いえ、「男はつらいよ」の話しではなく、エキストラのことです。
「普段の練習に殆ど出られない状態で、本番に出るわけにはいかないので団員にはなれない」と、入団を勧めたエキストラさんに言われ、ハッとした。
長くなったオーケストラ活動の中で、いつか置き忘れてきた筋の通った主張。
真っ直ぐな生き方をしてるのだろう、それだけに辛い思いを一杯してるだろうなとも思った。
初めてのトゥッティなのに、テンポ、リズム、音色、音量がぴったりで、特に音色がぴったりなのには密かな感動、クセのない吹き方で、その後の練習を楽しみにしていたら、なぜかそれっきり…
エキストラに望むのは、頭数ではなくオーバーアクションでもなく、腕、そしてアマチュアマインドへの理解。
時間をかけて音楽を築き上げていく醍醐味を味わうのがアマチュアマインド。
だから営業といきがるトラさんは生理的にノー。
団員が何百回練習しても上手くいかないときは仕方がないと思えるが、
お助けマンであるトラさんの足引っ張りは、本当は許されない。
それ故、心底感謝される存在となりうる。
画像はペンタス。
新芽が陽を目一杯受けて輝いてる。
真っ直ぐ伸びよ。
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