から揚げが好きだ。

映画とサウナ。

大阪出張、最終日。

2011-04-14 01:14:03 | 日記


昨日、大阪出張にて最終のクライアント報告会が無事終了し、
4か月に渡った大阪でのプロジェクトがようやく終息した。
これでようやく、日帰り大阪通いをしなくて済む。

私は声が低いため、前回の報告会で、クライアント担当者から、
「次回の最終報告会では、もっと声を張って、トーンを上げてください」とダメ出しされ、
気をつけたが、いざ本番、マイクごしに自分が発した声が思いのほか低く、
どのトーンで話せばよいのか迷いながら声を発したため、不必要にシドロモドロになった。
別に声が低くても滑舌が悪いわけではなく、きちんと聞けるんだから、
落ち着いて話をさせてほしかったな。。。まあとにかく終わったのだからバンザイ。

報告会が終了したのが、15時。
クライアントとの打ち上げが18時半開始のため、3時間半自由行動となった。

まず、近くの大阪城のお堀の桜を軽く見物する。
多くの大阪人を改めて観る。やっぱ大阪の女子は化粧が濃いな。

そして移動。
行く場所はザ・大阪の「新世界」と
美味しんぼ大阪編で、山岡が大阪の食を語るならマストスポットと言った「鶴橋」に行く。

まずは「新世界」。地下鉄動物公園前駅から、通天閣を目指す。
途中、お馴染みの新世界の風景が広がる。
しかし、時間が中途半端だからか、思っていたより人がいない。
もっと大阪のオバチャン、オジチャンが道端に大量にタムロしている風景を想像していたが、
新世界をブラブラしているのは、観光客と飲食店の客引きだ。
もっと、ゴタゴタして大阪クササを感じたかったが、残念。
通天閣は聞いていたより立派だった。写真映えするよい姿をしている。
「串カツ」を食べたかったが、時間がないため我慢する。

次に地下鉄を乗り継ぎ「鶴橋」へ向かう。
地下鉄を降りて、コリアンタウンっぽい狭い路地に直面するが、
焼肉屋ばかりで、お目当てのキムチやチヂミを売る店が一向にない。
あてどなく歩くと、スーパーイズミヤの看板を見つける。
地のカラーを知るには、まずはスーパーだ。外国に行った時と同じテイだ。
キムチは後回しにし、スーパーに入る。

鮮魚コーナー、鹿児島産やら高知産やら徳島産やらで、西を感じる。
海苔売り場、ケンミンショーのとおり、ほとんど「味のり」だ。
めんつゆコーナー、想定外に関東と同じ醤油っけの強いめんつゆが最前列に鎮座している。
たまらず、近くにいる店員のオバチャンに聞いてみる。
「つかぬことを聞きますが、大阪の人はうどん作るとき、このめんつゆを使うのですか?」
すると
「うどん作るときのつゆは、めんつゆじゃないですわ」と乾物の売り場に案内してくれた。
そして「このヒガシマルにお湯入れて作ります」と言う。
「この粉末状のヒガシマルってやつは大阪じゃ、ポピュラーなものなんですか?」と聞くと、
「めちゃめちゃですわ(とてもポピュラーなものです)」とナイス関西弁で返してくれた。
唐突な私の質問に対して、身構えることなく親切に対応してくれたオバチャンに御礼を言い、
大喜びで「ヒガシマル」を購入する。
そのほか、イカリソースのウスター、つゆが関東と違うカップめん諸々、
南アルプスでないサントリーの天然水などを購入する。
スーパーで30分以上時間を費やしたため、キムチはあきらめ、打ち上げ場所の新大阪に向かう。

打ち上げ場所は、クライアント担当者がチョイスした「ジャズライブバー」だった。
こっちはせっかく大阪まで来ているのに、大阪のものを食わせろや!と腹の中で思いつつ、
しぶしぶ席につく。食事はイタリアンで、想定外にうまかったが、
やっぱ大阪のものが食べたかった。ジャズは素人の演奏なのだろうか、最悪。
選曲のセンスも悪く、ひたすら退屈。
ひたすらメシに集中し、20時を回ったところで1人抜け出す。

帰りの新幹線で大阪を想う。
今回の出張で、生まれて31年、初めて大阪に行った。
学生時、国内を回っていたが大阪に対しては特別な思いがあり、あえて避けてきた。
大阪人が持つ笑いのセンスに羨望のまなざしを持ちつつ、
東京への対抗心、排他的・・・という、ある種の脅威を感じていた。。。
また、中学時代に出会った大阪出身の同級生や、海外旅行で知り合った大阪人と
仲良くなれなかったこともトラウマとなっていた。

しかし、今回の一連の出張で大阪コンプレックスを克服することができた。
仕事で得た経験よりも実はそっちのほうが大きかったりして。。。

今度、大阪に来るときは、絶対大阪メシを食う!