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楽天オープンでワウリンカが優勝した件。

2015-10-11 16:00:40 | 日記

先ほど、日本で唯一行われる国際テニスツアー「楽天オープン」でシングルスの決勝が終わり、ワウリンカが優勝した。

今年の楽天オープンの最大の見所はワウリンカの参戦だった。今年の全仏で彼のファンになった自分は、会場で観戦することを予定していたが、チケット購入の勝手がわからず、手遅れ。WOWOWでの放送で我慢することにした。結果、期待通り彼が優勝したわけだが、良くも悪くもワウリンカだなーと思える決勝で、観に行かなくて正解だったかもと思った。

大会連覇を狙う錦織を、準決勝で格下のペールが前節の全米オープンに続き、日本中の空気を無視して撃破。ワウリンカは、2回戦を除き、ストレートで勝ち進んできたものの、その試合内容はイマイチ。昨日行われた準決勝でようやく調子を取り戻してきたが、またいつ調子が落ち込んでも不思議ではない状態に見えた。なので、ワウリンカVSペールの決勝は、ペールの優勢と予想していた。

決勝は、お互いパワーヒッター&ミスが多い選手ということで、なかなかラリーに発展しない。どちらもバックハンドが強烈なので、その撃ち合いは観ていて迫力たっぷりなのだが、ポイントの決まり手が相手のミスによるものが多く、観ていて盛り上がらない。ウィナーで鮮やかに決めるワウリンカの底力はそれなりに発揮されたが、100%決めるべき、ウィニングショットをことごとく外す。本人は苦笑いしていたが、ジョコビッチやフェデラーなどの超一流選手だったら、絶対にあんなミスはしないだろう。あーいうシーンを観ると、ナダルなき今、マレー含めたTOP3の上位選手との格差を痛感するのだ。優勝を決める最後のチャンピオンシップポイントもベールのダブルフォルトによるものであり、パッとしない終わり方だった。

ワウリンカファンとしては大いに不満が残る内容だったが、やはりワウリンカの片手バックハンドは何度見ても気持ちが良く、スローモーションで見るフォームはとても綺麗で絵になる。
また、今回の優勝をきっかけにワウリンカファンが日本でも増えてくれれば、ワウリンカの試合の放送枠も増えてくれるのだろう。

絶対王者としてテニス界に君臨するジョコビッチ。その守備的なシコシコプレイを打ち破る、超攻撃的プレイヤーとして、引き続き今後のワウリンカの活躍に期待する。
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