そもそも論者の放言

ミもフタもない世間話とメモランダム

明日の菊花賞

2007-10-20 23:45:01 | Sports
1番人気はロックドゥカンブ=競馬菊花賞 (時事通信) - goo ニュース

明日は久しぶりに馬券を買おうかと思ってます。

南半球産という話題性もあり、ロックドゥカンプがずいぶん人気になってるみたいですが、どうなんでしょうね。
レースを一度も見ていないので滅多なことも言えませんが、4戦無敗とはいっても強い相手ともやってないし、ちょっと人気しすぎなのでは、という感じがします。
何より気になるのは鞍上・柴山。
やはり長距離レースは経験のある騎手を買うというのがセオリーではないかと。

武豊とコンビを組んで神戸新聞杯を買ったドリームジャーニーが意外に人気低いです。
軸はこっちではないかと思うんですが。
小さな馬体がなんとなくライスシャワーを彷彿とさせます。

ヴィクトリーは距離が長すぎるような気がするので、それよりもアサクサキングスでしょうか。
本命不在の混戦ということで穴馬もマークしておいた方がよさそうなので、古馬に善戦したアルナスラインとステイヤー上がり馬デュオトーンも押さえておこうかと。
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「ジャージの二人」 長嶋 有

2007-10-20 23:35:10 | Books
ジャージの二人 (集英社文庫 な 44-1)
長嶋 有
集英社

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「サイドカーに犬」と「猛スピードで母は」が気に入ったので、長嶋有の他の小説も読んでみることにしました。
「ジャージの二人」と、その続編である「ジャージの三人」の2本収録。

「ジャージの二人」とは、主人公の青年とその父親のことを指します。
主人公の母と離婚した父は、現在三回目の結婚生活を送っていますが、昔からの恒例で毎年夏の間は高原にある古い別荘で過ごすことにしており、今年はその別荘暮らしに仕事を辞めた主人公が付き合う、という話です。
この男二人の別荘暮らしは、読んでいて非常に気詰まりでした。
男同志ふたりっきりの空間、しかも父と息子、というだけで男にとっては気詰まりするシチュエーションです。
この主人公と父親は、比較的フランクに会話もできる関係にあり、また、その軽妙かつ繊細なダイアログの構築がこの小説の魅力ではあるんですが、それでもやっぱり気詰まりでした。
「ジャージの三人」では、そこに主人公の妻、もしくは、父と今の奥さんとの間の娘(すなわち主人公にとっては腹違いの妹)が加わることで、空気が一気に開放的になる感じがします。
男ふたりっきりのところに女性がひとり入るだけで、同じ別荘生活でも雰囲気がガラっと変わる。
そうした空気の違いが小説から見事に立ち上っていました。

この小説で出色なのは、主人公の妻の人物造形と他の登場人物との絡ませ方の妙です。
直接登場する場面は多くはありませんが、主人公と絡む場面の、瞬間的に立ち上る緊張感がたまりません。
他にも、主人公の父との絡み方も魅力的で、もっと彼女の出てくる場面を描いて欲しい、と思いながら読んでたんですが、あえてそっちの方向にいかないところがこの小説の持ち味なのかもしれません。
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