POWERFUL MOMが行く!
多忙な中でも,美味しい物を食べ歩き,料理を工夫し,旅行を楽しむ私の日常を綴ります。
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「マレーシアへ」 - 「客家」の味とペトロナスとタクシーの話と、、、
マレーシア旅行
/
2009年01月12日 21時53分10秒
「マンダリン・オリエンタル・クアラ・ルンプール」に宿泊しているときに「客家(Hakka、はっか)」というレストランに行ってきました。このレストランからはペトロナス・ツイン・タワーがライトアップされているのが屋外の席からはよく見える、とガイドブックにはあります。ホテルに入ってまずすることは冷房を切ること、という冷房の苦手な私たちには、特に冷房が大の苦手な(冷房の効いた部屋に長くいると決まって風邪を引く)夫には、屋外で食事をすることに文句の出ようはずがありません。
「客家」日没前
「客家」はマンダリン・オリエンタルから徒歩圏です。我が家の旅のスタイルとして、当然「歩き!」になります。地図を頭に入れた夫は、マンダリンをコンベンション・センター側の出口から出て、コンベンション・センターに入り、地下に潜ります。地下駐車場を横切り、コンベンション・センター内にある「アクアリア」という水族館に出ます。エスカレーターに乗り、地上に出ると丁字路があります。その縦棒の道を辿れば、右手に「ノボテル・クアラ・ルンプール」が見え、その向かいが目的の「客家」というレストランです。5分程度で行けたでしょうか。
「客家」日没後
係りの女性に屋内にするか屋外にするか尋ねられましたが、夫の好みから考えて、聞くまでもなく、当然屋外でしょう。それに「鍋料理」は屋外の席でないと注文できないようです。「客家」と言えば「鍋」ということのようなので、鍋と豚の角煮を注文。野菜などの具材はたっぷり入っていて、かなりの量でしたが、健人はその大半をたいらげました。野菜を旅先で十分に取ることができたことととチキンはおいしくてよかったのですが、スープに入っていた化学調味料は気になりました。化学調味料を味付けに使っていない店の方が珍しく、この味を気にしない人が多いようで、客家の評判はいいようです。
「客家」の鍋の具材
台湾旅行で食べたモンゴル風の鍋の方がスープに個性があり、我が家の好みでした。この「しゃぶしゃぶ鍋」を食べて以来、我が子「健人」は鍋物の野菜ならば、たくさん食べられるようになりました。最初に口にする料理がまずい物であれば、その料理を食べなくなってしまいますが、美味しい料理に出会えば、食べられる料理の品目の数も成長と共に増えていきます。その子にあったペースであせらず、親が食育を行い、好き嫌いを上手にコントロールしていく必要があると思います。
(参考)
「台湾へ再び」 - 「礁溪温泉」で、ジェシーさんに再会
多くの食品を食べられれば食に由来する健康をコントロールできることになります。少ない食品だけを食べていれば、「甘い物」、「軟らかい物」、「脂の多い物」を好む子供はメタボ予備軍になり、子供の健康を損ないかねません。先進国では肥満がすでに問題視されてきましたが、今回の旅行で、残念なことにマレーシアでもホーカーやホテルのレストランでアジア系の肥満体型の人々を見かけました。特に子供が甘いものを何度も皿に載せていく姿が目につきました。その子の体型はいうまでもない「肥満」。豊かになった代償が肥満なのでしょうか。食のコントロールや味覚のコントロールは遺伝子に大きく影響を受けるということもあるのでしょうが、親の責任も重大だと痛感してます。
「客家」の鍋
豚の角煮はかなり味が濃い。スタッフが中国風のパン(餡饅のキジのようなもの)にはさんで食べるように教えてくれました。豚の角煮といえば、長崎の金屋町にある「坂本屋」の東坡煮(とうばに)が美味しかった。あれを超える味にはいまだ出会っていません。私の評価基準が高すぎるのかも知れません。。
雨に備えて、屋根が電動で出て来るようになっていました。私たちが食事を終えた頃、突然に屋根が出てきました。屋根に覆われるとペトロナス・ツイン・タワーは当然見えなくなります。雨が降り出してもいないのに屋根に覆われてしまったので、「どうしてなんだろうね。」と思って、会計を済ませて、お店を出ると雨が降り出してきました。夫は「お見事!」と感心していました。雨雲の動く逆方向に、人でも配置してあるのかな、と言っていました。でも、お店の人が雨の「ポツリ」を感じて、閉めただけなのでしょう。夫はつまらないことに感心する人です。
脱線しました、話を元に戻します。そのレストランで、鍋料理を食べていると、日本語が隣のテーブルから聞こえてきます。先ほど店員に案内されてきた2人が日本人のご夫婦だったようです。お互いの写真を撮り合っているようです。話しかけてみました。
私「ご一緒の写真をお撮りしましょうか。」
奥さま「あら、お願いできます?」
「夫が撮ります。」
奥さま「今度は、私がご家族のお写真をお撮りしましょう。」
私「ありがとうございます。」
このご夫婦は個人旅行で、キャメロンハイランドに2泊、クアラ・ルンプールに2泊の滞在をする旅行をしていて、いまはシェラトン・インペリアルに宿泊しているということをお伺いしました。クアラ・ルンプールでは乗ったタクシーに行き先を告げないうちに走りだされて、それに懲り、それ以後公共交通機関を利用するようにしていると話されていました。私たちはマレーシアのタクシーに大分慣れたとはいえ、日本人だからぼられるという経験は幾度かされかかりました。
タクシーを停めたら、乗り込む前にまずはドライバーに行き先を告げ、料金の交渉です。メータータクシーだとその必要がないのですが、「メーター」の表示がありながらメーターを使わないタクシーが多いので、まずは駆け引きです。その余裕があれば近くのホテルに寄ってドアマンやコンシェルジュに目的地までの標準的な料金を聞いておきます。ドライバーはだいたい高めに言ってきます。それに対して、私は低めに言います。双方の歩み寄りで納得できれば、乗り込むことになります。
しかし、滞在ホテルのドアマンのタクシー料金も人により異なります。タクシードライバーに目的地と料金を現地語で伝えてくれるのは便利でいいですが、ドライバーからアガリをとって小遣い稼ぎをしているのではないかと思うくらい人により値段が違います。夫はあまり気にせず「言い値」を払おうとする(「小遣いぐらい許してやろうよ。」)のですが、私は必ず交渉します。日本人だから高くするというのは、観光に力を入れ始め、また先進国入りを2020年に目指している国としてはまずいのではないでしょうか。流しのタクシーは「メーター制」を基本とし、それ以外は違法として取り締まりがあってもいいのではないかと思います。そうであればもっと気軽にいい気持ちでマレーシアを訪問出来るのではないでしょうか。
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