徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

水仙

2010-04-13 01:09:58 | Weblog



今、水仙がたくさん咲いている。先日、ドイツ人の友達と公園に散歩に行った。そこにも、白や黄色、白×オレンジ、白×黄色の水仙がたくさん植えられていた。そこで彼が教えてくれた。『この花の名前は「Narzissen」なんだけど、

黄色いのだけ「Osterglocke」と呼ばれる

』と。つまり、上の写真の水仙はOsterglockeで、下の写真の水仙はNarzissenということか。



彼と散歩した公園には、新たに水仙が植えられていた。彼がその場所を指さしながら、『この地域の人が手伝った、って分かるね』と言った。よくよく見てみたら、そのエリアが5,6区画に分かれ、

水仙がランダムに植えられていたり、1列に植えられていたり

した。植えた人の性格が出ているのでしょう。『まぁ、あと何年かすれば分からなくなるけどね』と、彼が続けた。

この公園には、桜の木がたくさん植えられていて、一部、満開になっていた。ドイツで一度にこんなにたくさんの桜を見たのは初めてかも。まだ半分くらいは5分咲きだったので、来週また来れば楽しめるかも。

写真は2枚とも先日のお城の庭園のもの。
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バラ-第4シーズンその2

2010-04-12 01:33:16 | バラ



1月上旬に今年初のバラが咲いてから、約1ヶ月半の間に4輪咲いた。一時は、4輪同時に楽しめた。

その後若干剪定をし、しばらくしたら再び咲いた(写真)。ただ、3月中、少し忙しく、水やりが十分できなかったので、

4株のうち、1株が枯れてしまった

残念。徐々に茎が黒くなっていく姿を見るのは切なかった。今後はちゃんと水やりをしよう。

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イースター休暇-メルヘンガーデン編

2010-04-10 00:25:53 | Weblog



有料のお城の庭園は、ただ単に『きれいな庭園』というだけでなく、

メルヘン(おとぎ話・童話)ガーデン

が併設されていた。

ここには、いくつものかわいらしい建物が建てられていて、人形が動いたり、私たちが呪文を唱えると何かが起こったりする(例えば、食事の用意がされたり、鍋から水があふれたり)。上の写真は『ヘンゼルとグレーテル』のお菓子の家。窓から魔女が顔を出している。

赤ずきんちゃんの小屋では、おばあさんに扮した狼がベッドで寝ているそばで赤ずきんちゃんがおしゃべりをしていたし、白雪姫の魔法の鏡もあった(もちろん、『鏡よ、鏡よ、…』と呪文を唱える)。



屋根付き簡易シアターでは、シンデレラが上映されていた。この写真は、王子がシンデレラにガラスの靴をはかせているところ。このシンデレラ、

私の記憶と若干違っていた

王子がシンデレラを探しに家に来た時、継母とお姉さんたちは、シンデレラをケラーに押し込んでしまった。そこに、ネズミ(舞踏会の時に馬に変身させられたネズミ)が現れ、シンデレラをケラーから引っ張り出した。

細かいことだけれど、そうだったかなぁ…


このメルヘンガーデンには、ボートや小さい電車に乗れるようにもなっていた。天気が良かったからか、

ボート待ちは長蛇の列

だった。

子供はもちろん、大人でも十分楽しめる場所だと思う。私はあまり童話を知らないので、童話のある1場面が再生されていてもよくわからなかった(楽しかったが)けれど、知っている人はさらに楽しめると思う。
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イースター休暇-お城と庭園編

2010-04-09 02:18:48 | Weblog



研究室の中国人の同僚が、『イースターにあおと旅行したい!』と言い出した。言い出したのがイースター直前だったし、日帰りで、となると、私はほぼ、行ったことのある場所になってしまうので、結局、彼女がフラットメイト(ドイツ人)に教えてもらった

Sバーンで行ける公園

に行ってきた。そこにお城がある、と彼女は言っていたけれど、正直、そんなに期待していなかった。
が、公園をしばらく歩いて行くと、



こんな素敵なお城が登場。内部はガイドツアーでのみ見学可だったけれど、ドイツ語のみ、というのであきらめた。そこのデスクの人に、『もう少し先にもっと大きなお城があって、そこなら英語のガイドツアーがあるわよ』と教えてもらったので、行ってみた。



これまた素敵なお城が見えてきた。ちょっと興奮しながらゲートから園内に入ろうとしたら、

入れない

鍵がかかっていて、その鍵を開けるには、どうやらチケットが必要らしい。『公園なのに有料なの?』と不審に思いながら、チケット売り場に向かった。チケットは庭園のみで

7.5ユーロ(学生は3.8ユーロ)

お城やいくつかの博物館・美術館があり、それも見学しようと思うとさらにお金がかかる。『高いね』と言いながら、私たちはとりあえず、庭園のみのチケットを購入した。最終的に、丸1日そこで過ごしたので、

その価値、十分にあった

と言える。春だから、花がきれいに咲いていたし、手入れも良くされていた。また、日本庭園もあり、桜の木が1本、植えられていた。8分咲きくらいで、本当にきれいだった。その日本庭園はせまいけれど、池もあったし、とてもよくできていたと思う。

次回行くことがあれば、お城の中の見学もしてみたい。
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イースターバニー

2010-04-08 00:00:27 | Weblog


クリスマスのときと同様、イースター直前にメンザのレジでウサギ型のチョコレートが配られた。今回の配布期間は1日だけ。私は同じオフィスの人から彼の分のチョコレートをもらったので、2つになった。やっぱりかわいいかどうかは微妙だなぁ。ドイツ人の感性ではこれが『かわいい』のだろうか。

以前、まだタンデムくんが大学にいたころ、タンデムくんが、『クリスマスのときに残ったチョコレートが回収され、

溶かされてイースターバニーになって戻って来る

んだよ』と言っていた。同時は、『そんなことありえない』と思っていたけれど、今はなんとなく(根拠もないけれど)『そういうこともあるかも』と思ってしまっている。

ちなみに、このチョコレートも、サンタチョコと同じ60g。おいしく頂いた。

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グヤーシュ(グラーシュ)の夕べ

2010-04-07 02:29:41 | Weblog
イースター中、研究室のドイツ人がディナーに呼んでくれた。研究室の外国人グループ(インド・中国・日本)のほか、彼の友達も何人か声をかけた、と言っていた。
が、結局彼の友達で来たのは1人のみ。どうやら、

イースターも家族の日

らしく、忙しいらしい(子供がいるなら、イースターエッグを探さないといけないから?)。クリスマスと同様、家族が集まる日、らしい。招待してくれたドイツ人も、イースターに家族全員が集まった、と言っていたし。

今回彼が作ってくれたのは、グヤーシュとシュペッツェレ、ライス。ライスはシュペッツェレが口に合わなかった人のために作った。

私は、グヤーシュと言えばハンガリー料理、と思っていたけれど、実はいろいろなルーツがあり、ドイツ料理のグヤーシュ、というのもあるらしい。今回彼が作ってくれたのは、ハンガリー料理のグヤーシュとは全く違っていた。

材料は、豚肉、玉ねぎ、ニンニク、パプリカ、何かに浸けられている唐辛子みたいなもの、という、とてもシンプルな材料。バターでいため、ブイヨンで煮るだけ。

以前、別のドイツ人がシュペッツェレを作ってくれたときは、シュペッツェレを成形する道具を使ったけれど、今回は、

板とナイフ(ではないけれど)の伝統的な方法

で作ってくれた。シュペッツェレをの生地はとてもゆるいので、どうやって成形して茹でるんだろう、と思っていたけれど、謎が解決。それにしても、前回もだったけれど、少量茹でて、取り出して、を繰り返すから、

ものすごく時間がかかる

200g茹でるのに、40分以上かかった。

シュペッツェレ(またはライス)にグヤーシュをかけていただいた。おいしかった。

デザートは、彼のお母さんがイースターに焼いたクッキー。

クリスマスだけでなく、イースターにもクッキーを焼くんだ

形は、クリスマスと違い、イースターラビットの形。しかも、長さ15cmくらいの大きなクッキー。チョコレートでコーティングされているのがおいしかった。

今回は、いつもの研究室のメンバーだけでなく、1人だけだったけれど、初対面の人もいていろいろと話ができて楽しかった。

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Ph.Dディフェンス2件

2010-04-06 00:02:26 | Weblog
もうずいぶん前に研究室を離れたPh.Dの学生2人のディフェンスがあった。1人目は、とても順調に論文を書き上げ、ちょうど3年で研究室を離れ、ドイツの他の街でポスドクをしている、『趣味はサイエンス』というオーストリア人

ディフェンス開始45分前に普段の格好をしている彼を見かけたので、『スーツ着ないの?』と声をかけた。

あと45分もあるんだ。あとで着替えるよ

と言い、たばこを吸いに消えた。余裕だ、この人…

プレゼンと質疑応答が行われた後、採点者を室内に残し、残りは全員退出する。私はPh.Dを取ったことがないので本当かどうか分からないけれど、

ドイツとフランスでのみ、Ph.Dに点数がつく

と、同僚は言う。他の国は、合格か不合格か、だけだけれど、ドイツの場合、1.0が優、2.0が良、3.0が可となり、ドイツでポジションを探す場合は2以上が暗に要求される。

このオーストリア人は

1.0を取った

素晴らしい。確かに、彼に関してはどの人からの評価も高かった。


2人目は、このオーストリア人よりも先に論文を提出したけれど、ディフェンスは後回しになってしまったドイツ人。どうやら、

秘書さんが教授に論文を渡し忘れていた

らしい。おかげで彼は、研究室を離れてフランスでポスドクをしていた約1年半の間、

給料半額

だった(Ph.D未取得のため)。彼の責任ではないのに…
この彼からではなかったけれど、先日私がいただいたアドバイスは、

論文提出してからも、状況が許すなら、ディフェンスまで研究室に残ったほうが早くPh.Dを取れるよ

というものだった…

彼の評価は1.5。五捨六入のシステムらしく、証明書に記載される評価は

1

となるらしい。『ラッキーだ』と喜んでいた。

オーストリア人のディフェンスは週の半ばだったけれど、元・同僚がパーティの場所を提供してくれ、グリルパーティをした。久々に元・同僚たちが集まり、とても楽しかった。

これで、2007年の大きなプロジェクトに参加したPh.Dの学生全員が無事、Ph.Dを取得し、今月末までに全員がこの研究室から羽ばたいていく。

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餃子とおにぎりを作る

2010-04-05 00:06:06 | Weblog
日本人の友達が一時帰国する、というので、パーティを開いた。『なにか食べるものを持ってきて』ということだったので、焼く直前の餃子と鶏ご飯で握ったおにぎりを持って行った。

餃子は、皮を小麦粉から自分で作ってもよかったけれど、面倒だったので、アジアンショップで購入。日本のものではなかったので、ちょっとグレーだったし、厚めだったので、どうかな、と心配したけれど、粉っぽくなくて美味しかった。

具は、豚ひき肉、ネギ、ハクサイ、肉の臭み取りの卵。ニラも入れたかったけれど、アジアンショップで売っていなかったので断念。でも、ニラに似た植物の小口切りのものが乾燥状態で売られているので、それを入れた。

あ、日本の味だ

と日本人からも言われたので、『当たらずといえども遠からず』なのだと思う。皮を自分で作れば、アジアンショップに行かずにごく普通の餃子を作れることにやっと気がついた。

鶏ご飯のおにぎりは、私が普段使っている安い米では、冷めると臭くなるし、外国人は白いご飯のおにぎりは好まないかもしれない、と思って作ってみた(初挑戦)。おにぎりだから、海苔を巻いても良かったけれど、(アジアンショップで買うと)安くはないし、不評だともったいない、と思い、巻かなかった。そうしたら、

あれ、海苔がないよ

と、おにぎりを見た瞬間、Fくんに突っ込まれた。海苔がなくてもおにぎりなんだよ、と思ったけれど、一時帰国するホストが部屋から味付き海苔を出してくれた。素晴らしい。

このおにぎり、Fくんは結構気に入ったようで、その後、会うたびに『今日はおにぎり持ってきてくれた?』と聞いてくれる。

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イースターエッグを作る

2010-04-04 00:05:24 | Weblog



実家住まいのドイツ人の友達と一緒にイースターエッグを作った。用意したものは、生卵(殻は白)、玉ねぎの皮、古いソックス(洗濯済み)、タコ糸。ちなみに、ソックスはイースターエッグを作るのに何年も使いこんでいる(イースターエッグを作るのは1年に1回のみだけど)ので、すでに濃い茶色に染まっていた。

作り方は簡単。卵に玉ねぎの皮を巻きつけ、古いソックスに入れ、卵と玉ねぎの皮が密着するようにソックスの入り口をタコ糸で縛り、ゆで卵にするだけ。染まり具合が1個1個異なり、黄色っぽかったり、濃い茶色に染まっていたり、それぞれかわいい。

そうこうしているうちに、夕食をよばれることになった。ドイツ人家庭らしく、パンとハム、チーズ、果物の夕食。その途中、友達が『ちょっと失礼』と席を立った。普段、とてもジェントルマンな人なので、『トイレ、緊急なのかな』と思っていた。

トイレから戻り、5分くらいしたら、お父さんと『Korbが…』という会話をしだした。Korbだけ聞き取れたけれど、Korbが何なのか分からなかったし、ドイツ語の会話にはもともとついて行けないので、全く何について話しているのか見当もつかなかった。彼は普段、ドイツ語でご両親と会話した後、必ず訳してくれていたけれど、今回については、

訳してくれず、席を立った

珍しい、と思いながらも、Korbって何だろう、と、お父さんに聞こうとしたけれど、別の話題になり、聞けなかった。彼はケラーに行ったり、キッチンで何かをしているようだった。

彼が戻ってきたとき、『何してたの?』と聞いてみた。

トイレだよ。詳しく知りたい?

と返された。2回目の離席はトイレではなかったはずなので、言いたくないのね、と思い、それ以上は聞かなかった。

彼の部屋に戻り、しばらくしたら、彼が、

イースターエッグを探そうか

と言い出した。すぐわかるところに置かれていたのが写真のかご。真ん中のウサギと小さい卵はチョコレート。大きいまだら模様の卵が私たちが玉ねぎで染めたゆで卵。かわいい…

結局、Korbというのは『かご』で、彼はお父さんに、どのかごを使っていいのかを聞いていたらしい。でも、お父さんは、ピンと来ず、

かごなんて何に使うんだ?

などと聞き返していたらしい。だから会話がちょっと長かったんだ。

それにしても、こんなに可愛くデコレーションしてプレゼントしてくれるなんて、本当にうれしかった。

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教授の必要経費

2010-04-03 00:06:58 | Weblog
教授が日本出張&休暇から戻ってきた。もともとは、とある日本の機関にセミナーを依頼され、それに休暇をくっつけたもの。なので、

交通費(エアチケット)は先方持ち

ある日、秘書さんが私のオフィスにやってきた。

ちょっと助けてもらえないかしら

と。日本での領収書・レシートが何が何だか分からないから、手伝ってほしい、と。一瞬、以前、秘書さんに『それは私の仕事ではないわ』と言われたことを思い出し、断ろうかとも思ったけれど、私はそこまでできないので、手伝うことにした。

とても興味深かった(手伝ってよかった)

電車やバス、タクシーのチケットのほか、レストラン、京都の旅館(休暇)、成田空港でのインターネット代に加え、

成田空港でのヘアサロン

のレシートも提出されていた。

今回の出張&休暇には奥さまも同伴されたけれど、彼女の分ももちろん提出されていた。すべて認められるのでしょうか。
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