から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

三輪山に行った件①

2014-05-24 01:15:10 | 旅行


人生で初めてパワースポットと言われるところに行く。

「ガチで神聖な場所」としてTVでも紹介されている、
奈良県の「三輪山」だ。

山全体が御神体と言われ、来ることを拒まれると、
ケガや病気等になって行かれなくなる、みたいなことも紹介されていた。

昨年は仕事にプライベートに大コケした年だった。
それを振り返り、先々週から急に行きたくなった。

目的は三輪山だけだったので、
どうにか安く行く方法を考えていたら高速バスを思いついた。
新幹線で向かうと往復で3万円近くかかるが、高速バスだと、
行き(平日)は5500円、帰り(週末)は8000円で、断然安い。

出発の2日前に予約したら、行きは4席空いていたが、
帰りは1席だけ空いていたので、「これは縁」と勝手に思い、迷わず予約。

先週の金曜日に年休をとって向かった。

21時半、新宿発の夜行バス。
集合場所は「新宿南」とあったので、新宿駅の南口あたりと思っていたが、
見当たらず、電話してみると「新宿南口の近くにあるバスターミナル」とのこと。
高速バス初心者にはわかりづらい案内だ。不親切だなと思った。

21時40分に出発。乗客のほとんどが男性だった。
席は窓側。真ん中の列を除きカーテンで間仕切りができたので良かった。
3列シートで、結構後ろにリクライニングを倒せるので、
快適だなーと思っていたが、最初だけだった。

その後、東京、横浜と立ち寄り、高速で関西へ向かう。
窓側なのでカーテンを明けて外の夜景を楽しんでいたが、
高速に入り、消灯後はカーテンは閉めてくださいとのこと。もう寝るしかない。

上半身は倒せて楽なのだが、下半身(足)は曲げないと収まらない座席の作りだ。
上半身の体制に合わせて、足に余裕を持たせようとすると、無理な体勢になって、
寝ても、足が捻挫っぽくなって、痛くて起きる。その繰り返しでロクに眠れない。
きっと「特技はどこでも寝られることです!」みたいな人でないと厳しいのだと思う。

ウトウト仮眠状態のまま、朝を迎え、6時20分に奈良駅前に到着。
奈良でバスを降りる人が意外と多くて驚いた。



三輪山の登拝受付は9時からだ。
奈良駅前は想像以上に何もなく、24時間空いているファミレスみたいな場所もない。



お店が締まっている早朝。JR奈良と近鉄奈良の間をウロウロして、位置感を覚える。
7時になって、ガストに入店。登拝に備え、メシを抜いていたので、
ガストでもメシは食べず、ドリンクバーのみで1時間つぶす。

8時、JR奈良駅発の桜井線に乗り(1時間に2本・・)、三輪に向かう。
単線の電車。中高生たちの通学時間と重なる。会話はやっぱり関西弁だ。

30分足らずで三輪に到着。自分と同じように三輪山目当てに降りる人が多いだろう、
と勝手に思っていたが、降りたのは地元のおじさんっぽい人と自分の2人だけだった。



途中、地元の人に道を聞きながら、駅から徒歩10分足らずで参道に到着。
参道の広さから、由緒ある神社であることは想像しやすかった。





三輪山を御神体とする大神神社はとても大きく立派だった。



大神神社にお参りをしてから、その左奥に進み、登拝口に着く。
9時ちょうどくらいだった。

並んでいる人がいるかも、と思ったが、誰もおらず、
すんなり受付を済ます。対応した宮司さんから説明を受ける。
神聖な場所であり、そこに足を踏み入れいるということ、
山頂への登拝は、神様へ近づく行為であるということ、等々である。
裸足での登拝については初心者はやめておいたほうが良いと言われた。
靴での登拝は神様を踏みつける行為なので、裸足の方が良いが、
万一ケガをして血が出たりすると、汚すことになる、とのこと。なるほど。
で、靴で登ることに決める。

受付を済ますと、鈴付きの白いタスキをもらう。
番号が書いてある「17番」。。。どうやら先に16人が登拝しているらしい。
9時前から受付が始まったいた可能性が極めて高い。

登拝の入口で、説明書きに沿って、慣れないセルフお祓いをする。
そして、登拝を開始した。