退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

いずれもほのかな「エロと未来」について

2011-02-07 02:39:54 | Weblog
くもり。コートなしで過ごす。

昨夜はどうやら知らぬ間に寝た模様。
たいして疲れてもいなかったはずなのだが、うふふ。

酒井順子「ほのエロ記」を読む。

「ほのエロ」とは「ほのかにエロティック」の略。
タイトル通りの内容で刺激がほしい向きにはやや穏当すぎるかも。

「春夏秋冬」に分けて「四季」を演出。
著者のエロに対する感覚は「そういうものなのね」という「傍観者」が基本。

ラジオ番組「笑福亭鶴光のオールナイト・ニッポン」で始まるあたりに
ほぼ同年代の「懐かしさ」がある。

「性」というテーマは結局「自分がどうだったか」ということが問われるので
もう少しそのあたりに「肉迫」してもらいたかったけれど。

マル激で「TPP(trans pacific partnership)=環太平洋経済連携協定)」について観る。

ある時期に新聞・TVが一斉に取り上げて
「参加しなければ日本に未来はない」と言ったもの。

どうやらそれは「大ウソ」らしいことを了解する。
わが国の「農業政策」のあまりに無策な歴史と後悔にアメリカがつけ込んだものだと。

中国・韓国が参加していないのだから「アジアでの主導権云々」はありえない。
参加各国の貿易に占める割合は結局アメリカと日本(参加したら)が圧倒的で。

要はアメリカの資本が日本にモノを売るための有利な状況を作りたくて
以前から「作戦」を練っていたものだと。

それ以上に興味深かったのは
いわゆる「多国籍企業と国の利益」は合致しないこと。

そうした企業が利益を上げていわゆる「景気」がよかった時に
実は「労働分配率」や「一人当たりの給与」は下がり続けたのが統計で事実だとわかる。

「グローバル化」はいたずらに競争の激化をもたらし
「大企業」が「人件費の安さ」を求める結果先進国の賃金も「発展途上国並み」になるという仕組み。

「貿易」で稼いでいるのも全体の十数パーセントのみだという「事実」もなかなか。
発言力の大きい自動車・鉄鋼関係の意見がやたら重んじられる傾向もあるとか。

さて。

自分が住んでいる名古屋では選挙があり予想通りの結果となった。
ただしふたりの「村人」がそのあたりの「事情」を理解しているかというと甚だ心もとない。

とにもかくにもこの地域の「歴史」は
他の人々が「やーめた」と言った時期にその「システム」を取り入れるところにあることに留意したい。
コメント
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