さいたま新都心のコクーンでランチ、行列でした。

　我が子「健人」を連れて、JRさいたま新都心駅の近くにある「コクーン新都心 COCOON」で、土曜日の午後のランチをゆっくりと楽しんで来ました。いろいろなレストランがあり、土曜日という曜日もあって、どこも混雑していましたが、今回選んだお店は、自然食のお店「餉餉（けけ）」。

　夕食のことを「夕餉（ゆうげ）」とも言うことがあります。同じく、朝食は「朝餉（あさげ）」、昼食は「昼餉（ひるげ）」です。「餉」とは、家族揃って囲む、食卓やその食事のことを言います。昭和期の日本の歌人「大西民子」さんの短歌に次のものがあります。

　うち揃ひ夕餉なしたる日のありき 小さき額の絵のごとく見ゆ

　一人で食卓に向かう「個食」が多くなっていると聞きますが、食事を共にするということは家族の原点であり、共に暮らすことの象徴でもあります。子供との生活のサイクルが異なることで「個食」を余儀なくされると言いますが、塾通いなどで子供の帰宅が遅くなるということもなく、共働きですが、少なくともお父さんは早く帰れる我が家にあっては「餉」はなんとか維持しています。

　飲食店の経営（2010年3月末で290店舗）、食料品、衣料品、日用品雑貨の卸、輸出入及び小売店の経営などを主な事業内容とする「際コーポレーション株式会社」が運営する「餉餉」は、神奈川県横浜市西区みなとみらい2-2-1 横浜ランドマークタワー5Ｆにある「餉餉 横浜ランドマークタワー店」と埼玉県さいたま市大宮区吉敷町4-267-2 コクーン新都心内にある「餉餉 コクーン新都心店」の2店があります。

　ランチで大人は1680円、小学生800円はというお値段にもかかわらず30分以上待つことになりました。有機野菜を使っている、化学調味料を使わないところに惹かれて入りました。HPでは、「地元の食材、旬の食材をできる限り使用し、、、」と謳っています。塩辛、梅干、サーモンフレーク、つけものなどがあり、自分でお茶漬けを作ることができます。

　野菜料理は、てんぷら、がめ煮、ひじきの煮つけ、サラダ、野菜炒め、カレーなどバリエーション豊かです。たんぱく質のおかずは、鶏のから揚げ、塩さば、ウインナー、ゆでたまご程度。ご飯や麺類は、ピラフ、五穀米、玄米、黒米、うどん、スパゲティなど。デザートは、杏仁プリン（どこがプリンなの？これは、杏仁豆腐ではないのかな）、りんご、グレープフルーツ。飲み物は、ソフトドリンクは、含まれていました。有機のコーヒー3種、麦茶、オレンジジュース、りんごジュース、お酢のドリンクなど。

　味の方は、最高までとは言えませんが努力している味でした。野菜は、たしかにおいしい。でも、たんぱく質のおかずに一工夫が足りないかもしれません。

　私には、何故か高く感じてしまいました。