徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

ランチ後のコーヒー-その1

2009-08-08 02:03:17 | Weblog
私が研究室に来た時は、6,7人でランチ後にコーヒーを飲んでいた。今から考えると、彼らもまだ研究室に来て1年未満だったから、みんなで一緒にランチをして、コーヒーを飲んでいたのだと思う。

その後、プロジェクトが始まり、みんな忙しくなり、ランチはオフィスが上の階グループと下の階グループに分かれて行くようになった。私が参加していたグループでは、コーヒーを飲むのは私を入れて3人だったけれど、私以外の2人はスモーカーだったし、ドイツ語で話をするようになり、つまらなくなったので、彼らとあまり一緒にコーヒーを飲まなくなった。

そして、2人のうちの1人が研究室を去り、私は残りの1人=オーストリア人とコーヒーを飲むようになった。同じオフィスになるまであまり話したことがなかったけれど、

異様に面白い人

だった。研究室を去る直前、彼は、いつもコーヒーに砂糖を1本入れていたけれど、それが半分になった。指摘したら、

バカンスに備えて体調管理中

と言う。さらには、『いや、本当だって。最近、体力作りのために走っているし』と。『趣味はサイエンス』とか、そのほかにもどこまで本当なのか分からない発言が多かったけれど、とても面白い人だった。

そんな彼も、7月の半ばで完全に去ってしまい、コーヒーを飲むのは私だけになり、さらに、私はスモーカーではないので、コーヒーを買ってオフィスで飲む日々が続いた。

そして今。夏休みシーズンと、プロジェクトのために数人が別の街に滞在しているため、下の階で働く人が1人になってしまい、ランチは彼も誘ってみんなで行くことになった。そうしたら、なんと、その彼がコーヒーに付き合ってくれた。彼もスモーカーじゃないから、別に一緒にコーヒーを飲む必要はないけれど、やっぱりやさしいわ。

で、2週間くらい、一緒にコーヒーを飲んだわけだけれど、当然、いろいろ話をする。彼はたぶん、今までの人生の中でアジアとか、日本とか、無縁だったと思う。なので、アパートの大きさとか、文化とか、いろいろ聞かれた。

そして今日、

私が日本にいた時住んでいたアパートの写真など

を見せた。引っ越し当日の写真なので、大したことはないけれど、やっぱり自分が住んでいた部屋を見せるのはちょっと緊張した。私はその部屋に10年住んだ。駅から近かった(でも会社までは1時間以上かかった)し、日当たり良好だったので、引っ越す気にはなれなかった。そして、働き始めたくらいから漠然と、『次引っ越すときは新居に2人でお引っ越し♪』と思っていたけれど、実際は、

1人で実家に出戻り

となった。アパートの写真のほか、ついでだったので、京都に行った時の写真や、伊勢神宮へ行った時の写真も見せた。伊勢神宮の写真の中に、私が食べた伊勢うどんと手こねずしの写真があったけれど、彼は、『むー、僕はきっと、

(手こねずしの下の)ご飯しか食べられそうにないな

』と。やっぱり生魚は厳しいですか。
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