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十三人の刺客 【感想】

2011-06-12 01:33:39 | 映画
昨年、劇場で見逃してた「十三人の刺客」を新作レンタルで観る。

「明石藩主松平斉韶様、オイノチチョウダイスルコトトアイナッタ」
「お主たちの命、ツカイステニイタス」・・・

日本語(侍言葉)のナントかっこよいことか。
それは力強く、澄み切った清冽な印象。聞いていて惚れ惚れする。
本作の見所はそのアクション、スケールもさることながら、
そういった言葉や、侍の生き様に触れることであった。

予告編での本作の見せ方が、「●●の使い手!」っとか、
13人の刺客に対してそれぞれ異なる能力(スペシャリティ)があって、
それらの能力を結集し、発揮させ、敵を討つ。。。的なものであり、
最も期待していた要素だったが、実際観てみると特殊能力を持つものは、
剣豪、槍の使い手くらいでほんの一部であった。
よくある予告編に騙された系で、残念感は否めないが、
とことん性根の悪いボスキャラと大人数の配下に対して、
13人という少人数で大立ち回りを演じる様は、
非常にアツく、男子万歳モノである。

本作の監督は三池崇史。
彼が得意とする(?)エグさ、バイオレンスが、
本作のクオリティに十二分に発揮されている。
弛みのない一級のアクションエンターテイメントに仕上がった

役所広司、やっぱよいわ~。まず外さない。
『みなごろし』を掲げ「切って切って切りまくれ~!」の号令にこっちも血肉沸き踊った。

伊原剛志、上背あって剣豪にぴったり。太刀筋に説得力あってかっこよい。

松方弘樹も貫禄の演技。若手多い中、作品がグッと締まる。

伊勢谷友介の野人、キャラ(設定)意味わからない(笑)

クライマックスの戦闘シーンが、長丁場のため、
少々疲れ、冗長にも感じてしまったが、
久々に楽しい和製エンターテイメントだったことには違いない。

【70点】



コメント
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