雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

「パリポリ 焼き昆布」

2023年08月31日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 人間ドックでの食事指導で、尿酸値を下げるには、海藻を取り入れるようにとのアドバイスを受け、メカブやモズクを意識的に食べるようにしていますが、スーパーで「パリポリ焼き昆布」なるお菓子を見つけ、気が向いた時に仕事中にこれをパリポリとしています。これで、昔、イタズラざかり(とは言っても社会人)の頃の昆布を用いたイタズラを思い出しまた。

 当時、職場では「おしゃぶり昆布」が流行っていまして、それをつまみながらPCに向かって仕事をしていました。サイドデスクにこの昆布を拡げておくと、これを目当てに人が集まるのですが、ごく周囲の人のみならず、離れた職場からも来るようになり、10回に一度くらいは差し入れで持ってくるならともかく、いつも食べる一方でなので、イタズラをかませてやろうと画策しました。当時のプリンターは、インクリボン式でしたので、このインクリボンの使い古しを約5cmくらいに切り刻み、ヤマト糊を塗り、PCから出ている内部冷却用の温風で乾かし、パリパリ感を出して、本物の中にそれを紛れ込ませました。

 食べる時は、皿の上にあれば、1個1個よく見て選別などすることなく口に運びますから、運悪くインクリボンの切れ端を口に入れ、ムシャクシャと嚙んでいる内に変な味がして、嚙み切れない。。これはおかしいと吐き出すと、ナント唾液まで真っ黒になり、勤務中なのに「ギャ~ッ」と大声を上げて騒ぎになりました。「こんなイタズラをするヤツは昇進などできないゾ!」と捨てゼリフを残して自分の席に戻りました。。こういう小さなイタズラ、好きなんです。 インクリボンのインク、オフィスで使用されるものですから、それほどの毒性はないでしょうし、それもがぶ飲みする訳ではないので健康被害には至らないと勝手に決めつけてイタズラしましたが、化学製品アレルギーのようなものがあると危険かもしれませんでした。昇進するかしないかなど、どうでも良いことで、毎日を楽しく生きるのがモットーで、以来、毎日楽しく暮らしています。

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社内研修での体験 トップガン

2023年08月25日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 昨日、IBMでの社内研修について書きましたが、もう一つ、映画「トップガン」は、女性の講師と「マーベリック」トム・クルーズが恋仲になる話でした。 自分では戦闘機の操縦などできないのに、偉そうに講師になる。。これを体験したことがあります。テクニカル・ライターをしていた時代、米国で開催された「分かり易いマニュアルを書く」と言う研修に参加したことがあります。受講生は当然、全員IBM社員、講師役はハイテク専門の教育会社の方でした。この講師の方、専門は原子力発電所の運転や米軍の戦闘機パイロットに空中での格闘技を教えているとのことで、「では、あなたもパイロットなのか?」と聞くと、答えは、NO。戦闘機に乗ったことなど一度もないそうで、それがどうして強者の戦闘機パイロットに空中戦のことなど教えられるのか?

 「その道の専門家」を SME(Subject Matter Expert )と呼び、SMEは、その道の達人であっても、その技を他人に伝える事には必ずしも得意ではない。 そこで、この「研修の達人」は、SMEからその技のエッセンスを聞き出し、それを万人に分かり易い形にして伝えることの専門家だというのです。 いかに人を効率よく教育するか? と言うのは第二次大戦が始まりそうな時から米国で実践されてきた「教育工学」で、当時はテレビも交通機関も今ほどではありませんから、海など見た事もない内陸部で育った青年でも、短期間に立派な海軍の水兵に育て上げる。自動車さえも運転したことのない若者を大量に戦闘機パイロット、整備員に短期間に育て上げる。。そのために「教育工学」なる方法論が組み立てられ、実践されてきた一部として、このようなハイテク教育専門会社があるのです。

 漫画は日本のお家芸と思っておられる方が多いのですが、私の手元にある1冊の本、B-29爆撃機の乗員に対して全てイラスト(漫画)で、その役割を説明したものがあります。 この1冊を読めば、明日からでもB-29の乗員として機能を果たすことが可能なように見事なイラストで解説されているのです。これは、日本のマンガが誕生するはるか前のことです。 米国人と言うのは、下を見ればトンデモナイ、アホが多い国ですが、上を見ればこれまた、トンデモナくできる人も多く、日本が絶対に追いつくことができないポテンシャルがあります。

 このコースは、コロラド州のボルダーで開催されました。ロッキー山脈の上の方にある都市なのですが、宿泊したホテルの名物が「シュリンプ・ボール」、器一杯にエビが山盛りでした。海辺の町であれば産直のエビもあるでしょうが、こんな山奥の高地で何でエビなのか? 当時(約40年前)でも、日本にも冷凍食品はありましたが、現在ほどは一般的ではありませんでした。 こんな山の上まで新鮮なエビが大量に廉価に補給されている。。。というのも驚きの一つでした。

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米IBM リスキリングに年間86時間   日経ビジネス電子版 8/23 日

2023年08月24日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 「新しい職務に就けるよう、従業員のスキルを塗り替える」と言う事で、年間最低40時間は勉強しろと言う会社の方針に、2022年の実績で、世界平均で86時間、日本IBMでは平均で年100時間を超えたとの記事が掲載されていました。その辺りの社風は私が在籍した頃と少しも変わらないようです。 IBMは社内教育に非常に力を入れている会社で、お陰様で、私も、社内の教育コースには色々お世話になりました。部内においても、就業時間内に勉強会は盛んで、私は、講師役を良くしました。毎月、新しいい話題について説明するのは自分でもかなり勉強しました。部内の研修のみならず、研修部門による講習もあり、研修部門は、社内を対象とするだけでなく、お客様を対象に講習もあり、在籍中はもとより、退職後もその部門からの依頼で講師役をやりました。 とにかく、研修には熱心な社風は今も健在のようです。

 一番思い出深いのは、米国の本社主催のペンシルバニア大学ウォートン・スクールのMBAコースを3週間に凝縮したコースに招かれたことで、ニューヨークの宿泊付きの教育施設で、朝から夜中まで受講生の学ぶ熱量に圧倒されました。ベルギーにある教育施設も、朝、小鳥の声で目を覚まし、窓の外の森を見ると鹿が歩いているような自然環境の素晴らしい施設で数週間の泊りのコースを受講したこともありました。

 これは日本のあるソフト開発会社さんですが、社内教育の受講回数がポイント制で決められているそうで、例えば、出席すると1ポイント、その講座の講師役に手を上げると3ポイントのような具合で、常に技術の動向に目を配り、人様の前で話しをできる程度に学んだら進んで講師役になるとポイント達成が楽にできるというので、常に社員さんたちは新しい事に挑戦し講師役を狙っているとの事です。セミナーは、受講生になって講師の話を聞くよりは、自分が講師になって話をする方がよほど勉強になるのです。

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引力と斥力

2023年08月23日 09時01分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 電気と磁石では同じように、極性の異なるものの間には互いに引き合う「引力」、極性の同じもの同士は反発しあう「斥力」が生じます。モーターが回転するのもこの力を利用していますが、回転する部分とそれを囲む部分とのホンノのわずかなスキマ(距離)で生じる力です。距離が離れるとこの力は急速に減少します。分かり易いのは、ピップエレキバンのような磁石です。5mm 程度の距離であれば、パチッと引き合いますが、10cm程度離せば、何の変化もありません。 ですから、ピップエレキバンを右肩に貼った人同士が、すれ違ってもその磁力の反発で、二人が互いに反発して跳ね飛ばされるように作用することはありませんし、反対に100mも先から、ピップを付けた人同士が引き寄せられることも同様に発生しません。 引力と斥力と言う定性的な話は、実際の距離まで含めた定量的な話で理解せねばなりません。 定性的には「真」であっても、定量的には「偽」であることも多いのです。「ド文系」の方の中には、定性的な事しか考えない方が多いのですが、「理系」の定量的なフィルターをかければ、現実には発生しない場合が多いのです。

 このような事は日常生活の中で誰でもが体験していることで、理解しているハズなのに、電荷が100mも離れた所から集まるなどと言う説明を信じてしまう人がいるのは何故なのでしょう? 宗教的な話も、興味のない人が冷静に聞けば、あり得ないような話を簡単に信じてしまうのと同じことで、キチンと理解していない事に人は騙され易いのでしょう。 あるいは、それを話ししている人自身、教祖様から言われて盲目的に信じているのでしょう。 日常での生活を100%受け入れられない心の不満は、その日常を覆す、非日常的な出来事を期待している部分が心の隅にあるとのことで、社会が複雑になるにつれ、自分が満たされていない部分を補うかもしれないオカルト。オカルトを信じ易い素養は誰にでもあるかも知れません。

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落雷抑制のフロンティア

2023年08月22日 13時06分12秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 写真左は、アンドラ国のINT社、アンヘル・ロドリゲス氏でPDCEの生みの親です。 弊社も当初は、PDCE-Senior と言うモデルの部品を購入し、日本国以内で組立て販売していましたが、その後、PDCE-Magnum 以降は日本国内で組立て販売しています。

 写真右は、昔一世風靡したDASの発明をしたロイ・カーペンター氏で、この二人は落雷を避ける方式に挑戦したフロンティアです。 

 DASシステムは、アポロ計画でサターン5型ロケットへの落雷を防止するということで開発され、アポロ計画の終了と共に民間移管され、日本でも某大企業が約200基を日本国内で販売しました。アポロ計画では使用数が少なく、効果のほどは明確に判定できなかったものが、民間で多数使われるようになると色々な問題が発生しました。アポロ計画のNASAが開発したという事であれば、水戸黄門の印籠のような威力があり、たくさん売れましたが、アポロ計画が修了した後で設置台数が増えると、「?」と言う意見が出るようになったのは、「イオナイザー」と呼ばれる突起物から地面と同じプラスイオンを放出するという原理なのですが、晴天無風時ならともかく、雷雨で雨風が強い中、プラス電荷が保護対象の建物上に留まるかと言えば、雨風で流されてしまうのではないかという事で、DASブームは終わり、日本での販売も終了となりました。以来、空中の電荷を集めるなどと言えば、あり得ない事で、そのような胡散臭い説明に耳を貸す人は少なくなりましたが、そのような歴史を知ってか知らずか、また、「空中の電荷を集める」などという説が出てきたのですが、「温故知新」、避雷針の歴史を勉強すべきです。 弊社もPDCEを販売し始めた14年前には、このDASの暗い雷影が漂い、また、胡散臭いものが出てきたというような捉え方をされ、迷惑を被りました。 しかし、このお二人、今までの雷を積極的に招く方式に反して、新しいことに挑戦した点ではご立派でした。

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製品カタログの読みかた その2 (営業資料 vs  学術資料)

2023年08月20日 09時30分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 会社には出勤していましたが、ブログはお盆休みをしていました。 この間も毎日、訪れてくださる方がいて、ブログの更新をしなくてゴメンナサイ! ここ「みなとみらい」では、ポケモンのイベントがあって、今まで見た事のない賑わいでした。 前に「製品カタログの読み方」のようなタイトルで書いたものと同じような内容ですが、別の見方です。

 実測した訳ではない単なる仮説であっても、それを専門家が読む学術誌であれば、議論の対象とするのは一向にかまいませんし、仮説を叩きあう事で進歩もします。 しかしながら、専門家ではない一般消費者向けの商品説明において、「仮説」で説明することは如何なものでしょう。例えば、癌に有効であるとか、脳梗塞が治るとか、検証されていない効能を含む広告をするの事はいけない事である位は常識で分かりますが、そこまで深刻ではない自然現象であっても、計測もしていない(実態はできない、不可能)のに、「X00mからマイナス電荷を集める」のような検証されていない事実をさも事実のように商業広告に使うのは、自ら自然現象を計測する事に興味もなく、その難しさについても無頓着であるからの事でしょうが、営業資料に書いてあれば、専門知識のない一般消費者はそれを検証されている事実のように思いこみます。

 カタログに書かれていること、1行1行を「検証された事実であるのか否か」と言う観点で読み進めなければりません。学術界の先生方は、仮説であっても、ご自分の信ずる理論を堂々と発言されますから、それを真実のように受け取ってしまいがちですが、先生の仰ることが先生の仮設であるのか、検証した事実であるのかを判定するフィルターを通して聴かねばなりません。学術誌であれば、仮説でも一向にかまいませんが、一般消費者向けの宣伝文であれば、学術の立場からは客観的な事実以外の発言は控えるべきで、それこそが、学術がおかしな宣伝から距離を保ち、学術としての高潔さを保つことになると考えます。

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Acrobat Reader の SNAPショット

2023年08月16日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 私が資料を作る時に一番便利で助かっていたのが、PDFファイルの一部をコピーする「SNAPショット」で名前の通り、カメラのアイコンがあり、それを選んでコピー領域を指定すると、その部分をパワポにも張り付け可能で重宝していました。 ところが、この機能、今まで無償で使用していたのが、Acrobat Reader を選択すると無償トライアル7日間の後、購入するための画面になり、SNAPショットのただ乗りができなくなりました。まあ、便利な機能であるから仕方ないと、購入手続きを済ませると、ナント、画面が一変し、使いたかったSNAPショットが行方知れずになりました。

 ネットで新しいインターフェースでどこにあるかを調べ、ようやく見つけましたが、操作性としては、「改良」ではなく、「改悪」の印象です。 機能はドンドン、拡張されるのですが、そのたびに使い慣れた便利な機能が消されていくようで開発者の勝手な思い込みで古い機能が消されていくのは大きな迷惑です。 

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ある大企業の社員食堂

2023年08月09日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 数年前の事ですが、暑い日に某大企業(重工業)の社員食堂でお昼を食べた時の事です。重工業で、建物に入らないような大きなものを製作しているので、ほぼ屋外に近い環境で作業をし、作業着も真っ黒に汚れて、この暑さの中で大変な仕事をされているのですが、社員食堂の粗末な食事に驚きました。野菜が多少入っていましたが、福神漬けだけがイヤに赤い、まるでスープカレーのようなカレーでした。値段は200円代で安かったのですが、暑さの中での仕事には足りないのではという質素な内容でした。日本の重工業が、このような昼ご飯を食する若者に支えられているのかと思うと申し訳ない思いをしました。 もし、我が息子が、社員食堂でこのような昼食を食べながら、作業着を真っ黒に汚して働いていると想像したら悲しくなるような風景でした。

 この会社の社長、いや工場長でも、この食事を知っているのかと疑問に感じました。会社の福利厚生予算ででも、社長のポケットマネーでも、鶏のカラ揚げを4、5個でも付けてあげれば、この粗末なカレーでもまあまあの内容になります。この会社、社員を大事にしない会社のようで、嫌いになりました。 こういう会社には正門に「労働災害無事故 X万時間到達」のような看板がかかっていたりしますが、それも怪しいものなのです。 少しくらいの労働災害はもみ消している実態があるのではないでしょうか? 

 私の父は、製鉄会社の現場で働いていました。そこは事故の多い職場で、父も一度、熱風を浴びて顔中包帯で帰宅しました。 当然、しばらくは家で休養かと思いましたら、会社にとっては、労働災害の発生を無かったことするために、働かないで医務室で寝てて良いので、とにかく出勤せよとのことで、顔に包帯を巻いたまま、満員電車で出勤をしていました。 私の大好きな父にこのような仕打ちをするとは、子供心に憤慨しました。労働組合も守ってはくれないのです。私が会社を嫌っても、父はその会社から給料をいただき、私はそれで養われているという事実。子供の頃の心を暗くしました。子供の頃に体験した、そういう社会の矛盾、冷たい一面は私にも大きく影響し、それ以来、私は大企業が好きになれないのです。 若い頃の就職試験も大企業は避けました。 私、一時は米国系の大企業に勤めましたが、今、一人になっての時間は大企業での年数を超え、日本の大企業に組しなかったのは誇りにさえ思います。

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ビジネス・コンテスト

2023年08月07日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。 落雷抑制の松本です。

 ベンチャーを支援するため、新製品の開発をサポートするため、などの目的でビジネス・コンテストはいくつも開催されます。弊社も過去、2回参加したことのある(すなわち2回落選した)団体から今年もお知らせを頂きましたが、今年は参加しない事にしました。 何故か?落雷など、受けるより受けない方が良い事は子供でさえ分かります。しかし、なまじ少しの知識のある大人になりますと、「避雷針が付いているから大丈夫」「接地してあれば雷電流は地球に流れるから大丈夫」などと誤った判断が加わります。そもそも「避雷針」と言う言葉、「雷を」「避ける」「針」とそのまま解釈すると大間違い。あれは、落雷を被るための「被雷針」であって、ワザワザ、落雷を招くために、先端を「針」にして放電し易くし、「お迎え放電」を上空に放出し、雷雲から降りてきた放電を招き寄せるためのモノなのです。 

 それが、接地工事をしてあっても、雷雨の時には激しい雨も降り、地面が冠水していれば電気は、流れやすい地表を流れ、必ずしも地球の奥に向かいません。落雷など、できれば受けない方が良いのです。電気/電子製品は増加する中で、社会のインフラの安定稼働の重要性は増していて、落雷など受けない方が良いことが理解できないというのは、私には信じがたい事です。

 しかし、審査員の多く恐らく学識経験者と言われる方々で、まあ、落雷被害など自分事としてはあり得ない事でしょうし、逆の体験で言うと、これはある展示会に伴う製品コンテストで、この一年で発売された製品の中から優れたモノを表彰するというのですが、審査員の先生が弊社の製品を見に来て「この製品を認めてしまうと大騒ぎになっちゃうんだよ」とポッリと漏らしました。それを聞いて、ナルホドと思いました。業界の中にいると既得権益の中で中立的な判断はできない。 すると、どっちみち、この種のコンテストに出てもまともな判定など期待できない。 と言う事で、今年はもうすぐ締め切りと連絡いただいたコンテストにも参加はしない事にしました。私の「避雷球」、世界初の製品で世界中の特許も取り、性能も抜群ですが、世界一と思うのは私だけ。世の中、中立公平を装っても、色々なバイアスが加わって判断されても珍しいことではありません。ですから、入選しなくても少しもガッカリすることはないのです。評価と言うのは2方向性で、「評価される」と思ったらされないのは悔しいですが、逆に「評価できない」と言うのは相手がアホだからと言うくらい位に思っておけば良いのです。

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製品カタログの読み方

2023年08月03日 09時00分00秒 | 雷日記

こんにちは。落雷抑制の松本です。

 会社が配布している営業資料なのであるから、ウソ、偽りなどは書いていないと頭から信じ込むのは危険です。 最初からそのつもりで書いている事は少ないでしょうが、科学的な知識の欠如、思い込みの強さなどで筆が走ってしまうこともあります。 読む側としては、常に

1)計測された事実なのであるのか?  2)計測していない推論で自分の理屈によるものなのか?  全ての記述について、常に、この二つの観点から、これは測定された事実なのか? ただの意見なのか?を判定しながら読み進めることが必要です。

 また、測定したとすれば、どの様に測定したのであろう? という事も考えながら読み進めると、事実のように書かれてはいるが、測定すること自体が不可能な事であっても、断定的に書かれていると信用してしまいがちですが、ここは「知識ゲーム」、書かれていることが、事実なのか単なる意見なのかを意識しながら読み進めることが、真偽を見極める訓練になります。 例えば、「マイナス電荷を周囲300mから集めます」のような表現ですが、1)どの様にマイナス電荷を集めるのか(その手段) 2)なぜ、300mなのか? 3)どのように測定したのか? について、考えると、

1)自然界では、磁石のN極とS極のように、極性が同じであれば反発し、異なる場合には引き合う性質がありますが、 マイナスを引き寄せるなら、プラスがあるはずで、そのプラスはどこから生じたのか? 雷雨の時には強い雨風を伴うことが多い中で、300mも先から引き付けるような強い力があるのか?  2)なぜ、295mや3305mでなく、キリの良い300mなのか? 3)これをどのように測定したのか? 通常、測定装置と言うのは、その地点での物理量を測定しますが、これは「値」だけのスカラーです。集めるのような「動き」まで測定するとなると、これはベクトルであり、「どこから、どこへ、どのくらい」を測定しなければなりませんが、そのような測定装置はありませんから、自分で作らねばなりません(簡単ではありません)。 作ったとしても、それを誤差1mの精度で観測するとなると、地上にも300x300のグリッド(格子点)で観測しなければならず、それを上空300mまで広げるとなると、巨大なジャングルジムのような観測設備が必要でこれは現実的には不可能です。  と言うことから、この「300mから集める」というのは、観測された事実ではなく、単なる「思い込み」の類であると推定できます。

 観測されたデータであれば、その方法が正しかったのか? 測定の誤差は? データの評価方法は? などが十分に学術的な議論になり得ますが、測定したものでもない、ただの空想では議論する価値すらありません。 世の中には、このような頭の体操の訓練になる営業資料は多々あります。 読み方次第では、分析力を鍛える良い材料になります。 事実なのか?(客観) 意見なのか?(主観) この視点を忘れることなく、製品カタログを読むことをお勧めします。 新聞広告、ネット広告でもキチンとした会社は、こういう観点からのチェックは厳しくしている会社もあります。

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