退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

老いてますます盛ん

2008-11-05 01:10:44 | Weblog
晴れ。相変わらずぐだぐだ。

Gyaoでクリント・イーストウッド「ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場」を再見。

冒頭で結構長く朝鮮戦争の実写が出てくるのは忘れていた。
主人公は「軍人」としてしか生きられなかった男。

そのせいで妻とは離婚、退役間近まで軍隊にいる。
訓練と実戦ではピカ一の鬼軍曹も、元妻にフラれると酒を飲んで暴れるのが弱点。

雑誌を読んで付け焼刃の「女性研究」をしたりするものの
結局元妻が「心配で眠れなかったのよ」と泣いて怒るまで何も気付かず。

当初は彼を嫌っていただらしない海兵隊の新兵たちも
大男をのす実力と戦歴、弱点を知って次第に彼の言うことを聞き始める。

実戦経験もなく書類にうるさい上官は彼を軍隊から追い出そうとするのだが。
さらに上の軍幹部が軍曹と「戦友」だったことも幸いして。

わざとしゃがれた声を出すクリント・イーストウッドに
おどけ者のマリオ・バン・ピーブルズがうまくからんでいる。

元妻のマーシャ・メイスンの気が強くて弱いところがいい感じ。
戦友の軍曹アーレン・ディーン・スナイダー、死んだ戦友の妻アイリーン・ヘッカートも同様。

大島渚の「戦場のメリークリスマス」に出ていたボー・スヴェンソンが
元妻に求婚するいやらしいタイプの店主を演じている。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

めんどくさいけれど仕方のないこと

2008-11-04 01:04:17 | Weblog
晴れ。午後までぐずぐず。

シャンタル・ムフ「政治的なものについて」読了。

「対話による合意」を目指すと
その「対話」に参加しないものをあらかじめ無視することになる。

むしろ参加しないものは「敵」として浮上する危険性があり
そのことがひいては「戦争」をもたらすかもしれないこと。

参加しない「彼ら」の異議申し立てを認めつつ
「決断」と「多数決」をくり返しながらよりよいものを目指すこと。

政治にとって「情念」は無視できないものであり
「大勢との一体感を求める感情=ナショナリズム」を考慮すること。

「環境問題」や「世界政府」を前提とすると意見の違いが少なくなり
国民の不満に答える勢力がなくなって「ファシスト」が生まれやすいこと。

おそらく「敵ながら天晴れ」と思える対話の仕方を
著者は「闘技的民主主義」と呼んでいるのだろう。

自分が当然だと思うふるまいをしない相手との「共存」は
まずは「相手」をそのまま認めることから始まる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マスターの視線を感じつつ

2008-11-03 01:07:49 | Weblog
晴れ。朝から野暮用。

昨夜は友人とソウルバーに行って飲んだ後カラオケを少々。
またまたすきっ腹で酔いが回って爆睡。

酔いざましのつもりで歩いて帰るというのが
すでに酔っている証拠。

結局血のめぐりが良くなって余計に回ったというお笑いだが
朝早く目覚めたのは好都合ということで。

普段から小食でブランチはほぼサンドイッチのみ。
そこへジンがハイペースで流れ込んだゆえ。

この件に関しては全く学習能力がない。
という言い訳をしておく。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ボーリングで午前様とは

2008-11-01 01:59:19 | Weblog
くもり。空が暗い。

シャンタル・ムフ「政治的なものについて」を少し読む。
副題「闘技的民主主義と多元主義的グローバル秩序の構築」。

カール・シュミットの「友/敵関係」から「敵対性」を取り除き
「われわれ/彼ら=対抗者」という関係を作るのがいいらしい。

そうした「対抗関係」を用意しておくことで
人間が元々持っている「攻撃性」を和らげることが出来るのだと。

「コスモポリタン」は一見よさそうだけれど
実は「コスモポリタンになりたくない人々」を無意識に排除すると。

なかなか面白そうで先が楽しみ。

明日というより今日から5連休。
仕事の後で同僚たちとボーリングに行き帰宅。

3ゲームやってだいたい450点くらい。
隣りのレーンでは若者たちが豪快にハイスコアを出していた。

相変わらず健全な同僚たちだけれど
その彼らが「固い」という若者たちがいる。

「五十歩百歩」の中にも「線引き」はあるということ。
車で送ってもらい帰宅後、あわてて夕飯を食べ飲み始める。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする