ウォーキング・デッドのシーズン4の日本での放送が先月末で終わった。
これまで、CS放送のFOXチャンネル頼みだったのが、途中からHuluでも、
1週遅れで放送してくれるようになったので、DVDを待たずに観ることができた。
Hulu、月額1000円なのにすごいなーと改めて感心する。
で、終了してから2週間以上経つが、感想を残しておく。
シーズン4は1~8話の前半で一旦休止、
3ヶ月近く間が空いて、後半の9~16話が放送された。
シーズン4を俯瞰してみると、
シーズン3とシーズン5の繋ぎのような内容だった。
前半はこれまでのシーズン通り、展開が動いたが、後半は完全に停滞。。。
個々のキャラクターの深堀に入ったようなパートだったが、
さすがに足踏みが過ぎる。あんまり面白くなかった。
全米での圧倒的な視聴率。
日本でも「趣味:ウォーキング・デッド観賞」みたいな、
プロフィール紹介がタレントでも散見されるほど、かなり根付いてきた。
これだけのファンを持つドラマだ。
多少、間延びさせても問題なし、という製作陣の強気が伺える。
他シーズンと比べて面白味には欠けたものの、
印象深いのは、それぞれのキャラクターの変化である。
先の見えないサバイバルに、
いよいよ闇が人格を侵食してきた様子。
その典型は主役のリック親子だ。
シーズン3から、その兆しが見えていたリック息子のカールに加えて、
一団のリーダーとして人格者であったリックの変貌ぶりに目を見張る。
終盤のエピソードにあった、息子の犯そうとしていた男を、
スプラッターばりに斬殺したシーンが象徴的。
希望なき世界が彼らを変えてしまったというよりは、
変わらなければ生き残れない段階に入ってきたというべきか。
ダリルは相変わらず、カッコよい。
彼の過去に踏み込み、今まで見せたことのない表情を見せるなど、
ダリルファンには欠かせないシーズンだったかも。
リックが再会したダリルに投げかけた、
「兄弟だろ」のセリフにグッときた。
本作の名シーンの1つ。
後半部分から仲間は離れ離れになってしまうが、
彼らの絆は一層強固なものになっている。
「早く安住してほしい」と願うばかりだ。
そんな想いとは裏腹に
最終話は、アンラッキーな展開で終わった。
「へへ、奴ら、大変なヤツ(自分たち)を敵に廻したな」と、
リックの不敵なセリフで終幕。シーズン5に向けて煽るな~。
下手にコケないと良いけど。。。
シーズン5の日本での放送は年末になりそう。
とりあえず誘拐されたベスが無事であってほしいわ。
あと、大きくなったカールが劣化しないでほしい。