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キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー 【感想】

2014-04-26 01:04:49 | 映画


「キャプテン・アメリカ」の続編「ウィンター・ソルジャー」を観る。

アベンジャーズ系映画としては「アイアンマン(パート1)」以来の面白さ。
血沸き肉踊る怒涛のアクションにノックアウト。文句なし。
先日試写で見た「300」新作のうっぷんを晴らしてくれた。(笑)

2012年に公開された「アベンジャーズ」はあらゆる意味で大事件だった。
それと同時に「アベンジャーズ」は、その前後で各キャラに変化をもたらした。

本作は、その変化の活かし方に見事成功している。

「アベンジャーズ」で最も人気があるのはアイアンマンだろう。
実際に劇中でも一番目立っているし。

ジョークを連発し、軽快なアイアンマンに対して、
キャプテン・アメリカは古風で生真面目。その対極にあるキャラだ。

愛国心と正義に満ち溢れ、間違ったことを嫌う。
真っすぐに進むことしか知らない不器用ともいえるその個性が、
本作のドラマやアクションに巧く連動している。

何と言ってもアクションだ。

キャプテン・アメリカは目標に向かって、迷いなく猛スピードで一点突破する。
周りの障害をなぎ倒し、重戦車のごとく突き進む姿は痛快そのもの。
「アベンジャーズ」を経て、超人ぶりが前作よりもパワーアップしている。
前作まで防御の機能が強かったシールドも、「アベンジャーズ」に引き続き、
攻撃手段としての色も強くなり、戦術が多彩になって面白い。
ヤバいくらいに体を仕上げてきたクリス・エヴァンスの
肉体の華やかさも相乗して、アクションがさらなる熱を帯びる。

また「アベンジャーズ」効果の1つである、
スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウが加わったことも大きい。
男臭い画に、彼女の艶が映えること映えること。彼女の吹替えは米倉じゃ務まらない。
キレキレで変幻自在のアクションも健在。これまた痛快!!
性格がまるで違うキャプテン・アメリカとの掛け合いも楽しい。

そして、新メンバーとして加わる「ファルコン」。
空中を自在に飛び回り、ギリギリの空中戦を繰り広げる。カッコええー!!

アクションは地上から空中へ、空中から地上へと、
縦横無尽に目まぐるしく変わるが、その勢い、流れが寸断されることがない。
文字通り、目が釘付けのままだ。

キャプテン・アメリカ、ブラック・ウィドウ、ファルコン。
異なる個性・戦術をもつキャラクターの連携プレーは「アベンジャーズ」譲りだ。

今回の敵役は、愛国心の「キャプテン・アメリカ」ならではといったところ。
ありえないプロットだけど、不思議とシックリきてしまう。

宿敵「ウィンター・ソルジャー」とのクダリには不覚にも感涙する。
それもキャプテン・アメリカの誠実さがあってのことだ。

とにかく満足。迫力の映像。これは劇場観賞で正解だった。

「アベンジャーズ」の次作は「アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン」。
日本公開は来年の4月とのこと。監督・脚本は前作に続きジョス・ウェドンだ。
自らが立てた高いハードルをどう越えるか。楽しみで仕方ない。

お約束のエンドロール後のシーンは、「エイジ・オブ・ウルトロン」に繋がっている模様。
交わることはないと思っていた、まさかのキャラが参戦するようだ。
いったいどうなるのだろうか。ワクワク♪

【80点】
コメント
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