私たちは東南アジアを旅行するとき、必ずといって「エアアジア」などの格安航空会社(Low Cost Carrier, LCC)を利用します。それは当然、航空券が安価にまたネットで簡単に手に入れられるからです。その格安航空会社の一つ、「ワン・ツー・ゴー・エアライン」が着陸に失敗して、多数の死者を出したようです。
「本日(2007年9月16日)午後4時ごろ、タイ南部のリゾート地、プーケット島の国際空港でバンコク発プーケット行きのタイの格安航空会社「One Two Go Airlines」(ワン・ツー・ゴー航空)の国内線MD81型機(乗員乗客128人)が大雨と強風の悪天候だった空港に着陸を試みたが、着陸に失敗、滑走路をオーバーランし、壁や樹木に激突、炎上した。少なくとも80人以上が死亡したとみられる。」
この事故が私たちの旅のスタイルを変えることになるのでしょうか。やはり、私たちが恐れるのは「交通事故」の方になるのかも知れません。飛行機に乗っていて事故に遭うのと車に乗っていて事故に遭うのでは、搭乗/乗車時間単位の「命を失う」確率は、車の方が格段に高いように思われます。
私たちは、沖縄でレンタカーを借りて旅行中に大事故に遭いました。助手席に寝かせていた赤ん坊に気を取られた女性が大きくセンターラインをはみ出し、私たちの車に正面衝突したのです。エンジンルームは大破したのですが、エアバッグとシートベルトに守られて、家族4人命を失うことはありませんでした。相手の女性と赤ん坊も助かりました。
道路を歩くときは、車に非常に神経質になる夫も、この格安航空会社を利用することに何の反対もしません。ここに神様を持ち出すことがいいのかは疑問ですが、神に守られているときは無事だということなのでしょうか。
追加情報
「オリエント・タイ航空が出資するタイ国内線専門の航空会社「ワン・ツー・ゴー」は、格安運賃が売り物で、バンコク-プーケット間の運賃はタイ航空の半額程度だが、在タイ日本大使館によると、約4万人いる同国の在留邦人には頻繁に利用される半面、日本からの観光客にはあまり利用されていないという。」 報道では、日本人の乗客は乗っておらず、オーストラリア人が多かったようです。日本人には認知度が低い航空会社のようですね。
フジテレビの「とくダネ!」での電話取材で、現地の日本人の話では、悪天候でも飛行機が引き返すことはなく、着陸を強行するが通常である、とのこと。今回の事故は、格安航空会社であること故の事故ではないようです。
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