POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
 



警察官採用試験に合格したT君、意地悪な先生でごめんね。

目標を達成すると同時にその目標は消えてしまいます。そこに喪失感が生まれます。その目標に向けて大いに努力すると、余計に強い喪失感を感じます。燃え尽き症候群と言っていいのでしょう。

彼の努力の結果=「合格」を大いに誉めた後での会話です。

「これで警察官に採用されたことになるの?」
「(合格通知に)採用を希望するかどうかの紙が入っていました。」
「それを提出すると、それで採用されるの?」
「わかりません。でも、多分。」
「この(埼玉県人事委員会事務局)ページには、こんな資料があるよ。合格者が104名で、採用者が65名。39名が合格していながら、警察官になっていないか、なれなかったんだよ。」



「え!そうなんですか。」
「そう、まだ先があるんだよ。」

彼には「燃え尽きている」暇を与えませんでした。

さらに意地悪を、、、

「君にとっては大きな目標だったかもしれないけど、中には就職の「滑り止め」にした奴もいるかもしれないよ。」
「そんな人いるんですか。」
「世の中はそんなもの。公務員で安定しているからということで、使命感もなく警察官になろうとする者もいるよ。」
「そんなの嫌ですね。」
「そうだね。残念だけど、そういうこともあるだろうね。だからこそ、君のような使命感のある人材が私たち市民としても欲しいんだよ。頑張ってね。」

冷静に物事を捉えることも大事です。彼には喪失感は当分は生まれないでしょう。軽いストレスを与えておきました。本当のところ、この年度以外は、合格者の殆どが警察官になっています。(健人のパパ)

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