徒然留学日記

30にしてドイツ留学を思い立ち、その後結婚。日々経験したこと、感じたことをつづっています

ワークショップ-日本についての話題

2006-04-12 04:30:07 | Weblog
ハンブルクの大学の教授と話す機会があった。その人は、10年以上前に何度か日本に足を運んだことがあるらしく、日本のことを気に入っていた。

日本の空港に降りた瞬間から『安心』を感じるんだよ

同席していたドイツ人女性が、「何に対して安心なんですか?」と聞いたら、

全部に対してだよ。犯罪は少ないし

と大絶賛だった。「今はそれほどでもないかも…」という言葉を飲み込んだ私。

私は企業城下町で育った。出身地を聞かれるとたいていその街の名前を言う。もちろん、知らない人もいるけれど、半分以上は(その街が日本のどこにあるかは分からなくても)名前だけは知っている。今回も、その街の名前を言ったら、教授は

そこの製品は洗練されているし、エネルギー効率はいいし、ドイツ製品とは全然違うよね

同席したドイツ人女性は

私、そこの製品、使っているわ。とても使いやすい

とまたまた大絶賛。ただ、

日本の街並みは無秩序だね。ドイツでは規制が多く、家の窓を変えるだけでも大変だけれど、日本は規制がないように感じる

と。確かに、お寺や神社の近くに高層ビルなどが建ったりして、「景観への配慮が少ない」と批判されても仕方がないと思う。一応、都市計画などで規制はしていると思うけれど、ドイツほどは厳しくないと思う…

教授の話で面白かったのは、

東京から京都は1つの大きい都市だね

と。最初は何のことか分からなかったけれど、「街の境目がない」ということだった。確かに、ドイツでは電車に乗っていると、集落-畑-集落を繰り返し、街(村?)の境目が良く分かる。その点、日本はそういう分かりやすい区切りがない。

ランチタイムに話をしただけだったけれど、かなり面白かった。
コメント
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