こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。
何の写真でしょう? 遠くに飛行機らしきものと管制塔らしき建物が見えますので、ここは空港であるとの見当は付きます。 では、この構造物は? これは、VOR(VHF Omnidirectional Radio Range )と言う航法支援設備です。左側の柱の先に付けられたPDCEがこのアンテナを落雷から保護しています。VORは、航空機に目標の位置を知らせるために信号を発信しています。この信号を受信することで飛行機は目標との位置関係を知る事ができ、目的地を目指して飛んで行けるのです。この空港にあるものは、航空路から空港に降下進入する場合の経路を知らせます。羽田から北海道に向かう場合、木更津、守谷、関宿、那須、山形、東北などのVORを次々に目指して飛んで行くと北海度に着きます。GPSを使って一直線に飛んでいくのではないのです。
軍用ではTACANと呼ばれるもっと小型のものがあり、護衛艦のマストの先端に取り付けられていて、護衛艦に搭載したヘリコプターは、1時間も飛べば、200Km以上も離れ、水平線の彼方となり、その間、護衛艦も走っていますから何処に戻れば良いのか? ヘリがどこに飛んで行っても戻ってこられるよう、護衛艦の位置は重要な情報となります。この位置情報をヘリに知らせるのがTACANです。
もし、これが落雷で壊れたら? 付近を飛行する航空機も同じく雷雲の中で空港の位置を見失うことでしょう。 このような重要施設を落雷から護るためにPDCEは欧州では広く使用されています。
日本には? 残念ながら未だ多くは設置されていません。日本人は、かなり楽天的な民族なのです。食料やエネルギーの自給率、災害の多さ、危険な隣国、であるのにアホな政治家が多い、これらを真剣に憂えたらノイローゼになってしまう。それを回避する生き方を自然に身に付けた結果があまり将来について危惧しない能天気な民族となったのかもしれません。
しかし、天候の変化は現実の問題です。今まで落雷が無かったので今後も無いであろうと言う期待には無理があります。「転ばぬ先の杖」という諺がありますが、不幸と言うのは転んでみるまでは、自分の事として分かり難いものです。それを御理解いただくのも我々の仕事の一部と思っています。 幸いに事前に対処しておく事に敏感な方々とお会いでき、今年も多数のPDCEが設置されました。国土強靭化の一環で防災無線が落雷で破壊されないように防災無線の柱に取り付けられた例もあります。重要なインフラを天候不順から護る。落雷対策は大事な仕事なのです。
〒231-0023 神奈川県横浜市中区山下町24番地8
SOHOステーション703
落雷対策専門の株式会社落雷抑制システムズ
電話 045-264-4110
公式サイト http://www.rakurai-yokusei.jp/
Eメール info@rakurai-yokusei.jp
何の写真でしょう? 遠くに飛行機らしきものと管制塔らしき建物が見えますので、ここは空港であるとの見当は付きます。 では、この構造物は? これは、VOR(VHF Omnidirectional Radio Range )と言う航法支援設備です。左側の柱の先に付けられたPDCEがこのアンテナを落雷から保護しています。VORは、航空機に目標の位置を知らせるために信号を発信しています。この信号を受信することで飛行機は目標との位置関係を知る事ができ、目的地を目指して飛んで行けるのです。この空港にあるものは、航空路から空港に降下進入する場合の経路を知らせます。羽田から北海道に向かう場合、木更津、守谷、関宿、那須、山形、東北などのVORを次々に目指して飛んで行くと北海度に着きます。GPSを使って一直線に飛んでいくのではないのです。
軍用ではTACANと呼ばれるもっと小型のものがあり、護衛艦のマストの先端に取り付けられていて、護衛艦に搭載したヘリコプターは、1時間も飛べば、200Km以上も離れ、水平線の彼方となり、その間、護衛艦も走っていますから何処に戻れば良いのか? ヘリがどこに飛んで行っても戻ってこられるよう、護衛艦の位置は重要な情報となります。この位置情報をヘリに知らせるのがTACANです。
もし、これが落雷で壊れたら? 付近を飛行する航空機も同じく雷雲の中で空港の位置を見失うことでしょう。 このような重要施設を落雷から護るためにPDCEは欧州では広く使用されています。
日本には? 残念ながら未だ多くは設置されていません。日本人は、かなり楽天的な民族なのです。食料やエネルギーの自給率、災害の多さ、危険な隣国、であるのにアホな政治家が多い、これらを真剣に憂えたらノイローゼになってしまう。それを回避する生き方を自然に身に付けた結果があまり将来について危惧しない能天気な民族となったのかもしれません。
しかし、天候の変化は現実の問題です。今まで落雷が無かったので今後も無いであろうと言う期待には無理があります。「転ばぬ先の杖」という諺がありますが、不幸と言うのは転んでみるまでは、自分の事として分かり難いものです。それを御理解いただくのも我々の仕事の一部と思っています。 幸いに事前に対処しておく事に敏感な方々とお会いでき、今年も多数のPDCEが設置されました。国土強靭化の一環で防災無線が落雷で破壊されないように防災無線の柱に取り付けられた例もあります。重要なインフラを天候不順から護る。落雷対策は大事な仕事なのです。
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