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食べる時・飲むときのマナー

2013年02月26日 | 子供向けイスラーム道徳
食べる時・飲むときのマナー
イスラームには、食べる時と飲む時に気を付けると良い素敵なマナーがあります。
預言者ムハンマド(平安と祝福あれ)が教えてくださったこのマナーは私たちの生活にとてもたいせつで、マナーを守ることでアッラーに近付け、また預言者ムハンマド(平安と祝福あれ)を真似たことになります。
ほかに、マナーを守ることは、私たちにルールや、アッラーが私たちに恵んでくださった素晴らしいものを思い出させてくれます。
さらに、私たちがマナーを大切にすることで、アッラーが私たちの食事を祝福してくださります。

●食べたり飲む前に、「ビスミッラー」と言うこと。
 ビスミッラーの意味は、アッラーのおなまえで始めます、です。
 他の人にも聞こえるくらいの大きさの声で言うのが良いです。そうすることで周りの人にもビスミッラーを言うことを思い出してもらえます。
 
●右手で食べ、飲むこと。
 預言者ムハンマド(平安と祝福あれ)は言われました:
 「誰でも食べる人は右手で食べ、飲む人は右手で飲みなさい。本当に悪魔は左手で食べ、左手で飲むからです。」(ムスリム)

●食べてはいけないものや飲んではいけないものを避けること。
 アッラーがゆるしてくださったものだけを食べ、飲みましょう。
 そしてアッラーが禁じたものをさけましょう。
 例えば、豚肉や、お酒です。

●目の前にあるものから食べること。
 他の人と一緒に食べている時、その人の目の前にあるものを取ると、嫌がられるかもしれませんし、悪く思われるかもしれないからです。

●食べ物に文句を言わないこと。
 預言者ムハンマド(平安と祝福あれ)は絶対に食べ物について文句を言ったことはありませんでした。
 好めば食べ、嫌ったら文句を言わずに食べ残していました。

●食べた後や飲んだ後に、アルハムドゥリッラーということ。
 アルハムドゥリッラーの意味は、称讃はアッラーに属する、です。
 私たちは、食べ物や飲み物を私たちのために準備してくださったアッラーに感謝の気持ちを伝えなければなりません。
 私たちには食べ物を存在させることなど出来ないからです。

●食事の前後に手を洗うこと。
 移る可能性のある病気から身を守るためです。
 スィワーク(歯をきれいにする木の枝)や練り歯磨きを使って歯ブラシで口を洗うことも良いです。
 清潔であることは、ムスリムの特徴の一つだからです。

●食べ過ぎない・飲み過ぎないこと。
 胃の三分の一を食べ物、そして飲み物、そして空気で満たすことが良いです。

●食事に人を呼ぶこと。
 皆で食べるご飯には祝福があります。
 教友たちが預言者ムハンマド(平安と祝福あれ)に、「私たちは食べてもお腹がいっぱいになりません」と訴えたことがありました。
 預言者ムハンマド(平安と祝福あれ)は答えました:「皆で食事をし、アッラーの御名前を唱えなさい。そうすれば食事が祝福されるでしょう」

●金や銀で作られた食器を使わないこと。
 預言者ムハンマド(平安と祝福あれ)は言われました:
 「金と銀の器で食べたり飲んだりする人は自分のお腹に地獄の火を引きずりこんでいる」(ムスリム)
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