から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

プリンセス・トヨトミ 【感想】

2011-06-27 00:39:03 | 映画
最近、2週間に1、2回のペースで大阪に出張する。

出張先は大阪城の目の前で、出張先の建物の窓から大阪城が一望できる。
先日、出張先のクライアント担当者から大阪城が映画の完成披露で
真っ赤にライトアップされたという話を聞いた。

その映画が「プリンセス・トヨトミ」だ。

ユナイテッドシネマ浦和でのポイントが貯まり、
無料で一本見られるようになっていて、
大阪出張での話のネタになればよいと思い、
久々の邦画「プリンセス・トヨトミ」を観る。

内容は現代のおとぎ話。
豊臣秀吉が没した戦国時代末期から現代に至るまで、
大阪に「大阪国」という架空の国が存在したという話だ。

この手の突飛な話をベースにした邦画は、久しくありそうでなかったように思う。
基本原作の力によるものなのだろうが、面白いアプローチだなと思った。

しかし、話のクライマックスにつながるトリガーが「え、そんなんで??」と
ツッコミたくなるほどショボかったり、物語のキーとなるはずのプリンセスにあたる女子と、
親友の男子のキャラ設定が意味不明で微妙だったりと、大事なところで気が抜けたりするので、
この映画のミソである、寓話に隠れた本来のメッセージがイマイチ響かないのが残念。

映画としての完成度は想定内であったが、
「大阪」を感じる映画としては十分楽しめた。

「大阪国」という設定が、(たぶん)日本一土着愛のある大阪府民の気質や、
府民同士の連帯感の強さをよく表しているし(時に排他的にも映るが)、
グルメ天国大阪にあって、シズル感たっぷりの食のシーンが印象的だ。

「チャポン」と、揚げたての串かつをウスターソースにくぐらしたり、
油をシュまして焼き上げたお好み焼きを、チリトリ風鉄板を経由して目の前に出したり。。。

映画の中では、典型的な大阪グルメしか出ないものの、
大阪の食は優秀だなと思わず唾を飲む。

本作、大阪を感じる映画としては「どついたるねん」以来の佳作。

明後日、また大阪に行く。
打ち合わせが18時までに終われば
絶対お好み焼きを食べにいこう。。。

【55点】







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