雷ブログ

落雷抑制システムが運営するブログ

出船/入船  その2

2015年04月30日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

ダイアモンド・プリンセス号(11万5千トン)です。 先日の「入船」で入港した「ニッポン丸」と反対に「出船」で入港しています。 三菱の長崎で作られた船で、昔、建造中に火事騒ぎがあり、2番船と入れ替わって「ダイアモンド・プリンセス」となった建造時は「サファイア・プリンセス」であった船です。



船は好きですが、豪華客船でのクルーズは、10日以上も仕事の世界から隔離されてしまい乗る気はしませんね。 世の中、よほど働く事が嫌いで遊ぶ事を優先にする人が多いからこのようなビジネスが成立する訳ですが、幾ら内部が豪華でも、私には船上に隔離された刑務所も同様に思えます。 クルーズは食事代も込みの料金でしょうから、豪華なレストランが何カ所もあるようですが、メタボで食事制限を心がけている私には美味しそうなレストランがいくらあっても、端から食べ歩く事もできないのは苦痛となります。 リラックスするためのクルーズどころではなく、ストレスを貯め込むためのクルーズになってしまいそうです。

二日続きの客船の写真となりましたが、乗り物としての興味は尽きませんが、乗りたいか? と言われるとそれは別の話です。

〒220-8144 神奈川県横浜市西区みなとみらい 2-2-1
横浜ランドマークタワー 44階 4406
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
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出船/入船

2015年04月28日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

安いコンパクトカメラなので、画質は良くありませんが「ニッポン丸」が入港しました。一昨日も停泊していましたから、ショートクルーズにでも出たのでしょう。 この船首を岸壁に突っ込む、いわば前方駐車は「入船」と呼ばれ、この反対のいわば後方駐車。船の艫(トモ:船尾)が陸地に向いているように停泊するのを「出船」と言います。 旧海軍及び現在の海自でも艦船は直ぐに出港できるよう、物事に直ぐに取りかかれるようにという前向きな精神を「出船」で表わし、常に「出船」であれという教えが伝統になっているそうです。 消防署の消防車や救急車も常に「出船」状態であることは当然です。



この船、船の右側にも中央部にタラップが見えます。 船の右側からも乗船できるようになっていますが、通常、船も飛行機も【飛行機は船を真似たのですが】機体・船体の左側から乗り降りします。現在の船では「舵」は船尾の中央部にありますが、工作技術の進んでいなかった昔は、防水の事を考えると、船の側面に舵を付ける方が楽なので、昔の船は梶【ステアリング・ボード】が右舷に付いていましたから、着岸するのは当然、左側ということです。「ステアリング・ボード」が訛って「スターボード」となり、船では船首に向かって右側を「スターボード(舵)・サイド」、左を「ポート(港)・サイド」と呼んでいます。

飛行機は自分の力では後進できませんから、かならず「入船」で入り、ポート・サイドから乗客が乗り降りし、出発の時は地上の車でプシュバックしてもらいます。 昔の船の構造が現在の飛行機の乗り降りにまで影響しているとは面白いものです。 では全てが同じかというとそうでもないのが面白い所です。

船と飛行機は共通点が多い中で、ブリッジでの船長の席は右側です。 飛行機の機長の席は固定翼機では左側です。 ただし、ヘリの機長席は右側です。 飛行機の機長は自ら操縦しますが、船の船長は自ら操舵輪を操作せずに指示を与えるだけです。飛行機にも例外はありまして、対潜哨戒機です。戦術を指揮する指揮官が機長ですが操縦席にはいません。 操縦席に対して潜水艦を探し出して追いかけるために飛行する方向を指示する一番大事な役をしているのが機長であり、機長は操縦席よりもずっと後ろの席から指示をしています。 潜水艦を追いかけるには細かな計算が必要で、操縦しながらできる仕事ではないのです。 

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世界の海賊大事典   宝島社

2015年04月27日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

「村上水軍」、「九鬼水軍」、「バッカニア」、「バイキング」、ソマリア海の海賊まで、時代や地域を超えて海賊はいつの世にもいるようです。 昔の海賊というのは、個人が勝手に行う強盗と異なり、敵国の船舶に対して略奪行為を許す許可を自分の国からもらっての活動であり、公の軍隊にさせたら戦争になってしまう事を私的な強盗に見せかけて行っている国家的な犯罪で、国際法も無かった時代には準海軍として敵国を襲っていたのです。 

まあ、律する法律が無いのですから現在の常識でこれらの行為を違法というのも筋違いで、力の強い者には何をしても許される天国のような時代であったことでしょう。活動の範囲が国内を超え国際的な法律が必要になる以前の時代のことです。

昔の人は体力があったようで、バイキングの船、「ロングシップ」と呼ばれ、キャビンもなく甲板上に野ざらし状態の、船というより大型ボートでスカンジナビア半島から欧州全域、遠くは大西洋を渡って、コロンブスよりも先にアメリカ大陸まで行っているのです。甲板は2重になっていて下の甲板には食料や、食糧にもなる小型の家畜まで詰め込んでいました。オールと大きなセールを操る操船技術もピカイチ。海だけでなく河川を遡り、欧州全域で略奪をしたり、住みついたりしたそうで、フランスにあるノルマンディーとは、まさに「ノルマン人の地」という意味だそうで、そもそも国家と言う意識さえ稀薄で同族の人たちが団結し、自由に移動しながら良さそうな場所に住みつく。大らかな時代であったのですね。 今でこそエネルギー【石油、電気】が自由に使用でき、断熱材も進歩し、スカンジナビア半島に暮らす事に不自由はありませんが、大昔、凍てつく土地に住むことは厳しいものがであったでしょうから、暖かで豊かなな地方に向かったのは当然の事でしょう。

16世紀、奴隷貿易で儲けていたのはポルトガルで、西アフリカで奴隷を仕入れ、カリブ海でスペインに売りさばいていたそうですが、これに輪をかけたワルは英国の海賊で、ポルトガルの奴隷船を襲っては奴隷を横取りしていたそうで(もちろん、女王陛下のお許しで)、アフリカの現地人を奴隷として狩り集めるワルもいれば、その狩り集めた獲物を横取りするワルもいる。英国はその様にして売りさばいた奴隷は270年間に1千万人もいると言うのですから驚きです。 そういう悪党を御先祖様とする子孫達だからこそ今でもアクの強さは残っていますし、人間の歴史は、人を食いものにすることで発展してきたのです。 現在は手法が洗練され、表面的には紳士的に見えても国と国の争いは人類が続く限り無くなりません。

日本が欧米と対等に渡り合うには、こちらもソコソコの悪党で無ければなりませんが、日本はこの時代、天下統一がされ、「戦争を知らない子供たち」が国内での戦いすら無い平和な鎖国時代を過ごし積極的には外国に進出しないし、それゆえの悪さもしていない。そんな日本人ですから、おおむねお人好しで、略奪のための海外進出を積極的にしてきた異国と対等にやりあうのは歴史的にも難しいことです。 戦う事を悪のように考え集団的自衛にも反対する国民性は、太平洋戦争の後遺症だけでなく、江戸時代から外国軍隊や海賊という脅威に曝されることなくノホホンと育ったDNAなのでしょう。 しかし、世界標準は「戦う事」が基本なのですから、戦いをしないなどキレイごとを並べていてはいつかは喰われてしまう事になる。。そこに気がついて欲しいものです。


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認定司法書士ってなに?

2015年04月24日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

通勤途上でラジオを聞いていますと、「借金問題はXX事務所。法務大臣認定司法書士のXXが過払い金の問題を解決します。電話は0120-xx-xxx-xx」というCMがかなり頻繁に入ります。 借金問題というのは、そんなに多いのか? と思いながらも「法務大臣認定司法書士」ってなに? 司法書士さんというのは、全員、所轄の法務大臣からの「認定」を受けているのではないの? と思っていました。 私もある分野の施工技術士1級資格を持ち、それは当時の厚生労働大臣のお名前で頂いていますが、これをワザワザ、「厚生労働大臣認定1級技能士」などとは言いません。司法書士も当然、法務大臣からの認定を受けているものと思っていましたから、このCMは何故、ワザワザ、「法務大臣認定」というのか? 怪しいな?  と思いました。

しかし、調べて見ると、司法書士さんというのは試験に合格し、司法書士さんの組合に登録すると開業できるようで、法務大臣の「認可」としている説明もあります。すると「認可」と「認定」は何が違うのか? という事になりますが、「認定司法書士」は一般の「司法書士」さんとは、別であると分かりました。「法務大臣認定司法書士」というのは、普通の「司法書士」さんが更に研修を受けて法務大臣から認定される「プラスα」の資格で、弁護士並みの事ができる資格との事です。

なるほど、ラジオのCMで声高に叫ぶだけの違いがあるようです。 この方たち、サラ金が貸した高い利息を帳消しにする代わりに、返還される金額の数割を手数料で持って行く、いわば、サラ金の更に上を行く人で怖いものなしのようす。 そして正義の味方のように人助けをするのですから、世の中、法律というルールを振りかざすことのできる人は強いですね。 

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青森県 深浦町でのフィールド試験  (2)

2015年04月23日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

青森県の深浦町。 夏と冬の両シーズンに落雷のある、この場所での3シーズン目になります。 ここでの観測を5~6年、即ち10~12回、通常の避雷針とPDCE避雷針を比べてみれば、その差が分かる事を期待しています。 この冬もPDCE避雷針は、通常の避雷針と性能の差を見せつけました。

写真は2冬を経過した通常の避雷針です。2年前はピカピカ新品で先が尖っていたのですが、冬の雷で2年打たれるとこのような状態になってしまいます。 苦労をして人間性が丸くなると言うのなら良いかもしれませんが、避雷針は丸くなってはいけません。 この鉄塔の高さは90mを越えていまして、ここに登った職人さんが撮影したものです。 私のようなメタボ・オヤジが登れるような所ではありません。



この冬の落雷は強力であったようで、避雷針の右隣に見える立派な風力発電のタワーは、日本にある風力発電のタワーの中でも最も落雷に強いと言われる基準で作られたものですが、世界一厳しい基準であっても日本海側の強力な落雷には勝てず、落雷で羽根が見事に二つの折れてしまいました。 「さわらぬ神にたたりなし」、雷を落とすと言う考えは無謀なのです。

日本海側の冬季雷が終わると太平洋側でも雷シーズンが始まります。 深浦での試験の中間結果は、近々、PDCEニュースでお知らせします。

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青森県 深浦町でのフィールド試験

2015年04月22日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

ここは青森県の深浦町。日本海側の秋田に近い所です。 深浦町の「WeSPA椿山」は、夕日が日本海に沈むのを見ることのできる温泉や地元の食材を使用した美味しいレストランもあり、広い敷地に2階建てのコテージが散在し、とても良い場所で、これからのシーズンは家族連れには絶好の場所です。スロープカーで丘の上に上がると、白神山地と日本海がパノラマを眺めることのできる展望タワーがあります。この丘の上に風車があります。 写真の右側の柱の下に見えるのが「白神展望台」です。

WeSA椿山

この日本海に面する丘の上は風も強く、風力発電のタワーが辺り一帯に10基ほど立っています。 その内の1基に風力発電の羽根への落雷を防止する効果ある対策が取られています。写真の両側にある2つの柱。この間に合計4本の「架空接地線」と呼ばれる線が引かれ、ブレード(羽根)の上空で落雷を防いでいます。 柱の間に2つの風車が見えますが、このうちの右側の風車を守っています。 左側の風車は、この場所からさらに奥にあるものですが、未だ2年前に作られた新品で、落雷への対策のために、羽根の強度は世界規格の3倍という十分な対策をしたハズですが、この冬の落雷で見事に羽根の一つが破壊されてしまいました。 世界規格の3倍にしても5倍にしても、雷を受ける限り万全の策はありません。 雷は受けないようにするのが一番なのです。

風車への落雷対策は、弊社にも相談が来ますが、かなり難しいのです。

この柱の高さは地上から92m。 ここにPDCE避雷針と通常避雷針の二つを同じ高さで取付け、どちらに何発の落雷を受けるかの実地試験をしています。



今回の冬の雷では通常避雷針への落雷が4回に対し、PDCE避雷針への落雷はゼロ。 2回目の冬も1回目の冬と同じく、PDCEの「勝ち」でした。 このような事が偶然で何回も連続するでしょうか? 効果があるからこそこの差が出るのです。 詳細は、近々、PDCEニュースお知らせの予定です。

日本海側の冬季雷が終わると太平洋側でも雷シーズンが始まります。 先週末、茨城県を落雷を伴う雲が通り過ぎ、多くの落雷がありました。 弊社のPDCE避雷針を設置されている牛久大仏の近辺でも沢山の落雷がありましたが、大仏様は御無事でした。 

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翁長知事と安倍総理の会談

2015年04月21日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

会談の冒頭で翁長知事が沖縄の扱いが「理不尽」であると訴えておられる様子をニュースで見ましたが、全くその通り、沖縄の扱いは「理不尽」の一語に尽きます。さぞ悔しい事と思います。 しかしです。。。世の中というのは理不尽の塊であり、同じ仕事をしながら低賃金であったり、低賃金で危険な仕事差させられたり、まじめに一生懸命仕事をしているのに報われなかったり、その理不尽の固まりの中から最大多数が「マアマア」と思える現実的な解を見つけるのが政治というものです。理不尽であると指摘するだけなら、小学生でも理不尽は感じている事でしょう。

日本は敗戦国です。大昔、戦争に負ければ男性は皆殺しか戦勝国の奴隷にされ、女性も奴隷として他国に売りさばかれるのが戦争に負けることの現実であったのです。 これはそれほど昔の事ではなく、第二次大戦でも、戦争に負けたがためにソ連に100万人以上の日本人が連行され、食事もろくに与えられずに極寒の中の強制労働で亡くなった方は30万人以上もいるのです。 ソ連は、日本が相撲で言う「死に体」、負け状態になるや否や参戦し、北方4島を奪っただけではなく、捕虜として連行され殺された人が30万人もいた事を忘れてはなりません。30万人が殺されても文句を言わない国民性ですから、甘く見られて従軍慰安婦程度の話でイチャモンをつけられるのです。

このソ連のしたことに比べれば、日本という国体は残り、多くの理不尽を抱えながらもソコソコの生活ができ、ソ連でなく米国に占領された事は幸運でした。ソ連は戦後、日本を米国と分割統治することさえ望んでいたのです。 ソ連に占領されていたら、東欧圏の様な惨めなことになっていたでしょう。 戦後の仕事の無い時代に米軍に勤める事で家族を養う事ができた人は沖縄のみならず日本中にいました。 しかし、経済的に繁栄し、それが必要で無くなると、人は恩義を忘れ今度は邪魔だと言い出すのです。

日本中の基地よりも多くの米軍基地があると言う現実を日本政府に文句を言っても仕方ない事です。 これを正すには米国に再度、戦いを挑むしかありません。 しかし、彼我の差はあまりにも大きく、中国と組んだところで米国を軍事的に打倒することは不可能です。 軍事で無理であるならば、そのような野望は捨て、経済や科学技術で米国の支配を弱めるしかないでしょう。 しかし、この分野でも米国を凌駕することは困難な事です。 しかし、目指すべきなのです。 相手を打ち負かしてこそ対等な話ができる訳で、それがないまま何を言っても「お願い」でしかありません。「お願い」などするだけ無駄なこと。「お願い」するのは交渉ではありませんし、「お願い」が通用するのは日本国内だけの話です。

では、辺野古の事ですが、普天間の危険性の除去ができ、自然保護については那覇空港の第二滑走路と同じ話で、美しい沖縄の海岸を埋めるのは残念ですが、埋め立てをしているのは辺野古だけではないのですから、これを理由にするのも「理不尽」になってしまいます。飛行場ができると危険というのも感覚的な意見で、過去50年間に沖縄で軍用機に係る航空機事故で亡くなった人の数よりも、日本本土の民間航空機による事故の方が遥かに多いのです。 航空機事故の死亡者の数で言えば、軍用機の方が民間航空機よりもはるかに安全です。

数学の試験ではありませんから、100点満点の正しく美しい答えなどありません。理不尽の固まりの現実世界での解決策ですから、妥協の着地点を探すしかないのです。できる事とできない事をわきまえ、何処を現実的な解にするか、民意を振りまわすだけでは政治家ではありません。「理不尽」を訴えるだけで事足りるのは学級委員です。翁長知事には「学級委員」を卒業され「政治家」になっていただきたいものです。

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平和な土曜日の昼下がり

2015年04月20日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

横浜赤レンガ倉庫の広場になんだか人だかりがあり、双眼鏡で見て見ると「宇都宮餃子祭り in YOKOHAMA」との看板があります。 なぜ、「宇都宮餃子祭り」が漢字で横浜が「YOKOHAMA」という英文表記なのでしょう? そんな理屈っぽい事を言っていないで、青空の下、ビールを飲みながらの餃子は美味しいでしょうね。



宇都宮は浜松と餃子日本一を争っているとの事ですが、敢えて言わせていただければ、宇都宮餃子は「変わり餃子」などという色々な具を入れたり、餃子の皮の色を変えたり変化球の小細工が多すぎます。やはり餃子は直球勝負、おかしな変わりダネなどで勝負せずにストレートな「そのまんま餃子」で勝負すべきと思っています。 

宇都宮で餃子を食べる機会はたまにあり、正統派餃子は飽きませんが、変わり餃子は飽きが来ます。 車も最後はセダンに落ち着く様なものです。 少しばかりの目先の変化を付けようとせずに、正統派の餃子で勝負してほしいものです。 流石に一番の人気店は王道餃子ですが、2番手、3番手は変化で勝負というのは、どこにでもある良くあるパターンではあります。

青空の下、和太鼓の演奏も聞こえ、餃子を食べてビールを飲んで、平和な週末を絵にかいたような光景です。 

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出世する武士、しない武士   大井 学   日経プレミアム

2015年04月17日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

これは面白いばかりでなく、組織で生きる人間にとっては組織とその中での個人(自分)の折り合いを付けるためにもとても参考になります。今日のような社会関係の原型が生まれたのは江戸時代、1603年から幕府の終わる1867年までの265年の間、国内での戦は無く、平和な時代で戦場を駆け巡る荒くれ武士ではなく、「戦争を知らない子供たち」として育った武士は、武功・戦功でなく、司法/行政/財政などで官僚としての才能、手腕、努力で地位を得たり、失ったり、合戦に変わる新たな戦いは組織、集団内での出世争いであったそうで、時代劇と言えば刀を振りまわしてのチャンバラを思い出しますが、その様な粗野な日常では無く、現代の会社の様な社会であったそうです。その中で、誰からも好かれて出世する人がいれば、上司との折り合いが悪く冷飯を食う人、下級武士から家老にまで上り詰めた人、評判はいいが出世しない人、反対に評判は悪いが出世する人、などが実名で解説されているのはケース・スタディとしては、実に面白いものがあります。

会社の中で、上司や同僚との人間関係で悩んでいる人は大勢いますが、それは自分一人の話しでは無く400年以上も前から誰でも経験してきた事と理解すれば少しは気が晴れます。また、どのように振舞った結果、どうなったというのも人それぞれで面白いとこで、誰でもが立身出世だけを目指した訳でも無く、しかし、一生懸命に生きようとした努力は、その時に認められなくても、誤解を受けようとも立派な事です。

会社、あるいはもっと広く社会の中での人間関係はありがたくもあり、面倒くさいものでもあり、その中での各人の生きざまの一端を知ると、人間とは可愛い動物であると思えyてきます。400年の間に技術は大きく進歩しましたが、人間社会の中での葛藤などは少しも変わることなく、そして今後も人が人と関係を持ち、社会生活を続ける間は常にあるもので、ここから逃れる事はできないのですから、社会と自分との関わりの中で自分の立ち位置を理解し、覚悟する事は大事な事です。その時、先達達がどの様に行動したのか、とても面白くもためになる読みのもでした。

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倒れゆく巨象  ロバート・クリンジー  祥伝社

2015年04月16日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

「IBMはなぜ、凋落したのか」とのサブタイトルで、超優良企業であった世界的な大会社が何故、落ち目になったかを米国本社の側から書いています。 米国本社の内部事情について詳細は知りませんでしたが、日本と言う出先の会社に於いては、本社での乱れは増幅されて米国以上の混沌を生みました。 日本での混乱だけでも一冊の本になる話題は十分にありましたが、震源地である米国の状況とリンクすればなるほど子会社の側での混沌など当然の事とも思えます。

ビジネスのイロハを教えてもらい、今の自分の基礎を築いてくれた会社ですからこれが落ち目になるのは寂しい事ですが、盤石と思われた大会社も世間の変化に乗り遅れると取り返しのつかない状況になる。 これは大会社の側にいる人間には大きな警鐘となりますが、反対に小さな企業にいる者にとって、「盛者、必衰の理」というのは希望の灯とも言えます。 大会社だけが繁栄し、零細企業はいつもその犠牲になっていると言うルールばかりでは無いのです。大会社は、資本、人材などの面で有利な立場にいますが、それでも盤石ではない。 むしろ大きさが災いとなって変化に対応できなくなる。。。これが生物だけでは無く、組織についても共通することのようです。 

強いから生き延びるのではなく、変化に対応できるから生き延びる事ができるという点では、大企業はむしろ不利な立場にあり、零細企業の方が有利なようです。 企業の評価を株価だけに求めることや、企業は誰のものかななど、同じ資本主義とは言え、各国の文化の違いもある中で、米国流の対応が常にベストではないのです。

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「がんばらない」ススメ   酒井圓弘  幻冬舎

2015年04月15日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

天台宗のお寺の住職である酒井さん、仏教用語の解説を織り交ぜながら、肩の力を抜いた生き方について優しいアドバイスをされています。「自分が大事だから、自分に甘くてもいい」と言いながら、ここで勧める生き方は、自分に優しくと言いながら、自分だけでなく周囲の人にも優しく接することができるようになることでしょう。

日本の仏教については、葬式の時にしか活動しない葬式ビジネスのようなお寺さんが多い中で、本当は死んだ後のことなどよりもよほど大事な、今、この生きている瞬間をどのように過ごすべきかを真面目に、そして分かりやすく説明されている酒井さんに、本来の宗教のあるべき姿を見つけたような気がしました。

坊さんのお経など葬式の時にしか聞く機会はありませんが、正直、あのお経と言うのは何を言っているのかチンプンカンプン。 どの宗派であったか、分かったような気がしたのは、亡くなられた方への「生きている間へのご苦労様賛歌」と理解したことはありました。生きている間に理解できないこのお経を死んだ後に理解できるハズもなく、お経を唱えてもらっても何もありがたいことはありません。 お葬式と言うのは遺族の心を弄ぶような儀式で、世間体もあり、両親が他界した時には一応はお葬式をしましたが、お坊さんの日常的な活動については正直なところ分からないことばかりです。

この酒井さん、高校卒業後に職を転々とした末に出家されたとのことで、人生経験の蓄積の故の優しさのような気がします。 こういうお坊さんの活動は、日本の仏教界には必要です。厳しい修行を積んだ高僧と言われるような方であっても、宗教界と言う閉じた社会の中にいただけでは、我々のような一般大衆からは遠い世界の話で何のための活動なのかよく分かりません。 厳しい修行もタダの自己満足のようにしか見えません。その世界を一歩出れば、悩める人たちは沢山いて、その人たちの日常に触れることがなければ、これまたタダの葬式ビジネスになってしまいます。

この酒井さんの本ですが、下手なマッサージにかかるよりも心身共にホグレル感じがします。 流石、修行されたお坊さんと言うのは違います。これはお勧めの一冊です。

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那覇空港の第二滑走路は埋め立てでも環境に影響はないのか?

2015年04月14日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

沖縄の滑走路の問題と言えば普天間から辺野古への移転で辺野古の海を埋め立てすることに反対するニュースばかりが流されます。しかし、辺野古と同じくらいの規模での埋め立てが歓迎されながら進んでいるのが那覇空港の第二滑走路です。 今までの滑走路に加え、2700mの滑走路をすべて埋め立てで作っているのですが、これについては環境団体も何の文句を言いませんし、ろくに報道もされません。

那覇空港第二滑走路もサンゴの豊かな海の埋め立てで辺野古と一緒です。また、海岸の埋め立ては日本全国で行われていることで、東京湾の海岸線の形も50年前と現在では大きく異なります。 これは沖縄でも同じことで、大規模な埋め立てはアチコチで行われ、辺野古の面積など全沖縄の埋め立て面積の1/10もありません。民間空港であれば埋め立てにも環境問題は全くなく、米軍基地のための埋め立てには環境問題が生じるとでもいうのでしょうか?

沖縄の県知事さん、本当に環境問題があるならば、なぜ、沖縄の他の埋め立てで文句を言わないのでしょう? 沖縄の海岸線はどこにでもサンゴなどある美しい海なのです。 辺野古の工事でサンゴの上に重りが乗ってサンゴが傷ついたなどと言う文句は、その筋の方のインネンと同じようなものです。 つまり、辺野古は純粋な環境問題ではなく、米軍だから気に食わないと言うだけの政治的な話でなのです。 米軍の基地は仕方ない事です。 日本は敗戦国なのです。 国連においても未だに敗戦国の扱いですし、戦争に負けると言う事はそういう事なのです。 何十年たっても、負けは負け、戦後は続いていまして、日米地位協定が不平等なことも受け入れざるを得ないのです。 もちろん、悔しい事ですが、仕方ない事です。

TVのニュースも辺野古だけを取り上げていますから、これだけを見ていると米軍基地だけが沖縄の環境を破壊するような勘違いをしてしまいます。 辺野古の美しい海を守れとか環境問題だなどと問題をはぐらかさないで欲しいものです。 米軍は嫌いだからと言うことを正直に前面に出さずに、環境を前面に出している沖縄の知事さんもやはり政治家、自分に都合の良いことしか報道させない巧妙なマスコミ対策は永田町に劣ることはありません。また、正義の味方のようなフリをするマスコミに騙されないようにも気を付けましょう。 彼らは、一部の事実をそれが全てであるが如く、自分たちの信条に合わせて公正なフリをして報道しているだけなのですから。

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高層ビルの窓掃除

2015年04月13日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

窓の外で何か音がするので見て見ると、窓の上下にレールが仕込んであり、そのレールに支持された台車に人が乗り、レールに沿って動く台車の中からの窓拭作業でした。 ビルの窓掃除で、よく見かけるのは登山家のような方が一人でブランコに乗って窓を拭きながら自分でロープ操作をして降りてくるか、数人乗りの小さなのゴンドラを屋上から吊り下げ、ゴンドラの中から窓を拭くものです。

高さ世界一のドバイのブルジェ・ハリファ(162階)でも、ブランコに乗った人が屋上から降りながら窓を拭いているのをTVで見たことがありますし、中国 上海市にある高さ世界第二位の上海環球金融中心は101階、492メートルですが、ここはゴンドラが風で大きく左右に揺れ、あわや大惨事と言うこともありました。 上から吊るす方式では、垂直に支えているだけで、水平方向には移動できる自由度が必要ですから、風で揺れるのは当然で機構的には「安普請」といえます。

この横浜ランドマークタワーの方式は、あらかじめ窓の上下にレールを仕込んであり、そのレールに支持されて水平方向に自走する。では、垂直方向にはどのように移動するのか? 写真のゴンドラは、いわば「子機」でビルのコーナーを垂直に移動する「母艦」の両脇にこの「子機」が取り付けられていて、所定の階で停止するとそこから水平に「子機」が移動しながら窓を掃除していくようです。「コ」の字型をしたフレームが自走するだけでなく、その中の人の乗った部分も前後に動いていました。



外の景色が綺麗に見えるのも当然のように思っていますが、実は当然ではなく、だれかが窓の外側の面を清掃しているからであり、自分の家の窓ガラスや車の事を思い起こせば、何もせずに自然の成り行きで綺麗になっている訳ではない事に気が付きます。

世界には横浜ランドマークタワー(70階)より高いビルは幾つもありますが、高さ世界第一位も第二位も窓ふきのことまで真剣に考えていないのです。 ビル自体にこのような安全第一の窓清掃用の機構が用意されているとは、このビル20年以上も前に建設されましたが、そのあたりの準備の良さは流石です。 建物に住まう人もメインテナンスをする人も、そこに関わる全ての人が安全でなければなりません。 窓を清掃する方の安全にも配慮しているこの窓ふきゴンドラを見てこのビルの安全対策へのポリシーがうかがえます。

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水素エネルギー社会

2015年04月10日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

最近は、産業系の新聞で「水素」の2文字を見ない日はほとんどありません。 毎日、何がしかの話題で「水素」が取り上げられ、水素ブームは確実に始まっているようです。 しかし、水素について全く語られないのが「災害対策」です。車の燃料の主流であるガソリンとて全く安全なものではないのに特にガソリンの安全対策について語られることは無いのと同じで、特に水素だからと言って危険物であるイメージが強くならないように「安全対策」と言う話題は避けているようにも思えます。

しかしです。。水素は非常に燃えやすく、大気中の電気による着火もあるのです。 この水素の製造、運搬、貯蔵の各工程では、閉じた系の中で行われ、大気中に放出される事は少ない事でしょうから、空気中の酸素と混合することはあまり無く、それほど心配する事では無いかもしれませんが、液体であれ、気体であれ、移送して貯蔵するにはどこかでベント【排出】しなければ、移動して蓄えることはできないことでしょう。 その時に空気中の酸素と混じり合う機会はあり得ます。自然界と言うのは意地悪で人間のスキを狙って悪さをするものです。 

水素を商業利用の目的で生産していなくても、製造プロセスの中で、副産物としての水素を発生している場合があり、水素は無害ですから大気中に放出しています。 このような水素の、大気電気による空気中での着火はたまに発生します。落雷であれば当然ですが、落雷にならないまでの小さな放電でも水素は着火します。落雷ではありませんので弊社の出番ではないかもしれませんが、広く「大気電気」による悪さ、雷の弟分と思うと、見過ごすわけにもいかず、着火防止の研究もしていますので、水素社会の中で、どこかでお役にたてることがあると思っています。

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空のプロの仕事術   杉江 弘  交通新聞社

2015年04月09日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

杉江さんはジャンボの機長として世界一の飛行時間を持つ方で、そのご経験を何冊もの本にしていますが、その中でも本書は一番面白い内容です。旅客機の安全運航を支えるのは、機長のみならず、多くの人たちに支えられていますが、それぞれの仕事の内容と安全運航にどのようにな関わりを持っているか、一般的な仕事の解説のみならず、実際に発生した事故を解説しながら、それぞれの職種でその事故への関わりまで解説しまいます。 それらの仕事とは、航空会社の運行管理者、管制官、副操縦士、客室乗務員、整備士、グランドスタッフです。

それぞれの仕事は奥深く、まさにプロです。その中でも頂点に立つ機長さん、自分の仕事のみならず関係各位の仕事の内容まで詳細に理解されているのは流石です。そして、安全運航と言う観点からあるべき姿を率直に語っているところが素晴らしいのです。

例えば、JALの大きな事故、御巣鷹山に墜落したJAL123便の墜落事故にしても、操縦系統が機能しなくなってもエンジン出力を調整しながら機体を滑走路に接地するところまで制御した例もあり、これはJAL123便を題材にして研究した結果だそうで、パイロットのみならず、管制官まで含めて事故について話し合うことの重要性を指摘しています。事故の当事者の責任追及と言う事では無く、他にどのようなオプションがあり得たかをそれぞれの職種で検討するのは大事なことであるのに、それを行わない日本の航空界を嘆かれていまして、杉江さんの航空安全に対する強い思いを感じます。

豊橋駅の近所の本屋さん、交通関係、ミリタリーものの品揃えは抜群でして、この本屋さんを目的に豊橋で一泊しました。 そこで見つけたこの本、一晩で一気読みでした。飛行機に搭乗する時、この飛行に携わる多くの方々の努力が背後にあるという思いを巡らすだけでも飛行機に乗るのが楽しくなります。

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