から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

セッション(2回目) 【感想】

2015-05-10 13:00:00 | 映画


熱狂。熱狂。熱狂。

辛抱堪らず、今年初のリピート鑑賞。2回目も漏れなく面白い。
「セッション」最高。

先の読める2回目は、キャストのパフォーマンスや監督の演出をじっくり味わう。

鬼教師フレッチャーのパフォーマンスが病みつきになる。

「ノー、ダブルタイム、ダブルッ!!」
「ファースター!、ファースター!」
「アンサーーーっ!!!」
「ファッキンッ、テンポッ!!!!」

血管ブチ切れ寸前のスキンヘッド頭に、シワシワの皮と分厚い唇。
演奏を止めるときの右腕のスピードと力こぶ。
そのセリフ、動きを、映画を思い出す度にマネしてしまう。

「挫折する奴はいない」というフレッチャーの予言通りのクライマックス 。
クライマックスのセッション時のフレッチャーの顔面がまた最高である。
「もっとくれ!、もっとくれ!」と、ネイマンの発奮に呼応する姿が絶品だ。

クライマックスのナンバー「キャラバン」は本作のサントラで聞きまくっているのだが、
映像の迫力が合わさると、また新鮮に映る。そしてボルテージが一気に上がる。
多くのカットを物凄いスピードで繰り出し、セッションのダイナミズムを伝える。
ネイマンがトラブルを起こすときの映像しかり、本作の編集手腕に何度も唸る。
「6才のボクが~」を差し置いて、本作がオスカー編集賞を受賞したのも納得である。

監督のデイミアン・チャゼルは本作の成功で、早くも次回作の製作が決定。
また、本人の完全オリジナルの脚本で、ミュージカル映画になるらしい。
間違いなく面白い映画になるだろう。待ち遠しい。

おそらく数年に1本あるかないかの、「誰が観ても面白い」映画であり、
TOHOシネマズなど、公開劇場が限られているのが非常にもったいない。
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プロミスト・ランド 【感想】

2015-05-10 13:00:00 | 映画


観終わって心地よい風を感じるような良作。エネルギー会社の男が農業地帯の地主か らシェールガスの採掘権を得るために奔走する話。エネルギー開発における負の側面が描かれるが、映画はそれを一方的に悪者にしない。財政に苦しむ自治体、そして、そこに住まう家族たちの重要な収入元になることは明白であり、映画もどちらかに答えを出さない。環境問題を扱った社会派ドラマとしてではなく、地主たちと同様に農業地帯で生まれ育った主人公の「信念」が描かれている。「守るべきものは何か」その結論に達したクライマックス前のシークエンスが印象的だ。レモネード売りの少女が、わずか25セントのレモネードのお釣りを主人公に渡すシーンだ。純粋な少女の良心に胸がキュンとなると共に、それが本作のテーマを象徴しているようだった。このテのキャラクターには主演のマッド・デ イモンの個性が抜群にハマる。彼は本作の脚本も共同執筆しているとのこと。高級車を先走って買ってしまった男の行く末が気になったり、フランシス・マクドーマンド演じる相方の子煩悩ぶりが物語上、あまり機能していない等、すっきりしないことも少なくないが、自身の生き方をつい振り返ってしまう物語だった。

【65点】
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劇場版「進撃の巨人」前編 紅蓮の弓矢 【感想】

2015-05-10 09:30:00 | 映画


実写版の予告編放映による劇場のどよめきから、自分も興味を引かれた。漫画を読み返そうと思ったが、原作のダイジェストをアニメ映画でやってくれているとのことで、新作DVDレンタルで観てみた。残念ながら、個人的にはその世界観にうまく乗れなかった。「巨人に支配される世界からの解放」みたいなテーマが強く叫ばれているが、観たところ、巨人は人間を捕食するためだけにやってきた感じだ。巨人はとても単細胞。塀に囲まれた都市で、人々が何不自由なく暮らしていることも、主人公の言う「屈辱」には繋がらず釈然としない。「巨人を駆除する」というシンプルな動機であれば、いっそよかったのかも。キャラクターの過剰な熱量も、力技でドラマを演出してい るようでイマイチだ。原作ファンである知人にそのことを伝えると、巨人の背景についてはその後解き明かされていくので、ある程度胸のつかえはなくなると思うが、根本的に自分には合わないのでは?とのこと。しかし、巨人たちを相手にワイヤーを駆使した空中殺法で戦いを挑むアクション描写がなかなかのものだ。寄生獣と同様に、日本映画のクオリティでこのアクションを再現するのは甚だ心配だ。神谷浩史(声優)演じるリヴァイ兵長がカッコいいのだが、実写版では登場しないらしい。劇場で観るのかは検討中。いずれにせよ、本作の実写映画は夏興行の台風の目になるのだろう。

【60点】
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ピルスナー・ウルケルを飲んだ件。

2015-05-10 09:00:00 | 日記


GW中、ジム通いで泳ぎまくった。で、お土産でもらったチェコビール「ピルスナー・ウルケル」を満を持して飲むことにした。

通販で日本の酒屋でも350ml瓶は購入できるみたいなのだが、この500mlは日本では売ってないようだ。
開封することに抵抗があったが、いざ飲む事に。

炭酸少なめでフルーティ、かつ軽快なのど越し。
あぁ、やっぱ旨い。

学生のときに、チェコに旅行で1週間ほど滞在していた。1人あたりのビールの消費量が世界一のお国だけあって、どこでもビールを飲みまくっている。チェコがEUに加盟する前だったので、物価も安く、ビールもジュース並に安かった。自分も食事の際にはもれなく飲んでいた。苦味の強い日本のビールとは違って、どのビールも非常に飲みやすく、その中でも一番飲んだのがこのビールだ。

あの頃の思い出が蘇るわ。あーもっと飲みたい。
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ウォーキング・デッド シーズン5 【感想】

2015-05-10 08:00:00 | 海外ドラマ


ウォーキング・デッド シーズン5をようやく観終わったので感想を残す。

その前に視聴方法について前置きを残す。
日本で独占放送であったFOXで一挙放送を見逃してしまったため、観る手段として残されていたドコモの「dTV」。当然ながら、スマホか、タブレットを利用しないといけない。専らガラケーの自分は、辛うじてWiFi専用のタブレットを持っていたたため、それを活用する。タブレットの小さい画面で字幕付きのドラマはさすがに観たくない。運よく、昨年購入したSONYのテレビが「dTV」に対応していた。しかし、テレビ単体の操作で済むかと思いきや、モバイル端末の利用が前提になる。毎話ごとにタブレットで操作して、テレビでデータを受信して、視聴する形だ。かなり面倒くさい。また、大きい画面で観られるのは良かったが、モバイル端末用の画質をテレビサイズに引き伸ばしたせいか、画質が粗い(HDと書いてあるのだが。。。)。暗い夜のシーンでは画面全体がつぶれてしまう。huluとは画質面でもまったく比較にならない。テレビでの視聴を考えた場合は「dTV」という選択肢はあり得ない。ドラマを観終わって早々に解約した。

で、ドラマの感想は一言で言うと「前シーズンよりは面白くなったが、まあまあ」。
急激に中だるみしたシーズン4から、物語は大きく前進する。シーズン4で行きついた「終着駅」は、実は悪の巣窟で(出た!カニバリズム!!)、リックたち一向の大脱出から始まる。リックは完全に鬼と化す。動きの少なかったシーズン4の鬱憤を晴らすようなロケットスタートだ。その顛末は意外とあっさり切り上げられ、次のステージへと向かう。ダリルと行動を共にしていたベスが連れ去られ、幽閉される病院だ。ベスが可愛い。頬の傷が痛々しくて可哀そう。舞台は都市部に変わる。荒廃したビル群の多くはCGによるものだろうが、風景が一気にスケールアップする。病院でベスを閉じ込めるのは、女性警官をリーダーにした新たなコミュニティだ。そのコミュニティの位置づけが良くわからなかった。釈然としないまま、マギー救出のために、リックたちが人質交換を行う。これはなかなかスリリング。そしてまさかの事態に。。。。

それにしても、人を殺し過ぎだ(笑)。シーズン5でいなくなるメンバーが残念で仕方ない。あれはないよ~。
このドラマはいくらでもエピソードが作られるだろう。コミュ ニティを作って、そこにリックたちと出会わせ、ひと悶着ある。新たな仲間が加わり、旧メンバーを殺していく。これの無限ループだ。コミュニティごとに変化をつければ、それほど飽きられることはないだろう。人間VS人間、ときどきVSゾンビという構図からは様々なプロットが思いつくはずだ。

ゾンビのクオリティもどんどん上がっている。ひたすらに気持ち悪い(笑)。消防ホースで溶けるようにゾンビを撃退するシーンが笑える。あんなに脆かったら、拳一突きで撃退できそうなもので、ゾンビの襲撃がまったく脅威にならないと思うのだが。。。

中盤以降のステージでは、シーズン2以来となる、安住の地に赴く。ここからがなかなか面白い。ゾンビ出現前の不自由のない社会が再来し、リッ クたちが新たな生き方を模索するのだ。リックがそこで出会う人妻に魅かれ「オス」となる。その人妻の夫から妻を寝取ろうとする気が満々で苦笑する。夫はDV男で、リックが人妻を救う理由をわざわざ作るなど、お膳立てが過ぎて「早くエッチすればいいじゃん」と呆れる。
シーズン5が物語のステージ、展開は十分面白いのだが、細部がかなり粗い。

それでも次のシーズンが待ち遠しくなる。あんな終わり方をしたら、次の展開が気になってしまう。ずるい。

【65点】

追伸>>
シーズン6以降、目も当てらないほどつまらなくなった。もう卒業します。

ウォーキング・デッド シーズン6 【感想】
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