雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

今年最後の投稿

2010年12月31日 09時54分47秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

今年も本日で終わりですが、今年参加したセミナーでお会いした二人の素晴らしい講師を紹介します。一人は、竹内幸次さんです。最初は、「Webマーケティング」という題のセミナーでしたが、携帯、ブログ、ツイッター、ホームページを如何にビジネスに使いこなすかでしたが、講義の仕方から、その中で何気なく語られる生き方や信条まで感銘を受けました。このブログを始めるきっかけも竹内先生のお勧めでした。

もうお一人は、鈴木将司さんです。ホームページの改良のヒントが欲しくて参加したセミナーでしたが、その後、セミナー参加者に30分でしたが、個別の相談の機会までいただきまして、密度の濃い30分で熱心に改良点をご指摘いただきました。

お二人に共通するのは、今までに無かった新しい分野を自ら切り開いておられる点です。私も今まで情報通信のインフラ部分では常に新しい事を目指してきましたが、情報通信という枠の中だけでした。枠の中での最先端を目指しましたが枠の外には気がつかない分野が沢山、広がっていました。お二人の活躍している分野は、まさに今までには無かった分野です。

パラダイムシフトという言葉も使われてから久しくなりますが、昔からの枠組みで考えていたら先細りの飽和社会です。しかし、新しい分野は間違いなく広がっています。問題は、そこに飛び込めるか否かではないでしょうか?

落雷抑制システムズは、生活年齢では平均年齢60歳の会社ですが、メンバーの心意気はやる気をなくした若者よりも燃えています。今までの経験をポジティブな資源ととらえ、そして経験に縛られることなく来年も頑張りたいと思います。

〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町24番地8
SOHOステーション703
株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
コメント (1)
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会社が休みなので脱線しました

2010年12月30日 09時57分54秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

会社は昨日から年末休暇になりましたが、昨日はイラストレータの堀江さんが会社にお見えになりヨモヤマ話を楽しみました。 堀江さんには、車両のイラストを作っていただいたことがあります。

2つ先の「みなとみない」駅の近所にある、横浜美術館では明日までドガ展を開催しています。あの「エトワール」を見ることができるそうですけれど(「エトワール(星)」とは、パリ、オペラ座で、プリンシパル(主役を踊る踊り子)のなかでも特に花形だけに与えられる称号)、私は、テクニカル・イラストにより感銘を受けるタイプです。

特に車の専門誌「Motor Fan」illustrated は愛読書でして、各社の7速トランスミッションの透視図は、芸術的な作品です。その他、駆動系、ダンパー、ステアリング等などそれはそれは精密イラスト満載です。自動車のメカは本当に奥深いものがあります。

駅の改札ゲート内部の切符を搬送する機構も、切符がどのように(4通りあり)挿入されても磁気ストライプを読み取る素晴らしいメカなのですが、Suica, PASMO などの電子的なものに主役の座を譲ってしまいました。電気自動車が普及すると、あの芸術的なトランスミッションの役割も大きく後退するでしょうね。大きな流れとしては、メカから電気、電子へ、フィジカルからロジカルへ、どの産業もこの大きなウネリに巻き込まれて行きますね。

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この一年、ありがとうございました

2010年12月28日 10時18分15秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

今年3月に営業を開始し、早くも9か月が終わってしまいました。

産業用の機器ですから、紹介してその場で購入というようなことは、ほとんどあり得ません。 今年の目標は、会社自体と製品の知名度を高める中で、来年の購入予算を確保していただく事でした。

知名度という点では、ホームページを開いて9カ月、訪問者は毎月増加し、12月の新規訪問者は600名、リピータは1000名を越えました。延べ人数も新規で3800名、リピータで6000名を越えました。 ということで、まあまあの数字かと。。

来年早々に、設置のための現場調査も数件あり、楽しみな来年度が始まります。 雷日数の増加と落雷に脆弱な電子、電気機器への依存度が高まる傾向の中で落雷保護への必要性は必ず高まります。 人身事故の防止、落雷の事故の無い安全な社会、社会インフラの安定稼働、歴史的建築物の保護など、9か月の営業の中で潜在需要の大きさは十分に実感しました。

今年は、今日で終了で、来年は4日から開始します。 

この一年間、ありがとうございました。 来年も宜しくお願い申し上げます。

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風力発電 vs ロケット発射塔

2010年12月25日 09時22分49秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

先日、風力発電の羽根に落雷が多く、使用を停止している所が多いというTV番組がありました。 そこでPDCEで落雷被害を防げないかという質問を多く受けました。

PDCEは、被保護物よりも高い場所に取り付ける必要があります。風力発電の羽根は、地上高80m位になりますので、PDCEは100m近い高さが必要になります。タワーの建設費は、タワーの高さが高くなると指数関数的に高価になります。一番安いのは、街角のコンクリート電柱で約20万円程度との事ですが、30mとなると基礎工事からしてボーリング調査が必要になり、これだけで160万円。タワーと基礎工事で1000万円位にはなります。

これが、100mのタワーとなると数千万円(億円に近い)です。 その価格にビックリして諦めてしまうケースばかりでした。落雷対策にそれほど費用がかけられないということのようです。発電する電気の価格も安いですからね。。。

ところが、先日、ロケット発射基地の落雷対策を調べていましたら、ロシアのバイコヌール基地、フランスのアリアン・ロケットの発射基地、発射塔の周囲にそれよりも高い避雷針を付けた塔を四隅に配置し、万全の落雷対策をしています。 やはり、かけるところにはお金をかけるものだなあ。。。と感心しました。

距離200m 落雷の衝撃的瞬間



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船舶への落雷防止

2010年12月24日 18時18分16秒 | 雷日記
このところ、偶然が重なりまして、造船、海運、船用機器の会社様からの問い合わせが続きました。そこで、こちらも随分と勉強になりましたのは船舶でのアースの取り方です。 

実は、PDCEを小型にしたヨット用があります。大海原での落雷は恐ろしいものがあります。海の上では、一番高い構造物はヨットのマストですので、そこにPDCEを取付ます。重量物をマストの先端に取り付けたら、モーメントも大きくなり、ヒールした場合の復元力に問題がありますので小型・軽量化しています。ヨットや漁船の船体は、抵抗値の高いFRPでできていますから、そこに電流が無理やり流れれば電圧は非常に高くなりますので、破損の可能性は非常に高くなります。ヨットのばあいには、マストの上のPDCEからケーブルを垂らしてチタン電極でも海に投げ入れておけは低い抵抗値でアースの導通が可能です。

大型船は鉄鋼船なので、船体は海面と接触してインピーダンス(抵抗と考えていただいてもOKです)は低いかと思いきや、問題は船体はバッチリと塗装がしてあり鉄鋼でできていても船体は海と接触していないではないか?船の塗装が完璧であれば、絶縁物の塗料で船体がカバーされていて海とは導通がない!!。 ところが、船にはペイントされていない部分があります。 スクリュー・シャフトが船体から出ている部分はペイントされていません。そして、電気防食のための金属ブロックも取り付けられているので、アースについては大丈夫との結論です。 これで、大型船でも安心してPDCEを取り付け、落雷から船を守ることができます。

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隣の会社に落ちるのでは?

2010年12月23日 07時55分34秒 | 落雷の抑制
展示会などで一番多い質問は、「自分の会社に落雷しないと、隣の会社に落ちるのでは?」です。 これについて、開発者による分かりやすい例え話を紹介します。

落雷は、確率的なものなので、雨をその確率にたとえます。単位面積当たりの雨粒の数が確率の関数です。豪雨で雨の密度が高ければ濡れる確率が高いですし、パラパラ雨で雨の密度が低ければ濡れる確率も低いということです。

一様な密度で雨が地面に降り注いでいる中で、私が傘をひろげたからといって、傘をさしていない人に降り注ぐ雨が増えて私の分まで濡れるかと言うとそのようなことはありません。

そもそも、落雷の多くは雲の中で放電し(雲中放電)20分から45分の間で生成、発達、消滅するうつろいゆく存在です。電池のように一定な容量が常にあって地面に放電しなければ気が済まないというものではありません。世界中で1000台近くPDCEが使用されている中で、近隣への被害が増加したというような苦情は一件もないと報告されています。ご安心を!

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営業結果  乞う 御期待!

2010年12月22日 19時10分25秒 | 雷日記
少しお休みしてしまいました。 その間にBIGな展開がありました。来月中旬に発表予定ですが、某独立行政法人様からの発注が決まりまして世界的に有名な場所への取付が決まりました。 写真を見たら、なるほどのビックリものです。 乞う、御期待。

先日、粘菌と落雷について書きましたが、面白いとのコメントに気を良くして、大自然の不思議さに通勤電車の中で思いを巡らせています。知性がないから「意思決定」された結果ではないにしても、様々な要因が働きながらも結果として唯一のパスが決まる訳ですから、そこへ導いた偶然のなす技の奥の深さは何なのでしょう?

昨夜、雨の中を運転しましたが、車のフロントグラスを滴り落ちる雨のツブの流れも、落雷のパスのように見えました。一粒の雨粒の体積の制限から、滴る長さにも限度があります。その道筋に別の雨粒が合流すると更に長さを伸ばしていきます。雷雲の底部から地面に向かうステップドリーダも先端の電荷が放電し、勢いが無くなり、一時休止となると、また雲から充電され伸びていきます。これがフロントグラスを滴り落ちる雨粒のようにアチコチで同時発生していながら、そのうちの限られたものだけが好条件のもとで下までたどり着く。。。神様は面白い障害物競走を自然界の色々な所に仕掛けておられるようです。

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本日の営業結果 2

2010年12月17日 17時38分58秒 | 雷日記
このタイトルで書く時は、結果が良かった場合です。 結果が悪かった時の事など書きたくないですからね。

本日のお客様は、御殿場市でした。落雷で照明塔の制御回路が毎年破損するそうで、その度、百万円を越える修理費を請求することをお客様に申し訳なく感じた非常に良心的な保守管理を行っている業者さんです。

御殿場市、裾野市は富士山さんの影響なのか落雷が多いようです。問題なのは富士山の麓までいくと、溶岩質の土壌で低い接地抵抗を確保するのが難しそうな点です。

帰りに現場を見てきました。かなり大型でしたが、どこにでもあるような普通の照明塔でした。この場所で、この程度の高さの照明塔でそんなに毎年落雷被害に悩まされているなら、被害を受けている人は、さぞ、多い事でしょう。 もちろん、この照明塔には、通常の避雷針は付いていますが、雷を誘導して落雷を発生させると、大電流が流れることで強烈な電界、磁界が生じ、この鉄塔に取り付けてある装置を破壊してしまいます。また、時には、落雷の電流が避雷針を流れきれずに、避雷針から他の場所に二次落雷となる事もあり得ます。 くどいですが、落雷は発生させない事が一番です。

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#16. イグ・ノーベル賞 粘菌 2回目の受賞 おめでとうございます

2010年12月17日 07時21分31秒 | 雷日記
2年前にも迷路の最短距離を結ぶとの研究で受賞されています。知性が無いのに、どうして迷路の最短距離を発見できるのか? これは、通り易い経路(最適路)には養分がドンドン流れ、行き止まりの経路は養分の補給が無くなり消滅し、経路が最適路よりも長いバイパスは最適路に合流した時には、最適路への養分補給が大きくなり、バイパスへの養分が少なくなって消滅する。ということで最適路だけが残っていくそうです。

これは、経路が分岐しながら一部は行き止まって消滅し、通り易い経路だけ太くなって地面に届く落雷と似ています。ステップド・リーダ(Stepped Leader)と呼ばれますが、一歩踏み出しては小休止し電荷のチャージをして次の一歩に踏み出す。その時に通り易い道を複数選びながらも、最後は一番通り易い経路に集中するのでしょうね。粘菌も電荷も知性で経路を選んでいる訳ではありませんから、経路を(結果として)選んでいる方法は同じようなものかもしれません。

粘菌と落雷の違いは時間です。粘菌は何時間もかけて最適路だけを残しますが、落雷の経路はマイクロ秒【百万分の一】秒のうちにそれを行ってしまう。放電だけで計算できる回路でイグ・ノーベル賞に挑戦しましょうか?

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#15. 身の周りの危険

2010年12月16日 19時46分55秒 | 雷日記
我々の日常生活が多くの法律や各種の規制により安全が担保されている。 これは、概ね、正しいのですが、例外的な例外を紹介します。 

20m以上の建物に取り付けねばならない避雷針です。歴史的建築物は、ほとんど木造ですが、高さが20m以上であれば避雷針が取り付けられています。しかし、落雷のエネルギーを避雷針に誘導し、地面に落そうとしても必ずしも望むように機能しない場合があります。 おまけに、火災報知機まで取り付けられ、落雷により、火災報知システムが炎上し、火災になった重要文化財があります。

この三重塔は、1585年に稲葉一鉄により作られたそうですが、400年以上を無事に過ごしてきたにも関わらず、近年になって、避雷針と火災報知機が取り付けられ、それが災いして火災になってしまった例です。護るための現代の仕掛けがかえって災いの元になる。身の周りの各種規制、法律などについて盲信せず本当に正しい法律なのか? よく考えてみないと、残念がら法律はいつでも我々を守ってくれるものでない事もあるのです。

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#14. 丸山ワクチン

2010年12月15日 23時57分45秒 | 落雷の抑制
先日のPDCEの効果検証を読んでくれた方から、「それほど効果があるのに何故、その事実が広がらないのか? まるで丸山ワクチンのようだ」とのコメントをいただきました。その答えの一部分ですが、日本での雷被害対策は、主として内部雷保護で行われてきています。 時間軸で言えば、落雷が発生した後の話で、落雷で発生し、電線を伝わってくる大電流を如何に防ぐかを。。。それが内部雷保護対策です。 PDCE、その他の避雷針は外部雷保護と呼ばれる分野です。

例えば都内全域に100mのメッシュでPDCEが設置されたとすると、都内全域から落雷被害が無くなることでしょう。そうすると、内部雷保護も必要でなくなります。そのような事は現実的には困難なことですが、理論的にはあり得ます。 それを肌で感じるのか、内部雷保護を進めている人達の中には、落雷事故を防ぐことに最初から反発する「反対勢力」がいまして、これを非科学的というような言葉で雷保護の分野から消し去ろうとしています。公序良俗に反するわけではなく、実際、被害軽減でお役にたてている事実を無視し、何を研究しようと自由であるにもかかわらず「学問の自由」「商売の自由」に干渉しようとする人たちがいるのはまるで、宗教界が自然科学の研究を裁いた中世の時代と同じ構図があります。

いわゆる西洋医学のみを信奉する人の中には、漢方やその他の民間療法を認めたがらない人もいるのと同じような構図です。本当は、落雷被害を無くしたいという同じベクトルで協調すべきなのですが。。。。PDCEは、内部雷対策を排除しません。 都内全域に100mメッシュで設置されるまでは、内部雷対策も必要だからです。

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#13. シベリアの鉄塔とタイタニック

2010年12月14日 20時11分29秒 | 雷日記
避雷針は高所に取り付けますから、高所専門の方ともお話しする機会が多々あります。今日は鉄塔屋さんから教えていただいた面白い話です。

この鉄塔屋さんは、シベリアの極寒地に塔を建てたことがあるそうです。 鉄塔屋さんとしては、いつも最大風速60mに耐えることを目標にしていますが、 シベリアでは定常的に20-30m前後の風が吹いているそうです。 風速60m未満であるから簡単かというとそうではなく、風のカルマン渦で共振する部分が常に微振動を起こし、金属疲労が低温の中で脆性破壊を引き起こすそうです。 そこで、低温でも粘り気のある特殊鋼材を使用したそうです。 鉄塔を遠くから見れば皆同じに見えますが、専門の方はそれなりに色々工夫を凝らしているのだなあと感心しまた。

それで思い出したのが、タイタニックです。 あの頃の鉄板は硫黄分(?)を多く含み、これが低温では鉄板をもろくする性質があるそうで、氷山の浮かぶ低温の海を航行しているタイタニックの船体は、鉄板で強そうに見えますが、実は、氷山に衝突すれば低温で粘り気の無くなった鉄板がバリバリわれてしまう状態であったとのとの話です。

我々の安全な暮らしは、素材の改良のおかげによる所が大きいですね。 雷とは関係の無い話でしたが、色々な話題に広がるところが仕事の面白さです。。。

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#12. PDCE効果検証  その3

2010年12月13日 12時38分12秒 | 落雷の抑制
PDCEの効果について第三回目は、特定の場所での効果の観察です。

欧州での携帯電話は、GSMという規格で統一されています。アンドラにあるGSMの局で、過去の落雷被害の統計をまとめていた局があります。このGSM局の半径2kmには年間10発程度の落雷と、1-2発の直撃雷がありました。そこにPDCEが2003年7月に導入されました。 それ以来、半径2Kmには依然として多数の落雷が発生していますが、このGSM局への直撃雷はPDCEの導入以来8年間ゼロになっています。 偶然でしょうか? 偶然が8年も継続する確率は非常に低いとでしょう。

日本における、夏季雷の数はそれほど多くはありませんが、マレーシア、インドネシア、シンガポール周辺では年間を通じて毎日のように落雷があります。シンガポールの担当者によりますと、インドネシア バタム島のインドネシア・テレコムの100mを越えるタワーにもPDCEが設置してあるそうですが、ここもPDCE設置以前は毎月あった落雷が、設置以来4年間以上、直撃雷による被害が無くなっているとのことです。 この近辺の年間雷日数は100日を越えます。 すなわち、400回以上の落雷にあっていながら直撃ゼロになっています。 これも偶然の範囲を越えている例の一つです。


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#10. PDCEの効果検証

2010年12月11日 23時00分22秒 | 落雷の抑制
PDCEによって落雷を防げる? その効果の検証を今回から3回にわたって説明します。

1.実験室での放電実験  
大地に見立てた金属板と約3m離した上空に雷雲の役をする直径3m弱の円盤電極を準備します。その間に約50万ボルトの電圧を加え、通常避雷針とPDCEを用いての放電実験です。

1)通常避雷針が放電する環境を作る 54万Vで50%確率の放電  58万Vで100%放電
2)通常避雷針をPDCEに交換すると、PDCEには放電しない
3)通常避雷針とPDCEを同じ高さで並べると、放電するのは通常避雷針だけ
4)通常避雷針とPDCEより低くすると、両方に放電しなくなる
 
この放電実験で、PDCEと通常避雷針の違いが認められます。 通常避雷針には放電しますが、PDCEには、放電しません。


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#9. 本日の営業結果

2010年12月09日 14時28分01秒 | 雷日記
今日の営業は、電話でアポどりした初めての会社を東武東上線上福岡にお訪ねしました。 今年で3年連続で落雷被害に合われているそうで、一度、落雷の被害に合うと数百万円規模の被害が生じるとのことです。PDCE避雷針を設置する費用はその被害額の約半分程度ですから、とても前向きに御検討いただきました。 PDCE避雷針を普及させるこの仕事、落雷被害を軽減してお役にたつことができるのが嬉しいです。 一度の電話で、落雷被害に合われた責任ある方にお会いできるのは、毎日あることではありません。 毎日、地道に紹介を続ける中での大来な幸運でした。


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