雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

降雪技術/淡水化技術は温暖化の地球を救うのか?

2016年03月31日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

オーストリアのチロル地方、冬のスポーツ競技で有名なインスブルックの近所にあるピッツタール氷河では、氷が溶けていく状態を少しでも遅らせようと、夏には氷河全体を断熱シートで覆っているそうですが、「氷河に断熱シート」という行為は、「焼け石に水」に似た響きです。 氷河の広さは12万平米(後楽園ドームのグランドの9倍)、ここに毎年12万ドルの費用をかけて断熱シートでカバーすることで毎年1.5mだけ氷河の後退を遅らせることができるそうです。 ヨーロッパ・アルプスでは20世紀に氷河の半分が消えてなくなり、その20%は1980年代になってからで、この30年間の出来事です。 オーストラリアには名前の付いた氷河が925あり、年平均で9~15mも後退し、これは10年前の2倍のペース。 日本では、ヨーロッパの氷河の話など真剣な問題としては映りませんが、この地方ではウィンター・スポーツで生計を立てる方が多く、氷河が後退し、雪がなくなることは地域としての存亡がかかった話なのです。 

氷河の消滅は、オーストリアだけの話ではなく、ランスとスペインの間にある、ピレネー山脈、ここでも氷河の9割を消失。 ヒマラヤもアンデスでも世界中で発生し、氷河の氷は川への真水の補給源であったその源がなくなるのですから、流域の人々の生活に関わる深刻な話です。

産油国ではガソリンより水の価格が高いと聞いて驚いていた時代は昔話となり、今や日本でもペットボトルの水はガソリンの価格の2倍近くになりました。 しかし、日本での水源は氷河ではありませんから、家庭の水道が断水することはなく、世界でも高品質な水がいくらでも使え、毎日、飲料水の湯舟にどっぷりつかるという、世界から見れば贅沢の極みのような行為が当たり前に行われています。 昔から、「水と安全はタダ」と思っているような国ですから、世界の国々が水の確保にどれだけ真剣に動いているか、水の確保は将来、非常に大切な話になります。

困っている人がいれば、それを飯の種にする人も必ず出てきます。 氷河の消失はビジネス・チャンスととらえて活動している会社もあるのです。 暖冬で雪がないスキー場で降雪機を使用しているニュースを見ることはありますが、この降雪技術で世界一の会社は何と、砂漠の中のイスラエルだそうです。 砂漠ゆえに水の大切さを知ったイスラエルでは、海水の淡水化技術は、今でこそ逆浸透膜になりましたが、以前は真空を用いた脱塩装置で、降雪装置の技術はその延長線上にあり、イスラエルのIDE社が世界一だそうです。 降雪装置は世界中で使用され、その市場規模は1000億円規模。 海水の淡水化装置でも世界の水不足を解消すべく、水の製造は世界中で大きな需要があります。

オーストリアのスキー場でも半分以上のスキー場で降雪機が使用されているそうですが、雪の元は水、その水が1平米あたり470リットル必要で、アルプス全体のスキー場で使用される水の量は人口170万人のウィーンの水消費量よりも大きいそうです。 まあ、水は大きく見れば循環しますが、水とともに必要なのは電気。 雪を降らせたり、淡水を作るためには膨大な量の電気が必要で、その電気のために、温暖化ガスが大量に排出されているというイタチごっこで、雪不足/水不足という目先の問題だけ解決したように見えても全体的には、温暖化ガスを不必要に増やしているというだけの話なのです。 確かに目先の問題は解決できても、それは長期的には害になる。 人間の知恵というのは所詮、この程度のもののようです。

〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
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落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
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Eメール info@rakurai-yokusei.jp
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小島嶼国連合 AOSIS (しょうとうしょこくれんごう、Alliance of Small Island States) と オランダ

2016年03月30日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

海面上昇により消滅の危機に直面している44か国が集まった AOSISという組織があります。 国土が海の水位上昇で消滅し、国民が世界中に離散しようとその保障問題などで、その場所には存在しないが国家としての権利/義務を果たす組織として存続するというのです。 悲しいかな、この44か国は観光程度の産業しかなく、経済力/産業力/国民の教育レベルなどで島が消滅するかもしれない事態に対抗するには力不足に見えます。

オランダは、海抜以下の国土が多く、海面上昇による危機に直面しているのは同じなのですが、技術力/経済力があるオランダは積極的に海面上昇に対抗して海面の水位が上昇しても影響を受けない方策を編み出し、これをもってAOSISの諸国にその対策を輸出しようというのですから、「災い転じて福となす」あるいは自分の身に生じた不幸さえ商売の種にしてしまう、さすが大航海時代から世界を相手に商売をしている国の子孫は考えからして積極的です。 

沈みゆく小島の住民は、その窮状に対して泣きわめくだけ。 今まで、ゆったりとした小島でノンビリ暮らしていた人々には、無理なことかもしれませんが、方や、同じく海面の水位上昇に直面しながら、それを商機としてとらえる国。 教育の重要性がここに現れます。 天候異変のよるものであるから仕方のないことと諦めるか、それに積極的に対抗するか? 問題は解決できるという立場に立てば、解決する手段が売物になるのです。

オランダに学ばねばならないのは日本も同じでオランダは海面の水位も1万年に1回程度の極端な場合以外は対処できる仕組みを社会インフラに取り入れているのです。 小さいものは家自体が浮いていれば水面がいくら上昇しても大丈夫、というものから地域全体を浮かぶ島にしてしまったり、巨大な水門を作ったり、バクテリアが生成する土壌を開発したり、大自然の脅威に果敢に対抗しています。 海面水位の上昇が問題になるのは南洋の小島だけでなく、米国の沿岸部、例えばニューヨークでも同じことです。昔は、ニューアムステルダムと呼ばれたNYの水位上昇危機をオランダが救うということになるかもしれない歴史の巡り併せは面白いものがあります。

自然災害が多いのは日本も同じこと。 自然災害にあっても逃げ出したりせずに「一所懸命」、国土を守る。 国土と言語は国の基本で、捨ててはなりません。 国土を守るには、相手が自然災害であれ覇権を目指す隣国であれ同じこと。 自らに米国の特殊部隊と聞き違える名前を付けて「戦争反対」と叫ぶアホな学生。 侵略してくる国に対し「戦争反対」と叫ぶのは、海に向かって「水位上昇反対」と叫ぶのと同じく無意味なことです。 憲法など国内向けの話は、外国にとっては何の意味もないのです。 憲法を守れば平和が続くと信じるのは、オメデタイを通り越したアホとしか言いようがありません。 あの若い方たちが、私の年代になるころまでには、日本を取り巻く国際関係も自然環境も過酷なものに変化するハズです。 あのような能天気な子供(青年)達を育ててしまったツケを払うことにならねば良いのですが。。

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グリーンランド

2016年03月29日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

名前はグリーンランドというものの、樹木はなく、ほとんどが氷で閉ざされ、長い間デンマークの植民地でしたが、現在は自治権が拡大しデンマークの一部。 何の価値もないないと思われていた凍てつく大地が温暖化により氷河が後退すると、亜鉛、金、レアアース、ウラン鉱床が氷の下から露出し、石油資源なども豊富で、資源の宝庫である事が分かってきました。 また、氷に閉ざされて出来なかった漁業も海水温度が上昇してきたためにタラ、ニシンなどが北上してきて盛んになり、氷河が海に滑り落ちるのを見たい観光客も押しかけ、デンマーク本土の30倍以上の面積にイヌイットを中心に6万人弱しか住んでいないグリーンランドは、ほとんどの国が温暖化で被害を受ける中、経済的な展望からは明るい将来が見えてきました。 温暖化の恩恵を受ける少数派の代表のような場所、国(?)です。

海が凍っている場合に、その氷が溶けても水位は上昇しません。 氷が溶けても、アイスコーヒーのグラスからコーヒーが溢れないのと同じです。 南極や北極の海で、氷山が溶けて海面上昇を起こすというのは間違いで、海に浮かんだものは影響しないのです。 影響するのは、陸地の上の氷雪です。 グリーンランドの氷は大地の上の乗っていて氷が溶けることで、大地への負担が軽くなり、地面が上昇しているそうです。 溶けた氷は海面の水位を上昇させ、太平洋の小島を消滅させますが、グリーンランドの責任ではありません。 領土の半分以上はこの氷におおわれているので、その氷さえ、飲料水として輸出する事も考えられているそうです。

さすが米国は、ここにも空軍基地を保持していますが、世界中の「資源会社」がグリーンランドに押し寄せてきているそうです。 デンマークは、植民地とはいえ原住民を手厚く保護をしてきましたが、当然のことながらこの資源を自分の管理下に置こうと少ない人口が独立運動を起こします。 デンマークに支配されるよりは、手なずけた小国にした方が都合が良い大国は、当然、独立運動を支援しますから、ここも資源さえ見つからなければ、何の変哲もない、しかし、トラブルもない幸せな日常が、資源が見つかったために欲望の渦の中に巻き込まれるのです。 お金のために日常が変わるというのはありふれた出来事です。 自治権の拡大が決議され、現在は完全独立の一歩手前。 自治権の拡大、独立というのは、通常、紛争の発生につながります。どうなることでしょう?

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「地球」を売り物にする人たち  マッケンジー・ファンク 柴田裕之訳

2016年03月28日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

久々にスケールの大きな大作(426ページ)でした。 地球温暖化に関連してスケールの大きなビジネスを展開しようとしている話です。 

平均気温が上昇すると北極海の氷が溶け、今までは海上交通などできないと思っていたカナダの北部が通過できると大西洋と太平洋がつながるのです。 米国の東海岸を出港した貨物船が一路北上し、カナダの陸地が終わるころ西に進路を変え、グリーンランドとの間をアラスカまで西に進み、その後ベーリング海峡から南下して北太平洋へと抜ける航路です。 例えば、米国の東海岸から上海に行くには、東海岸から南下してパナマ運河を通って太平洋に出てくるよりも距離が短くなるそうです。今までもこの航路を試験的に通った船はありますが、砕氷船程ではなくても「アイス・クラス」と呼ばれる「準」砕氷船のような船でしたが、今度は、一般の商船でも通れるようになるのです。

今まで氷の閉ざされていた航路が通過できるからと言って大型商船が通るようになれば、より一層、温暖化に拍車をかけて北極の氷が少なくなることでしょう。 しかし、この沿岸の人たちからすれば、氷に閉ざされていた地域が商用に利用されることになり、大きな経済効果がもたらされます。今まで凍り付いていた地域の下には膨大な石油資源が眠り、カナダ政府はこの航路の管理権を握るべき、既にこの航路で、カナダ海軍が他国の商船を臨検する訓練まで始めているそうです。 この航路(北西航路)の主導権争いに中国は大型の砕氷船まで出しているそうで、凍りついた場所の氷が溶けてアクセスできる場所になると、北極圏の資源争いが激化しそうで、冷たい氷の海で熱い戦いが繰り広げられそうです。

アジアから欧州に行くにも、西に進んでスエズ運河を目指すのではなく、太平洋を北上してベーリング海峡を抜けてから西に進路を取り、ロシア北部の沿岸部を通過してノルウェーまで出ると、メルカトールの地図では高緯度が誇張されているので距離が長く見えますが、実は北極に近い場所を通過しているので実際の航路は短くなり、これは時間と燃料の節約につながり大きな経済効果があるそうです。  ロシアは、北極圏の権益について自国の旗を北極の氷の下に置いてくるというパフォーマンンスをしていますし、ロシア沿岸から離れれば、氷が厚くなり航行は困難、ロシアの沿岸部を通らせてもらう事になりますが、氷の具合によってはロシア砕氷船によるサポートも必要になるでしょうから、ロシアははしゃいでいます。 砕氷船によるエスコート、氷の状況を情報提供料、など通行は規制できなくてもビジネスの種はいろいろあります。

問題は環境への悪影響です。大型のディーゼル・エンジンから大量の排気ガスを出しながら進み、もし、燃料の重油が流れ出ると、氷の下に入り込んで、固まり、流出防止用のオイルフェンスなど役に立たないのです。 それでも経済効率優先で北極圏にまで入り込もうとしているのです。

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18歳選挙権 と 高校生の政治活動

2016年03月25日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

先日、この話題を特集していたTV番組で紹介されていた女子高生ですが、人前でも堂々と自分の主張をできるのは大したもであると感心しました。 ただ、駅前で掲げていたプラカード、「戦争反対」と兄貴分の大学生で国会前に集まったグループと同じ類の「甘ちゃん」であるところが気になりました。

戦争などない方が良いに決まっていますが、だからと言ってストレートに戦争に反対してはならないのです。 戦争は国際法でも認められた最後の手段で、これを行使するかもしれない緊張状態の中で平和が保たれ、戦争が発生しないのであって、初めから戦うことをしない相手であれば、これ幸いと侵略してくるのが厳しい世界の現実であることに全く気が付かないようです。 大きな争いもなく平和な中で生きる緊張感も無しに育ち、戦うことを忘れさせられた世代と見受けました。 「戦争をしない」。。聞こえはいかにも平和主義で心地よく響くかもしれませんが、日本が戦えない国と知って

1)北朝鮮は特殊部隊を日本に送り込み日本人を拉致しました
2)韓国は竹島を占領しました
3)中国は尖閣列島に手を出してきています

これらは、戦うことのできない日本を甘く見ての行為なのです。 隣国は「盗人」と思ってちょうどよいのです。 仲良くというのは上辺だけでよいのです。 戦争を「する/しない」の前に「できる/できない」で言えば、「戦争ができる国」でなければならなく、そのうえで、「なるべくしない」ための努力をすべきなのです。 安保法案を「戦争法案」などと言い換える政治家は敵国の回し者です。 あの程度の安保法案ではまだ足りないのです。 北朝鮮には戦争を仕掛けてでも自国の拉致被害者の救出に当たるのが世界の標準です。 口先だけの「解決に努力する」で結局、何もできない、しない。 国民を守らない国など、「国」ではないのです。 誰が国をそうさせているか?  戦争反対などと寝ぼけたことを言う国民です。

欧州におけるイスラム教とキリスト教の対立は、欧州のキリスト教の側から見ればとんでもない事でしょうが、テロを単純に悪いと非難することも出来ない位、世界は複雑です。 それに比べ、日本に蔓延する戦うことがいけない事であるという理解はなんと単純な世界観なのでしょう。 これは間違った義務教育の結果です。 皆で仲良くというのは幼稚園までで終わりにし、渡る世間は鬼ばかり、1発殴られれば倍返し、毎日は戦いの連続、と厳しさを基本とすべきです。 イジメを受けるのも善良で優しい、戦えない子が多いのです。 イジメを受けたらメソメソと自殺などせずに、相手に立ち向かう。 どうしても死にたいなら相手と刺し違える。それ位の気迫のある子供たちに育てられなかったのは、日本社会の失敗です。

基本は心優しい子供達なのですが、優しいだけでは生存できない厳しさを教える親世代がなすべきことをしてこなかった結果です。 世界と仲良くなどという戯言は忘れ、どうすれば世界に影響力を行使できるかもっと悪にならなければ、ひ弱な優等生は世界で食い物にされるだけです。 ここまで言うと私のことを「軍国主義」「右翼」などと思われる方もおられるでしょうが、私はただ、日本が好きなだけで、当たり前のことなのです。 私の意見を「軍国主義」だ「右翼」というなら、それを言う方が世界の標準からズレた能天気なのです。

今の高校生、事故や病気にならなければ、人生はあと70年先まであります。 その間に起きるであろうことは厳しい現実です。EUは崩壊し、地域共同体や共通通貨など無理な事で、人類は「国」という単位の共同体のありがたさを再認識する事でしょう。 北朝鮮や中国も崩壊し、大量の難民が押し寄せるかもしれません。 その時に「人道主義」などと甘いことを言わずに追い返すべきです。 米国も世界の警察官を辞め、孤立主義的な傾向に走れば、日本も今までのように米国に頼ることはできなくなります。 こういう厳しさの中で、「戦うこと」は、より重要になります。 若い世代は、日本という場所に「一所懸命」、この国を守り抜いて欲しいものです。 その最後の力は軍事力です。

選挙権を与える前に、こうした世界情勢を子供たちに伝える、日本の近代史についてキッチリと教える。 そういう土台がないうちの選挙権は不安が残ります。 とは言うものの、大の大人でも分かっていない人も多いのですから、仕方ない面もありますが。。。

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韓国 ソウルでの落雷事故

2016年03月24日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

昨年12月に韓国ソウルの斜張橋でケーブルの切断と損傷が発生し、その修理のために交通規制がかかり不便を強いられているとのことです。 このケーブルが燃えた事件で警察は落雷を原因としているそうです。 1発の落雷でこのような太いケーブルが即切断されるような強力な電流が発生したとは考え難く、火災になったそうですが、橋を支えるケーブルの周囲に電線などの火災を発生させるエネルギー源はなく、火災の引き金になったのは落雷と考えるのが普通です。 しかし、綿ロープではなく、ワイヤー・ロープですから100℃や200℃で切れるとも想定しがたく、原因究明に時間がかかる事でしょう。 

ワイヤー・ロープの強度について調べてみると、一度、赤熱するまで加熱されると、自然冷却で残存強度は4割程度、雨にでも濡れて急冷されると1割程度に落ちてしまうとのことです。設計では安全率を2倍近くかけているようですが、金属でできていても熱に強いという訳ではありません。 NYのWTCビルもジェット燃料が燃えただけでその程度の温度では溶けるはずのないH型鋼が崩れたのですから、あれも「??」の塊です。フイゴなどを用いて酸素を供給しながらの燃焼でしたら温度は上がりますが、ただタンクから漏れただけのジェット燃料(灯油)ですから不思議です。



この橋は横浜で言えば、ベイブリッジ。 この橋もワイヤーロープのつり橋ですから、もし、ワイヤーに損傷を受け、道路を支える力に影響が出て修理せざるを得なくなれば、交通規制が必要で車の往来に影響が出ます。 韓国で起きたことなど「対岸の火事」、日本には関係ないと言い切れるでしょうか? 私のブログでは何回も書いていますが、落雷数が増えているだけではなく、1発の雷電流も強力な落雷が増えています。 私のサラリーマン生活はせいぜいあと10年ですが、橋梁や大きなビルは50年、100年と使われ続けます。 その間の落雷も増え続け、強力になっているのですから日本では関係ないと言い切るのは相当の能天気でしょう。

韓国では、「落雷に耐える」橋の強度について基準を変更する動きがあるそうですが、日本では風力発電の羽根への落雷が多く、世界基準の3倍の強さに規定を変えました。ところがその強いはずの新しい基準で作った1号機は見事に破壊されました。 世界基準の3倍も強さでも蹴散らされてしまうのです。 自然現象の強さは人智を超えて発生します。 怖いですね。

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ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか  熊谷 徹  青春出版

2016年03月23日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

以前、勤めていた会社、最初の仕事の相手は米国人だけでしたが、後半、ヨーロッパとの関わりがメインになり、フランスでの最初の会議の印象は強烈でした。 それまで外国人といえば米国人だけであったのが、ここは国連総会か? と勘違いする位、いろいろな国々の参加者がいて、まだEU発足の前でしたが、そこを仕切るのはドイツ/イタリア/フランスでした。 それほどサンプル数も多くないので、個人の性格か国民性かまでは分かりませんが、回を重ねるたびに各国の違いや特定の国の間での緊張関係など、知れば知るほど面白いものがありました。 

ここで会ったドイツ人、第二次大戦で負けたとはいえ、やはり、欧州のリーダはドイツ。物事が進むように仕掛けることのできるのは、ドイツでした。 一個人の資質/能力の差が、集団となると国力、経済力の差になるのかと思うくらいそこでのドイツのリーダーは、見事でした。 イタリアは軽いサポート役。 フランス人、いつも自分のほうが優位にあると思い込んで皮肉屋で人をからかうのが大好きな嫌なヤツでした。 

その後、勤務したスイスの会社ですが、ここにも国境を超えてドイツから通勤する人がいまして、彼は物静かなエンジニアでしたが、一緒に仕事をして印象的だったのは、書類のファイリング、議事録、ノートの取り方の見事さでした。 私は、混沌の中で生きていけるのが人間の特長と思っていまして、要するに片付けが苦手な方なので特に見事に見えました。 PCが普及する前から彼らは紙の書類もバインダーに綺麗にファイリングするのが上手で、それ故、仕事の途中経過などもキチンと記録され、個人の所有物としてでなく組織として管理されているので、担当が休暇を取っても代わりの人がいつでも引き継ぐことができるのです。 ドイツの働き方が効率的であるのは結果が示していますが、ルールに従ってキチンと物事を進める社会主義的な面があり、私はあまり好きではないのがドイツです。

日本ではドイツの評価は高く、ドイツに敬意を持っている人は少なくありません。 確かに、勤勉ではありますが、かの大国とつるんでいるのが気に食わないところです。 難民受け入れでも良い子ぶっていますが、本音は労働者を欲しいだけですし、かの大国の軍事拡張を裏で支えているのです。 戦車用のエンジンは中国では国産できないので、これを応援して儲けているのです。 「青島ビール」は、第一次大戦の前からドイツが青島を租界として領有していた置き土産で、中国では青島ビ-ルを自慢しますが、元はといえばドイツ製で、日本から輸入した新幹線の技術を国産技術だと言っているのと同じ構図です。 他国のものでも自国のものであるというのはかの国の伝統なのです。

VWのエンジン問題でドイツも楽ではありません。 あんな勤勉な人たちが犯罪行為とも言えるインチキをするというのは、ルール好きの国民がルールに従って大量虐殺をしたのとどこか似ています。 この問題で中国と一緒に共倒れしてくれれば世界が少しは平和に向かいます。 ドイツには優秀な方が多いのは認めますし、社会としては立派な部分も多いのですが、本質的には日本とは相容れない部分が多いのです。

本書は、ドイツ生活の長い著者が、そこでの体験を日本人の視点で解説していまして、悔しいけれどドイツの働きぶりは「敵ながらあっぱれ」という部分が多いのは確かです。 街に溢れるドイツ車の数を見ると、日本人の多くはドイツに好意的なようですが、最近、車のVWのロゴを黒く塗りつぶして目立たないようにしている車を見かけました。 VWへの抗議の仕方かもしれません。 私は「日の丸」主義ですから、ドイツ車など絶対に買いませんね。 ドイツと中国、まとめて八つ当たりでした。

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新宿駅はなぜ1日364万人をさばけるのか?   田村圭介 x 上原大介 SB新書

2016年03月22日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

新宿にはたまに行くのですが、自分の通る経路だけは分かったつもりでもそれ以外の場所へ冒険する時間もなく、雑踏の中を行くべき道は分かっているような顔でキョロキョロせずに足早に歩きますが、実は案内表示と以前歩いた記憶をひたすらたどっているだけです。 本書は、この新宿に来ると道に迷うことに挑戦し、新宿駅の周辺を解き明かそうとしたもので、なるほど新宿の大きさがよく分かります。 「新宿」という名の付く駅はJRの新宿駅の周辺に、

新宿御苑前駅/新宿三丁目駅/新宿西口駅/新線新宿駅/西武新宿駅/西新宿駅/西新宿5丁目駅/東新宿駅/南新宿駅 

の9つもあり、それらのうちの6つが都庁前駅とともに鉄道だけでなく、地下通路でもつながっているのです。 

バルセロナのサグラダ・ファミリアが工事を開始したのは1882年。 新宿駅は、1885年、両方ともに130年の長きに渡り工事を続けてきていて、その違いはサグラダ・ファミリアはガゥディの描いた完成形がしっかりあるが、新宿駅は時代時代の要請でアメーバのように増殖を繰り返した結果であるが、新宿2丁目、3丁目、歌舞伎町など、特徴のある街並みの伝統を残しながら発展を続けていて、これらの駅の乗降客の合計は1日で364万人。 大きな事故もなく、これだけの人々が安全に行き交う巨大新宿駅。 JRの大きな駅、例えば東京駅も横浜駅も建設当時から現在に至るまで、工事が途切れた事はなく、どこもサグラダファミリアとはいい勝負なのです。

ここにとり付かれて、全駅制覇、全地下通路制覇、JRの線路をまたぐ東西7つの抜け道制覇、など小さな目標を立てて「新宿駅オタク」になるのにも時間がかかりそうですが、本書は、それに挑戦するには、絶好のガイドブックになります。 まあ、私は本だけの知識で十分で、自分で歩いて見る気はしませんが。。。

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無防備の極致  自衛隊

2016年03月18日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

昨日、「危険不感症」ということで書いたついでですが、今まで一番、「危険不感症」と感じたのは航空自衛隊の基地です。一応、ゲートで基地へ入るための手続をするのですが、このゲートがほぼ無防備で大型ダンプであれば簡単に突破して基地内に侵入し、そのまま滑走路へと進めますので、エプロンに駐機している戦闘機、輸送機の機首部分だけ体当たりしていけば、地上に停めてある飛行機を簡単に破壊できます。全損でなくても機種のレーダーが壊れれば無力化してしまいます。 200機近いF-15 を揃える航空自衛隊ですが、恐らく半分以上は、飛び立つ前にどこぞの国の工作員により地上にいるまま破壊されてしまう事でしょう。 そのために武器は必要ありません。大型ダンプ1台で十分です。 空に飛び立つ前に国内の地上には「工作員」「ゲリラ」の類が既にウジャウジャいるのです。 高価な戦闘機を運用しながら、何故、あんなに無防備なのか? 納税者としては腹が立ちます。

歩いて入る人については今のままの経路であっても、車両については基地の外周を一周させ、速度を出せないように障害物を多数配置し、不審車両への対処に時間を稼げるようにしてから入れようにすべきです。 途中には古くなった74式戦車の1台も置いて、いざと言う時には不審車両の侵入を戦車でブロックする位の心構え平時に於いても必要なのです。 戦国時代の城を参考にすれば、敵を侵入させない工夫が随所にあります。空堀(水のないお濠)にはね橋、落とし穴の類を用意しておくのです。日常の出入りに不便であっても、安全が最優先です。 「常在戦場」と言う言葉を政治家だけに使わせてはなりません。 空での戦いの前に足元をしっかりしろ固めなければダメです。 今のままでは飛び立つ前にほぼ全滅してしまいます。

海上自衛隊のイージス艦も能天気なものがありました。 イージス艦に積んでいる小型ボート(内火艇)への給油用なのですが、赤く塗ったドラム缶を船尾に付けているのです。 海面からの高さを利用して燃料補給は簡単でしょうが、如何にも危険物と言う事で赤く塗ったドラム缶を艦尾に曝している姿はマヌケにしか見えません。 その事をイージス艦に乗艦したときに指摘した事がありますが、火が付いたら海に落とせば良いとの答が返ってきましたが、火の付いたドラム缶に近づけると思っているのは甘いのです。 まるで遊覧船を運航している感覚なのです。 他国の軍艦にも危険物と表示したタンクを外部に付けているようなものはあまり見ません。 海の上とはいえ、2km 位は狙撃可能ですから入港中や沿岸部では狙われる可能性は十分にあります。

いつでも危険に対処しておかねばならない自衛隊ですらこの程度ですから、一般の企業に危機意識を持てと言うのも無理かもしれません。 実際問題としては、狙撃をされる危険は低いのですが、心構えの問題なのです。 発生する訳がないと慢心するのではなく、発生を予防する対策は講じておく心構えです。 それが欠如している事で、自衛隊、5兆円もの予算を使いながら、危なっかしいのです。 これが日本人平均的な危機意識なのでしょうか? 憲法を護れと言うのも、危機意識の無さは天下一品です。 

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天候異変と国土強靭化

2016年03月17日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

昨年末の週間ダイアモンド【12月5日】に「暴れる地球」と言う特集があった事は以前、紹介させていただきました。 その天候の異変に落雷は含まれていませんでしたが、実は落雷は数だけでなく、雷電流の強さも以前より大きなものが目立っています。 そう言う大電流を受けると、トンデモナイ事故が発生します。 韓国のソウルで斜張橋のケーブルが損傷し、橋の強度が劣化したために交通規制となりました。 60階建てに相当する192mの主塔2塔から構成される立派な橋です。 横浜で言えば、ベイブリッジの様な大型の橋です。

普通ならば起きない、今までの経験で言えばあり得ない、そんな事が起きてから「想定外」と簡単に言いますが、リスクに敏感な目から見れば危ない構造は至る所にあります。 最近は、地震対策が普通になり免振/制振を取り入れた建物が普通になってきましたが、まだまだ配慮が足りないのは浸水対策です。 何処のビルも地下に通じるエレベータや階段は、1階の床からオープンな構造になっているところが多いのですが、地下に降りる部分の3面は腰壁にし、エレベータ/階段に入口の部分には防水板を張れる構造にしておくべきです。 都心であっても50cm程度の浸水は十分に有り得る事で、その場合、オープンな構造であれば地下へと濁流が流れ込みます。 この程度の対策に必要な費用は建物全体の費用に比べればゴミのまたゴミ、些細な金額でできるのです。 自分では、特に心配性とは思っていませんが、こういう災害に無神経な設計を見ると腹が立ちます。

先日もNHKで福島の原発事故のドラマをやっていましたが、馬鹿馬鹿しくて途中で見るのを止めました。 非常電源【発電装置】は、地上よりも高い所に配置しておかねばならないのを水没するような位置に置き続けてきた無神経ぶりは呆れるばかりです。 あれは津波と言う天災による事故ではなく、無防備による人災です。 原因の究明も行われないので原発の再稼働は反対と言う方もおられますが、原因などハッキリしています。 単なる無防備です。 世の中には「危険不感症」とでも呼ぶべき病気にかかった人が大勢いて、今まで何ともななかったからこれで大丈夫! と思い込んでいる施設が多々あります。

「避雷針」もその一つで、これさえ付けておけば安心と思っている方が多いのですが、弊社のお客様の多くは、避雷針に当然のことながら落雷した電流で機器が壊されているのです。 国土強靭化、災害に強い国土/施設を作ろうと言う場合、「危険不感症」の人ばかり大勢集めても意味がありません。 危険に敏感な感性を持った人がチェックすべきです。

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横浜 初入港 アルタニア号

2016年03月16日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

ドイツのフェニックス・ライゼンの運航するクルーズ船で横浜へは初入港。 44000トンの船です。 「アルタニア」は改名された名前で、初代の名前は「ロイタル・プリンセス」でダイアナ紀が命名したそうです。 本日【15日】早朝に入港し、夕刻には出港してしまいますから、このブログが掲載される16日には次の停泊地に向かっています。





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カリフォルニアのZEV(ゼロ・エミッション・ビークル) ゼロ排気ガス車

2016年03月15日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

カリフォルニア州は世界一厳しい環境規制を車メーカに求め、2018年からは全販売数の一定割合は、排気ガス・ゼロ【ZEV】の車でなければならないそうで、ZEVに認定されるにはどんなに燃費が良くてもガソリン車はダメ。 ハイブリッドであっても ガソリン・エンジンを使うのはダメ。 家庭で充電が可能なハイブリッド(PHEV)やバイク用の小型エンジンで発電し、バッテリー走行距離がエンジン走行よりも長ければ、暫定的にOK。 と言う非常に厳しい制限です。

先日のブログで、ハイブリッドは嫌いだといいましたが、そのハイブリッドの代表のプリウスさえカリフォルニアでは既にエコとはみなされず、「エコカー優先車線」を走行することはできないそうです。 このような厳しい規制のカリフォルニアに同調する州が他にも8州あるとの事です。 

排気ガスを出さないとなると、電気自動車(EV) vs 水素燃料電池(FCV)の勝負です。 家庭からオフィスまで全国あまねく電力網というインフラが整っているので、EVは充電器の設置だけで済みますが、FCVは水素の生産/供給と言うインフラ整備を一から始めるのは大きなハンデです。 EVの勇者、テスラ、の社長は、記者会見で「水素社会など来る訳がない」とFCVについては冷たく切り捨てたそうです。 トヨタ/ホンダの日本勢はFCVですが、圧倒的な不利に見える燃料補給、何か勝算あってのことでしょう。

インフラ面で比較されるとEVの方が断然有利に見えますが、EVは車自体から排気ガスが出なくても、その原動力の電気の発電で温暖化効果ガスが出ているのです。 全国の全ての車がEVになったとしたら、それだけの電力を現状の発電設備では供給できないでしょうから、原発も使わずにその電気を何処からまかなうのでしょう?  日本の事情ですが、原発のようにベース電源として夜中まで一定の出力で発電する施設があれば、夜間電力でEVを充電すると言うのは一番現実的でしたが、それがあてにできない現状では、EVの優位点が活用できません。 しかし、普通、消費者は目先のことしか考えませんから、EVを受け入れることでしょう。

太陽光発電もクリーンを売りにしていますが、太陽光発電パネルを作る最上流まで考えれば、その生産に大量の電気を消費しています。 ということは温暖化ガスを大量に排出した電気で作られているのです。 最下流だけ見てクリーンとは言っても、全工程で考えれば大した貢献度はないのです。 目の前にあるものだけで判断してはならないのです。 電気自動車や家庭用の太陽光発電で全てクリーンであると思うのは大きな間違いです。 どんなに技術が進歩しているように見えても、人間の社会生活はどこかで何かを破壊しながら維持されているにすぎないのです。 消費者もマスコミも目先のものには反応しますが、根源的なものには鈍感なものです。

EV vs FCVというのは、単に車の話ではなく、国のエネルギー政策の一環で、非常に大事なことです。 また、こういう厳しい規制が技術をリードする原動力にもなっているのですが、カリフォルニア州と言う、米国の一つの州が世界の自動車技術の流れを左右してしまうのですから、怖い話しです。 

追伸:昨日はホワイトデーとかで、混んでいるお店を見て一句、浮かびました。 「見栄張って、お返しを買うホワイトデー」 私は一つももらえませんでしたが、皆さん、本当にそんなにお返しを沢山買うほどもらっているのですかね???ら。。。

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昨日の横浜マラソン

2016年03月14日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

スタートから数分後、赤レンガ倉庫の前を通過する横浜マラソンのランナーの方々です。 この中に私の甥も走っていまして、彼は以前、東京マラソンを5時間位かけて完走したのですが、その時ビックリしたのは5時間も走り続ける事ができると言う事です。 1位の方は2時間台でしょうから5時間と言うのは速さを競う記録としては話にならないかもしれませんが、私にとっては2時間しか走らない人より5時間も走り続けた方がよっぽど偉いと思いました。 

スポーツの世界まで情報化が進展し、コースの随所でランナーのゼッケンを撮影し、ネットで氏名を入力するとどの辺りを走っているかまで分かるそうです。 最初は、スピード違反の取り締まりのためと思っていた道路沿いのカメラが、いつの間にか日本中の車が移動した経路を監視している位ですから、有料で参加したマラソン・ランナーの位置を家族/友人に対して提供するのも当然かもしれませんが。。。スゴイ時代になったものです。

赤レンガ倉庫の広場では、タミヤのラジコン・カーの競技会です。 まだ朝なので競技への参加者だけですが、午後になればここにも大勢の人が詰め掛けます。 横浜マラソンだからと言って、市民が全てマラソンに向かはないところがいいですね。 自分の好きな事を、ラジコンであれ、マラソンであれ、私のように仕事であれ、自由に好きな事ができるのも日本が平和で安全だからこそで、この平和が長く続く事を願います。 因みに、私の息子は本日、琵琶湖一周の自転車の大会に参加しています。





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航海訓練所の「銀河丸」

2016年03月11日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

航海訓練所の「銀河丸」が大桟橋に入港しました。  航海訓練所って何? と思いますよね。 海事関連の大学、高校にも練習船はあるでしょうが、卒業した後、航海訓練所での実地の航海を終えてプロとしての海技免許が取れるそうで、そこで使用される練習船です。 帆船の日本丸、海王丸なども航海訓練所の訓練船です。 最近は船員を目指す若者は減少しているそうで、島国の日本としては残念な事です。



この船は総トン数 6,185トン、全長 116m。 180名の実習生をのせることができるそうです。 太平洋で大しけに合うと、空母の甲板まで波を被るそうですからこの程度の船は木の葉のように大揺れになるでしょう。 観光クルーズではないので、楽しい事ばかりではないと思いますが、若いうちの海での共同生活は、青春ドラマのようで楽しいでしょうね。。

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X-2 ⇒ F-3?

2016年03月10日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

国産戦闘機 F-2 は米国からの横やりで F-16 の派生のようになってしまいました。 同じような横やりが心配なのが次期 F-3 です。 X-2 という試験機が完成し、これを改良しながら当然、F-3 へと進化する事を期待していますが、国産ステルス機には技術的問題の解決以外にも米国からの「政治的」圧力が多々かかることでしょう。 X-2 は技術の立証用ですから、そのまま F-3 へとは簡単には発展できませんし、F-3 の実用化が見える時には有人である必要性も検討の余地ありですから、F-3 への道は険しいものがあります。

当面は F-35 で間に合わせるとして、米国は最新鋭の F-22 を日本には渡さないのですから、自前の国産の戦闘機を開発するのは当然のことです。 F-22 を越えることはできなくても、 F-35 を越えるものでなければならないのは当然です。 となるとハードルは低くはありませんが、国産の有人ステルス戦闘機の開発は日本の航空機産業の基盤を保持するためにも必要な事です。 ユーザは航空自衛隊のみならず、F-35 では高価で買えないアジア諸国にも広がって欲しいものです。

武器輸出がイケナイ事のように一人良い子ぶっていても意味はありません。 低価格の小銃、ピストルの類は簡単にテロリストに渡りますが、戦闘機や戦車などのハイテク製品であればメインテナンス、部品の補給も必要ですからエンド・ユーザは特定でき、一度売れば補給部品のビジネスにもつながります。 自衛隊用に少量を生産していても価格は安くなりません。 

ドイツは第二次大戦からタイガー戦車の伝統を受け継ぎ、現在もレオパルト戦車は世界16カ国に輸出され、世界のベストセラー、欧州標準戦車になっています。 戦車は1台で乗用車1000台分の価値がありますから良い商売になります。 他国では作れないものを作って輸出するのが一番効率的。誰でも作れるもので競争するのでは価格勝負になってしまいます。 護衛艦、潜水艦、戦車、戦闘機などはどの国でも作れるシロモノではないのです。 これらを自国で作れない国々を支援してあげるのも日本の大事な役割です。 兵器があるから戦争になると言う単純な構図で戦争になるのではありません。 兵器を戦争の道具としてを忌み嫌っても少しも平和には寄与しません。 力のバランスのために兵器は必要不可欠なものなのです。

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