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新作DVDレンタルにて。
日本の配給会社が劇場公開をスルーした理由がわかる。とてもつまらない。
DNA操作によって生み出された超人的な暗殺者の活躍を描く。最近のアメリカエンタメ界の潮流として、映画とTVドラマの垣根がなくなっている。しかし、映画俳優がTVドラマに出演することはよくあっても、TVドラマの俳優が映画界で活躍する機会はまだまだ少ない。そんななか海ドラ「ホームランド」で一番好きなキャラ「クイン」を演じたルパート・フレンドがアクション映画に初主演ということで楽しみにしていたが、映画がヒド過ぎて残念だった。どこかで見たことのある設定と、どこかで見たことのある展開。その既視感を下回るチープな描写の数々。荒唐無稽なアクションを可能にするゴリゴリなCG。とりあえすポーズを決め銃弾を放てば、周りが綺麗に当たって倒れてくれる「接待」アクション。後付け感満載の展開の動機づけ。突如として終わるラストの後味の悪さ。そして、お目当てのルパート・フレンドが主人公のキャラクターと全く合っていない。彼は「名もなき塀の中の王」みたいに人間ドラマの脇役でこそ、持ち味を発揮できるように思われた。どんなに才能のある俳優でも作品選びを間違えるとダメになる典型的な映画でもあった。
【45点】
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