グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

音楽を「共有」

2009-03-23 08:20:38 | 音楽活動

ハル~なので気になっていた所の片付けと、置き場所異動に手を付けた。二日間かけた割には見渡すとそれほど変わっていない…
整理すべき所がありすぎて、それなのにいっぺんには出来ない年頃なのです。
そして、片付けていると例によって例の如く、ひとつひとつに引っかかるので時間ばかりが過ぎ、どうかするとますます散らかる羽目に。
で、新聞の切り抜きがまたポロッと出てきました。
5年以上前のものだと思います。
そのまま載せます。

音楽を「共有」
「未来の教室」というNHKのテレビ・ドキュメントを見た。ロンドンの中学生たちが、戦争中のフィルムを見て感じたことを楽器で表現していた。ピアニストのアシュケナージが子供達に助言していた。そのフィルムは、ヒトラーの軍隊がチェコのリディチェという村を地上から消滅させた記録である。生徒達は、本当にあったこととは思えないと言いながら、「平和」「恐怖」などというテーマで創作していった。よほどレベルの高い学校に違いない。表現するということは容易ではない。
 中学生たちはプラハに招待されて、リディチェ村の跡を訪ね、生き残りの婦人から体験を聞く。衝撃のあまり自分達の創作の意義について悩む子供達を、アシュケナージが、そのままで説得力のある音楽だと言って励ます。そしてチェコの作曲家マルティヌーの「リディチェの悲劇」のオーケストラ・リハーサルに生徒達を立ち会わせる。中学生たちは新生リディチェ村の人々に、自分たちの作った音楽を演奏して聴かせる。
 アシュケナージが子供たちに語った言葉の要点は、
「音楽は共有すること」であり、自己中心的な仕事ではないということだ。私は、自分の感受したものを他者に分け合うことだと考える。豊かなものを他者に伝えるには、深い人生経験と教養が必要だ。このことから表現とは、技術とはという問いが生じるべきなのだ。音楽の目的は自由な表現であり、競争や学歴や資格の問題ではない。アシュケナージがもう一つ強調していたことがある。それは音楽作品の作曲の動機が何であれ、音楽自体に人を動かす力があるということである。
(木村雅信・札幌大谷短大教授=作曲)


私も釘付けになった番組で、同じように共感された方のコラムが嬉しくて切り抜いたものでした。

楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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