POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 





(参考) 「名古屋へ」-今回、 「名古屋高速」はなぜ割引されないの?

春休みに名古屋へ家族旅行で行く予定なのですが、夫が移動には公共交通機関を利用するという当初の計画を変更して、やはりクルマで行こうと言い出しました。

 「どうして?」
 「クルマの方が時間に拘束されないから自由に動けると思って。」
 「そうかしら。」
 「それにね、旅行費用も抑えられると思うよ。」
 「関越道、圏央道、中央道と乗り継いで行けば行けるし、土日祝日なら1000円しかかからないんだろう。」
 「クルマの運転、好きじゃないのに。」
 「好きじゃないけど、家の経済のためにはワガママ言ってられないからね。」
 「でもね、高速道路だからって、すべて1000円になるわけじゃないのよ。」
 「1000円で走り放題じゃないんだ。」
 「そうみたい。」

国土交通省の「高速道路料金の引下げの実施について」というページからです。

高速道路の料金引下げスケジュールについて
・高速道路料金の引下げは、準備が整ったメニューから、段階的に導入してまいります。
・地方部の休日上限1,000円は、特定インター間を乗り継いだ場合の乗継特例(大都市圏またぎ等)を除いて、3月28日から導入します。4月29日からは、大都市圏またぎ等についても、地方部は、通算で上限1,000円とします。

★3月28日(土)から適用されるもの
 ○ 地方部、土日祝 上限1,000円(大都市圏跨ぎ等除く)
※ ただし、東京・大阪の大都市圏、並びに、札樽道・名古屋2環(均一料金区間)をまたぐ場合と飛び地の有料道路については、下記の通り、4月29日から通算で1,000円。
※ 大都市圏跨ぎでも、圏央道、名神高速を経由する場合は、当初から通算で1,000円になる。
 ○ 大都市近郊区間 土日祝昼間(6~20時)3割引
 ○ 首都 日祝 500円 (3/29(日)より)
 ○ 阪神 土日祝 500円


今回の制度を理解するには、高速道路を〈1〉首都高速と阪神高速〈2〉両高速周辺の大都市近郊区間(上限1,000円の対象外。午前6時~午後10時 → 約30%割引、午後10時~午前6時 → 約50%割引)〈3〉それ以外の地方の高速道路(終日→ 約50%割引(料金徴収区間ごとに、割引後料金を上限1,000円として計算))という分け方を知る必要があるようです。



 「それでも行きは高速バスより安くあがるだろう。」
 「土曜か日曜に行けばね。」

E-NEXCOドライブプラザの「休日特別割引」による主要IC間の料金(地域別)」(平成21年3月28日から年4月26日までの料金)というページからです。

「東北道(岩槻IC)→東京外環道→(一般道)→東名(名古屋IC)」と走行した場合、通常料金8,050円が、土日祝日の0~6時または22~24時の間に、流入・流出または走行した場合は2,050円に、土日祝日のそれ以外の時間帯は2,400円。

「関越道(練馬IC)→圏央道→中央道→東名(名古屋IC)」と走行した場合、通常料金9,450円が、土日祝日の0~6時または22~24時の間に、流入・流出または走行した場合は1,600円に、土日祝日のそれ以外の時間帯は1,850円。

 (「流入・流出または走行」とは?)

 「ならば、そうしよう。」
 「ダメよ。いまでも土曜日や日曜日になると行楽渋滞が起こるのよ。高速道路が1000円乗り放題になったら間違いなく大渋滞が発生するでしょうね。」
 「渋滞の列に並ぶのはまあ仕方がないとしてもトイレがね。」
 「なんとかトイレに辿り着いたとしても数が少ないから、ここでも行列よ」
 「それは大変だな。携帯用トイレを持って行くか。」
 「そんな思いまでして行きたい? 私は嫌だな。」
 「そうかな。」
 「男の人にとってはまだいいかも知れないけど、女には屈辱ものよ。」
 「わかった。」

 「それに携帯用トイレのことを100歩譲ったとしても、普段は近所のスーパーや旦那さんの送り迎えにしかクルマを使ったことのない人も高速道路に乗って来るかも知れないわよ。高速道路を走り慣れていないから事故を誘発するわよ。」
 「怖いな。」
 「怖いどころじゃないわよ。ETCのゲートのところが最悪でしょうね。」
 「どうして。」
 「ETCカードの差し忘れでバーに激突したり、立ち往生して後続車に激突されたりするかも知れないでしょ。」
 「たしかに。でも、ETCの専用ゲートの方が渋滞して、かえって安全かもね。」
 「そうね。スイスイとは通っていかないでしょうね。」
 「わざわざリスクの高い交通手段を選ぶ必要もないね。」
 「そうよ。だから、予定通り高速バスで行くわよ。本当は高速道路を使わないで「ムーンライトながら」で行きたかったんだけど、指定席取れなかったんだから仕方ないわよね。」

(参考) 「名古屋へ」-名古屋へはどう行くの? 「ムーンライトながら」?

そんなわけで夫の危険な目論見をなんとか阻止。夫は感情論ではその意見を変えさせることはできません。理屈で攻める必要があります。なんとかなってよかった~

酷い目に遭うのを事前に防いだご褒美にこの騒ぎが落ち着いた頃、「高速道路1000円乗り放題」の制度を利用して、どこかに連れて行ってもらわなくっちゃ。この制度、すくなくとも平成23年(2011年)3月31日まで続くようです。「ETC車載器新規導入助成」という制度を利用して、「ETC車載器」をつけたけど、10,000円は出費したのですから、元は取り戻したいですね。

(参考) 「名古屋へ」-助成金でETCを取り付けて名古屋へ行こうか

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講談社刊(2005年)、「泉 麻人」著の「お天気おじさんへの道」という本があります。コラム二スト「泉麻人」さんが以前から興味を持っていたという「気象予報士」の免許取得を目指して、格闘する模様を「イン★ポケット」に2年間にわたって綴ったものを単行本にしたものです。その序章に「気象予報士試験」を受験する動機が書かれています。

発端は至ってピュアなものなのだ。子供の頃から、お天気予報が大好きだった……のである。正確な年頃は定かではないが、六時台のニュースの途中にやる「ヤンボー、マーボーの天気予報」、それから七時のゴールデンタイムの直前にやるキリンレモン提供の「お天気ママさん」などを日々熱心に観るようになった。そして、徐々にそういったゆるいつくりの天気予報番組ではなく、まじめな気象庁のおじさんが朴訥とした調子で天気概況を解説する、NHKのものが贔屓になった。

「子供の頃から、お天気予報が大好きだった」から「気象予報士試験」を受験してみようというのです。講談社刊(2002年)、「真壁 京子」著の「気象予報士になりたい!」を最近たまたま読んで「気象予報という仕事」に興味を持った私とは「年季」が違うのです。引き続き、この本から泉さんがどのように気象予報士試験に備えたかを引用してみましょう。

僕がこの“気象予報士の道”を思いたった去年(2003年)の秋頃、たまたまラジオの仕事で行ったTBSの帰りがけ、千代田線の赤坂駅の入り口で、ばったりM氏と遭遇したのである。ちょっと立ち話がてら、「予報士の試験、チャレンジしようかと思ってるんです……」
言ってみたら、
「だったらウチ、講座やってますから。泉さんみたいな“文系”の人向きですよ」
勧められた。


ここで“M”氏と紹介されるのはTBSテレビのニュース番組「イブニング・ファイブ」で天気予報のコーナー「森田さんのお天気ですか?」を担当している「森田 正光」さんです。森田さんの経歴を新潮社刊(1997年)の彼の著書「雨風博士遠めがね」から拾ってみましょう。

「ぼくは家庭の事情云々のために、結局大学へは行かなかった。とりたてて理由もなく、ただ高校の先生が勧めるままに気象協会の東海本部へ就職することにした。それが18歳の時だ。」
「東京へ転勤して2年目から、ぼくはお天気キャスターの仕事をするようになった。最初はラジオだった。ただ、お天気キャスターとはいっても、ぼくが今やっているようなものではなく、決まりきった天気予報の原稿を読み上げるだけの単純なものだった。気象協会の建物の中には各ラジオ局から回線がひかれており、そこから生放送するのである。」
「転勤からすでに3年が経とうとしていた。そろそろ名古屋に帰るのかなあ、とぼんやり考えていた矢先に、TBSラジオからの仕事が舞い込んできたのである。」
「番組の司会者は、土居まさるさんだった。天気予報はいつも通り気象協会のマイクを通してオンエアされるのだが、今回は土居さんと会話しながら天気予報をすることになっていた。」
「土居さんとのトークが評価されて、テレビからも声がかかるようになった。TBSテレビである。『アップルシティ500』という夕方の若者向けの番組に出演しないか、と誘われたのだ。」
「テレビに出始めると、雑誌の取材や原稿依頼などが頻繁に来るようになった。すると、気象協会という組織にはだんだん居づらくなってきた。フリーになったら、という周囲の声が少しずつ聞こえるようになり、大して迷うことなくそうした。1992年のことだった。気象協会を辞めた時、ぼくは41歳だった。」
「1994年の秋、「ウェザーマップ」という気象会社の旗揚げをした。最初の社員は、30歳代前半の男が1人だけだった。翌年になって、事務の女の子を採用した。」


森田正光さんは、「気象予報業務及びそれに付随する業務 、TV・ラジオ等の気象サポート業務、番組制作スタッフ等の派遣業務、各種メディアへの気象情報、コンテンツ配信業務、講演会等への講師派遣業務」を事業内容とする「株式会社ウェザーマップ」の「代表取締役」なのです。さらに「株式会社クリア」(気象予報士資格取得のための受験講座を開講している)の「代表取締役」でもあるのです。

例えば、「株式会社クリア」が行なっている「初心者の方への受験指導から、合格後の実務までを見据えた、一貫したカリキュラムで講義を行」う「気象予報士通学講座 総合クラス」ならば、平日夜コース(19:20~21:40、休憩20分をはさんで60分2コマ)全48回で315,000円 (消費税込)がかかります。2009年度は、2009年4月~2010年1月という日程になります。



財団法人「気象業務支援センター」でも「気象を学習する講習会」を行っていて、「入門気象学(¥38,850、日曜日9:30~12:30、全12回)」、「気象学(¥44,100、土曜日9:30~12:30、全13回)」、「気象解析・予報(¥72,870、土曜日コースと日曜日コース14:00~17:00、全14回)」などがあります。私の場合は、好奇心のなせる業なのですから、いずれ飽きるかも知れないので、このコストをかける気持ちはありません。すべて本で勉強しようと考えています。

気象予報士はあくまでも予報をする人であり、お天気キャスターはその予報をわかりやすく人に伝える人なのだ。また、人に伝えるということは、予報内容をただ単に読みあげることではなく、自分の人柄や個性のすべてを伝えることでもある。というより、伝わってしまうのである。テレビというのは恐ろしいものなのだ。また、お天気キャスターは気象そのものにも増して、お天気の周辺領域に詳しくなければならない。気象予報士は気象のことだけ知っていればよく、それが経済や生活やスポーツなどと、どのように関わり合っているのかを知っている必要はないが、お天気キャスターにはまさにそれが生命線となる。つまり、気象を軸とする広範な知識か、少なくとも好奇心が必要なのだ。実際、96年に開校したお天気キャスターを育てるための私塾、「森田塾」の塾生たちも、気象の専門知識以上に、好奇心の持続や伝え方に四苦八苦している。 (「雨風博士遠めがね」から)

「気象そのものにも増して、お天気の周辺領域に詳しくなければならない。」という記述は私を励ましてくれます。ひこばえ社刊(1990年)、「白根 白風子」著の「季語と気象」、丸善刊(1997年)、「宮尾 孝」著の「雨と日本人」などといった「気象予報士」の試験とはほとんど関係のない本に手を出しているのも無意味ではないのでしょう、「お天気キャスター」になろうと(当然なれない)するのでなくても。

   (この項 健人のパパ)

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 息子「健人」が「名古屋に行きたいな。名古屋城が見たいし、トヨタ博物館にも行きたい。」と突然言い出しました。何が引き金になってそう言い出したのかわかりませんが、幼稚園児だった頃に「乗り物探検隊」をケーブルテレビでよく見ていました。夫もビデオに録画してライブラリーにしていました。その中にトヨタ博物館の特集もありました。それを耳にした夫は即座に「じゃ、行くか。」と返事。たちまち名古屋行きが決まってしまいました。

 名古屋行きは決まったのですが、そこに行く手段、そして名古屋ではどこに行って何を見て何をするかは、忙しい夫は私たちに「丸投げ」です。確かに日本でまだ行ってない県は秋田県など2~3県しか残っていないほどの旅行好きな私ですが、健人が望むものを多く組み入れなくてはなりません。日本の旅行は、アジアでの旅行と比べて、移動費が多くかかり、ホテル代が高く、食事代も数倍かかります。いかにコストを下げるかが「プランナー」の私の仕事になりました。

 「青春18きっぷ」というJR全線の普通列車、快速列車(新快速、通快、特快など) に自由に乗り降りできる切符があります。5枚綴りで11,500円(1枚あたり2、300円相当)します。切り離すことはできませんから、数人が同日に別の場所では使えません。しかし、例えば5人グループで1枚づつや1人で5日間などといった使い方ができます。使用時に日付を入れてもらい、その日1日中有効です。「青春」という言葉が入っていますが、年齢を問わず購入できます。但し、子供料金はありません。
    
 我が家の旅行は、私と夫と下の小学生の息子の3人で出かけますから、往復で6枚必要になります。上の息子が幼稚園児だったときに「神戸」に出かけたときには、夫のみが別行動で帰宅しました。今回は、帰路は息子の分は子供料金で別途切符を購入するつもりでいました。その方が当然コストが抑えられます。

 「ムーンライトながら」という列車があります。全車指定席の快速列車です。東京駅(始発駅) 23時10分発、名古屋駅 5時22分着(終着は「大垣」)です。快速列車(普通列車の一種)で、急行料金や特急料金は不要です。但し、全車指定席なので「指定券」は必要です。「青春18きっぷ」でも「指定券」(510円)を買えば利用できるわけです。

 「青春18きっぷ」の発売期間と利用期間は学生の休みの時期に限定されていて、例えば、「春休み」は、発売期間は、平成21年2月20日から平成21年3月31日で、利用期間は、平成21年3月1日から平成21年4月10日です。この利用期間を過ぎれば無効になります。

 「ムーンライトながら」は、臨時列車で(2009年3月13日発までは毎日1往復する定時列車だった。ダイヤ改正で変更された)で、3月14日から4月9日(上りは4月10日)まで運行されています。

 快速「ムーンライトながら」(東京~大垣間)を、春休みや夏休み期間などご利用が多い時期に運転する臨時列車にします。なお、早朝の岡崎~大垣間には、これに代わる普通列車を毎日運転します。「2009年3月ダイヤ改正について」 2008年12月19日 東日本旅客鉄道(株)

 「青春18きっぷ」と「ムーンライトながら」を組み合わせれば、移動のコストを低く抑えられます。「ムーンライトながら」の指定席を東京から名古屋まで購入し、さらに東京から小田原までの切符(1,450円)を購入します。「小田原」まで切符を買うのは、小田原で日付が変わる(0:31発)からです。東京-小田原間の切符+東京-名古屋間の指定席券+青春18きっぷ1枚、という組み合わせになります。この組み合わせで、大人 1,450+510+2,300=4,250円、子供 720+250+2,300=3,270円。

 これで行くはずでした。ところが、「ムーンライトながら」は、鉄道好きの間では、人気のある列車。指定席券を押さえることができませんでした。とっても残念です。しかし、代案は用意しておきました。JR東海バスの「青春ドリームなごや号」です。

 (バス停留所一部省略)

 「青春ドリームなごや号」には「割引商品」があります。「早売3」「早売14」「ネット割」の3つです。大人の片道運賃は、5,000円(小児半額)です。乗車の14日前までに、「早売14」を指定してきっぷを購入すると、運賃が10%割引になります。つまり、4,500円になるわけです。さらに、インターネット(高速バスネット)上でクレジットカードにより購入すると、運賃が2%割引になります(「ネット割」という)。つまり、4,410円になるのです。「早売14」は設定座席数に限りがあります。一定数しか売り出されないわけです。最後の2枚を押さえました。残りの1枚は通常のものを購入です。でも、ネット割が利いて、2,450円になりました。困ったことは座席が離れてしまうこと。でも、いずれにしても2-2の座席配置ですから、1人は隣にはなりません。前から4列めに1人と6列めに2人となりました。夫と私とどちらが健人の隣に座るかになります。あれこれと要求を出してくる健人の隣は遠慮したい私と夫。じゃんけんになるのでしょうね。もちろん、勝った方が1人席、ゆっくり寝られます。さあ、じゃんけんの練習をしなくちゃ。

(追記) 格安航空券などを扱っている「スカイゲート(skygate)」から、「スカイゲートの高速バス予約」の案内がメールで配信されてきたのですが、時すでに遅し。もうすべての準備が完了していました。ここの高速バス予約は、「オリオンツアー」と「WILLER EXPRESS」の高速バスを扱っています。

 例えば、「WILLER EXPRESS 333便」は、新宿西口(新宿センタービル地上東側 )23:50発、名古屋駅(太閤通口ビックカメラ前)7:00着です。運賃は、4900~7300円と日によって大きく幅があります。子供料金の設定はあるのですが、JRバスの半額とは異なり、基本料金より200円引きにしかならないことです。「オリオンバス」なら、東京 23:45発、名古屋 6:00頃着の101便スタンダードで3,500円、103便のびのびシートで4,000円です。ただし、日曜日乗車では800円増し、金曜日乗車では1,400円増し(日によって変わるときがある)になります。子供料金の設定はありません。

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夫が我が子「健人」にケリを入れられています。どこで覚えてきたのでしょうか。小学校で流行っているのでしょうか。本気ではないにしても学校で同じことをしているとしたら、他人を怪我させる可能性があります。そのたびに叱るのですが効き目がありません。夫が本気で怒ると効果はあるのですが、家庭内でケリを入れられるのはいつも夫で、その原因は夫の「お寒い」ギャグ。真面目な会話の中にもよく顔を出します。本気で叱りつけている時でも突然「拍子抜け」するギャグを織り込みます。夫は「コトバあそびはココロの余裕なんだよ。」と訳の分からないことを言います。

今回の「ケリ」の引き金は次の会話。

健人「お母さん、名古屋では絶対ヒツマブシを食べさせてね。」
私「有名店のは高いのよ。」
(話しに夫が割り込んで)「健人、ダメだよ。(間をおいて)ヒマツブシは食べられない。」

で、ケリの攻撃が始まったわけです。

健人「面白くない。面白くない。」

2人とも笑いながらもみ合っていますが、限度を知らない「健人」のケリの当たりどころが悪いと夫のゲンコツが「健人」の頭の上に落ちます。何度か経験しているはずなのですが、そこは子供。夢中になるとブレーキが利きません。そろそろ止めなくてはなりません。

私「3人前とったら、ホテル1泊分くらいになっちゃうわよ。」
夫「お父さんはラーメンがいいな。名古屋には有名なラーメンはないの?」

日本国内どこに行っても食に興味の薄い夫はラーメンを食べたがります。名物の食べ物に関心を示しません。

「なんでラーメンなの。どこでも食べられるじゃない。」
「いや、ご当地ラーメンは食べなくちゃ。」
(ちょっとムッときて)「それじゃ、名古屋のご当地ラーメンって何?」
「多分、ういろうラーメン。」
「また、でたらめ言って。食べることに興味ないんだから、調べもしてないんでしょ。」
「じゃ、君は知っているのかい。」
「まず、味噌カツね。「矢場とん」のものが有名よ。トンカツをちょっと甘めの「味噌ダレ」で食べるの。お父さんみたいに甘いものがダメだったらそれに「カラシ」をたっぷり塗るといいわね。次に味噌煮込みうどんね。「山本屋総本家」が有名。熱い汁に生卵を割ってのせるのね。うどん、好きでしょ。」
「味噌尽くしだね。」
「なら、天むすね。」
「なにそれ?」
「天ぷらのおむすびで「天むす」。お店の名も「天むす」。」
「なんだい、そりゃ。」
「ラーメンが好きなら、台湾ラーメン。「味仙」が有名よ。唐辛子がいっぱい入っていて激辛だそうよ。やめた方がいいわよ。」
「で、ひつまぶし。焼いたうなぎがのった「うな丼」かな。「松月」が有名。まず、4等分して、1杯めはそのまま食べる。2杯めは刻み葱とわさびを入れて、3杯めはお茶漬けにして食べるのだそうよ。」
「4杯めはどうするんだい。マヨネーズをかけて食べるのかい。」
「マヨラーじゃないわよ。いまの3つのうちで一番気に入った方法で食べるのよ。」
「どれも気に入らなかったら、マヨネーズをかけて、、、」
(健人に向かって)「馬鹿なことを言っているお父さんは置いていって、2人で食べに行きましょうね。2人で1人前ね。2500円で済むから、行ってもいいわよ。どうせ、健人がほとんど食べるんでしょうけど。」

夫はどこかに置いていくことにしました。鰻は若い頃に結構食べたそうで、いまでは鰻をそれほど好みません。その有り難さをわからない人は置いていくわよね~

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我が家には、思い立ったら「即」という夫がいるので、突然慌しくなります。17日との振り替えできょうが急に休みになった夫に、「きょうからETC車載器の取付に助成金が出るのよ。」と税務署の帰りにスーパーマーケットに立ち寄った時に何気なく言うと、「ああ、そう。じゃ、行こう。」との返事。

【助成期間】
平成21年3月12日(木)から平成21年3月31日(火)まで
 (財団法人「高速道路交流推進財団」のホームページから)

きょうは朝から国税局の「確定申告書等作成コーナー」というページを利用して、確定申告書を作成していました。数値を入力すると計算は自動でしてくれます。後はプリンターに任せると、印刷してくれます。便利になったものです。出来上ったところで、税務署の駐車場に入るため長い列に並び、税務署でまた長い列に並んできました。



花粉症で強く必要がなければ、出かけることをとても嫌がるこの時期の夫です。目が痒い、痒いと悲鳴を上げながら、出かけたとしても車からは出ようとしません。税務署も書類は私が提出し、スーパーマーケットでも(いつもは買ったものを運んでくれるのですが)車でじっとお留守番。

家の近所の「オートバックス」に戻ってきました。「どうする、私一人で行く?」「そうは行かないだろう。行くよ。」 ウサギのように赤い目をして、車から降ります。「オートバックス」は、「四輪車ETC車載器新規導入助成取扱店」です。「助成取扱店」でETC車載器を購入しないと、「新規導入助成」は受けられません。

【助成対象】
助成実施期間中に、①各地域の「四輪車ETC車載器新規導入助成取扱店」で新規のETC車載器を購入又はリース契約し、セットアップされた方に、その場で助成いたします。


ETC車載器の売り場には、既に数人のお客さんが店員の説明を聞いていました。機種によってはすでに「品切れ状態」なのだそうです。以前の車にはETC車載器をつけていた経験から、多機能であってもその機能の多くを利用しなかったので、もっともシンプルで安価なものに決定。決断の早かった私達夫婦は、一番先に手続きを始めることになりました。すこしすると、私たちの後ろには長い列ができ始めました。(良かった!早く決めて)

せっかちな夫「いつ装着してもらえるかな。」
担当者「セットアップが間に合わないので、こちらの方から後日ご連絡をいたします。」
私「先程の説明では、平日の夜であればまだ空いていると説明を受けたのですが、未定なんですか。」
夫「予定がわかった方がありがたいんだけどね。」
担当者「難しいですね、初日のきょうでもう数日待ちになっていますから。特に土日は数週間待ちです。」
夫「平日の夜でいいですよ。家が近いので空いたと電話を貰えば数分で来ますよ。」(本当は歩くと、30分ほどかかる。)

すると、担当者は突然席を外し、現場を確認に行きました。どうも今進行中の作業が予定より早く終わりそうだと気がついたようです。戻ってくると隣にいた上司に、「このお客さん、きょう入れていいでしょうか。」「いいよ。」とのやり取り。

担当者「今の作業が終わり次第、取り付けをしますので、車をお預かりできますでしょうか。」
夫「いいよ。いつ戻ってくればいいかな。」
「1時間ぐらいです。出来上がったらお電話を差し上げます。」
「ありがとう。」

運良く、今日(12日)取り付けてもらえることになりました。記入する書類は4枚にありました。「納品書」、「ETC車載器セットアップ申込書」(セットアップはETC車載器に車両情報、牽引装置の有無、路線バス指定の有無、ハイブリット車の確認、自動車検査証の種類を記録させる作業です)、「ETCらくらく支払いプラン申込書」(分割払いにしないと助成は受けられません。)、「四輪車ETC車載器新規導入助成申込書」です。複写で「ETCマイレージサービス利用申込書」もありました。



“本体価格7,980円+セットアップ手数料2,625円+取付工賃5,250円”となり、取付工賃分が助成金(【助成金の額】四輪車用ETC車載器新規導入に係る費用(税込み)のうち、1台あたり5,250円を助成します。)で埋められて、“10,605円”になったのですが、“100円”は2011年10月~11月に払うという分割払いになり、“10,505円”で清算です。

【助成対象】
助成実施期間中に、②四輪車ETC車載器新規導入に係る費用から助成金を割り引いた残額を、2年以上の契約期間かつ2回以上の、分割で支払いされる方に、その場で助成いたします。


アンケートの記入欄が「四輪車ETC車載器新規導入助成申込書」にはありました。
 ① 車載器購入理由
 ② 有料道路の利用日数
 ③ 1回の平均走行距離(片道)
 ④ 今までの料金支払方法
 ⑤ 車両の利用目的
 ⑥ 本助成がなかった場合購入しますか
 ⑦ 1回の平均利用金額(片道)



【助成対象】
助成実施期間中に、③アンケートにお答え頂ける方に、その場で助成いたします。


夫は、思いがけない展開に上機嫌。花粉症も気にせず、夜道を徒歩で帰ることになりました。「花粉症大丈夫?」「もう6時過ぎているから、花粉は飛んでいないよ、多分。」 普段、歩くことの少ない私としては、30分も歩いて帰りたくはなかったのですが、歩くことの好きな夫は「健人がおなかを空かせて待っているから、早く帰らなきゃ。」と早足です。身長差が大きくあるのに、すたすたと歩いていきます。待ってよ~ オートバックスで出来上がるのを待っていたかったな、、、



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こんなニュースがありました。「高速道路割引に対抗して、山陽新幹線が「こだま指定往復」を最大4割引きに」(3月9日)

国の景気対策の一環で、土・日・祝日の高速道路料金が3月28日にも「1000円で乗り放題」となるのに対抗し、JR西日本は、山陽新幹線「こだま」の指定席往復運賃を大幅割引した特別切符を売り出す。切符の名前は「こだま指定席往復きっぷ」。発売期間は、平成21年3月10日から平成21年6月28日まで。利用期間は、平成21年3月14日から平成21年6月30日までの連続する2日間有効。2名以上が同一行程で旅行する場合に限り購入できる。これを利用すると、運賃・料金が最大4割程度安くなる。


JR西日本」の発表によると、次のようです。

「こだま指定席」に限定した、大変お求めやすい価格の新商品「こだま指定席往復きっぷ」を発売いたします。さらに、ご家族で旅行に出かけていただけるよう、こども料金一律3,000円と大変おトクな価格といたしました。駅に着いてから自由自在に行動するのに便利な駅レンタカーを24時間2,000円の特別価格でご利用いただける特典もご用意。旅行の範囲がひろがりますので、さまざまな観光地をお訪ねください。


条件があります。
(1) 発売は利用開始日の21日前から前日までとなる。利用当日の発売はしない。
(2) 2名以上が同一行程で旅行する場合に限る。
(3) 連続する2日間有効である。
(4) 片道での発売はしない。こどものみの利用はできない。
(5) 4月27日から5月6日まではレンタカー特典(駅レンタカーが24時間2,000円(Sクラス)で利用できる)はない。
(6) 駅レンタカー事前の予約が必要で、台数に限りがあるので予約できる車両がない場合もある。
(7) レンタカー特典は1回のみ利用できる。

最初、JR東海も同じような「こだま指定席往復きっぷ」を販売してくれると国内旅行も行きやすくなると思ったのですが、「連続する2日間有効である」という条件が大きな壁になります。あるテーマを持って旅行する我が家は、2日間では行って帰ってくる時間を考慮すると、現地には、行った日の6時間程度と帰る日の8時間程度しか活動時間がありません。子供を夜遅く連れ回すのは好ましいものではないし、博物館などは午後の意外と早い時間に閉じてしまいます。やはり、現地に丸1日居られる日は必要です。だから、行程は3日以上になります。「自動車産業と窯業と歴史」をテーマにした名古屋への家族旅行は、5日間を予定しています。この切符は利用できません。

旅行の範囲がひろがりますので、さまざまな観光地をお訪ねください。」って、無理でしょ、2日じゃ。

糠喜びでした。「糠喜び(ぬかよろこび)」は、玄米を白米にするときに生じる「ぬか」(米の種皮や胚芽)を「小さい、はかない」と捉えて、「はかない喜び」を意味するのですが、本当に「あとでがっくりするような一時的な喜び」でした。ニュースの「JR西日本」でがっくり、JR西日本のホームページをよく読み込んでがっくり。

やがて「税金」として大きく跳ね返ってくる「定額給付金の支給開始」と同じで、よく読み込むと喜べないニュースでした。国債残高を減らす目的に本来は使われるべき特別会計で「定額給付金」の財源を捻出することは「赤字国債発行」と実質的に変わりがないのです。それはやがて税金となって、、、「定額給付金」は借金と同じで後で返さなきゃならないのだから、「さもしい」とか「矜持の問題だ」とか言ってないで旅行費用にするため絶対に受け取るわよ。あ、その前に、「高額所得者」ですらないか。

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新学期から小学校5年生になる我が子「健人」は、クラブ活動が「やきものクラブ」に決まったそうです。第1希望「コンピュータークラブ」、第2希望「科学クラブ」だったそうなのですが、いずれも選にもれ、第3希望の「やきものクラブ」になってしまったようです。

しかし、これを聞いた夫は、「よし、名古屋周辺は窯業(ようぎょう)で有名だから、窯(かま)を見に行こう。窯には、幾つか種類があってね。学校では電気窯で焼くんだろうけど、、、」と夫はしゃべり始めました。それを遮って、

「こどもに瀬戸物の話しをしても興味ないって。」
「いまお母さんが陶磁器のことを瀬戸物って言っただろう。それほど瀬戸の焼き物は有名なんだよ。中学では愛知県の伝統産業で窯業を習うはずだよ。言葉の上で覚えるのではなく、実際に行って、見て、触ってみるのがいいね。」

気乗りのしない顔をしている健人に代わって、

「名古屋から離れているわよ、瀬戸は。」
「いや、ガイドブックによると、地下鉄で名古屋駅から「藤が丘」駅まで行くと、
「陶磁資料館南駅」まで「リニモ」で行けるようなんだ。」
「駅から遠くないの?」
「“陶磁資料館”なら徒歩10分だそうだ。そこで焼き物体験ができるといいね。」
「瀬戸には多分どこかにあるわよ。でも、お金かかりそう、大人向けだと思うから。」
「粘土をこねて、ろくろを回して、お茶碗作って、後で乾燥させて窯で焼いて送ってもらい、その茶碗で健人がご飯を食べる、いいねえ。」
「なに独りではまっているのよ。3000円とかかかって丸1日潰れるわよ。できた茶碗は健人が落として割っちゃうわよ。ドジなんだから。健人はコレールの茶碗じゃなきゃ。だいたい粘土をこねる腕力があると思う?」
「そうか、無理だな。見るだけか。焼き物クラブで腕の筋肉をつけてもらってからだな。」
「だよね。」

※ 「リニモ (Linimo)」は、愛知高速交通「東部丘陵線」の愛称で、愛知県名古屋市名東区の藤が丘駅から愛知県豊田市の八草駅までを結ぶ、路線距離8.9kmの常電導吸引型(HSST、High Speed Surface Transport)の磁気浮上式鉄道(リニアモーターカー)路線です。2005年に開催された愛知万博(愛・地球博)の会場へアクセスするための路線として建設されたものですが、万博閉幕後も運行されています。1日乗車券は、大人800円、小児400円です。

リニモの「芸大通」駅で下車すれば、徒歩で5分のところにトヨタ自動車創立50周年記念事業の一環として建設された「トヨタ博物館」があり、19世紀末から20世紀にかけて製造された世界各国の各メーカーの自動車が体系的に展示されています。入場料は大人1,000円、小学生400円です。全員で入るとすると、2400円もかかってしまいます。「車が並んでいるだけだったら、ビデオで見たことがあるから、ボク行かなくてもいいかな。」というわけで、「トヨタ博物館」はスキップすることになりそうです。体験型の博物館にはまっている健人の言いそうなことでもありました。「トヨタテクノミュージアム産業技術記念館」があることを知ったことで当初の目的が変わってしまったようです。



「健人」本人が話に参加することなく、結論が出てしまいました。実際には、行ってみて、係りの人に子供にもできる作業かを聞いてから、考えようと思います。「トヨタ博物館」に行かないのであれば、体験型の博物館の作陶教室に参加させてもいいと思います。

愛知県では、「瀬戸」のほかの「常滑(とこなめ)」も焼き物でその名を知られています。「常滑」は陶土を高温で固く焼き締める技法を確立し、焼酎瓶や堅牢な土管の生産で名を馳せるようになります。愛知県のこの2つの焼き物は、「日本六古窯」に数えられています。

※ 「日本六古窯」とは、日本古来の窯(朝鮮半島や中国からの渡来人の技術によって開始された近世からの窯と区別)で、中世から現在まで生産が続られているものをいいます。瀬戸焼、常滑焼、越前焼(福井県丹生郡越前町)、信楽焼(滋賀県甲賀市)、丹波立杭焼(兵庫県篠山市今田町立杭)、備前焼(岡山県備前市伊部)の6つです。

「トウジキって何?」
「陶器と磁器の2つを合わせて、トウジキって言うんだ。」
「トウキとジキってどこが違うの?」
「作る材料に違いだね。トウキは、粘土から作るのさ。だから、比較的壊れやすい。もろいと言った方がいいかな。ジキは、石の粉と粘土を混ぜて作るから、固いね。ガラスを作るときの材料の長石なんかも入っているんだ。だから、丈夫なのさ。お茶碗のように、叩くと金属音がするのがジキかな。」

ようやく、健人が話しに参加してきました。

「セトモノはジキなの?」
「そう、君のご飯茶碗は叩くと高い音がするから磁器。あれがセトモノ。高い音がしないのは、ニセモノ。」
「イラッツ! 冗談言わないで!」
「瀬戸は、昔はトウキを作っていたんだけど、江戸時代に有田焼にならって、ジキを作るようになったんだそうだよ。」
「・・・」

ようやく健人が話しに参加したのに、夫のつまらない冗談で、話しはこれ以上発展しないで終わってしまいました。やれやれ、、、

(追記) 「愛知県陶磁資料館」には、「陶芸館」があり、 そこで作陶できるようです。中学生以下なら「一般的な作陶料金の例」として、実習室使用料120円(2時間利用の場合)、焼成料400円、材料費(粘土白土1個 2kg)440円、合計960円なのだそうです。

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 名鉄名古屋本線の「栄生(さこう)」駅から徒歩数分のところにトヨタグループ13社が共同で設立した「トヨタテクノミュージアム産業技術記念館」という数棟からなる建物群があります。大正時代に建てられた赤レンガの建物で、豊田紡績の本社工場があったところだといいます。



 この記念館は「繊維機械館」、「自動車館」、「テクノランド」という3つで構成され、「繊維機械館」では、紡績技術や紡績機械の変遷を見ることができるようです。

 トヨタ自動車は、「豊田喜一郎」が創業した会社ですが、その父親の「豊田佐吉」は数十年をかけて「無停止杼換式自動織機」を発明したことで有名です。自動織機とは、横糸を自動的に補充して、運転を止めずに連続して機織りができる織機です。従来は工員1人で数台しか扱えなかったものを20~30台もの機械を同時に扱うことができるようになり、生産性を革新的に向上させました。この織機は世界に向けて爆発的に売れ、その売上金は国産自動車の開発につぎ込まれて、現在のトヨタ自動車があるといいます。

 この「無停止杼換式豊田自動織機(G型自動織機)」が「産業技術記念館」に展示されているようです。「健人」は、先日、埼玉県比企郡小川町にある「埼玉伝統工芸会館」で機織(はたおり)を体験してきました。「杼口(ひぐち、シェッド、shed)」を開けるタイミングがまだわからなくて、「杼」を上手に通すことができなく苦労していました。アドバイスしてくれた館員のおじさんのお話しでは、杼口を十分に開けずに杼を通すと、杼の縁(へり)で縦糸を切ってしまうのだそうで、そうなると縦糸を張りなおさなくてはならず、その手間に非常に時間がかかるのだそうです。はらはらしながら「健人」の作業をおじさんは見守っていました。

※ 杼(ひ、シャトル、shuttle)は、緯糸(よこいと、横糸)を巻いて収めた舟型をした道具(織機の部品)で、経糸(たていと、縦糸)の間に緯糸を通すのに使われます。



 名古屋行きを突然決定した夫は忙しくて、名古屋のことを調べられずにいたのですが、最近ようやく、時間を割くことができるようになったようでメールが入りました。

 「名鉄名古屋本線の栄生駅の名古屋駅からの所要時間と費用を調べて。」

 どうも「産業技術記念館」について調べているようです。とうに情報を仕入れていた私はさっそく返信です。

「メーグルなら産業技術記念館前に停まり、200円。駅から歩かなくて済むわよ。1DAYチケットなら500円。」
「ベーグル?」

 おや? 夫の冗談が始まったようです。しばらく付き合って突っ込むことにします。

「それは食べ物!メーグル!」
「ゴーグル?」
「それは目にかけるもの!メーグル!」
「グーグル?」
「それは検索サイト!メーグル!」
「ビーグル?」
「それは犬でしょ!メーグル!」

 夫は暇人です。電車の中から一生懸命つまらない冗談をメールしてきます。しばらく間が空きました。ネタが切れたのでしょう。

「モーグル?」
「まだ出る? もうないでしょう。あちこち観光スポットを巡るからメーグル!」
「ああ、そう。」
「市バスの1日乗車券もあって600円。メーグルも乗れるわよ。」
「ありがとう。イーグル。」

 まだあったか、、、「お父さんのギャグは疲れる」(我が子「健人」)ので、放っておいて本題に戻すことにします。バス全線1日乗車券は、大人600円、小児300円。市バス・地下鉄全線の1日乗車券は、大人850円、小児430円です。土曜日・日曜日・休日そして毎月8日(環境保全の日)は、大人600円、小児300円と割引されます(「ドニチエコきっぷ」)。



 なごや観光ルートバス「メーグル」は、名古屋市交通局が運行し、名古屋駅 ⇒ 産業技術記念館(徳川園経由)⇒ ノリタケの森(徳川園経由)⇒ 名古屋城(徳川園経由) ⇒ 徳川園 ⇒ 文化のみち二葉館 ⇒ 市政資料館南 ⇒ 名古屋テレビ塔 ⇒ 広小路栄 ⇒ 広小路伏見 ⇒ 名古屋城 ⇒ ノリタケの森 ⇒ 産業技術記念館 ⇒ 名古屋駅 と巡っていきます。

 名古屋駅で9:30から運行を開始し、1時間おきで15:30で最終になります。これは平日の時刻表で、土曜日と日曜日には正時(10:00、11:00、、、)にも運行され、30分に1本となります。月曜日と年末年始は運休となります。

 名古屋駅 -(7分)→ 産業技術記念館(徳川園経由)-(3分)→ ノリタケの森(徳川園経由)-(9分)→ 名古屋城(徳川園経由) -(14分)→ 徳川園 -(10分)→ 文化のみち二葉館 -(3分)→ 市政資料館南 -(5分)→ 名古屋テレビ塔 -(4分)→ 広小路栄 -(3分)→ 広小路伏見 -(12分)→ 名古屋城 -(9分)→ ノリタケの森 -(3分)→ 産業技術記念館 -(7分)→ 名古屋駅 と1時間30分ほどかけて廻っていきます。



 「メーグル」だけを利用して観光スポットを巡ろうとすると、それぞれの観光スポットで1時間単位で過ごすことができます。でも、平日は7本のみ(休日は13本)ですから、上手に時間配分する必要があります。100円多く出して、市バスの「1日乗車券(600円)」の方が使い勝手がいいのかも知れません。さらに250円多く出して、市バス・地下鉄全線の「1日乗車券(850円)」がいいのかなあ。

 細かいところで節約し、それでも旅行には出かけようという我が家です。我慢せずに、必要なところには出費して、景気刺激に少しは貢献しなくてはね。ほんの、ほんの少しですけど、、、

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1994年に始まり、今年(2009年)1月で31回を数える「気象予報士試験」(年2回実施)で合格者の最年少記録が更新されました。これまでの最年少記録は中学2年の男子生徒の14歳1か月だったそうなのですが、第31回気象予報士試験の合格発表が3月6日にあり、中学1年で13歳7カ月の男子生徒が史上最年少で合格したようです。

幼い頃から気象に興味を持ち、小学5年生の時に初めて受験し、4回目の挑戦で念願を果たしたといいます。2009年1月に実施された今回(31回)は4329人の受験者に対し272人が合格し、合格率は6.3%だったのだそうです。難関の試験なのですね。試験を実施した気象業務支援センターによると、「気象予報士試験」の累計の合格者は7311人で、昨年(2008年)末現在で気象予報士は6841人いるのだそうです。

毎日新聞によると合格者の少年は「「化学にも興味があるので、薬を作ったり新しい素材を見つける仕事もしてみたい」と夢を広げている。」のだそうです。気象予報士の仕事に関心を持った夫も今は「薬理学」の本を買ってきて、「気象学」の本と並行して読んでいるので、今度は我が子「健人」を「薬剤師か製薬会社の研究員になってもらうのがいいかな。」と言い出すかも知れません。

学研まんが「天気100のひみつ」(1992刊)という本を「健人」に買ってきたのですが、あまり興味を持たれなかったので、方針を変更しようとしているようです。

自動車にも関心のある「健人」ですから、自動車工学を学ばせるのもいいのかも知れませんが、「自動車はやがてローテクの製品になるはずだよ。」という夫はその方向には向かわせたくはないようです。しかし、名古屋の「トヨタ博物館」に行きたいという健人の要望はすぐに実現させました。子供の可能性を伸ばしてやろうとあれこれ試行錯誤する夫ですが、我が子「健人」は歴史まんがと「ニコ動」の動画に夢中です。やれやれ、、、

※ 「ニコニコ動画」(「ニコ動」)は、「ドワンゴ」の系列企業である「ニワンゴ」が提供している動画配信サービスを言います。「ニコ動」の特徴は、動画の画面上にユーザーが投稿したコメントが表示される「コメント機能」にあります。「健人」は右から左へと流れるコメントの内容が面白いらしく、自身も参加して楽しんでいるようです。

        (この記事は、「健人のパパ」の妻「あみ」が書きました。)

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春休みに「名古屋」に家族旅行することにした我が家。日頃は長距離運転を嫌がる夫が、土曜日、日曜日、休日に地方の高速道路が1,000円になるとニュースで聞き、「名古屋」まで車で行こうかと言い出しました。私は運転免許を持っていないので、夫1人で名古屋往復。たしかに安価に付きそうですが、渋滞も気になります。数日滞在の予定なので、行きか帰りはこの恩恵を受けられません。そもそもこの割引料金は「ETC車載器」を搭載している車が受けられる恩恵なのですが、我が家の今の車には付いていません。この恩恵を受けるには「ETC車載器」を取り付ける必要があり、それには費用がかかります。

財団法人「高速道路交流推進財団」のホームページからです。

四輪車ETC車載器新規導入助成について
【四輪車ETC車載器新規導入助成の概要】
四輪車ETC車載器新規導入助成とは、ETC車載器新規導入時における初期費用を低減して、有料道路通行料金支払い方法のETCへの利用転換を促進するため、「四輪車ETC車載器新規導入助成」において、財団、国等が実施するETCシステムの普及促進等に係る調査等に協力頂ける有料道路利用者に対し、四輪車ETC車載器新規導入に係る費用の一部を助成するものです。
※ ETC車載器新規導入に係る費用とは、「ETC車載器本体価格+セットアップ料金」、又は「ETC車載器本体価格+セットアップ料金+取付料金」を指します。


これは、取り付け費用が安く済むということね。以前の車には「ETC車載器」が付いていました。高速道路を利用して、国内旅行を楽しんでいたからです。しかし、最近では高速道路の利用がめっきり減りました。国内旅行にかかる費用で海外旅行が楽しめるからです。航空会社のマイレージで航空券は無料で入手できます。あとは宿泊費と食事代、移動費を負担するだけです。旅行の行き先をアジアにすれば、1日の出費は国内よりも少なくて済みます。だから、今の車には「ETC車載器」を付けていません。でも、安価に取り付けられるなら考えてもいいですね。

【助成対象及び助成方法】
助成実施期間中に、申し込みを行い、下記の条件を全て満たされた方に、その場で助成(割引)いたします。
① 各地域の「四輪車ETC車載器新規導入助成取扱店」で新規のETC車載器を購入又はリース契約し、セットアップされた方
② 四輪車ETC車載器新規導入に係る費用から助成金を割り引いた残額を、2年以上の契約期間かつ2回以上の、分割又はリース契約で支払いされる方、又は助成金を割り引いた後、当該費用に残額がない場合、ETC車載器を2年以上使用して頂ける方
③ 申し込み時にアンケートにお答え頂ける方


この条件はクリアできそうです。移動費用としての「高速道路料金」が安く済めば国内旅行にも魅力が出てきます。2008年度第2次補正予算案の成立で、地方部の高速道路で、土曜日・日曜日・祝日の全時間帯に5割引~上限1,000円、平日の全時間帯に3割引になります。私は旅行が好きでほとんどの県を巡りましたが、まだ「秋田県」など2~3県は行ったことがありません。「ETC車載器」を取り付けて、行ってみたいですね。

【助成期間】
平成21年3月12日(木)~平成21年3月31日(火)まで
※ 平成21年度も、国、高速道路会社と相まって、引き続き実施すべきものと考えていますが、助成台数については、理事会等で決定後、お知らせします。

【助成金の額】
四輪車用ETC車載器新規導入に係る費用(税込み)のうち、1台あたり5,250円を助成します。
※ ETC車載器新規導入に係る費用(税込み)が、助成金の額を下回る場合は、ETC車載器新規導入に係る費用を助成額とします。


前回の「ETC車載器」の取り付けには、総額で2万円ほどかかったと思いますが、それが15,000円以内におさまりそうです。もっと、安く済ませられるなら、その手段を講じなくてはなりません。どこのお店が安いのかしらね。

【四輪車ETC車載器新規導入助成取扱店】
ご希望の「四輪車ETC車載器新規導入助成取扱店」にて車載器を購入する前にお申し込みして下さい。


イエローハット」は「四輪車ETC車載器新規導入助成取扱店」です。ここでは、“10,605円+取付工賃”ということだから、助成金を受けると、“5,355円+取付工賃”ということね。また、「オートバックス」も「四輪車ETC車載器新規導入助成取扱店」です。ここでは、「MITSUBISHI EP-536BA アンテナ一体型ETC車載器」なら、“本体価格7,980円+セットアップ手数料2,625円+取付工賃5,250円”だから、取付工賃分が助成金で埋められて、“10,605円”になる計算ですね。

風邪をひいていて仕事から帰ると食事を済ませ早々と寝てしまった夫に機嫌のいいときに「ETC車載器の取り付け」を提案してみましょう。機嫌の悪いときだと、「私は君のお抱え運転手じゃないからね。車載器を付けると、以前のように土日となるとあちこちに車で行くように言われるのは嫌だね。」と言われてしまいそうです。

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