックなところと、研究に没頭するエネルギーと共通点を感じますね。科学者として業績を上げながら清貧に甘んじる。。。中々できない話しです。


〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町24番地8
SOHOステーション703
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
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スマートグリッド 電気自動車の車載電池

2012年04月26日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

先日、スマートグリッドのセミナーに参加してきました。この中で、電気自動車の車載電池をネットワークすることで夜間にも対応できる電源として活用できる話しがありました。しかし、技術的には可能でしょうが、実態としてはかなり無理に近いかと思います。それはバッテリーの充放電の回数に限度があるからです。これは約3,000回程度のようですが、あの小型の三菱 i-MiEV でさえ,車両価格が約4百万円で、バッテリー価格は2百70万円もします。 と言う事は1回あたりの充電の度に900円の減価償却を考えねばいけないと言う事で、スマートグリッドにつないで、売った電気代に900円を加えなければならないと言う事です。昼間に太陽光で発電し、それを車載電池に貯えて夜間に売電すれば誰でも苦労なしに商売ができるように思われますが、それほど甘くはないですね。

ホンダの「クラリティ」のように水素燃料電池の場合には、水素の価格、電気への変換効率、電気の買取価格がどうなっているのか興味深いところです。

自分の家が夜、停電になった時には電気自動車の車載電池を利用して得意になる人はいても、電池の寿命を短くする事を覚悟で社会のために自分の電気自動車の車載電池を提供する人が何人いることでしょう? これも、買取価格が高ければするでしょうが、電力会社としては、昼間の太陽光発電の買取価格と電気自動車からの買取価格を分けることは難しいでしょうね。

新しい事は、技術的な背景/社会的な背景/経済の3つが揃わなければ新しいことも進展しませんから、簡単ではありません。

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エアバスA380を操縦する  講談社 ブルーバックス

2012年04月25日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

以前、B737の操縦については何冊か読んだことがありますが、あのA380の操縦についての本が出まして、早速、読みました。ロンドンからドバイまでの離陸前から着陸後までの作業/手順について書かれています。難解でした。3度読み返しましたが、理解度は半分以下です。今、4回目に挑戦中ですが、全ての手順を理解するには時間がかかりそうです。。まあ、今更、A380の操縦を理解しても何の役にも立たないのですが。。。趣味ってそんなものです。A380の操縦は、飛行機の操縦と言うより、飛行する機械のオペレータですね。操縦席の合計10台のディスプレィに囲まれて、何から何までシステム化されていて、パイロットもさることながら、この複雑なシステムを設計した方に脱帽です。 幾つか面白い事柄を紹介します。

・外国の上空を飛行する時は、上空通過料を未だ払っているんですね。スロバキア$400、ルーマニア$1,700【シベリア路線はソ連時代には、ドル箱であった話しは聞いたことがありますが、まだ払っているのですかね?】 
・機上整備端末があって、その飛行機の保守情報はすべてこの中にあり、整備センターへと報告される
・機上情報端末には、運航の日誌から本部との運航管理、マニュアルから航空路チャートまでアクセス可能
・機上情報端末のバックアップとして、ノート・パソコン3台が搭載されている
・管制官との対話は音声だけでなく、用意された定型メッセージのやりとりもある
・気圧高度計と電波高度計では200ft(60m)も差がある場所がある【この他、GPS高度計も備えている】
・QWERTYキーボードが合計4台、ディスプレィのカーソルは、キーボードの他にトラックボールでコントロール
・機内内部のネットワークは、AFDXと呼ばれるイーサネットに類する100Mbpsの全二重のネットワーク
・垂直尾翼の先端にカメラが付いていて、そこから前方を写した映像を客席からも見ることができる

最大離陸重量560トンのこの巨人機、大きいだけでなくシステム化の度合いも今まで以上です。

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大仏様周辺の落雷

2012年04月24日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

先週の火曜日【4月17日】は、茨城県の南部、埼玉県の一部で激しい雷雨があったとの事です。 牛久大仏様から翌日に連絡を受けました。この日は、2回も停電する雷雨があったそうですが、大仏様には落雷が無かったとの連絡でした。大仏様の周囲は田園地帯で周囲の高い構造物はせいぜい送電塔で、高さ40m有っても大仏様の1/3の高さです。大仏様の120mの高さは直線距離で3Km 程度離れた場所からでも辺り一帯で一番高い事が良く分かります。この写真の風景は、大仏様の風景の中で私が一番好きな場所からのものです。



大仏様を中心とした半径5Km以内にはPDCE避雷針を取付けて以来41発【今年の分は含まず】の落雷がありました。しかし、大仏様への落雷は、ゼロです。

雷研究で有名な孫野長治先生の「雲と雷の科学」NHKブックスには、避雷針について「避雷針が効果があったかどうかは原理上不可能である。沢山の資料と長い年月をかけて統計的に判断するしかない」と述べられています。まさにそのとおりでして、自然相手に効果を証明するのは短期間では困難です。電磁気学上の原理だけでは、不明な点も多々あります。その中で、激しい雷雨があったのに落雷がなかったと喜んで連絡してくださるお客様からのメールからは勇気をいただけます。

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事実と解釈  「昨日のことを今日の目で見ない」

2012年04月23日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

野球の試合で起きたすべての事実はスコアブックに正確に記録されています。細かなルールは多々ありますが、基本は

・ 3ストライクで打者はアウト
・ 3アウトで攻守交代

これを、ゲームの進行をスピーディにするために、2ストライクでアウト、2アウトでチェンジとします。何十年が経過しその常識が広がった後で過去のゲームのスコアブックを再評価し直したらどうなるでしょう?2ストライク以降の打点は無効。2アウト以降の得点も無効。結果が変わってしうゲームもあるでしょう。事実【スコアブック】は一つでも解釈のルールで結果は異なります。何をバカなことをとお思いでしょうが、実は我々は同じような間違いをしています。

「人権」という考えが確立されたのは第二次大戦の反省も込めて、その後なのです【世界人権宣言 1948年12月 国連総会】。昔は、国としてまとまっていなければ住民は奴隷として拉致され外国に連れて行かれたり、侵略されて植民地にされたり、現在の常識で言えば褒められたことではありませんが、当時は人権という考えさえなく、力こそがルールであったのですから仕方ないことです。今でこそ「大国」になっていますが、第二次大戦が終了した時点【1945年】では国家として成立していなかった国もあります。国としては無かったのですから、その「無かった国」が昔からある島をを保有していたなどと言う事自体がナンセンスなイチャモンなのです。昔の出来事を人権無視だと騒ぎ立てても仕方ありません。二つの時代を生きて来られた方には釈然としないものが残るでしょうが。。。

曽野綾子さんの本を読んでいましたら、「昨日のこと今日の目で見ない」という阿川弘之さんの言葉が紹介されていました。まさにそのとおり、私の言いたかったことそのものです。大先生のお墨付きを頂いた気分です。

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東京都の外にある東京都所有の不動産

2012年04月20日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

東京都が東京以外の場所に不動産を所有している例は、千葉県松戸市に八柱霊園という広大な都立の墓地公園を所有しています。これは東京市の頃に作られたそうですが、その様な前例もあり、東京都の外のはるか南西の島を購入しても違和感はないですね。領土の保全と言うと、「何故、都民の負担で?」となりますが、事業用地として有望な所に都が投資するとすればこれまた違和感はありません。

報道によりますと、某大国は、この島の買収で所有者に350億円を提示したとのことで、それはとりもなおさず、所有者を認める、即ち自国の領土ではない事を表明しているのと同じことです。一方で声高に領有権を主張しながら、他方で買収工作もする。。。二つのオプションを同時に進める。。ビジネスの進め方としては「あり」の姿で、Nice Job! です。日本政府も見習うべきですね、このようなしたたかさを。

東京都は募金口座を開設し、この島の買収に必要な資金を都民の税金だけに頼らず、広く有志から募金すれば良いですね。

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「世界を変えた素人発明家」 志村幸雄 日経プレミアム

2012年04月19日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

昔の米国大統領は、発明を趣味とする方が多くて、初代大統領のジョージ・ワシントンの発明したのが、グラス等の下に引く「コースター」だそうです。元々、コースターとは、ジェット・コースター【英語ではローラ・コースター】の様に車が付いているカゴだそうで、ここにワイン瓶を入れてテーブルの上でワインを飲みたい人がロープを引いて手元に引き寄せたようです。中華料理の回転テーブルと同じ考えです。これが、いつの間にか車輪が無くなり、ただの下敷きになっているのを見たらジョージ・ワシントンは何と思うでしょう?

多忙であったであろう大統領職の傍らで良く考えたものです。リンカーン大統領も浅瀬を航行できる喫水を変えることのできる船の特許を取得しているそうです。未だ、物が無かった時代ですから色々な創意工夫ができた時代です。

私も本格的な発明とは言い難い小物で数件、特許申請中のものがありますが、以前、I社にいた時の上司が立食パーティーでグラス、小皿、箸を片手で持てる工夫をして特許を取ったとかと言う自慢をしていたのを思い出します。しかし、普及していないようです。立食パーティの「色々と食べて飲みたい」気持ちと「人とお話ししたい」気持ちを両立できるような工夫、確かに必要です。しかし、主目的は食べる事ではないですから。。。発明のネタは何処にでも転がっています。

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地球深部探査船「ちきゅう」の雄姿をご覧ください

2012年04月18日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

読売新聞に「ちきゅう」の記事が掲載されていまして、空撮した映像も見られます。この映像からは分かり難いのですが、この船の高さ120mのデリック【櫓(ヤグラ)】の上にPDCE避雷針が付いています。2月にスリランカから帰った後、愛知県沖でのメタンハイドレード掘削に続き、現在は、東北沖でプレートの調査をしているようで、大活躍の「ちきゅう」です。

是非、動画をご覧ください。

地球深部探査船「ちきゅう」

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我が選挙区の金正恩

2012年04月17日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

喫茶店で隣の席のサラリーマン二人が北朝鮮の世襲を小馬鹿にした話題で盛り上がっているのが耳に入りました。人間は他人は良く見えても、自分の事は見えないものです。市会議員、県会議員、国会議員まで含めれば、自分の選挙区にも世襲議員の一人位は何処にでもいるのではないでしょうか?しかし、世襲だから悪いのではなく、やはり本人次第です。それを見極めないでいれば、自分の選挙区の世襲議員も金正恩も同じようなものです。

地元どころか日本では知らない人のいない位の総理大臣を義父に持ち、議員の経歴を重ねている某大臣、厳密には世襲プラスワンですが、大臣になり陽のあたる場所に出た途端ボロばかり出しています。本人の責任もさることながら、こういう人を選び続けている選挙区の人たちの責任でもあります。国会議員も市会議員も同じ小さな地元の選挙区から選挙されることが問題なのでしょうね。。市会議員も国会議員も視点が「地元の利益」という同じ高さなのですから。。この方も地元には役に立っているからこそ何期にも渡って選ばれ続けているのでしょうから大したものです。今回は、目線の高さが「地元」から「国」でなければならない仕事についてボロが出たということですね。

「課長としては良かったのだけれど、部長になったら物足りないね」「支店長では良かったのだけれど、役員になったら物足りないね。。」っていう人、多いですからね。 ま、人が良さそうなのが救いですけどね。。。

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北朝鮮ミサイルと福島原発

2012年04月16日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

北朝鮮のロケット打ち上げで有名になったロケット燃料「非対称ジメチルヒドラジン」ですが、酸化剤と混ぜるだけで確実に着火するのでスペースシャトルの姿勢制御ロケットにも使用されていました。私が子供の頃の米国のアトラス・ロケットは燃料にケロシンを使っていたので、点火失敗と言う事故はよくありました。ジメチルヒドラジンであれば酸化剤と混ぜるだけで着火し、点火失敗を避けることができます。ところが、陸自の化学防護隊が出動する位ですから非常に毒性が強く、ロシアのバイコヌール基地から打ち上げられたロケットの第一段目が落ちて来る、現在はカザフスタンのある地域は、辺り一帯がハゲ山のようになっている映像を見たことがあります。あれだけの巨体ですから一滴残らず使いきるなどと言う事はなく、ソコソコの量を残したまま第二段ロケットが点火されます。打ち上げが成功しても第一段目に残った劇薬が空から落ちて来るのです。それと比べれば日本のH-IIロケットですが、推進剤は液体水素と液体酸素ですから燃焼して生成されるのは水だけですから、極めてクリーンです【ただし、補助の固体ブースターの燃焼ガスは、塩化水素を大量に含みます】。

このミサイルの1段目の約20mの中身ですが、長さ約9m程度の燃料と酸化剤の二つの大きなタンクとエンジンです。地上での燃焼試験であれば大気圧も利用できますが、発射した後では密閉されたタンクの中は、燃料が減るにつれて陰圧になり、高度10Kmも越えれば外部の温度も圧力も低く、エンジンへの燃料と酸化剤を一定圧力でエンジンへ送り込むのはやさしくはないですね。ちなみに、H-IIロケットでは、液体水素が気化させてタービンを駆動しポンプを機能させながら、その気化熱でエンジンの燃焼室を冷却するという高度なワザを用いています。

以上の北朝鮮のミサイルと福島原発と何の関係があるのか? それが、福島4号機から漏れたと報道されている冷却水とサビ防止の薬品です。ここで使用されるのが「ヒドラジン」であり、これもロケット燃料「ジメチルヒドラジン」のお仲間で、強い還元作用があるため、水に混ぜてサビ防止に使用され、福島原発でも4号機の使用済み燃料プールの循環冷却には使用されています。火力発電所/原子力発電所では多用されているようです。これも毒性は強いものだそうで、心配なのは、このような化学薬品が我々、素人が知らないところで沢山使用されていることです。放射線のことばかり気にされている方が多いのですが、毎日、毎日、地下に海に流れ出している水、それもただの水でなく薬品も含んでいることでしょうね。。。

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福島関連本と今後の後始末

2012年04月13日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

一年が経過し、日本国民の原発技術、エネルギー問題等への理解度は向上した事でしょうか? 私の本棚も、原発やエネルギー関連の本はかなり増えましたが、この分野はウソ、ハッタリの類も多く、真贋を見極めるのが難しい分野です。単純な技術論ではなく、思惑、立場、信念などが技術の皮を被って主張されますから一人や二人の説を読んでも全体像をつかむのは困難です。その中で最近のお勧めは、「福島第一原発 真相と展望」アーニー・ガンダーセン 集英社新書 です。米国での小さな事故の例まで、利害関係を離れ、正直なエンジニアとしての良心を感じます。

今回の事故は、地震や津波が引き金ですが、福島第一で使用されてきた Mark I 型は、何十年も前から危険性が指摘されてきたにも関わらず無神経に使われ続けてきた結果の人災であり、外部発電装置等の補機類の配置や運用計画の誤りであったのは明らかです。全ての原発がダメと言う訳ではなく、同じ災害に合いながら、福島第一の5/6号機、福島第二、東北電力の女川原発はどうにか無事であったことも忘れてはなりません。福島第一の1-4号機だけの事故で、原発の全てを悪者にするのはおかしな話です。

また、政府をはじめとする原発を取り巻く組織も欠陥組織であった事も明らかになりました。また、例え今回の事故が起きなかったとしても、核燃料サイクルが破綻しているまま、未来永劫、国民を騙し続けて使い続けることは不可能な事であった事も一部の国民のみならず衆目にバレテしまいました。

では、今後どうするんだ? と言った時に沢山のオプションがありますが、大量のプルトニウムを抱えたまま原子力からの撤退はできません。日立/東芝/三菱といった会社は原子力では日本の枠を超えて世界的な存在で、このまま原子力技術と手を切ることなどできません。福島の始末と共にプルトニウムの処理まで含めて収束するには原子力技術を温存、発展させていかねばなりません。今時、原子力擁護のような事を言えば悪役になりかねませんが、原発反対、自然エネルギー大歓迎と単純には言えません。この3社の原子力事業の健全な発展なくして、プルトニウムの始末もできなくなります。

全国の原発を停止しても、核燃料からは崩壊熱が発生し続け、冷却を継続しなければならないのです。稼働していても停止していても冷却を続けなければならない点では同じです(熱量は20倍位違いますが)。これは今後何十年も継続せねばなりません。その間にはポンプの交換も必要になりますし、今は若いエンジニアも定年になります。業界の人材も新陳代謝し続けねばならず、そのためには産業としての継続が必要で、原子力技術からの撤退はあり得ない話です。それどころか、日本は世界中のプルトニウムを処理するような新しい技術へ挑戦する使命さえあるのではないでしょうか?

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新東名高速

2012年04月12日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

先週の土曜日【7日】に蒲郡まで、往復してきました。東名高速の沿線は各所で桜が満開でした。途中、裾野、清水、三ケ日では新東名との接続の標識も掲示され、14日の開通も万全の準備の様です。東名高速は月に一度位しか走りませんが、追越車線は、追越用と言うよりは事実上の高速レーンで120-140Kmで定常走行しているのが現状と見受けます。私、50年前には車は運転できませんでしたから当時の車の性能を体験している訳ではありませんが、東名高速が完成した約50年ほど前の車と最近の車では高速での安定性、操縦性は桁違いかと思います。少なくとも、最近の車で120km程度で走るのは、現在の東名高速でさえ何の問題もないかと思います。

新東名は、直線が多く、カーブも勾配も緩やかで十分に140km走行ができるとのことで、裾野-三ケ日間の時間短縮のために、静岡県は最高速度を140Kmとしたかったようですが、警察の意向で100Kmに抑えられたそうです。せっかくの高速道路がもったいない話しです。警察としては、最高速度140Kmにしてしまったらスピード違反の罰金をとるチャンスが減ってしまいますからね。。

走行車線と追越車線という種別よりは、標準車線と高速車線とし、標準車線は最低速度80km, 高速車線は最高速度140km としたほうが実態に近いですね。最高速度については議論があるでしょうが、右側車線を「追越車線」と呼んで、追越専用なので、そこを長時間走ってはいけないとするのは馬鹿げているように思います。追越車線が本当に追越用にしか使えないとしたら、定常的に走るのは走行車線の1車線のみとなって通行量は半分になってしまいます。「追越車線」と言うのは名前からしておかしな車線です。

身の回りで慣れ親しみ過ぎて当然のことのように受け入れてしまっていますが、時代背景にそぐわない規則は多々あります。こういうものはドンドンと変えるべきです。

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ゴルフ場での落雷事故が和解  シンガポール

2012年04月11日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

シンガポールの友人が現地の新聞の記事を送ってくれました。シンガポールのゴルフ場での落雷死亡事故に対し、ゴルフ場が遺族に約8万ドルを支払う事で和解した記事でした。このゴルフ場は、ゴルファー達に落雷の警戒を呼び掛けるサイレンを鳴らし損ねた責任を問われました。

シンガポールのセント-サ島のゴルフ場では雷の多い、10月から11月には、落雷の警戒を呼び掛けるサイレンを月に40回から60回も落雷警報のサイレンを鳴らすそうです。

マスターズを行っていた米国のオーガスタ・ゴルフクラブでも先日、雷雨のため入場が規制さらていると、現地のレポータは、映像なしの音声だけで報告していました。開始前であれば入場規制できますが、もし、ギャラリーが入った後だったら大変でしたね。。米国は、人間の物理的サイズのみならず自然のサイズまで大きく、松ボックリもまるで手榴弾のような大きさがあります。ここでの落雷も強力です。

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外国人への依存

2012年04月10日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

先日、少子高齢化の事で人口について少し触れましたが、人口って何を数えているのであろう? と思って調べて見ると、住民基本台帳による人口は日本国籍の人数。国勢調査による人口は外国人も含むそうで、一般的には国勢調査の数だそうで、人口と国籍は関係ないようです。

以前、スイスの会社に勤めていた時に足繁くスイスに通った時代がありました。そこの会社は、印象では3割は外国人でした。ドイツに住みながら毎日、スイスまで通勤している人、一番多いのは爺さんの時代にスイスに移住してきたというトルコとスペインの人、工場で組み立てをしているのは殆ど中南米の女性でした。スイスに移住して3代に渡ってスイスで生活しても、スイス国籍はもらえません。スイス国籍を取得するには、

1)スイスについての歴史、地理、社会の問題について試験を受け合格点を取る事
2)町内会、近隣住民による受け入れの是非について選挙に受かる事。街であっても挨拶をしない、ゴミの出し方が悪い、夜な夜な変な人が集まり騒ぐ、そういう人は×だそうです。
3)最後の難関は町内会への寄付。知人は、この第二段階までパスしたものの、約2百万円の寄付を要求され、スイス・パスポートの取得を諦めました。

スイスの人口は7百万人でスイス国籍の人は約8割だそうです。ここまで増えると社会全体が外国人なしには成り立たないのではとの印象を受けます。日本でも既に多くの外国人が働いています。世界から人を集めるには、外国人が魅力的に思える環境が必要です。国民という「民」同士であれば良き友人/隣人の外国人は多々いますが、「国」という枠組みで見ればそんなに単純にはいきません。居住権、労働権と国籍は別もので、日本に住んでいれば参政権も与えるというのは、大盤振る舞いのように思えます。欧州のしたたかな国々を見習い、これは慎重に扱うべきです。

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タダより高いものは無い

2012年04月09日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

最近は無償の大容量メールや、無償を売り物にするサービスも多々ありますがが、「タダより高いものは無い」と言う言葉もあり、私は使用しません。郵便では「信書」と言う扱いで他人の郵便物など読んではいけない事になっていますが、ネットで送るメールは封筒にも入っていないハガキのような裸のまま、どこの業者を経由するかも分からない経路で配送され、何処にあるとも分からない自分のメールボックスに届くわけで、配信の途中で自分のアドレスや宛先アドレス等もコピーされていることでしょう。中国では、メール・アドレスが百万件が入っているというCD/DVDが街角で堂々と販売されています。

米国に置かれたクラウドは、米国政府の「愛国者法」とか言う法律により、テロリスト対策で検閲は合法として許されています。テロリストが、「xx襲撃の件」などと言う素直な表題を付けたメールをやり取りしているハズはないのですが、少し前でしたら「データマイニング」最近ですと「ビッグデータ」などと呼ばれる技術で膨大なデータの中から条件に合うデータを見つけることは簡単に行えるようです。ネットを流れる膨大な量のメールの中から怪しげなメールは確実に検閲されているようで、過去に出した自分のメールのせいでテロリストとみなされ米国入国を拒否された人もいる位ですから、自分のメールやブログなども検閲されていると思っていた方がよいでしょうし、内容にも気をつけねばなりません【と言いながら、「テロリスト」と言う用語を3回も使ってしまいました! 米国による検閲に引っかかり、これを理由に米国への入国を拒否されたら面白いですね】。

別に悪だくみがある訳でもなく検閲されて困ることもありませんが、タダということで米国内のクラウドにメールを集め、それを検閲するのは気持ちが悪い話しです。 ということで、やたらにタダには飛び付かない事にしています。

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