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2019年ベスト海外ドラマ トップ10

2020-01-07 23:50:08 | 海外ドラマ
もう年が明けてしまったが、2019年の海外ドラマのベスト10を決めてみる。視聴したドラマはネトフリ、アマプラ、HBO、FOXなど。続編シーズンよりも新作ドラマを優先して選出。

1位 チェルノブイリ

このドラマを語らずして2019年のエンタメは語れない。リミテッドドラマのオールタイムベストを軽く更新。計5話ながら、これほど1話の60分が長く感じ、体が硬直するほど緊迫感を強いられたドラマはなかった。緻密な脚本、スケールとディテールの圧倒的再現、何よりも強烈なメッセージ。HBOの本気をまざまざと見せつけられた。ネトフリ贔屓の自分だが、果たして今のネトフリにこれだけの作品を生み出せるのだろうか。

2位 ダーククリスタル エイジ・オブ・レジスタンス シーズン1

人形劇でLORばりの重厚なファンタジーを実現してしまった。デザイナー、彫刻家、メカニック、人形師、声優、あらゆる才能たちの力が結集して生み出された芸術作品。その創造力にただただ圧倒される。

3位 オレンジ・イズ・ニュー・ブラック シーズン7

ネトフリの創世期を支えたドラマシリーズ、有終の美。女子刑務所で起きる悲喜劇は、希望と絶望が交錯する群像ドラマ。アメリカの今を詰め込んだ縮図でもあった。このドラマを追いかけてきてホントに良かった。

4位 エルカミーノ: ブレイキング・バッド THE MOVIE

映画の形態だが、スペシャル版ドラマとして位置付ける。やっぱりブレイキング・バッドは神ドラマであった。ヴィンス・ギリガンの演出力は健在。愛すべきキャラ、ジェシーの後日譚に深い余韻が残る。去年は念願のアルバカーキに赴き、レンタカーでロケ地巡りをするも、まさかの大雪で全く世界観に浸れず。。。

5位 アンビリーバブル たった1つの真実

性暴力の真実。観る者の潜在下にあった先入観を揺さぶる。2人の女性刑事のミステリードラマとしても見応えあり。異なる時間軸で描かれた2つのドラマが交錯、救いと希望の結末に感涙する。

6位 ザ・ボーイズ シーズン1

クズなヒーローをぶっ殺せ。アマプラでかつてないほどのハマったドラマ。下品なネタの惜しげもなく投下。容赦ないスプラッター。最強のヒーローは最恐のヴィランとなり、物語のスリルを醸成する。シーズン2が待ち遠しい。

7位 ストレンジャー・シングス シーズン3

スケールアップしたSF劇。その面白さは勿論のこと、「ひと夏の思い出」な青春ドラマとしてグッと引き締まったシーズン。子役たちが成長し、肉体的アクションもしっかり描かれ、スリラーの熱量も上がった。

8位 ボクらを見る目

怒りが収まらぬ。正義の仮面を被った警察組織が未熟な少年たちを、恐怖で陥れ、犯人に仕立て上げる。少年たちが崩れ去る様子はまるでドキュメンタリーの生々しさ。彼らが失う人生の重さに言葉を失う。アメリカの大いなる恥を見つめ、その黒歴史は現トランプ政権へと繋がっている。

9位 マインド・ハンター シーズン2

「サイコパスを科学する」学術研究は、いよいよ実践編へ。ミステリードラマとして引力が増大。凶悪事件を引き起こすプロセスはけっこう身近に存在。悪魔たちが放つ妖気が恐ろしくてたまらない。

10位 POSE

80年代、トランスジェンダーの人たちを描いたドラマ。LGBTの中でも最下層として差別された彼女たちの生き様。性志向の多様性にも触れており、一見、浮いた存在として登場するエヴァン・ピーターズの役ドコロがかなり重要。ポールカルチャーはイマイチ理解できなかったものの、おそらくその見方も1つの正解。それぞれの生き方を認めることが重要で、異なる文化をもった人間同士を融合させることは必ずしも正しくない。

2018年ベスト海外ドラマ トップ10
2019年ベスト映画トップ10 【洋画編】
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